2021-01-23 14:37

犬の【問題行動】は【当然】?【ピンポン吠え】に効く!?お話

前回の放送で「私の愛犬も吠えます」とお話したのですが

その子の【声】ですから
吠えることは悪いことではありません

要は、【吠える事をコントロール出来るか】が
人と犬が暮らすための課題ですね🤔

今回は、【警戒吠え】代表の「ピンポン吠え」
についての対処法をいくつか。

昔は優秀な番犬としての【能力】も今や無用……💦
とはいえ本能は簡単に消えませんから
上手く状況をコントロールして
【ピンポン吠え】を減らしていきましょう😘

#犬#犬のしつけ#ペット#動物#トレーナー#犬の保育園#犬の仕事#いつも聞いてくれてありがとうございます
#長くなってごめんなさい

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こんにちは。横浜で犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
この番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、犬のあれこれ、しつけやトレーニングのお話、時には子育てママのお話を、私個人の見解でお伝えしていきます。
さて、前回はワンちゃんも飼い主さんも完璧でなくていい、理想にとらわれすぎないで、というお話をしました。
その中で、私の愛犬は吠えますよ。すべてのワンちゃんと仲良くできるとは限りませんよ、ということをお話したことを覚えていらっしゃいますでしょうか。
え?この人トレーナーなのに?この人大丈夫かしら?と思われた方、いるかもしれませんね。
さて、今日はですね、犬の問題行動の捉え方について、それとよくある話なんですけれども、ピンポン犬ですね、ピンポン吠えをするワンちゃんについてのお話をしたいと思います。
さて、なぜ私が愛犬について、そんな愛犬の行動をですね、笑ってダメですよね、とか言ったかというと、
それはですね、うちの犬、みことという名前なんですが、うちのみことくんの行動が犬にとって当たり前の行動であり、私にとっては大きな問題行動ではないからなんです。
そして私はなぜ愛犬がそれをするか、どういう時にその行動をするのか、そして一番大切なことは、私自身がその吠えることやお友達との状況をコントロールできるということから、私はそんなに問題視してないんですね。
犬の問題行動という言葉は、少々難しいというか、使いづらい言葉だなと思うことがあります。なぜなら犬にとっては、すべての行動はきちんとした理由がある当然のことであり、問題とみなしているのは人間の方であって、人間とその社会の方なんですよね。
飼い主さんにとって犬の問題行動というのは、飼い主さんからして理解ができない、コントロールができない状況のことを言うんだと思います。
さて、問題行動、問題だなと思うワンちゃんの行動の中で、代表的なものの一つとしては吠えるということだと思うんですけれども、吠えに関しては犬の声であり、表記方法の一つですから、全く吠えない方が不自然なので、私はワンちゃんが吠えることが問題だとは思いません。
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要は、飼い主さんがワンちゃんの声をコントロールできること、状況をコントロールすることが必要なんです。
ワンちゃんの吠えに関しては、大きく警戒から来る吠えと要求から来る吠えに分かれるんですが、今日は警戒吠えの代表であるピンポン吠えについて少しお話ししたいと思います。
うちの犬が吠えますよというお話をしたと思うんですが、うちの犬はですね、人が犬に来るとインターフォンが鳴ると吠える、ピンポンダッシュ犬、ダッシュはそんなにしないんですけれども、ピンポンで吠えることがやはりあります。
これは多くのワンちゃんが抱える問題だと思うんですが、実はこの行動は犬にとってはとってもすごく当然で、犬として生まれたからには果たせばならぬ使命なりとばかり、全命をかけて吠えまくってしまうというワンちゃんも中にはいますね。
ここで必要なはじめのことは、自分の安全圏、生活圏、いわゆる自分のテリトリー内に知らないものや人が入ってくるということは犬にとっては最大の脅威である。
と同時に、自分の愛する家族、群れにこの危機をいち早く伝え、いっこかも早く異物を追い出さなくてはならない、という本能的な使命感が割とワンちゃんに備わっているんですね。
これは、もし何も教えなければ、こういった本能を経験から目覚めさせてしまう犬が行う行動の一つだと思います。
犬はかつて生活圏に忍び寄る侵入者をいち早く見つけ、吠えて知らせて追い払う能力を変われて人間と一緒に暮らすようになった狼が祖先と言われていますので、必然的にこの行動というのはどんな犬種にもどんな個体にも多かれ少なかれすり込まれていると思います。
なので、ピンポンダッシュ犬は本来褒められていいはずの優秀な番犬なんですけれども、現代の家庭犬には本当にいらない能力になってしまったんですよね。
ここでのキーポイントは放っておけば、そういう本能が目覚めてしまうということがあらかじめわかっているということですね。
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なので、このピンポンは侵入者の合図というイメージを変えることが一番いいことになります。
このイメージを変えるというのはどういうことかというと、ピンポンが鳴って侵入者が入ってくるという合図ではなくて、スペシャルおやつがもらえる合図と教えてしまうほうが、一番ワンちゃんがハッピーになれるイメージの変え方かなと思います。
具体的には、ピンポンを鳴らすごとにスペシャルなおやつをあげます。このスペシャルなおやつというのは、できればいつも食べているドッグフードよりも、もうちょっとレベルの高いというか、ワンちゃんが好むようなものをあげるといいですね。
さらに、ピンポンで入ってきた侵入者にこのスペシャルなおやつをもう一回あげてもらうと、警戒心の強い子にはいいと思います。
このトレーニングは、警戒心の強い子や音に反応しやすい子にはとてもいいので、ワンちゃんがピンポンを聞いて、ピクッと耳を傍立てて、この音は何だという顔をした時から、吠える前からあげてしまって構いません。
特にパピーのうちからこのトレーニングをしておくことはとても大切かなと思います。
ただしですね、もうすでにピンポン声で狂ったようにギャンボエしてしまうんですけどという場合には、かなり根気のいるトレーニングになると思います。
こういった子ですね、こういった子にはピンポンが鳴っても誰も来ないことがあるよっていうイメージをプラスして植え付ける必要があります。
ピンポンが鳴ってずっと吠えてしまう子っていうのは、ピンポンが鳴る、誰かが入ってくる、吠えてるんですけどずっと吠える、侵入者が例えば郵便屋さんだとします。
郵便屋さんが来る、郵便屋さんが犯行をもらって帰るっていうところ、一連の後までずっと吠えている子の場合には、これ成功体験になってしまっている可能性があるんですね。
僕が私が吠えて吠えて吠えた結果、あの侵入者を追っ払ってやったぞっていう成功体験ができてしまっていることがあるんですね。
この犬の成功体験っていうのは全然本当は成功してないんですけど、勝手にワンちゃんが、よっしゃー成功したぞ、追い払ったぞって思ってしまうっていうところがキーポイントで、これ繰り返されれば繰り返されるほど強くなってしまうんですね。
なので、ピンポンが鳴る、誰かが入ってくるっていうサイクルをまず崩す必要もあります。
この場合にはですね、飼い主さんが在宅中にインターフォンの音などを録音しておいていただいて、もう本当に頻繁に10分とか15分、30分に1回ずつぐらいこのインターフォンの音を鳴らします。
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ワンちゃんは最初は吠えると思うんですけれども、飼い主さんが無視をしたり、何も反応しないことで、え、なんか違うなって思うことがやっぱりよくあるんですね。
ワンちゃんがなんか違うなと思って落ち着いた時に、少しおやつをあげるといいかもしれないです。
ただし、この方法というのは結構やっぱり手間がかかってきてしまいますね。
私がおすすめするのはですね、ピンポンと同時に狭いところに入るということをプラスして習慣づけることです。
一番のおすすめはキャリーケースやサークルに入ることです。
犬が吠えるのは刺激、音という刺激に対する反応で吠えるんですけれども、反応が出る時には興奮している状態にあることが多いです。
ことを雷却吠えは、犬は吠えながら走ったりくるくる回ったりジャンプしていることが多いので、この動きを遮ってあげること、また誰かが入ってくる、それから誰かが出ていくということを目撃させないということ。
これで先ほどの成功体験をさせないことができますね。
これだけでワンちゃんが落ち着くことができる場合もあるんです。
人が来る時間があらかじめ分かっていたり、例えばマンションなどで外のエントランスのインターフォンが鳴ってお家まで来る間に少し時間がある場合には、先にそこにワンちゃんに入ってもらうといいと思います。
中に入る時にはスペシャルなおやつをいくつか必ず入れてあげてください。
ピンポンボエ、雷却ボエで割と効果がある簡単な方法が一つあります。
ただしこれはあらかじめ誰かが来る時間が分かっている場合なんですけれども、割と効果があるのでぜひ試してみてください。
まず、お家にある日、友人が訪ねてくるとします。
友人が近くに、お家の近くに来たら飼い主さんの携帯に電話をしてもらって、ワンちゃんと一緒にお散歩の支度をして外に出ます。
お家が見えるぐらいの外のところで友人と待ち合わせをしてください。
できればその時に、こっちこっちとか久しぶりとか、その最初の挨拶の時にさりげなく友人の方におやつを渡してもらい、ワンちゃんにあげてもらうといいですね。
そのままワンちゃんと一緒にお家に入って、先にドアを入ってもらいます。
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これだけでですね、来客に対する警戒心が劇的に下がる子が結構多くなります。
ここでのポイントは、自分の安全権、生活権以外で会うということになります。
ワンちゃんの心理的には、よしお散歩行こうと言ってお散歩に出ますよね。
飼い主さんが時々あるように知ってる人と立ち話ししてる。
その立ち話ししてた人が、なんだこの人おやつくれるのか、ラッキーありがとう。
あれ?もう帰るの?
あれ?なんかこの人、俺と一緒の方向に歩いてるぞと。
ん?どこまで一緒なんだ?え?うち入んの?え?入んの?ほんとに入んの?え?入っちゃったよ?
ママ?入っちゃったけどいいの?
ママが言ってんなら、まあしょうがないか。
でも俺見張ってるからな。変なことすんなよ。
そこ座ったらいいんじゃない?っていう感じで。
ちょっとなんかこう、え?っていう感じながらも、一緒に生活圏外から生活圏内に、
この時飼い主さんと一緒に入ってくることで、ワンちゃんの警戒心っていうのが薄れるんですね。
ただこの作戦は、見知らぬ人には外でもギャンボーイしてしまうというワンちゃんには向きません。
また、抱っこやバギー、スリングやバッグを自分のテリトリーとしている子にも、なかなか合わないものなので、
外で会う時には、仮にバギーやスリングに入っていても、
お友達と会う時には、地面にワンちゃんを下ろした方がいいと思います。
これは全ての犬の行動に当てはまることなんですが、
ついてしまった習慣や問題行動、目覚めてしまった本能というのは、
なかった白紙の状態に戻すのがとても難しいんです。
こんなことしちゃって困ったなという問題行動は、治療するより予防する方がはるかに優しいですし、
犬にも人にもかかるストレスは少なくて済みます。
問題行動と呼ばれる行動は、治療より予防、これはぜひ全ての飼い主さんに覚えておいていただきたい、
今日のテーマでした。
今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日が、ますます輝くものになりますように。
また次回もよろしくお願いいたします。
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