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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の限界からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や、旅行の思い出などのお話もお届けしています。
犬のトレーニングについての実践編、業界裏話、アニマルコミュニケーションについては、メンバーシップ配信にてお伝えしています。
さて、今日は最初に告知をさせてください。
明日、1月26日木曜日午前10時より、毎月恒例の元獣医師、現アクセサリー作家であるアトリエ太郎さんとのコラボライブを行います。
テーマは、車酔いどうしたらいい?ということで、私たち2人がペットの車酔いについて、ドックトレーナー、元獣医師の観点、そしてワーママの観点からゆるゆるとおしゃべりをしていきます。
いつもながらの台本なしぶっつけ本番ライブですけれども、よろしければ遊びにいらしてくださいね。
さて、先週の日曜日なんですが、私は地震初となるズームセミナーを行いました。
終わってすぐにズームセミナーで感じたスタイフの汎用性みたいなことについて感想をライブでお話ししたんですが、
今日はそのズームで行ったセミナーの内容について少し触れてみたいと思います。
肝心なところね、何も触れなかったので。
今回のズームセミナーは、私のリアルなお客様に向けて行って、音声部分は許可をいただいた上で、メンバーシップの限定公開にしていこうと思っています。
ズームセミナーの内容は、犬同士の相性の見方、犬同士の合わせ方についてでした。
私は犬の保育園の先生を行って、今年で14年目になります。
これは私が自身で運営・経営をしてきた部分になりますので、他のお勤めをした年数を数えればもう少しあるかなと思います。
犬の保育園の一番のメリットなんですけれども、これは私の保育園、犬の保育園だけでなくてもそうだと思いますが、
リードがついていない状態で他のワンちゃんと出会う体験ができるということ、
そしてそれに関してワンちゃんの犬のプロの目があるところでそれができるということが一つあります。
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犬は本能や自分自身に大変忠実な生き物なんですね。
当然気の合う犬、合わない犬というのがいます。
そしてほとんどの場合、相手に対して忖度はしません。
この子のママとうちのママは仲良しだから、本当はいけずかないやつなんだけど仲良くしといてやるかということは考えないわけですよね。
時々犬にならそうと思って、お友達を作ろうと思って、
ドックランに連れて行ったけれどうまく遊べなかったとか、相手のワンちゃんに怒られてしまったとか、
反対に初めて会う初対面のワンちゃんにぐいぐい迫られて怖がってしまった、といったようなお話を聞くことがあります。
それだけならまだいいんですが、相手の犬とトラブルになってしまう場合、
時にはどちらか、または留めに入った飼い主さんたちが怪我をするという可能性もあるわけです。
そこで大切になってくるのが、犬同士の相性の見極め方、犬同士の引き合わせ方になります。
うちの子はどんな犬が相手なら穏やかに仲良くしていられるんだろう、
どんな犬は相性がうちの子といいんだろう、そしてそれをどうやって見たらいいんだろう、
ということを実際犬同士が挨拶をしている写真を見ながら解説をさせていただきました。
リアルなお客様の声から、皆さんがどういうところで戸惑っているのか、悩んでいるのかがとても分かって、
私自身もズームセミナーを行ってよかったなというふうに思っています。
犬のどこを見て、合う合わないを判断したらいいのか分からないという声はやはり多かったのですが、
まず鉄則となること、それは自分の愛犬の好きな犬のタイプ、
それから好きでも嫌いでもないけど受け入れが可能である犬のタイプ、
そして苦手な犬のタイプをきちんと知っておくということです。
生後1歳ぐらいまでのワンちゃんであれば、いろんなタイプの犬に社会化のために引き合わせるというのはとても大切です。
ただしこの時でも怖い思い、嫌な思いをしてしまうと、
こういうタイプの犬は嫌い、怖いというイメージやトラウマを後に作り上げてしまうことになるので、
ファーストインプレッション、第一印象をうまく導入してあげることは大切なんですよね。
当然のことですが、自分の愛犬が相手のことを好きでも、相手は自分の愛犬のことをそんなに好きではないという場合ももちろんあります。
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また最初は仲良く遊んでいたのに、疲れて休みたいときに相手または自分のワンちゃんが休ませてくれなかったため急に怒り始めてしまったとか、怒られてしまったということもよくあります。
特に子犬同士、若い犬同士の遊び方というのは、まだ慣れていなかったりとか、自分の気持ち、自分の遊びたいという欲求だけで動くことが多いですから、
ヒートアップしすぎてトラブルに発展するということはよくあります。
遊んでいても状況は急に変わることがよくありますので、犬同士が遊んでいる際には、よくその遊びを観察することが必要です。
私はヒートアップしてきたなと思うときには、一度犬たちにストップをかけて、犬たち同士を止めてクールダウンをさせるようにしています。
犬が相手や自分が置かれている状況をどう思っているか、それを知るためには犬のボディランゲージをなるべく多く知っておく、そしてそのボディランゲージを読み解くスキルがあると大変便利です。
誤解されやすいのは、しっぽを振っていると喜んでいるとか、うなっているときは怒っているといったような犬が出すサインですけれども、
これらはそれ以外の理由でしっぽを振ったり、うなったりするということもよくあるんですね。
その他にも犬たちは目まぐるしく変わるサインを常に出し合っています。
これは対犬に対しても出しますし、対人間に対しても出します。
一般的には耳やしっぽが伏せていると怖がっていると言われますが、そもそも垂れ耳の犬は分かりにくかったり、
巻きをしっぽがクルンと巻いているワンちゃんやしっぽをカットされているワンちゃんというのは、おっぽとか耳による判断、それはしづらいですよね。
その場合でも必ず何かしらのサインを犬たちは出しています。
サインを正しく知るためには、普段のリラックスしている愛犬の体の様子を正確に把握しておくことがとても大切です。
リラックスしている体の状態、つまりニュートラル、つまりフラットな状態から何がどう変化しているのか、
その変化の度合いが心の変化の度合いに直結するからです。
興奮する、嬉しい、楽しい、悲しい、怖い、怒っている、そうした感情が頂点に達する前に、犬たちは必ず些細でも体のサインを出しています。
私たちプロフェッショナルは、そのサインを複数の犬たち同時に見ることに長けていると思います。
ですからトラブルを事前に防ぎ、相性が良さそうな犬たち同士を引き合わせ、安全に過ごさせることができるのかなと思います。
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ただし、これにはそれなりの経験や技術、そして集中力が要ります。
そしてまた判断力も要ります。
ですから広大な敷地に大多数の犬、40頭とか30頭とか、そこにスタッフが1人2人という施設の場合は、きちんと犬同士の相性や一頭一頭を見られているのかなと、私自身は少し疑問に思ってしまう場合があります。
もちろんこの子はこういう性格、こういう時にこういう行動をする、こういうことが好き、こういうことは苦手ということは一頭一頭把握されていると思うのですが、犬は生き物ですから、マニュアル通りに完全にはいかないものです。
皆さんは愛犬さんのサイン、どれだけ知っていますか?
もしよかったらコメントなどでも教えてくださいね。
また近いうちに犬同士の相性を見ようという一般向けのズームセミナーも行えたらいいなと思っています。
準備ができたら皆様にお知らせしたいと思っています。
ということで本日は先日行ったズームセミナーの内容についてどんなことをお話ししたのかということを少しお話ししてみました。
ドクトレーナーや訓練士さんはおそらく、うちの犬、犬友がいないんですとか、他の犬と仲良くできないんですというふうに飼い主さんが相談した場合に、私も以前の配信でお話を何度かしておりますけれども、犬友は必要ありませんというふうに言われることも多くあると思います。
私も基本的には犬友というのはそんなに必要ではない、必須なものではないというふうに思っていますが、それでもやはり他のワンちゃんと会わせたいとか、お友達にならなくてもせめて喧嘩はしないでほしいとかそういった気持ちもすごくわかりますので、
そういった場合に犬同士を遊ばせないとしても、公園や広場、いつも行くお散歩ルートなんかで必ず会うワンちゃんとか、こっちに寄ってきてくれるワンちゃんとか、そういったワンちゃんっていらっしゃると思うので、
そういったときに相性を見てどのぐらいまで近づくか、どの辺まで行ったら話すかということを判断する材料があるととてもいいんじゃないかなというふうに思っております。
なので、私自身は犬とも仲良く遊べるワンちゃんがたくさんいるというよりも、受け入れ可能である犬を増やしていく。受け入れ可能である、これは言い換えて言うと適度にスルーができるワンちゃんですね。そういったお付き合いができる子が増えていくといいんじゃないかなというふうに思っています。
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ちなみにうちの愛犬みことさんなんですけれども、うちのみことさんも苦手なタイプ必ずいます。それはZoomセミナーの時にも参加してくださった皆さんにお話ししたんですけれども、こういうワンちゃんは苦手っていう子がはっきりいまだにいますので、それをきちんと飼い主である私が知っておくことで事前にトラブルを防ぐということもできますよね。
なので皆さんにもぜひ受け入れ可能なワンちゃん、そして苦手なワンちゃん、そしてお友達になれそうな可能性のあるワンちゃん、それらの3種類の分類をできておくといいかなと思っています。
最後まで聞いていただきありがとうございました。