2021-12-25 17:35

108日間世界一周の船旅🚢🌎✈【クロアチア・ドブロブニク前編】

🎅🏻 🎁 𝙼𝚎𝚛𝚛𝚢 𝚇'𝚖𝚊𝚜 🎄💕
皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか🥰

私からのクリスマス🎁は
船旅の中でも印象的だった
クロアチア【ドブロブニク】の思い出📷💭💓

初日の想い出をお届けいたします😘💖

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00:06
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
さて、遅くなりましたが、今週もやってきました。
世界一周の船旅、クロアチア・ドブロブニク編をお届けいたします。
この船旅の中でも、最も印象深かった場所の一つ、クロアチアのドブロブニク。
私たちは愛を込めて、ドブロと呼んでいました。
アドリア海の真珠と呼ばれた、イタリア半島の向かいにある、この小さな都市は、昔から海洋都市において重点とされた、要塞都市です。
このドブロの配信は、1日目、2日目に分けてお届けします。
6月3日、私たちはギリシャの都市ピレウスを出航し、翌日は一日、船の上。
といっても、英ゲ海からイオニア海、アドリア海というこの内海は、左右どこを見ても陸地が見えて、
船や町の様子も、流れる絵巻物のように、前から後ろ、右から左へと通り過ぎていきました。
6月5日、朝目覚めると、まだ日の出前ということで、日の出を目に出来上がる。
朝5時、さすがに人は少なく、肌寒い。雲が多く、すっきりとは晴れていない。
雲に朝日が反射し、七色にきらめく雲の層は、それだけ見ていても飽きることがない。
一度、船室に戻り、この日の予定を確認。
朝食をとっていると、船はドウロの都、グージュポートに入港するのがわかった。
この美しい小さな町は、宮崎アニメの紅の豚や、魔女の宅急便のモデルともなったと言われている町だ。
窓からも入江近くや、すぐ港まで迫っている緑の間に、
オレンジの屋根、白いレンガ作りの可愛らしい家々が立ち並ぶ様が見える。
客船の丸窓から眺めるそれらは、ミニチュアのおもちゃのようで、切り取られた絵画のように美しい。
集合時間は9時15分。今日はオプショナルツアーに乗ることにしていた。
ドウロはツアーに乗らなくても、港から観光名所である旧市街までは歩いてアクセスが可能だが、
そのツアー内容に私は心が動いたのだった。
そのツアーの名前は、自立を目指す女性たち。
収益がその女性教育支援団体に一部寄付されるということで、私はこのツアーに乗ることに最初から決めていた。
港へと降り立ち、ツアーお決まりのバスへ。
まずは港から城壁に囲まれた旧市街へと向かう。
03:00
旧市街は小高い丘を一つ越えたところに海に面して広がっている。
正面を海としたら他の三方方面を山に囲まれたこの旧市街こそ、
ドウロブニクが城塞都市国家としてこの地を堅牢に守りつつ、
絵画を誇ってきたことを今に伝えるものだ。
ヨーロッパの旧市街は町ごとに城壁で囲まれているところが少なくない。
それはいついかなるときに外見も言葉も違う外敵がやってきて、
人々の暮らしを一瞬にして悪夢へと誘うことが往々にしてその歴史の中にあったからです。
バスターミナルでバスを降り、ピレモンを通って城壁内の町へ。
入るとまるで中世にタイムスリップしてしまったかのような、
ディズニーシーのアトラクションの一部のような、別世界にいきなり引きずり込まれるような感覚に陥る。
オレンジ色と白の家々、建物が整線と並び、
大理石のように美しい白い石で舗装された大通りがまっすぐに伸びている。
大聖堂にはもちろんブロンズの鐘があり、
毎正時には美しい音色をこの旧市街中に響かせるという、
いくつも伸びる細い路地、カフェやレストランのテラス席で人々がゆっくりとブランチを楽しむ姿、
すべてそのまま切り取って絵はがきにでもできそうだ。
旧市街の散策はツアー終了後の夕方と明日の自由行動のお楽しみとして、
後ろ髪を引かれつつ本日のメイン女性教育支援団体DESAの本部に向かう。
旧市街の門から出て2、3分歩いたすぐのところにDESAの本部はあった。
思っていたよりずっと小さな2階建ての建物だった。
1階はDESAで作られたパッチワークのタペストリーやバッグ、カーペットやぬいぐるみが売られている。
2階でDESAの局長井谷さんにいろいろなお話を伺った。
DESAは優吾内戦の後、1991年に女性15人が集まって創設された。
当時ドブロは4万人の住民の上に3万人の難民を受け入れていた。
長期にわたる悲惨な内戦が終わったのはたった10年前だった。
難民支援のために92か国から支援物資、特に衣服が送られてくるようになった。
しかしそのうちのほとんどが破れたりボタンが取れているもので、難民なんだから贅沢を言っているわけじゃないでしょ、という意思が伝わってきてショックを受けた、と彼女は話をしていた。
難民だって少し前までは普通の人間だったんです。難民にも人間の尊厳をもって接してください。
06:05
自分がもらって嫌なものは相手だって嫌なんです。
というイデアさんの言葉がとても深く胸に残った。
確かに難民と聞くと私たちは自分より不幸で、おそらく快な生活をしている人々という色眼鏡で同情や哀れみの対象として考えてはいないだろうか。
そのことに気がついて、相手の立場に立っていなかった自分に気がつき、私は恥ずかしくなりました。
教育支援は哀れみではないんだ、その思いが心の底から沸き上がってきました。
当事者の方から直接お話を伺うことがなければ、遠い東の豊かな島国で何一つ不自由することなく育った一人の若者は難民という存在に哀れみか無関心しか寄せることはなかったでしょう。
DESAは当初は、することもなく苦しい立場にいた難民女性たちが失った家に戻れるようになった時、火災道具が何もなくても寒くないように、そして手に触がつけられるようにと支援物資として贈られた中で、
使えない衣服をカットしてパッチワークで絨毯やクッションを作るという活動から始まったのだそう。
今では各地にワークショップを開く支部を持ち、隣国のモンテネグロやセルビア、内戦時には敵だった相手との、しかし同じような女性支援団体と交流も行っているとのこと。
同じ女性として家庭を支えるもの、次の世代の命を育み育てるものとして、女性の立場から平和を目指すという言葉は素晴らしいと心から思った。
世界平和は女が作るとジョークでイデアさんは言っていたけれど、本当にそうなのかもしれない。
今は女性教育支援団体NGOとしてキルティングで織物作りのほか、パソコンや語学、独立、自立のために経済、経営の勉強の教室も開いているとのこと。
私も同じ女性として自立していかなくちゃ。
ここまでが20年前の自分が書き残したものを、20年後の私の立場から読み返すことになりました。
これはとても新鮮で、「大丈夫、あなたはまあまあ頑張っているよ。」と過去の自分に伝えたくなりました。
当時の私は就職活動どころか、将来何をするか決まってもいないのに、大学4年の前期を休学してこの世界一周の船旅に出ていたんですから。
お話の後は地元のハーブティーや手作りのクッキーでおもてなしを受け、女性たちが作ったという作品を買ったり、交流の時間を。
09:05
ランチタイムとなり、ここではDSAの各メンバーの家に4、5人ずつお呼ばれをして、そのお宅で各家庭の手料理をご馳走になるという、とても楽しみなイベントが待っていました。
現地で暮らす人のお家にお招きされて、手料理をいただくなんてことは普通の旅行ではなかなかありえないと思う。
私がこのツアーに魅力を感じたのは、この地に生きる人たちのリアルな生活を体感してみたかったというのもありました。
私は一緒にツアーに参加したメンバーと5人で、メアリーさんという方のお家へ。
そこまでは車で10分ほどの距離で山の上の一軒家でした。
お家に入っていく前に、中庭の素晴らしいお庭を見せていただきました。
小さなブドウ棚の下にテーブルと椅子がセットされていて、奥の壁には魚を捕るとあみが貼られて、所々に貝殻が飾られていました。
本当は色とりどりのお花と緑あふれるこの秘密の花園でランチの予定だったのに、雨が急に降り出してきてしまったため、残念ながら室内へ。
お家は豪邸というわけではなく、むしろ5人の来客を迎えて一杯一杯という感じだったけれど、とにかく可愛らしく温かさと心地よさを感じられました。
トイレまで雰囲気抜群だったと日記には書いてありました。
家主の趣味の良さが伺えるたくさんの絵が飾られたリビングのソファに座り、ひとしきりお話をしたり、2本のお菓子をプレゼントした後、ランチが始まりました。
まず2種類のパンとサラミ、プロシュート、ゆで卵のスライス、チーズの盛り合わせの前菜が出てくる。
私は大のチーズ好きなのでたくさんチーズをいただいてしまった。どれもこれもとても美味しい。
次は小さな細いパスタが入ったスープ。メインは豚肉のドブロブ肉風ピカタ。豚肉に卵をつけたピカタを一度焼き、その後オーブン皿に並べて上にプロシュート、ハム、チーズ、スキムミルクをかけて15分くらいオーブンで焼いたもの。
見た目も味もとてもゴージャスで、とろけるチーズとハムの塩気がシンプルだけど染み込んでくる。
サイドディッシュはマッシュポテト、パプリカの炒め煮、シンプルなトマトのサラダ、そして私の本日一番のお気に入りはグリーンピースのオリーブオイル煮とズッキーニのお好み焼き。
レシピを聞いてしまったほどそれは美味しく?日記に書いてありましたが、私はそのレシピを後日作ったという記憶は一切ありません。
お互いの家族のお写真を見せ合ったり、日本から持ってきた干し梅を食べてもらったり、もちろんメアリーさんはすごい顔をしてキッチンに駆け込んでいきました。
12:06
ドブルにはチャイニーズレストランはあるけれどジャパニーズレストランはないのだそうで、寿司も天ぷらも名前だけしか知らないと言っていました。
今ならもしかしたら日本食レストランができているかもしれませんね。
もう一度お庭のお花を楽しんだ後、デザートに巨大なチョコレートケーキを出してくれたメアリーさん。
直径は40センチぐらいあろうかというケーキ、上はふわふわのチョコクリーム、下はナッツの詰まったブラウニーのような2層のケーキで、そこにいた全員が持って帰りたいというほど美味しかったです。
私はメアリーさんがお話をしてくれた中に出ていたクロアチアコーヒーというものにトライしてみたいんだけど、と言うと彼女はとても喜んで用意をしてくれました。
ギリシャで飲んだコーヒーみたいに濃くて下に随分粉が溜まっていたから、粉をそのまま煮出してカップに入れているのかもしれません。
エジプトのものよりも癖がなく、そのままでもミルクを入れても美味しいので、3回もおかわりしてしまった私でした。
遠慮ないですね、当時から。人のお家でも。
デザートと食後のコーヒーまでおかわりして、もう満腹。とってもとっても美味しかった。
お家の雰囲気も、そしてメアリーさんとご家族のあったかい気持ちがこもっているから、より一層美味しかったんだろうな。
きっと遠方から来るというアジア人の私たちに、何が口に合うだろうとたくさん考えて準備して待っていてくれたんだろうな。
それ思うだけで感謝で胸もいっぱいになる。交流オプションをとっておいてよかった、と改めて思いました。
さんざんご馳走になった後、別れを惜しみつつ、DESへの本部に戻りました。
全員揃ったところで、今度は私たちが日本文化を紹介することに。
お茶や茶道、浴衣を着つけてあげたり、私はお礼にクロアチアの民族衣装を着せてもらいました。
サムネはその時の写真です。
ところで、私の本名ナオコという名前は、クロアチア語で目の上という意味らしく、
会場にいる多くのクロアチア人が、私の名前を爆笑とともに覚えてくれました。
名前で笑いがとれる国、クロアチア。
多くの貴重な体験をさせてもらった文化交流ツアーが終わると、すでに夕暮れ時、
船場で送迎バスが出ていたけれど、こんなに素晴らしい場所に来て、すぐに船に戻るなんてもったいない、と
友達と自由行動することにしました。
旧市街には入らず、まず現地のスーパーを探して近所を散策。
途中何度かコンビニのようなミニマーケットに立ち寄ったり、博物館のような彫刻が立ち並ぶ墓地に目を奪われたり。
15:01
21時から船内のダンスグループによる旧市街でのダンスイベントがあるということで、
それに間に合うよう一度旧市街に戻りました。
全く空腹を感じていなかったんですが、そこでも合流した仲間と旧市街のレストランへ。
ドブロブ肉の名物はイカツミリゾット。
名物料理は基本抑えておきたい私なので、3人で一皿、そしてサラダ、パスタを頼みました。
旧市街のテラスル席のレストランは雰囲気が抜群だったけれど、昼間食べたお料理の方が断然おいしかった。
夕食の後、ダンスパフォーマンスを少しだけ見て、
お腹いっぱいだから船まで歩いて帰ろうと、友達と3人で丘を越えて船に帰ることにしました。
今思うと、いくら千人規模での大移動とはいえ、
夜22時近くに若い女の子3人組が田舎の暗い道を歩いているのはあまり良いとは思えなかったと思います。
当時は全くそんな危機感はなかったのですが、この素晴らしいドブロブニクの石道にまさしく泥を塗るような出来事が。
暗い道を港に向かって歩いていると、バイクに乗った3人の少年たちが観光客をめがけて水風船を投げつけ、驚く顔を一人がビデオに撮っていました。
歩いているのは同じ船に向かうタクシー台を蹴散る若い乗船客。
ほとんどが日本人ばかり。
彼らは面白がって次々にその人たちに水風船を投げつけては気勢を上げて去っていく。
おそらく私よりも年下の少年たちだ。
私と一人の友達は近くに水風船が落ちて少し濡れただけだったけど、一人の子は顔に当たってしまい、かわいそうに泣いてしまった。
「ふざけんな!バカ野郎!」と私は叫んだのだが、もちろんどうにもならない。
彼女を慰めながら、とても残念な気持ちで船に戻り、眠りに着きました。
次の日のドブロブニク、自由行動を期待して。
今回もありがとうございました。
次回はドブロブニクの後編、自由行動編をお届けいたします。
皆さんにとって素晴らしいクリスマスになりますように。
17:35

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