2022-03-17 20:23

108日間世界一周の船旅🚢🌎✈【ノルウェー🇳🇴ガイランゲル・フィヨルドと氷河】

ノルウェー🇳🇴の首都、オスロから北上し
船はガイランゲル・フィヨルドへ

北極圏に突入し
初めて、氷河を見ました👀💕

この世のものと思われぬ
壮大な自然の風景に、感動しどおしでした✨✨

サムネ写真は
ガイランゲル・フィヨルドの最深部
【ガイランゲル村】上陸時に
オリビア号を撮影したものです(多分😅)

❓フィヨルドって何❓🙁と言う方は
👇👇

《北欧トラベルガイド・フィヨルド特集》より
https://www.tumlare.co.jp/guide/fjord/about-fjord/

《4k ノルウェー世界遺産 ベルゲン急行で行くガイランゲルフィヨルド・ネーロイフィヨルド NHK》より
https://youtu.be/4wjrRwC3ciA

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ハッシュタグ「なおちゃん先生世界一周の船旅」で
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00:05
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
今回も世界一周の船旅にお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは今回は、6月24日、出港から54日目、フィヨルド編をお届けいたします。
私たちの船、オリビア号は、6月22日にノルウェーの首都オスロを出港し、ひたすら北上を続けました。
目的は北極圏、今回の旅の中では最も色の高いフィヨルド観光のためです。
恥ずかしいことに、私は当時フィヨルドというものがどんなものだかよくわからず、大して期待をしていませんでした。
わざわざ北極圏辺りまで北上し、船でしか行けない場所に行くというから、きっとすごい光景なんだろうなぁとぼんやり思っていたくらいです。
当時はどこでもネットにつながるWi-Fiやスマホはなかったし、Googleマップもなく、Google Earthは自動すると、
すべて見終わるのに歯磨きが終わるというぐらいの状況でしたから、事前にネットで調べるということは全くしていなかったんです。
20年前の世界、まあ20年で世の中は大きく変わったものですね。
前日の23日にフィヨルド遊覧ツアーの説明会があり、参加しました。
最初はゲイランゲルフィヨルドに立ち寄るものの下船できるのは1時間程度、その次に訪れるスワルティセン峡川45分ほどの下船との案内がありました。
といっても下船のためには別料金を払う必要がある。
オリビア号では大きくて岸に着岸ができないため、現地のテンダーボートをチャーターして岸まで飛んでもらうためです。
当時の私はフィヨルドについてあまりにも未知だったため、ここで致命的なミスを犯しました。
ゲイランゲルフィヨルドは10ドルということだったので支払う決定をしました。
スワルティセン峡川は45分30ドルということのため辞めることにしたのでした。
降りればよかったなぁ。
フィヨルドという言葉をお聞き慣れない方のためにご説明したいと思います。
フィヨルドはノルウェー語でイリエを意味する言葉です。
約100万年前にも遡る峡川が作り出した景観の総称を意味することもあります。
03:02
厚さ1000メートルを超える氷河が少しずつ流れ動きながら、その重みで川底を削り、ナイフで切り取ったような深い谷を作り上げてきました。
やがて氷河期が終わると盛り下げられた部分に海水が入り込み、現在見られるようなフィヨルドの地形が形成された、と当時の仙台新聞には記載がありました。
この文字面だけを見て、あああれのことねと理解ができる人はほとんどいないのではないでしょうか。
よろしければぜひ画像検索をされてみてくださいね。概要欄にもガイランゲルフィヨルドのURLを貼っておきます。
言うなれば日本では絶対にお目にかかれない神秘的な谷と海と海鳥の織りなす絶景、とでも言えるでしょうか。
あの雄大さ、あの威厳、あの神秘的な雰囲気を語るには私の表現は稚拙すぎるので、実際にご覧いただくことが一番だと思います。
6月24日朝3時起床。
ありったけの傍観をしてデッキの外に出ると、既に神秘的なフィヨルドの光景を目に焼き付けようとする人たちがカメラを当てに出てきていた。
日本では夏、とも言えるこの暗い時期、この時間、真夏には百夜に近いこの地方では太陽がもう顔を出している、いやまだと言うべきか。
暑い雲が低く垂れ込め幾重にも連なっている。
その雲の間からうっすらと射す淡い光が同じようにいくつも連なる山々の岩肌を照らし出している。
いくつもの光の筋、神様の階段が谷間に幻想的な輝きをもたらしている。
予想以上に美しい自然の光景と寒さのためにすっかり目は覚めた。
風はなく波は穏やか。
いつまでも見ていたいけれどあまりの寒さに凍えて一度戦室に戻る。
飛行機で出すことが恒例となっている実家へのポストカードを書いて再びできえ、それを何度か繰り返すこととなった。
朝六時ごろオリビア号は切り立った岸壁に囲まれた深い谷、フィオルドの間をゆっくりと進み、
その終点地である山間の小さな町、ガイランゲルに到着した。
ガイランゲルフィオルドは海岸線から120キロもの奥地にあり、周囲には1000メートル、1500メートル級の山々が連なる。
フィオルドはその切り立った山々の合間にある谷をゆっくりと進み、光景を見ることがフィオルド観光となるのだが、
06:03
その最深部にはガイランゲルというトロルの伝説で有名な小さな町があり、希望者はテンダーボートに乗ってその小さな町の散策をできる。
これが前日説明を受けた1時間10ドルの観光プランだ。
地図を見るとこの辺りの地形がどれだけ複雑なものかお分かりいただけると思います。
狭い狭い数十キロにも及ぶ谷間の間を進むクルーズのツアーは暖かい時期の人気ツアーで、北欧に旅行する人たちの醍醐味でもあるとのことでした。
いくつものフィオルドがある中、ここガイランゲルフィオルドは氷河の水が作り出す独特な氷河ブルーも相まったひるいなきブルーの水の色、
千メートル級の山々がカーテンのドレープのように織りなす複雑な景観、深い緑、その上から音もなく滑り落ちる、
白い糸のようなたくさんな小さな滝の美しさからフィオルドの真珠と呼ばれ、2005年にはユネスコの自然遺産に登録されたのだそう。
決して大型客船ではないオリビア号でも停泊できないほどの小さな船着き場しかないということで、
船は村に、町には着岸せずに散歩を海に囲まれた谷間の行き止まりで停泊をした。
深い深い藍色とも緑ともつかないような水は鏡のように波一つない。
朝早く人も少ないからか、この自然の作り出す壮大な秘境にこだまをするのはただ鳥たちの声のみ。
それらが谷間に響き渡ってこだまする。 船を遠くから見たら一枚の絵画のように時が止まって見えたことだろう。
時折真っ白いカモメのような鳥だけがこれはリアルの世界であると告げるかのように飛び去っていく。
なんてところに来たんだろう。 この人を寄せつけないような圧倒的な迫力の自然。
その壮大さ美しさを前に感動し一松の威風を感じない人間などこの世にいるんだろうか。
生きていてよかった。 この風景を目に心に感動できる人間でよかった。
そう思わせる力がこの場所にはあった。 首を持ち上げれば遥か上まで続く高い断崖絶壁の上から
細い滝が白い糸のように息筋も分かれながら落ちている。 途中で分岐するもの合わさって少し大きな滝となって
真下に滑り落ちていくもの。 流れ落ちる水はどうしてあんなに白く輝くんだろう。
09:05
ぼんやりとその幻想的な光景を眺めながら テンダーボートに乗る自分の場も待っていた。
V字型の谷の一番先端にあるガイランゲルの村は本当に小さいながら クルーズ船やキャンピングカーの姿も見えることから
ノルウェー屈指の観光名所であることも伺える。 その小さな村の規模にそごわないほどたくさんのお土産屋さんがずらりと並んでいる。
ノルウェーの伝説の生き物トロリア、 ノルディック柄のセーター、美しい景色を切り取ったポストカードがずらりと並んでいて、そこだけ
活気と色彩にあふれていた。 船と行くから見える景色はやはり違うものだけれど、共通していることはどちらからの景色でもこの世のものと思われぬほどに幻想的で美しいということだ。
この光景の中に神がいると昔の人が思ったのもかくや。 と思うほどの神秘的な光景。
北欧神話においては創世紀に巨人が登場するが、 この荒々しくも美しい壮大な光景の中に、
巨人はよく似合うような気がする。 その山の陰からほら、ぬっと、伝説のオーディーンが出てきそうだ。
北欧の神話の1ページに紛れ込んでしまったかのような、 夢の中にいるかのような。
フィオルドに全く期待を寄せていなかったからこそ、 こんな場所に自分が立っていることが信じられないような気がいつまでもしていた。
空からは時折ぽつぽつと雨粒が落ちてくる。 森を取り囲む高い山の頂の彼方で、巨人のお姫様が泣いているんだろうか。
雲なのか、水蒸気なのか、霞なのか。 その合間のような白い霞が山間から立ち上っては消え、
かすかな風に流されて、まるで別の生き物のよう。 そのおかげで目の前の景色は静寂を保ちながらも目まぐるしく変わっていく。
雲間からサッと差し込む太陽の光が切り立った岩肌を、 白砂糖を上からサーッと流し込んだかのような白い滝を、
深緑や深い緑とそれらを写し取った水面を、 スポットライトのように一瞬ひらめかせるのがまた美しい。
晴天であれば、このような自然の作り出す、 有限の美を感じられることはなかったのかもしれない。
天気は一瞬でコロコロと変わる。 光と水と緑と、
霞そして影、それらが作り出す芸術、 どこを切り取ってもため息が出るほど美しいのだ。
12:04
ガイランゲルの村にいられるのがほんの短い時間。 風景に浸っている時間はない。
いや、本当はじっくり浸るために下船したんだけれど、 そこは二十歳そこそこの裏若き乙女、
早速お土産を物色。 結局トロルのポストカードを買っただけで、
気仙リミットギリギリまでこの風景を楽しんでいた。 他の若者は巨大なソフトクリームを食べている子が多かったけれど、
こんなに寒いのによく食べる気になるな。 ボートに乗ってオリビアに帰る頃には立ち込めていた霞は晴れて、
山の上空には青空が見えてきた。 目の覚めるような鮮烈な青はまた風景を衣替えさせる役割があるのだ、
と初めて知った。 景色に青空を背負ったフィオルドの深い谷間を静かに船は滑り出した。
折り重なる岩肌がよく見えるように船は岸壁に沿ってその近くを走っていく。 地元の人たちが七姉妹の滝と呼ぶ、
細いやら大きいのやら合わせて七つの白い水の流れが寄り添ったり合わさったりまた離れたり、
動きは一瞬もとどまることがない。 一つ一つの滝の流れ自体は大きくもないのだが、
まっすぐに切り立った崖の上から落ちてくる水の様は、 白い粉砂糖のように柔らかく、
激しさは感じないものの壮大な眺めだ。 いつまでもそこに立ち止まって水の眺めを追いかけていたような素晴らしい
自然の芸術作品。 一瞬出た青空と太陽はしかしながらすぐに姿を消してまたもやが立ち込めてきた。
そうかと思うとあっという間に雨が降り出した。 今度はほんぷりのように激しい。
寒くなってきたので洗室に戻った。 たくさん写真を撮ったけれどこの感動はどうやっても伝わらないことをわかっていた。
人間の瞳に映る本物の迫力の十分の一にも、写真にも文章に、 そして絵にも残せないもどかしさをこの旅では何度も何度も感じた悔しさだ。
才能があればなぁとこんなに思ったことはない。 翌日6月25日、
出航から55日目。 疲れが出たのか起きたらなんと11時前でした。
この日は別の次のフィオルド観光、 そして座れて船氷河を見ることがメインでした。
この船場では特別企画として フィオルド餅つき大会がデッキで開催されました。
15:03
長い航海の間ではいろいろな企画が催されますが、 この日はデッキにウスとキネを用意して氷河を見ながらみんなでお餅つきをして温かいおしるこを食べて温まろうという寒がりさんな私にはありがたい企画。
急いで準備をしてデッキに上がるとみんな食べてる食べてる。 お餅をつくぺたんぺたんという音、そして掛け声も聞こえてきて私はワクワクしました。
つきたてのお餅におしるこなんて贅沢だなぁ。 紙コップにつきたてのお餅を入れてもらい、隣の大鍋にぐつぐつしているおしるこをこれまたでっかいお玉ですくって入れてもらう。
小豆がいっぱい入っていて熱々。お餅はとろける柔らかさでおいしい。 2回食べた後は砂糖醤油のお餅が登場。これも食べずにいられない。
お餅は前菜。昼食を食べにその後レストランに行き食べていると間もなく北極圏に入ります。
皆様ぜひぜひデッキへお上がりください。 銀色の地球儀のオブジェが前方に見えてまいります。と船内アナウンス。
あわててデッキに上がると身を切るような冷たい風の先、 目を凝らしているとターコイズブルーの海の上、波ひとつないその水面にポツンポツンと緑を従えた小島が浮かんできた。
そのうちの一つに銀色の球体、地球儀のオブジェが見えてきた。 それは不思議な眺めだった。見渡す限り人工物の何ひとつない風景の中に気ががつく的な異質の存在は小さくてもよく目立った。
さあこの先は太陽の沈まない世界だ。 世界の最北部にいるという実感が冷たい空気とともにひしひしとその身に押し寄せた。
東南アジアはあんなに暑かったのにここは真夏にも溶けない氷が存在するのだ。 世界はなんて広いんだろう。
周囲の光景はガイランゲルフィオルドとは大きく異なっていた。 昨日は周囲を切りたった深い谷底を進む航海だったが、
今日は穏やかな水面に滑らかな傾斜と岩肌を持つ山々が緑の絨毯を敷いたように色をつけてポツポツと点在して浮かんでいる。
やがて目指す場所が見えてきた。 スワルテセン氷河だ。
山の向こうにはひときわ白銀のきらめきを放っているのが見える。 高低差のある山々の合間を静かに船は進んでいく。
私がずっとこれがフィオルドと思い描いていた光景が目の前に広がった。 高い山の間、
谷間の間に氷河が入り込んでいる風景は大迫力。 谷間を埋め尽くすように押し寄せているコツコツした氷の塊は周囲の風景から際立っている。
18:11
入江の近く、氷河が間近に見えるベストポジションに船は停泊した。 昨日と同じくテンダーボートの遊覧が始まったが、私は30ドルを惜しんでこのボートに乗るという選択をしなかったので、この日はクルーズ船から氷河を眺めるだけ。
やっぱりケチケチしないで支払っておけばよかったなぁ。 とはいえ貧乏な若者たちの大半は船に残り、お金に余裕のある方々。
中高年の方々はほとんど船を引き払っていたので、私の友達たちはほとんどがデッキの上に上がってきていた。
私たちは口々に氷河の水は味が違うらしいとか、溶ける水の音は氷の音はどんな音だろう、などと言いながら時間を持て余し、結果この風景をみんなでスケッチすることにした。
絵心のない私がどんな絵を描いたのか興味が出てきましたが、残念ながらそのスケッチを発見することはできませんでした。
日付をまたぐ頃、友達とまた震えながらデッキに出てみた。 この日は太陽が一晩中沈まず、白夜を体験できるというので、太陽が沈まない真夜中を体感してみたかったのだ。
私たちの船室には窓がなかったため、デッキに上がらないと外の様子は確認できない。
堀氏も北極圏を告げるあの地球儀をちょうどまた横切る頃だったので、沈まない太陽があたりをぼんやりと照らす真夜中と大自然の中に突如現れる人工物を目に焼き付けて北極圏に別れを告げた。
さよなら、世界で最も寒い地域。 船は北極圏を抜けて3日をかけて南下し、次は北アイルランド、ウェルファストへ。
それでは今回の旅はここまで。 長々と聞いていただきありがとうございました。
次回もどうぞお楽しみに!
20:23

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