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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
この番組では、トレーナーとしてたくさんのワンちゃんと飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬のQOLをあげたいおテーマに、犬のあれかれを、私個人の見解からお伝えしています。
時には子育てや旅行の思い出などのお話もお伝えしたいと思います。
さて、今回はすっかり忘れていたわけではないんですが、
なんとなくチャンスを逃していたので、私の愛犬【みこと】くんのお話をしようと思います。
私の犬は【みこと】という母犬が住むチワワのミックス犬です。
2009年の10月11日生まれで、私と誕生日が1日違いなんですね。
先代の子もそうだったんですが、彼も保護犬です。
とはいえ、里親さんのところで生まれたので、幸せな幼少期を過ごしていたようです。
私が引き取った時には、3ヶ月でちょっと下顎が出ていて、涙やけをしていて、
正直あんまり可愛いとは思えなかったんですが、もう一頭の兄弟犬がいたんですね。
その子と一緒に抱っこした時に、どっちがいいかなって、選んでいいですよって言われた時に、
【みこと】くんの方がですね、私の手をペロペロっと舐めたんですね。
それが私にとっては決め手となりました。
彼を引き取ってから、私にとって大切なたった一つのかけがえのない命という意味で、
【みこと】という名前をつけました。
なので、【みこと】というのは漢字にすると命という字ですね。
山戸武のみこととかね、なんとかのみことっていう、実は神様とかついているような、とってもとっても恐れ多いお名前なんですけれども、
かけがえのない命という意味で、【みこと】という名前をつけました。
さて、前の配信でですね、完璧でなくていいんだよ、犬も飼い主もというところで、
私の愛犬はですね、すべてのワンちゃんと仲良くできることはないですし、来客に吠えるよというお話をしたと思います。
ここだけ聞くとダメ犬のように聞こえますよね。
でもですね、【みこと】くんの吠えは、私がストップと言ったり、
ハウスに先にね、来客の方が来る時間が分かっていた時にはハウスに入れておいたり、
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あとは外に一緒に連れて行って、外でその来客の方と会ってお家に一緒に行くっていうことで、
簡単に止めることができるんですね。
またすべての犬と仲良くできないということについては、
彼の苦手なタイプの犬は私が理解をしていて、
スヌーなワンちゃんにはこちらから近づかないし、近づいてきたら避けるようにしています。
仲良く遊ぶ、すべてのワンちゃんと仲良く一緒に遊ぶということはできないとしても、
喧嘩を自分から吹っかけたり吠えかかっていくことはしないので、
私にとっては実はそんなに問題にはなってないんですね。
この話は前もしたかなと思います。
美琴くんには仲良くしなくてもいいから、適度に無視ができるというか、
相手の存在を受け入れて、自分からはそれに干渉しないということを教えていますし、
それは実はワンちゃんの社会では正当なコミュニケーションの一つでもあるんですね。
よく、うちのワンちゃんは他の犬と仲良くできないんですというお悩みをお持ちの飼い主様がいらっしゃるんですが、
それはある意味当然なことかなと思います。
人間もなかなか出会う人たちすべてと仲良く楽しくお付き合いができればいいんですけれども、
なかなかそういうわけにもいかないですよね。
人は心を隠して表面上だけの付き合いというのができるんですけど、ワンちゃんというのはそれができないんですね。
私には2歳になる娘がいるんですけれども、同じような感じかなと思います。
嫌なことは絶対嫌だという感じなんですね。
ワンちゃんにとっては一番身近で愛着を持つ存在は人間です。
だから同じワンちゃんというカテゴリーだけですべての犬と仲良くできるはずがないんですよね。
それに私個人としてはその必要もないと思います。
適当に相手を無視ができる。
悪い意味での無視ではなくて、いい意味で相手の存在は分かっているんだけれども、
こちらからもあちらからも干渉しない、適度にほっとけるということですね。
そしてまた相性の合うことは遊ぶことができるというぐらいで、ワンちゃん同士の付き合いはちょうどいいんじゃないかなと思います。
美琴さんはですね、大型系やちゃかちゃか動き回ってグイグイくるようなパピーちゃんとか若いワンちゃんがちょっと苦手なんですよね。
ある程度は我慢をして私の顔色を伺ってるんですけれども、限界に達するとやめろと言って怒ることがあります。
でもそれはですね、犬同士のコミュニケーションにおいてはよくあることなんですね。
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どのように振る舞えば相手に遊んでもらえるのか、相手に受け入れてもらえるのかというのは、
実はパピーちゃんが自分の親や年上のワンちゃん、兄弟犬から学ぶべき最初の社会化のステップなんですが、
その経験をしなかったり不足したまま成長してしまうワンちゃんが多くいます。
そのため、自分が他の犬とどう接したらいいのかわからず、過剰に興奮したり怖くて吠えてしまったりするワンちゃんも多く見られます。
相手が今どんな気持ちでいるのかっていうのはワンちゃんのボディランゲージによって発せられますが、
このボディランゲージをうまく読めなかったり、自分がうまく出せなかったり、リードや抱っこによって間違った伝わり方を相手のワンちゃんにしてしまうことで、
相手のワンちゃんとトラブルになったりすることは実は多くあります。
これについてはまたそのうち別のトピックでお話ししたいと思います。
みことさんの最後に好きなことについて紹介したいと思います。
それは食べること、寝ること、トレーニングすることです。
私はみことさんのトレーニングに本当に集中したのは、1年半ぐらいまでだったんですけれども、
トレーニングは彼にとって遊びであるということと、おいしいものがゲットできるチャンスということで、彼にとっては楽しい記憶しかないんですね。
私はクリッカーという道具を使ってトレーニングをよくするんですが、みことくんはもうこのクリッカーが大好きでですね、
俺が出てくると、いそいそと寄ってきて、他のワンちゃんのレッスンをしていてもね、
俺だろ?俺の番だろ?っていう感じでシャシャリ出てきてですね、
何々どうする?何する?俺何でもできるぜ!っていう感じで目をキラキラさせてアピールしてくれます。
今年12歳になるみことくんなんですが、学習するスピードは若者と同じように早く、そして若者より長く集中できるのはさすがだなと思います。
例えば、付箋ですね。よくメモとかに付箋を使ったエクササイズというのがあるんですけれども、
これは付箋を壁に貼り、それを剥がして箱に入れるというエクササイズがあるんですが、
それを覚えるには5分かからずに覚えてくれました。
これはですね、私のインスタの方に上がっている動画にもあるんですけれども、すいません、ちょっと後ろで音がしていました。
これは経験と予測から、私が何をみことくんに望んでいるのかっていうのをすぐに彼が読み取ることができているということから、このスピードが生まれるんですね。
クリッカーを使うトレーニングは、犬に人が何を望んでいるのか考えさせるというトレーニングです。
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とっても奥が深くて苦手の克服にも使えるので、YouTubeなどにもたくさん上がっていますので、よければクリッカートレーニングも検索してみてくださいね。
また、このクリッカートレーニングのお話をできたらいいなと思っています。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように、また次回もよろしくお願いいたします。