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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
さて、2022年、最初のお配信は、前編で終わっていた、世界一周の船旅🚢🌎✈【クロアチア🇭🇷ドブロブニク後編】の後編をお届けいたします。
6月5日、ドブロの女性教育支援施設との交流を終え、素晴らしい一日を過ごしたとともに、最後の最後でちょっと残念な気持ちのまま、眠りに着いたのは午前2時半頃でした。
翌6月6日の朝も、ドブロブニクの港で迎えることとなりました。
朝6時半の船内放送で起床し、同部屋の子を誘い出して、朝のドブロブニクに出かけました。
彼女は、昨日の夜の帰りに顔に水風船をくらって、まだ少し落ち込んでいたけれど、ドブロブニクは今日の午後には出港してしまうということで、せっかくなら外に出ようと声をかけると、一緒に行くということを決めてくれました。
グージュボートからドブロの旧市街に向かって、丘を越える道を再び歩く。
昨夜通った時には気がつかなかった地元のスーパーを発見。
私は地元のスーパーや市場が大好き。旅行に出かけると必ず立ち寄ります。
大きな免税店やショッピングモールは、世界中そんなに目新しいものはなく、超高級ブランドや有名チェーン店が並んでいるけれど、地元の市場やスーパーは、その土地に生きる人々が常日頃使用しているもの、食べているものが並びます。
その土地の人たちがどんなものを使って食べて生活をしているのか、それが垣間見えるから、私はスーパーや市場が大好きです。
スーパーはオープンしたばかりのようでした。朝食用にヨーグルトドリンクとスライスチーズを買いました。
チーズを買ったのは、昨日メアリーさんのお宅でいただいたチーズがとてもおいしかったから。
ヨーロッパの国々は乳製品が安くておいしいですから、日本ではそこまで手が伸びない私も、旅行に行くと積極的に取るようにしていました。
入り屋沿いに賑やかな朝市を発見。人だかりを見つけ、そちらにも足を向けてみる。
地元のおじさんやおばさん、子連れのお母さん、元気な子供たちの顔めきに、自然と私たちの気分も楽しくなってきた。
インゲンやトマト、色とりどりの立派な野菜たち、チェリーやプラムなどの様々なフルーツが華やかに売られている。
桃とチェリーをお互い拙い英語で取り交わしながら、おじさんから買いました。
旧市街に向かう道すがら、小さな焼きたてのパン屋さんを発見。
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そのパン屋さんを見つける前から、私たちの焼きたてパンセンサーが発動し、
ん?なんかいい匂いしない?あ、もしかしてパンを焼いてる匂いじゃない?と犬よろしく嗅覚を頼りにパン屋さんを発見しました。
温かなぬくもりを感じられる小さなパン屋さんに恐る恐る足を踏み入れてみると、焼きたてのパンたちが並んでいました。
私はねじりパンとチョコの入ったパン。
友達はチョコのパンとデニッシュを買いました。
まだホカホカと温かく湯気が出ているパンを紙袋に入れてもらい、
お店の外に出るのももどかしく冷めないうちにとほわってみる。
その温かさ、柔らかさ、生地の甘さ、適度な弾力、豊かなパンの香りに目が覚めました。
なんて美味しいんだろう!
私はこの旅で貴公地ごとにコーヒーやお茶を持ち帰るというミッションを立てていましたが、
それと同時に各貴公地ごとのパンを食べる、あわよくば持ち帰るということをもう一つのミッションにしていました。
パンは船内でも好きな人が多く、パン好き集まれというサークルに私は入っていたので、
貴公地でパンを買って、翌日の航海時にそのパンをみんなで持ち寄って食べるというサークルなんですが、
そういったことを楽しんでいたんです。
パンは世界中で古くから食べられている主食の一つであり、保存も効くし持ち歩きもできる万能食なので、
国の数だけパン文化があるのは当然のこと。
それをぜひ世界中で食べてみてください。
各地のパン屋さんやスーパーでパンを買ったり食べたりしましたが、
ドブロブンニクの朝に食べて、この焼きたてのパンはこの船旅の中でも最も記憶に残るおいしさでした。
空腹で焼きたてということもあったでしょう。
ドブロの美しい景色と朝の凛とした雰囲気も手伝ってくれたことでしょう。
このパン屋さんでパンを買ったときに、私はパンが一番好きでした。
このパン屋さんに至る旧市街の道は片側に海を眺め、片側に山を背負った民家を通り過ぎながら続いています。
私たちは港を見下ろす丘の中腹、近くにあったベンチに腰掛け、海を見ながら焼きたてパン、
プラムとチェリー、チーズ、ヨーグルトドリンクで朝食をとったのでした。
そしてそれは20年後の今にも記憶に残る素晴らしい朝食になったのでした。
本当はコーヒーが欲しかったねと言いながら、一休みをしてさらに旧市街を目指し、丘を越える道を登っていきます。
どんどん登っていくと不意に旧市街の城壁に突き当たった。
旧市街の城壁をくぐると街の雰囲気はガラリと変わりました。
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前の日も感じた異世界に迷い込んだような感覚に任せて旧市街の散策を始めた。
朝のしんとした雰囲気と人気のなさが、さらに私たちを物語の主人公になったような気分にさせました。
私たちは丘を越えて高台にある城壁の方から旧市街に入ったので、
まずは階段を下ることになりました。
どこまでも続くような路地の階段を下ると教会がありました。
こんな小さな旧市街の中でも教会はいくつもありました。
教会はかなり奥まっていて、観光客もまだまばら。
内部への入り口が開いていたので、私たちはそっと中に入って行きました。
目に飛び込んできたのは、素晴らしく美しい彩色の彫刻や、正面の祭壇の真上を彩る宗教画。
それらは天高くある窓から差し込む柔らかい雰囲気で、
教会の中に入ることになりました。
教会の中に入ることになりました。
教会の中に入ることになりました。
それらは天高くある窓から差し込む柔らかい朝の光に照らされて、
性質と神聖さを醸し出してくれました。
聖なる場所というものは、宗教関係なく流れている空気が違うような気がする。
教会内には誰もおらず、何も言われていないけれど声を出すのが阻かられるような、
耳が痛くなるような静けさ。
私はキリスト教徒ではないけれど、この場所には何か祈りを捧げたくなるような、そんな雰囲気がありました。
教会を後にし、友達と一時間後に会う約束をして別れ、
私は旧市街を取り囲む城壁の上に登ることにしました。
この小さな町を一周ぐるりと取り囲む城壁は、その上を歩くことができるようになっています。
これもこの城壁の上に登って偵察をしたり、攻撃をしたりするために当時からそう作られているもの。
今は観光客のみがそこを歩くことになっています。
この城壁を一周するには急いでも3、40分はかかるという、
15クナ、今はユーロですけれど当時はクナという単位だったんですね。
を払って港の方から城壁に登りました。
城壁は白い石造りでかなり分厚く、ところどころ海下とアクセスできる見張りの塔などがあります。
高低差もあり階段も狭いので、すれ違うのには掘れる場所もありました。
けれどそんな苦労は吹き飛んでしまうくらいの絶景が海下に広がっていました。
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旧市街のオレンジ色の屋根、白いレンガ、ブーゲンビリアや名も知らない色とりどりの花々が、
家々の中庭や店先、テラス、窓際を競って彩り合っているようでした。
教会の高い塔、家庭祭園の小さな緑、迷路のように入り組んだ路地。
どこを向いても何度瞬きをしても、この視界に映るすべてが夢の中の絵画のよう、
あまりに美しすぎて現実味がないくらい、手を伸ばせばそこに本物があるというのに。
時々町の上を横切る鳩やカモメたちの動きだけが、これは夢ではないよと現実に引き戻してくれる。
くすんだ白いレンガの家の緑の窓枠からレースのカーテンが風に揺らめいている。
今はもう使われていない共同イド、ぶどう棚の下のテラスでお茶を飲む。
マダムたちもすべてが一つの風景に完璧に溶け込んでいる。
城壁からうんと見踊り出して視界の外にそのレンガを追いやると、
自分が魔女の宅急便の機器になって宝器で空を飛んでいるような感じがする。
本当にいつまでもいつまでも眺めていられる風景だった。
けれどそういうわけにも行かずゆっくりと城壁を一周し、
この町のすべての角度からその眺めを焼き付けたところで、
ちょうど50分、友達との約束を思い出し慌てて城壁を降りることにしました。
11時の鐘とともに大聖堂に到着。
帰船リミットは13時。
12時には港の近くに戻り、スーパーでお土産を買いたかったので、
休止街を後にして港へ戻ることにしました。
ドブロボクニックの街中にはどこでもすぐにアイスクリームのお店が目につきました。
最後に友達と一緒に休止街でアイスクリームを食べることに、
おいしくて安いドブロのアイスクリーム、
4クナ80円程度でたっぷりのピスタチオのアイスをいただきました。
ドブロの思い出を口々に話しながら港へのキロをぶらぶらと歩く。
振り返ると宝石箱のような休止街が少しずつ散りばめるようになりました。
朝、立ち寄ったパン屋さんにもう一度行くと、ものすごい込みを。
それも同じ船の人ばかり。
あんなに並んでいたショーケースのパンたちもほとんどなくなっていて、
朝購入していたパンはもちろんなくなっていました。
まだ残っていた2種類のチーズ入りのパンをお土産に買うことができたのはラッキーでした。
パン屋さん、この日は前代未聞でした。
朝、果物を買った市場で、私はトマトとチェリー、イチゴをそれぞれ500グラムずつ買いました。
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どれも1キロで18クナ、約300円というから安さに驚いてしまいます。
船旅では、スナックや軽食は食事以外、いつでも常備していたから食べられているけど、
フレッシュな野菜やフルーツを食べることができるようになりました。
スナックや軽食は食事以外、いつでも常備していたから食べられているけど、
フレッシュな野菜やフルーツは各浮き工事でゲットする以外は食べられません。
みんながフルーツを買うのもよくわかります。
さらに近くのスーパーへ、こちらも船に乗る前のピースボート客でごった返していました。
ワインを3本、ミニボトルを2本、お菓子レトルトのスープ、
ブラックリソットの素、ウィンナーの缶詰、スライスチーズを購入しました。
駅と反対に身重になってヒーヒー言いながら、船に戻ったのは帰船リミット6分前。
部屋に戻って、さっき買ったパンとチーズ、トマト、チェリー、桃、イチゴ、
そしてベトナムコーヒーを入れて部屋のみんなでランチをしました。
それぞれのドブロブニクでの思い出を語り合いながら、楽しくおいしいランチを食べていると、
まもなく出港時間になりました。
食べる手を止めて、みんなでドブロブニクにさよならすべく、デッキへ向かいます。
ドブロブニクの美しい街並みがだんだん山と海の間に溶けて消えていく。
さよなら、クロアジア。
さよなら、アドリア海の神獣、ドブロブニク。
10年前まで内戦で徹底的に破壊されたと思えないほど美しい夢のような街。
そこに住む温かくも強い女性たち。
ドブロブニクは私にとって忘れられない土地の一つになりました。
またいつか訪れることができたらいいなと思う街の一つです。
私たちはそうしてクロアジアを旗にしました。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
次回はリビア、イスラム教の謎に包まれた国です。
実はリビアに上陸する前、厳格なイスラム教の国ということで、
私たち、特に女性は肌を露出してはいけないとか、
男性と一緒に組んで歩かなければいけないとか、
女性同士で歩くこと、もしくは女性一人で歩くことは禁止、
などいろいろな事前情報を得ていました。
さてさて、次のリビア、どんな旅が待ち受けているのでしょうか。
2022年もこの世界一周の船旅の配信はしばらく続きます。
皆様にどうかお付き合いいただければ幸いです。
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今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。