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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と人の架け橋でありたい私が、犬に関する様々なお話、旅の話、子供たちの話などをマイペースにお届けしています。
時々、ひそひそ歌を歌ったりしています。
より具体的なトレーニング、質問回答などはメンバーシップでお話ししています。
さて、少し前の前々回の配信ですね。
私のプロフィール、日本一を入れるとしたら何がある?とお伺いしたところ、
とても嬉しいレターをいただきましたので、そのご紹介からいたします。
なおちゃん先生、こんにちは。
私から見えるトレーナーのなおちゃん先生は、犬に擬人化を許してくれる先生ということです。
私は昔の志向なので、擬人化するのは良くないと教わってきました。
が、なおちゃん先生のお話は、子供にも旦那にも共通できる対応の仕方で頷けることばかりです。
お子さんがいない方も、旦那さんがいない方も、とても身にしみるお話だと思います。
会社勤めの方でも、人間関係のもやもやを解消できるヒントがたくさんあると思います。
なおちゃん先生の考え方やトレーニング法は、生き物全体に使えるものだと思っています。
いつも配信を聞きながらうなずくことばかりで、実行までなかなかいきませんが、脳裏に刻もうと必死に聞いています。
うまく表現できませんが、Nに対して人間の思考を当てはめられるトレーニングの仕方は、
とても聞き入りやすくて、自分自身の生き方にも影響するくらいだと思います。
なので、世界一になるなおちゃん先生です。
ということでした。なんて嬉しいお言葉でしょうか。
旦那さん、本当にありがとうございました。
まさに私が自分自身の配信で皆さんにお伝えしたいと思っていることが、しっかり伝わっているんだなぁと思った瞬間でした。
これだけだと、ただの自慢話で終わってしまうので、
今回はこの中に、犬に擬人化を許してくれる先生である、というところに少しフォーカスをしてお話ししていきたいと思います。
犬を擬人化して考えない、犬を擬人化して接しないことというのは、
もしあなたが愛犬をプロのドッグトレーナーや訓練生に見てもらったとしたら、たびたび言われることだと思います。
ですが、私は20年以上にわたり、たくさんのお客様と接してきて、
この犬を人扱いしない、擬人化しないという感覚が、いかに一般の飼い主様に難しいのかということを痛感してきました。
だって可愛いんだもん。だって愛しいんだもの。
擬人化しないということをプロの人たちが言うということは、
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人と同じように考えないということで、これは私が常日頃配信していることと共通していることでもあります。
だって人というのは違う生き物だから。
ですが、私は犬を擬人化して考えるということについては、
良い擬人化と悪い擬人化があると思っています。
良い擬人化は犬のQOLを向上させ、犬と飼い主さんの絆を深めるもの。
悪い擬人化とは、犬本来の生き物としての魅力や可能性を損なうものと考えているので、
全ての擬人化が悪いとは思っていないんですね。
さらに言えば、私は犬を擬人化して考えるというよりは、
人も犬も同じ生き物、動物であるので共通点があるよね、という考え方が根底にあるんです。
これは動物行動学において、全ての動物に共通するテーマがあるということです。
人間はご存知の通りかなり複雑ですが、
人間でも犬でも金魚でも、刺激があり反応としての行動が引き起こされ、
その結果が学習として次につながるということは同じなんですよね。
私は自宅で飼育している金魚に、この共通点を応用してある行動パターンを教えました。
その一つ目は、割り箸を水槽の中に入れて、割り箸の先を追いかけてくるっと一周したら、食べ物が出てくるということ。
二つ目は、水槽の外側からトントンと叩くと、輪っかのオブジェを金魚がくぐる。
すると食べ物が出てくるというものです。
これは刺激・反応という行動・食べ物が出てくる結果ということで結びついていますので、
この結果が学習経験となり、それが生き物として金魚には良い結果であるので、
強くこの行動がインプットされた結果になるんですね。
すべての生き物にとって、自分が出した結果、行動の結果が、
良い結果なら行動を増え、悪い結果なら行動を減っていきます。
犬であれば、食事の時間に足元で座っていればおやつがもらえる。
食事の時間に人間に対して吠えたら、部屋から追い出される。
といった感じでしょうか。
このメリハリを大きくつけると、犬は良い結果を選ぶ、行動を習慣化させていくんですね。
人間でも共通するところがありますよね。
例えば、この私。
このスタイフで配信を始めて12月で丸4年になりますが、
皆さんの配信や活動という刺激を受けることで、
自分が配信する原動力になり、共感のいいねやコメントをもらえるという
良い結果を受け取ることで、このスタイフを続けようという結果、
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意識の習慣化になっているんですね。
もちろん、この他にも複雑に絡み合った要因や感情はたくさんありますが、
根幹にあるものはとてもシンプル。
この流れは、金魚も犬も人もみんな同じです。
生き物としての共通点にフォーカスを当てて、そこを分かりやすく皆さんに例え話、
つまり時には擬人化をしてお伝えすることで、
ああ、自分にもそういう一面があるよな、と
自分ごととして動物たちのことを身近に考えていただけるんだと思っています。
犬と人とは全く違う生き物なんだから、
同じに考えるとはいけないという意見が100%間違っているとは全く思いませんよ。
ですが、当てはまらない部分もあり、当てはまる部分もある。
だって私たちは同じ地球上に生きる生き物ですから。
ただ、共通点がある以上に違いもあるということは、
これは皆さんに認識していただかなくてはならないことで、
そのためにもどこまでは同じ、どこからが違うということを掘り下げてみるということが
とても面白いなと私はこのお仕事を通じて感じています。
その面白さをスタンドFMを通して皆さんとシェアできていけたらいいなと思って配信を続けています。
人が犬を擬人化、この擬人化の場合はあまり良くない扱いをしてしまう大きな要因である。
一つは、人と犬の一番の違いでもある、コミュニケーションに関わる問題です。
犬は言語を通してコミュニケーションを取るわけではありません。
ですが、私たち人間の第一コミュニケーションの方法は言語なんですね。
犬という生き物に対して一番最初に言語でコミュニケーションを取ろうとしてしまいます。
それは私たち人間同士がそういう生き物だから。
けれど、本当は人間同士も言語以外でのコミュニケーションを自然と取っているんですよね。
普段はあまり意識しなくても人間同士でも行われているんです。
ですが、あまりにも便利で即座に伝わる言語コミュニケーションを前にすると、私たちはどうしても言葉に頼りがちになります。
では、犬に対して言語ではなく非言語のコミュニケーションを第一に接してみたらどうなるんでしょう。
そしてこれを人に対してやってみたらどうなる。
興味のある方はぜひ実際に体験してみてください。
今週17日木曜日夜の8時から9時まで犬が自ら考えるようになる。
2.最強のヒントの与え方をZoomセミナーにて行います。
人同士、そして犬に対して非言語のコミュニケーションで実際に自分の意思を相手に伝えるというロールプレイを通して
非言語コミュニケーションの面白さや犬に伝わるポイントがどこにあるのかがわかってきます。
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ワンちゃんのいらっしゃる方は画面越しでも犬に対して非言語で意思を伝えることで
自分が愛犬をどれだけ擬人化してきたのかに気がつくワークでもあるでしょう。
そしてこれは実は異なる言語の方々や接客業の方にも非常に役立つ観察力がものすごく身につく方法なんです。
また今回は最強のヒントの与え方というテーマを設けています。
これは非言語コミュニケーションで相手に自分の意思を伝える際、相手が人でも金魚でも犬でも
重要なことは適切なタイミングでレベルに応じたヒントを相手に出すということなんです。
これができると相手はわかんないからもういいやと投げ出さず
自分で考え、ヒントを得ながら答えにたどり着く喜びを感じることができるんです。
人間同士でも十分に効果を感じられる非言語コミュニケーション能力を鍛えるオンラインセミナー
今週17日です。
概要欄にリンク先を貼っておきますので興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。
今回は以上になります。
データをくださった方ありがとうございました。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。