ドッグランの問題点
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい、うちの子の困った、どうしよう、そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せに、お手間に、
あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる、そんなお話を、ドッグトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、ペットロス専門誌としての視点、時に雑談、ギルラライブも入れてお届けしています。
今回は、今週木曜日、5月22日木曜日の朝9時10分から行う、定期ライブのテーマについて、少しね、事前にお話をしていきたいと思います。
皆さんも意見もお伺いしたいので、ぜひ、木曜日、20日木曜日の朝9時10分から、ライブにお越しいただけたらと思います。
今回のテーマは、ドッグトレーナーの本音、ドックランは本当に必要か、という内容でお話をしていきたいと思います。
こちらはホリスティック獣医、サラ先生の、少し前のご配信でのアンサーハイシンとさせていただきます。
詳しくは、そちらの配信もぜひ聞いていただきたいので、概要欄にURLを記載しておきますね。
さて、この発端となること、出来事なんですけれども、このね、ゴールデンウィーク、5月の頭のゴールデンウィーク中に、
ドックランで、小型犬が、複数頭の中型犬から大型犬に、複数回噛まれ、そのままね、命を落としてしまった、という痛ましい事件があったんですが、皆さんご存知でしょうか。
詳しい経緯は全く分からないのですが、こういった事故というのは、過去何度か起きたことがあり、その度にね、大きなニュースとなり、必ずドックランの賛否両論になります。
サラ先生のご配信では、こちらのニュースに少し触れた上で、動物同士の喧嘩の避け方と、喧嘩になった時の止め方についてお話しされていました。
私自身は、詳しい内容については、今週木曜日の朝9時10分からのライブで、もし皆さんからのご質問もあるようであれば、喧嘩の避け方や、喧嘩になった時の止め方などもお話ししていきたいと思っています。
ドックランにおいての犬同士のトラブルというのは、決して珍しいことではありません。
このニュースのように、ショッキングな死亡事故に至るケースというのは、稀かもしれませんが、それでもですね、噛んだ、噛まれたといった出来事、
それがね、訴訟になったとか、病院に行って保険を申請しなきゃいけないとか、そういった出来事というのはね、わりとよく耳に入るものです。
私自身も過去数回にわたり、ドックランのメリットやデメリットについてお話をしてきています。
そちらの配信も概要欄に載せておきますので、もしよかったら、併せて聞いてみてください。
ドックランでは、犬同士のトラブルは日常差判事。
これは、私自身がドックランを経営していた側からも、実体験としてよく思うことなんです。
今回は、自分自身の経験を通して、ドックランは本当に必要か、ということについて意見を述べたいと思います。
飼い主が持つべきスキル
まず最初に、この質問に対して、私のスタンスをお話ししておきましょう。
答えはですね、ドックランは本当に必要か。
私の意見は、70%でノーです。
まあ、皆さんね、おそらく予想はついていたことだと思いますよ。
ですが、残りの30%のイエスって何なのよ、と思われると思います。
これはですね、ドックランというのは単なる場所なんですよね。
場所ということをですね、犬のリードを離して犬たちを自由にできる場所としては、イエス、存在意義があると思っているんです。
ただ、問題は使い方にあると私自身は考えています。
ドックランなんて事故とか事件の温床なんだから、全部やめちまえ、なんてね、そんな過激な意見ではないですよ、ということです。
ただ、ドックランという場所、これにはですね、知っておかなければいけないなという特徴がいくつかあります。
その特徴をきちんと理解した上で、利用するのかしないかを考える。
その判断力を飼い主さんご自身が持っていないと、安全に楽しく使うことができない場所であるな、と私自身は思っているんです。
そしてこの場所、このドックランという場所において求められる飼い主さんのスキル、
これはですね、皆さんが持っている以上にかなり高度な条件を求められるんじゃないかな、と私は思うんですよね。
私が思うドックランで事故や怪我を絶対に起こさずに楽しく安全に使うために飼い主が持っておくべきスキルは、こちらの5つになります。
1番、愛犬とのコミュニケーションスキル。
読み戻し、静止、集中させる、ボディーランゲージを読む、愛犬の限界と去り際を知る、というスキル。
2番、愛犬自身のセレフコントロールスキル。
ワンちゃん自身が自分の興奮を収められる、待てる、他の犬を受け入れられる、受け流せる、諦めることができる、ドックランの中で落ち着くことができる、というスキルです。
3番、その場にいる他の犬の性格と行動分析ができるスキル。
これは、自分の犬との相性を見極めるスキル、やんわりと相手の犬を静止させる、他に意識を向けるためのスキル、他の犬のボディーランゲージを読む、行動予測を立てるスキルになります。
4番、その場にいる他の飼い主の行動分析、人となりと愛犬へのスキルを見極めるスキル。
これはですね、その場にいる他の犬の飼い主さんがいい人かどうかということではなくて、その方とその方の愛犬さんの間のコントロール力がどれほどあるか、これを判断するスキルになります。
5番、愛犬と自分の心理的安全性が十分に保たれていることを判断できるスキルになります。
いかがでしたでしょうか。
皆さんはこの5つのスキル全て、私はこのスキルを持っていますと胸を張っていますか。
はい、私はですね、自分の愛犬みことさんを迎えてすぐの頃というのは、そこまでのスキルがあまりなかったので、次のことを徹底していました。
それは何かというと、自分と愛犬の引き際を知っておくということです。
これはどういうことかというと、犬同士のトラブルがドックランの中で起きるとき、そこには必ず距離感とキャパシティが関わってくるんですよね。
犬同士のトラブルが起きるときには、ここが大きく関わるのですが、つまり狭い敷地に刺激が大きすぎることで緊張状態が走りやすくトラブルになりやすいんです。
これは犬だけではなくて、動物の行動全般を通して言えることで、例えば人間だって満員電車の中の方が人はイライラしますよね。
つまりドックランだろうが、お散歩のすれ違いだろうが、犬にとって5番のスキルである心理的安全性が保たれているということを飼い主が判断できるということが重要なわけです。
私は昔はドックランを運営していて、さらに今は犬の保育園を運営しています。
こちらも決して広い敷地ではなく、むしろ狭いぐらいです。ですが犬同士のトラブルはありません。
それは当時は私とスタッフが、今は私が犬たちに対して1番から5番のスキルを全力で発揮し続けているためでもあると思っています。
ドックランの存在意義
欧米のように十分な敷地に犬が2、3頭だけというドックランと、サービスエリアの片隅にある申し分け程度の敷地の中に数十頭の犬と飼い主がいるというような状況では、同じドックランでも場乗り規格は全く違ったように作用します。
ドックランなんだから犬を連れて入った人は無条件で安全に楽しく遊ぶことができるわけでしょ、という認識は私は持たない方がいいと思っていますし、
ドックランを利用することが悪いとは思いませんが、利用される方のことを勇者だなぁと思っています。
なぜなら、ものすごい危険なことが起きる可能性に満ちている未知の惑星に丸腰で挑むようなものだからと、自分自身は全く知らないドックランに愛犬を連れて入るときそのぐらいの覚悟を持っていました。
私は愛犬をドックランに連れて行くときには、心理的安全性を保てる引き際を常に意識して利用していました。
それは一体どんなことなのか、そして自分自身が運営するドックランや保育園という複数頭の犬が集まる場所において、平和を保つためにどんなことに注意をしているのか、
これは今週木曜日、5月22日木曜日の朝9時10分からの定期ライブでお話をしていきたいと思います。
そしてね、ドックランに連れて行けば愛犬は喜ぶだろうという考え方。
これはね、もしこの理由だけでドックランに愛犬さんを連れて行く方がいらっしゃるのであれば、ちょっとね、そこは認識をもう一回考え直していただけたらなぁと思います。
それをなぜかというと、ドックランに行って飼い主さんと例えば一緒に走ったり遊んだりするのであれば、また話は違うんですけれども、
ドックランという場所に連れて行っただけで愛犬さんが楽しむかどうかというのは、はなはだ疑問だからです。
私はどこかに行った時にドックランがあると、その中にいる飼い主さんとワンちゃんを観察するのが好きなんですけれども、
この時にね、ドックランの中で飼い主さんとワンちゃんのコミュニケーションが常に取れているというワンちゃんと飼い主さんのセットというのは本当に少ないです。
そして飼い主さんはワンちゃんがね、飼い主さんの後ろに怖がって隠れたりすると、ほら遊んできなさいよという感じで、なんとなく付け離すような感じがありますし、
逆に飼い主さんの方に全く帰ってこないで、あっちの犬こっちの犬追いかけ回すって飼い主さんが止めに入るというような場合だと、逆に飼い主さんの方にワンちゃんの意識が全くないわけですよね。
それって犬と飼い主さんと共にその時間と空間を楽しんでいるということになるのかなというのは、私はとても疑問なんです。
爪滅ぼしのために愛犬をドックランに連れていくというのはね、ちょっと使い方として疑問が残るなというのは、私はドックトレーナーとして常々感じています。
愛犬との絆を深める方法
それではですね、どうやって愛犬との絆、コミュニケーション、楽しい時間を一緒に過ごしたらいいんだよ、わからないよという方に向けて、最後に私の講座の案内をさせていただきたいと思います。
6月26日よりスタートする私の初オンライン講座、飼い主の魅力爆上げ、愛犬が夢中になる魔法の講座全6回、こちらの募集を今しております。
今言ったようにドックランという限られた場所に頼らなくても、短い時間でも、狭い空間でも愛犬とコミュニケーションを深めることは十分にできます。
それにはまず、飼い主さん自身が愛犬さんの良いところを知る、犬ってそしてうちの子ってどういう生き物なんだろう、ということをもう一度認識し直すということがとても大切になります。
講座では実践的にワークを通して愛犬との絆をますます深めていただきたいと思っています。
そんな私のオンライン初講座、今絶賛募集中でございます。
概要欄に案内のページを載せておきます。残り、本講座の方は、講座制の方は2名限定となっております。
アーカイブ制はまだ少し余裕があります。よろしければご案内だけでも見ていただけるととても嬉しいです。
それでは、今週木曜日5月22日朝9時10分より、ドックランは本当に必要か?ドックトレーナーの本でライブでお待ちしております。