2022-04-05 13:34

108日間世界一周の船旅🚢🌎✈【アイルランド🇮🇪ダブリン⇒ベルファスト】編

アイルランド🇮🇪の首都ダブリンで一夜を過ごし
憧れのアイリッシュ・ブレックファスト🍳🥓🍅🫖 𓈒𓏸

ケルト神話の土地である事を感じられる
【ケルズの書】📖は
魔法の書物かと思うほど美しい装飾写本✨✨

🍀ケルズの書(岩波書店)

https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b265625.html

🍀トリニティ・カレッジ(図書館・本の様子も)

https://www.tcd.ie/visitors/book-of-kells/

最後の最後で間違えてました……
❌ スペイン🇪🇸領
⭕️ポルトガル🇵🇹領 ポンタデルガータ

です💦💦💦

サムネは街中で行われていた子供たちのパレードです🍀
うっすら記憶にあるのですが、
日記には一言も書いてなかったので
なんだったのか……
はぁ〜さっぱりさっぱり╮(´•ω•)╭💦

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#なおちゃん先生世界一周の船旅

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00:04
こんにちは、横浜で15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
今回も世界一周の船旅にお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは今回は、6月29日出港から59日目、アイルランドの首都ダブリンからベルファストに戻る旅の予定をお届けいたします。
7時に目覚ましをセットしたものの、その20分前ぐらいに起きて支度を始める。
揺れない広いベッドはやはり心地よい睡眠が取れた。
いよいよ旅の目的の一つ、アイリッシュブレックファストとご対面だ。
イギリスで一番おいしいのは朝食だと言われるように、イングリッシュブレックファストは有名です。
実はスコットランドにはスコティッシュブレックファスト、ウェルズにはウェルシュブレックファスト、アイルランドにはアイリッシュブレックファストが存在します。
ベースは卵料理、焼きトマトとマッシュルーム、エッグドビーンズ、ソーセージやベーコンなどの加工肉、
薄くスライスされたトースト、たっぷりの紅茶というのは変わらないのですが、
土地ごとに微妙に名物が加わってきたり、その食事に合わせた紅茶のブレンドが違います。
紅茶でもイングリッシュブレックファスト、アイリッシュブレックファストなどがありますが、
それらはその朝食に合わせたブレンドの紅茶という意味です。
もちろんその紅茶を飲まなくてはいけないということではなく、他の紅茶やコーヒー、フレッシュジュースなどもふんだんに登場します。
ちなみにこのフルイングリッシュブレックファストはホテルやレストラン、カフェの朝食メニューで一日中見かけるということも多いです。
ですが一般のイギリス人はだいたいトーストだけ、シリアルだけといったメニューが多いですね。
私は寒い日の朝に食べるオートミールのお粥ポリッジが好きでした。
スコティッシュブレックファストはスコットランドの名物ブラックプリンやハギスが入ることが多いです。
ショットしたダイニングルームに何セットかのテーブルセットがあって4人席に腰掛けました。
カリカリに焼かれたトースト、目玉焼きに焼きトマト、マッシュルーム、ベークドビーンズ、カリカリに焼かれたこれまだベーコン、太いアイリッシュソーセージ、スライスしたチリのソーセージが付くのがアイリランドの特徴、ブラックプリングと呼ばれます。
これは少し癖があって私は残してしまいましたけどね。
お姉さんが熱々の紅茶と薄切りパンのトーストをジャムがたくさん入った可愛らしいバスケットとともに持ってきてくれた。
有名なブヨブヨソーセージも昔イギリスで食べた時よりも美味しく感じられた。
03:02
たっぷりのミルクティーは肌寒さを感じていた体を程よく温めてくれた。
思ったよりも量は少ないと書かれていたけれど、20年経った今なら私は満腹間違いなさそうです。
朝食後チェックアウトとトイレを済ませて出発。
外は今にも雨が降りそうで風がもう強く寒い。
両替をしてギネスビールとアイリッシュウイスキーをお土産にゲットするために大きなスーパーへ。
またしてもパンやらお菓子やら心惹かれるものだらけだったけど今はお酒だ飲まないけどとお酒売り場へ。
全然お酒の種類がわからない私たちはとりあえず有名で飲みやすいというビールとウイスキーをお土産に買い込みました。
重い。最後に買えばよかったな。若さって偉大。
スーパーから出て次はアイルランド至高の宝物の一つゲルズの書の実物を見にトリニティカレッジ。
観光に出かける前にツーリストインフォメーションに行き帰りの電車の時間と値段を聞き行った。
すると船が停泊しているベルファストに戻る電車は45ユーロということ。
朝食付きのP&Bが40.5ユーロで電車が45ユーロ。
消せない。時間はかかるけれど多少は安いバスでベルファストに戻ることにしました。
この1年後に私はこの電車の価格は決して高くないと知ることになります。
とにかくイギリスの長距離電車といえば遅い、高い、時刻表が当てにならないということで有名なのです。
日本の鉄道がいかに正確で安く早いかを思い知らされました。
それはおそらく世界中を見回しても日本の一番の良いところに挙げられると思います。
雨が降る中ケルズの書が納められている建物の入口に行くとガードマンが立っていて
張り紙に大きく本日は来賓のために11時から開場とのこと。
なんということ。確かに白いパトカーやらガードマンやらがわんさか周りにいる。
おい私たちもかなり遠くから来てるんですけどと言いたい。
仕方ない作戦会議を立てていると黒塗りの高級車が正面ゲートから次々と出ていく。
どうやら近客がお帰りらしい。
チラッと窓から見えたところアラブ系の方々のようだった。
もしかしたらもう入れるかもしれないと思って正面に回ると少し待っててと言われた後入口が開いた。
学生料金で中に入ると暗く照明を落とした部屋に電光パネルを通して1000年以上昔に書かれたという聖書の写本のコピーが浮かび上がっている。
06:01
ペルズの書はラテン語で4つの福音書を書き表したものでその中には華麗な装飾を施したページが含まれています。
ページとパンフレットにあった通り鮮やかな色彩と独特の絵柄と文様、それ自体が芸術品のような美しい装飾文字の古びた紙面に細やかに記されている。
8世紀から9世紀に制作されたペルズの書、The Book of Kellsは豪華な装飾が施された4つの福音書、つまり聖宝の写本です。
ダロウの書、リースファーンの福音書と共に3大ケルト装飾写本の1つとされており、中世美術の代表的な作品としてアイルランドの国宝に指定されているものです。
似たこともないような複雑で整然とした模様も見事だ。
牛の皮をなめした紙の上に羽ペンで天然石から取った顔料で描かれている。
ケルト民族の独特の画風と相まって他では目にしたことのない一風変わった、それでいて見るものを一目で捉えて離さない魅惑的な神秘的な文字と絵。
文字がこんなにも魅力的になり得るということを私はここで初めて知ることになりました。
この文字で呪文が書かれていたら本当に魔法にかかりそうです。
内容は聖書であり文字はラテン語ですが、当時これを書き記したのはケルトの人々。
ケルト社会では文字にすると言霊が失われると考えられていたため、神聖さや象徴を表す文様や絵柄、図柄がよく使われたといいます。
このケルズの書、日本でもケルト美術を象徴する古典名著として解説本などがたくさん出ています。
概要欄にリンクを貼りますのでケルト美術やお好きな方はどうぞ。
また私たちが訪れたトリニティ大学のホームページでもその一部を閲覧することができます。
全編英語ですがよろしければご覧ください。
日替わりでページが変えられる4つの本物のケルズの書の見学の後、続いてオールドライブラリーのロングルームへ。
ここにも脱帽。いわゆる大学の図書館というものですが、天井が高く暗い闇の中にどこまでも続いていて吸い込まれそうに見える。
いかにも高価で古そうな書籍たちが何百年前からこの場にいるんだろう。
下から上まで隙間なくぴっしりと埋め付けされている。
木の柱が古さを感じさせる。
09:00
ハリポッタやホーンテッドマンションで出てくる図書館のようだ。
白い偉人の巨像なのだろうか、所々に等間隔に置いてあるのも一層に雰囲気を盛り上げている。
本以外にもきっと何かが闇に紛れてそこにいる気がする。
初めて他の国の大学図書館を見たけれど、自分の大学のものとは全く異質なもののような気がした。
見学が終わり、売店でお決まりの柳垣を買って、時刻は11時。
よかった、バスの時間には間に合いそうだ。
雨の中、早足でバスセンターへ向かう。
チケットを買い、バスの中で食べられるようにカフェでサンドイッチとコーヒーを買ってバスに乗り込みました。
そんなに混んでなくてよかった。
バスは途中途中で止まり、昇降車もいればトイレ休憩に行く人もいる。
なるほど、だから3時間はかかるのね。
電車よりも遅い理由がわかった。
緑深きケルト神話の土地、アイルランドの風景をこの目に焼き付けようとするもあえにゃく激沈。
軽食を食べ終えると気がついたらぐっすりと眠り込んでいました。
結局ベルファストに到着したのは15時15分頃。
出港まで時間がないと慌てて港へ戻る。
残ったポンドは港近くの小さなコンビニでお菓子や果物を買ってほとんど使い切ることができた。
船に乗り込んだのは帰船リミット15分前、私ともギリギリでした。
こうしてエメラルドの島国、アイルランド、北アイルランドの慌ただしい一泊二日の小旅行は終わったのでした。
これを聞いて皆さんは、なんでそんな交通費と時間をかけてまでこの2つの国を移動したのかと不思議に思われるかもしれません。
きっと今私が同じ眺めをしたら一泊二日、北アイルランドに留まってベルファスト観光に留まっていたことでしょう。
どこか遠くへ、まだ見知らぬ土地へ時間の許す限りという情熱は、そして土地の名物食を食べるという情熱もですね、
若さゆえ来たものだけではなく、このピースボートは世界の様々な土地の歴史や社会問題にもフォーカスを当てていました。
北アイルランドに到着する前には北アイルランドとアイルランドの人がロンドンからゲストとして乗り込み、
私たちはアイルランド問題の講義に何度か出席していました。
他にもパレスチナ人、イスラエル人、キューバ人なども時々ゲストとして乗船しては下船していきました。
私たちとそんなに年齢の変わらない異国の若者たちは、お互いの抱える歴史、イギリスとの関係、文化、人々が熱力を持っている社会的意志、
12:02
それらを私たちに隠すことなく教えてくれて、私たちはこの小さな島国が抱える複雑な事情を知ることになったのです。
若さの素晴らしいところは、好奇心と許容性の高さだと私は思っています。
国境を飛び越え数日間のうちに、船の中というパスポートの存在しない空間で、すべての人々が相手を平等にする機会を得る空間があるということは、
一種ここだけしかなし得ない空気感を生み出していたことも事実です。
アイルランドと北アイルランド、もともとは一つの国、一つの民族がなぜ一つの島国に違う国として存在しているのか、
そのことについて将来を担う若者たちは何をどう捉えているのか、
その思いに触れ、私はこの目で両国の空気感を感じてみたくなったのでした。
国境、そして国というものは人が作ったルールです。
そこにどれだけの意味が存在するのか、それだけでしか個々のアイデンティティを示すことはできないのか、
この時代だからこそ、この気候地の旅行を思い返して思うことがありました。
さて、船は南下を続け、次はスペイン、花々の咲き乱れる温暖な離島、ポンタデルカータの旅の様子をお伝えいたします。
13:34

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