犬の舐める行動の背景
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい。うちの子の困った。どうしよう。
そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せに。
おテーマに、あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる。
そんなお話を、ドクトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、ペットロス専門士としての視点、
時に雑談も交えて楽しくお話ししています。
来週木曜日、5月22日、木曜日の朝9時10分より、木曜定期ライブを行います。
今回のテーマは、ドックランについてです。
ゴールデンウィーク中にね、小型犬がドックランで、中型犬以上の複数の犬たちに噛まれて命を落とすという痛ましい事故がありました。
ドックランでのね、事件や事故というのは、大きなものから小さなものまでいろいろあると思うんですけれども、
それを踏まえてね、ドックランは本当に必要か、ドックトレーナーの本音というテーマでお話をしていきたいと思います。
皆さんもぜひご意見をお寄せいただけたら嬉しいです。
私自身もドックトレーナーとして、そして犬の飼い主として、さらにですね、ドックランを運営してきた側として、いろいろ思うところをお話ししていきたいと思います。
鼻を舐める理由の解明
そして5月29日、夜8時より、こちらは無料のなおちゃん先生の犬のことなんでもおしゃべり会、相談会ということで、
今まで月に1回オンラインセミナーという形で行っていたものを、無料のズーム交流会、相談会、お話し会ということで、今月からスタートしていきます。
アーカイブは基本的にはメンバーシップの音声のみとなりますが、どなたでもご参加いただけますので、よろしければね、概要欄のリンク先から飛んできていただけると嬉しいです。
はい、それでは本題に入っていきましょう。
こちらもですね、ワンちゃんへのご質問をいただきました。
今日の質問は、ワンちゃんを飼ったことがある方なら、もしかしたら経験があるかもしれない。
ちょっとね、可愛らしいというか、そんなに問題という形でもないんだけれども、そういえばこれってどういうことなんだろうという、ちょっとした疑問の代表格だと思いますので、お話をしていこうと思います。
こういったね、可愛らしいちょっとした疑問なんかも、私は大好物ですので、皆さんどしどし送ってくださいね。
さて、レターを下さったのはジオラジオのまるさんです。まるさん、ありがとうございます。
うちの子は私の鼻の穴をペロペロ舐めるのですが、これは何でしょうか?美味しいのかな?何なのかな?というレターをいただきました。
こちらね、結構ワンちゃんを飼っている方はあるあるなんじゃないでしょうか。
そしてですね、意外なことに、まるさん自身はワンちゃんがね、まるさんのお家のワンちゃんが一番苦手とする歯磨きを担当する役目なんだそうです。
にもかかわらず一番舐められるということなんですね。他のご家族はそんなに舐められないということなんです。
これは一体どういうことなのかということで、今回はちょっと解説をしてみようと思います。
そもそも犬が人の体を舐めるというのには、いくつか理由があります。
そしてよく知られているようにですね、これは体の部位ですね、体のどこの部分を犬が舐めてくるかによって多少犬の心理が違う。
それかその状況によっても舐める意図が違うということを皆さん覚えておいてください。
つまり犬が人を舐めるというのは彼らにとっては一種のボディーランゲージ、意思を伝えるための手段なわけですね。
これ代表的なものは帰ってきて、ただいまーと言ってね、お留守番をしてくださっているワンちゃんにただいまーと顔を近づけた時に顔をぺろぺろ舐めてくる。
こういうのは代表的なワンちゃんの感情としては嬉しいということですよね。
けれども例えばワンちゃんが寝ていて一人で休んでいるところに小さなお子さんがやってきてワンちゃんをポンポンと叩くまではいかなくても、ちょっと撫でると叩くの間ぐらいな感じで触ったりする。
これねうちの息子や娘が1歳ぐらいの時よくあったんですけれども、これはじゃあ親愛の情を示しているのかというと必ずしもそうではないんですよね。
これはですね、舐めてるから愛情表現なんだなって思うとその後ガブッとやられるパターンがあるので非常に気をつけなくてはいけないシーンとなります。
特に小さなお子さんがご家庭にいる方やお孫さんですね。
お孫さんがワンちゃんのいる家庭に遊びに来る時にはこの舐めというのは気をつけてください。
なぜかというとこれは今はそのくらいなら何とか許してやるけれどこれ以上手を出してくるんだったらこの手を噛んでやるからなという警告のサインなんですね。
これがわからないとバクッとされる可能性が高いです。
さて話はそれましたが今回は丸さんのワンちゃんがお花の穴を舐めるということでこれはどういうことなんでしょうということでちょっとね解説をしてみましょう。
まず顔を舐める意味犬が顔を舐める意味というのが一つまことしやかにというかこれはもうあのよく知られている理由があります。
そもそも動物がですね母親の口元を舐める仕草というのは割とねどんな動物も共通して見られます。
特に犬科の動物というのは父離れをしてから離乳食と言われるようなちょっとね母親がですね口の中で髪砕いたような獲物を与えるときにその口の中にある獲物だったり食べ物をねだって小さい子どもたちは母親の顔周りを舐めるという仕草をするんですね。
すなわちそれは愛情表現であったり自分に対して何かをしてほしいという主張でもあるわけです。それが本能的に残っているという説が一つあります。
これねでもそれって子犬の頃の話じゃないのとかね小さい動物がやる仕草でしょって言われることがあると思うんですけれども犬というのは生物学的にネオテニーと言われまして幼犬成熟をしている動物と言われます。
これは一体どういうことかというと人間が動物の一番小さなね警戒心が薄くてよく遊んで懐っこくて従順である幼い頃の動物のまま進化しないようにその時をストップするような繁殖方法を遂げてきたというふうに言われるんですね。
これちょっと難しいと思うんですけれども幼犬成熟というのは幼児期の特徴を持ったまま成熟性的に成熟する大人になるということなんです。
その結果ですね犬の本能的な行動の中に親しい間柄の相手の口元、顔周りを舐めるという仕草が大人やシニアになってさえ残っているではないかというふうに動物合同学上は言われています。
これが犬が親しい人の顔周り、顔の中のね鼻とか口とか目とかいろいろあると思うんですけれども顔周りを舐める一つの理由というふうに言われています。
そしてその中でもじゃあなんで鼻の穴なのか。これはですねはいこれも一つ理由がありましてよく言われるように塩味が強いんじゃないかと。
要するに顔周りを舐めた時に一番塩味がねあのマイルドな塩味がついているのが鼻の穴なんじゃないかというふうにこれもねよく言われるお話です。
例えば口をすごく舐められたり目をすごく舐められたりするよりも鼻の穴って受け入れられやすいんですよ。
だから目をすごく舐められたり口周りをすごく舐められる時には抵抗するような人でも鼻ならしょうがないちょっとあのね嫌な感じはするけれども気持ちよくはないけれどもでも鼻だったら別に我慢してあげるかということで受け入れてくれる可能性が高いところでもあるんですね。
そして犬というのはですね非常に学習する生き物です。成功体験を覚えていく生き物なんですね。
なので口や目だったら払われたとかお姉さんやお母さんや小さいお子さんの顔周りを舐めると手で払いのけられたり怒られたりどっか行かれちゃったりするけどお父さんだけはそこにいてくれるっていうことを学習している可能性が高いです。
これはですね丸一家に限らず家庭の中でお父さんが一番顔周り鼻の穴や耳の穴やそういったところを舐められるという方が意外と多いんですよね。
これは先ほど言った縁見のほか犬というのは嗅覚が非常に優れておりますので一説によりますとね私が何か私が言っているのではなくてですね一説に本当によりますと
中年以降の男性が意外と臭腺臭いの分子が集まっている場所を舐められる可能性が非常に高くなっているということなんですね。
一体感と愛情表現
鼻の穴や足の裏や頭皮なんかを舐めるなり耳の裏なんかを舐めるのが好きっていう割とフェチズムなワンちゃんたちもいらっしゃいますね。
はい、ということでおそらくですねこのレター主の丸さんはですね他のご家族よりも顔周り鼻の穴を舐められたときにワンちゃんに対して抵抗を少なくそれを受け入れることが多いのではないでしょうか。
そしてワンちゃん自身もそこに縁身や大好きなお父さんの濃い匂いが集まっているなということできっと舐めながら一体感を感じていることだと思います。
はい、いかがでしたでしょうか。私も舐められるよ、僕もよく舐められるよという方はぜひコメントで教えてください。
それでは今回はここまで。あなたと愛犬の毎日がもっと幸せにもっと豊かになりますように。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。