犬とのコミュニケーション
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と暮らすって最高!をテーマに、愛犬との毎日をもっと楽しみたい飼い主さんに向けてお届けしています。
ドクトレーナー歴20年以上、これまでに800頭以上のワンちゃんと子家族に向き合ってきた経験から、
よくいただくご質問やお悩みへのアドバイス、犬との暮らしが豊かになるヒント、
これからお迎えしたい方から、シニア犬さんにも役立つお話を、
ハッシュタグ1番から7番のフェーズに分けてお話ししています。
毎週木曜日、今週は明日の17日木曜日、朝9時10分よりインスタ・スタイフ同時ライブを行っています。
今回のテーマは、こちらの明日のインスタ・スタイフ同時ライブでもお話ししようかなと思っているテーマ、
そしてご質問をいただいたお話を少ししていこうかなと思っています。
こちらのご質問はどんな内容かというと、
愛犬にお座り待てを教えたところ、近くでお座り待ては結構長い時間、2,3分できるんですけれども、
その場で待つということがなかなかできません。
例えば、離れたところでお座りと言っても必ず近くに来て待ってしまいます。
よく飼い主から数メートル離れたところできちんとお座りや待てをしているワンちゃんの動画などを見るんですが、
どうやって教えたらいいのでしょうか。
うちの犬は離れたところで待たせていても、私が離れるとすぐに自分の近くに来てしまいます。
というご質問をいただきました。
お座り・待ての実践
ご質問をいただいたご質問者さんありがとうございました。
こちらはハッシュタグ2番、ハッシュタグ3番のパピー、セイケンの飼い主の皆さんに向けてのテーマとなります。
やり方については、明日のインスタ、スタイフライブで応用編として、少し皆さんにこれを練習してみてください。
こういうことを試してみたら、愛犬さんはどんな反応をしますかということをね、
実際に私のね、今の相棒であるぬいぐるみのワンちゃんを使ってやっていきたいなと思うんですけれども、
皆さんいかがですか?
皆さんのワンちゃんにお座りとか待て、別に伏せ待てでもなんでもいいんですけれども、
待ててって言った時に、その場で待つということはできますか?
例えば、飼い主さんの目の前、本当にね、かがんで手を出せばすぐにワンちゃんが触れる距離、
そこで待つということであれば、少しね、1,2分とか、長い子であれば5分とか待つことはできますが、
例えば、お家に帰ってきて、リビングのドアを開けて、ワンちゃんがソファーの向こうとかにいるとしましょう。
その場で、今ワンちゃん自身が立っているその場所でお座り、そして飼い主さんが近づくまで待って、というようなこと。
これがね、できるワンちゃん、実は意外と少ないと思います。
多くの場合ね、こういった時に飼い主さんにお座り、待ってという風に言われたら、
ワンちゃんの取るべき行動というのは、飼い主さんの元に一目散にかけてきて、飼い主さんの目の前でお座り、待てをする、
というシチュエーション、状況が生まれやすいんじゃないかなと思います。
ご質問者さんのシチュエーションは、まさにこの通りで、少し離れた場所でね、
飼い主さんとワンちゃんの距離が2、3メートルとか、3、4メートルとか、離れた状態、そこまで行かなくても、もしかしたら1メートルくらい。
で、お座り、待ってというのを教えたいのに、なかなかそれがうまくいかないということなんですね。
というのも、この飼い主さんはね、愛犬さんにフリスビーを教えたいということ、野望があるということなんですけど、
そもそも離れて待つことができないということなんですよね。
はい、これね、フリスビーの件については、少し本題とされてしまうので置いておきますが、いかがでしょう。
皆さんのワンちゃんは、このように飼い主さんから1、2メートル、2、3メートル、3、4メートル離れたその場所で、
お座り、待て、というのができますか?
近くではできるけれど、意外と離れているとその場でできないという方は多いんじゃないでしょうか。
もしやったことないなという方は、試してみてください。
そしてね、ぜひ私にコメントを、やってみたけどこうだったよというコメントをね、いただきたいと思うんですけれども、
おそらく多くの方は、ワンちゃんがお座りといった瞬間に飼い主さんの近くに来てしまうんじゃないかなと思います。
それは何ででしょうか?何でだと思いますか?
はい、これはですね、正解は飼い主さんの本当にすぐそばでしか、お座りや待てということを行った経験がないからということなんですね。
つまりワンちゃんは、今までやってきたことしかできない子がほとんどであるということなんですよね。
そしてですね、さらに面白いことには、犬にとって離れた場所でお座りをするということと、飼い主さんの近くでお座りをするということは、同じ意味を持たないということなんです。
これ、興味深いですよね。
人間であれば言葉がわかるので、例えばお母さんが子供さんにその場でお座りしてとか、座ってというふうに言った言葉というのが、言葉の意味がしっかりとわかっていれば、それがどんな状況でも座るということはできるはずなんですね。
けれども犬というのは、その言葉というのをシチュエーションと合わせて覚えてしまうということがほとんどなんですよね。
なので、お座りというふうに言われたら、あ、お座りって言った。お座りはいつも飼い主さんの目の前で30センチ以内のところでしているあれだ。
お尻を床につけるあれだというふうに覚えているので、遠くでお座りというふうに言っても、飼い主さんのところに一目散に戻ってきて、お座りをしてしまう。
ちょっと違うんだけどなぁと思いながらも、飼い主さん、本当は3メートルぐらい先の場所でお座りしてほしかったんだけど、でもお座りは間違ってないからいいかという感じで、そこで分かった、お座りできたねって褒めてしまうと、
また、これがあ、お座りって言われたら、やっぱり飼い主さんの近くに戻ってきてお座りをすればいいんだという犬の学習体験に基づく学習経験が積み上がるということで、
インスタライブの紹介
ますます飼い主さんが離れた場所でお座りをすることが難しくなってしまうんですよね。これ面白くないですか?
もし、あなたのワンちゃんがあなたとお座りを飼い主さんの近くでしかやったことがなければ、おそらく1メートル以上をワンちゃんと飼い主さんの間を空けてお座りをするということは難しくなってくると思います。
ぜひ、ご検証されてみてください。そして、明日の朝のインスタライブ、インスタースタイフ同時ライブ、9時10分からとなりますが、
こちらでは、こういったちょっとした日常の中に潜む、罠というか落とし穴、犬はこういうふうに物事を覚えているよということを確認しながら、
それをですね、暑い暑い夏の時期にお家の中でできるちょっとした頭の体操エクササイズということでね、今までできたようなことのちょっとした応用編をね、
この夏はお家の中で頭の体操としてやってみませんか?ということで、インスタライブ、スタイフライブをしていきたいと思います。
もしお時間のある方、興味のある方はぜひお越しください。
それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
7月26日土曜日午前10時、8月23日土曜日夜の8時より、子どもの共感力を伸ばすワークショップ、子ども向けワークショップを行います。
こちらは、動物と暮らしたことがないけど動物が好きという小学生さんに向けて、もちろん今動物さんと暮らしているお子さんでもOKです。
小学生の方は保護者同伴であればご参加ができます。
言葉を使わないで、動物の気持ちや自分の気持ちを相手に伝える、そんな共感力を育むワークをオンラインで一緒にやっていきませんか。
残りどちらも各1席ずつとなりました。
よろしければ概要欄の方からお申し込みください。
あなたと愛犬さんの毎日がもっともっと輝きますように。