食糞の理解と問題点
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬に好かれたい、うちの子の困った、どうしよう、そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せに、おテーマに、あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる、
そんなお話を、ドッグトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
私の20年以上のドッグトレーナーの経験、800頭以上のワンちゃんたちと関わってきた経験を、すべて詰め込んだ、初のオンライン講座、
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明日、6月12日木曜日の朝9時10分より、インスタ同時ライブ、犬とのコミュニケーションを深めるコツについてライブを行っていきます。
よろしかったら、ぜひお越しください。
さて、今日はですね、実際にお寄せいただいたご質問からお話ししていきたいと思います。
こちらは食糞に関するご質問をいただきました。
食糞というのは、自分の排泄物、主に大便になるんですが、それを犬が食べるという行為のことを言います。
こちらの食糞、たくさんね、過去にもご質問をいただいたことがありました。
食糞は多いのは、主にやはり子犬さんに多い傾向なんですけれども、
かわいいと思ってお迎えした子犬さん、天使のような姿形のかわいい子犬がですね、自分のうんちを食べている。
これは、飼い主さんにとってかなりショッキングな映像になると思います。
もし、これを聞いている皆さんで、うちの子、たまに食べちゃうんだよねとか、周りにそういうワンちゃんがいるよという方、ぜひ聞いていただきたいなと思います。
まず、大前提となることなんですけれども、動物の赤ちゃんにとって、糞を食べるということは、これは異常事態ではないんですよね。
人間の衛生観念からすると、それがたとえ赤ちゃんであろうと、子どもであろうと、全くもって許されざる行為になると思うんですが、
そもそも犬という生き物、人間と違いますよね。
人間と違う多くの生き物たちは、衛生観念というものを持ち合わせていません。
なので、ひとつ屋根の下に迎えたこのケムクジャラのかわいい四足の生き物は、人間と違うよ。
違う考え方、違う視点、違う行動をとるのは当たり前なんだよということを、まず知っていただきたいと思います。
そうは言ってもね、自分のワンちゃんが、自分の排泄物を食べたお口で、自分の顔や手をなめるということは、衛生的にもあまり良くないと思いますし、
精神的にも、飼い主さんの気持ちが良いわけではないと思います。
ここで考えていただきたいのは、まず違いを知った上で、その後どうするかということになっていくんですよね。
食糞を引き起こす行動
犬にとって、排泄物を食べてしまうというのは異常自体ではない、むしろ自然なことであるということはわかったけれど、感情的にどうしても受け入れられないという方、たくさんいると思います。
そのためにではどうするのか、それがトレーニングやしつけになってくるので、この後、安心して聞いていただきたいなと思います。
フンを食べてしまうというワンちゃんたちは、それが子犬さんなのか、それとも生犬さんなのか、それによっても大きく変わってきます。
すぐ食べてしまうのか、置いておくと食べてしまうのか、人がいる状態だと食べないのか、それとも食べるのか、
自分のフンだけ食べるのか、他の犬のフンも食べるのか、意外なことですけれども、そのワンちゃんが食べているご飯の種類は何か、
それからどのくらいの期間この食品をしているのか、毎日のお散歩やお留守番の時間やその頻度はどうなっているのか、これによっても大きく変わってきます。
ただ、この事例一つ一つを今あげていると、この配信が何時間にも及んでしまいますので、
ここではよくご相談にあがる子犬さんの食糞、その対策についてお話をしていきたいです。
まず、フンを食べてしまうワンちゃんに対してやってはいけないこと、こういうことやってないですか?
もしやっているのであれば、今日からやめていきましょうということをお伝えします。
それは、ワンちゃんが排泄をした後、慌てて大声をあげながらワンちゃんの排泄物を取りに行く。
例えば、こんな感じです。ワンちゃんが代弁をした後に、
ああ、フンを食べてしまうのね、ダメダメ食べちゃダメ、ダメダメ、食べないで、という感じですね。
トイレットペーパーとかを持って、慌てて取りに行く。
こんなことされてないですか?
もしくは、ワンちゃんが排泄物に鼻を近づけてフンフンとニューをかいている時に、
ほら、ダメ、食べない食べない、ほら、どうして?
そんな感じでワンちゃんを叱ったり、大きな声をあげたりしていませんか?
もし、こういうことをしているなと感じたら、まずはこれをやめてください。
なぜ、やめなくてはいけないのかというと、これを続けることによってワンちゃんが学ぶことは、
飼い主さんが代弁をすると、大声で叱りながら駆けつけてくる。
そして、僕の排泄物をサッと取り上げてしまうから、見つからないところで代弁をするようにしよう。
もし、見つかったら飼い主さんに怒られる前に、早く食べてしまおうと思ってしまうんですね。
もし、この時点で、今の配信を聞いてくださっている時点で、
愛犬さんが代弁を飼い主さんから隠れた場所でするようになっている状態や、
した後にすぐに食べてしまうというような状態であれば、
効果的な対策とトレーニング方法
すでにこのワンちゃんは、こういった経験を積み重ねてしまっているということになると思います。
なので、まずすべきことは、ワンちゃんが配弁をした後に、
すぐに大きな声を上げながら駆け寄って取るということをしないということです。
そうは言っても、そんなことをしている間にワンちゃんが食べてしまうよとか、
じゃあどうすればいいんだというふうに思われると思うので、
ここからが、今日からできる対策になっていきます。
配弁をした後に、その配弁したものを取られてしまうんじゃないかと、
ワンちゃんが思うことで隠れてするようになったり、
もっともっと早く食べようということで食べてしまうということが出てくるので、
そうならないうちに、配弁をした後の新しいルーティーンを作ってあげる。
これが一番手っ取り早いです。
具体的にどうするのかというと、ワンちゃんが配弁をしているなと思ったら、
もし配弁をしそうだなと思ったら、
おやつやご飯などを持っていただいて、
1個とか2個とかケチなことを言わずに片手にいっぱい入るくらい、
10粒とか20粒とかそのくらいでもいいので、
パッと掴んでワンちゃんの顔の下にパラパラと巻いてあげてください。
配弁をしている途中でも構わないのでね。
つまり自分がしている配弁の、自分の体から出てくるものの方に気を取られることがないように、
その前にワンちゃんの意識を床に置いてあるおやつの方に向けてしまうということなんですね。
もし床に直接おやつやご飯を置くのが嫌だよという方は、
フードボールに入れていただいてもいいですし、
何か手近なお皿やキッチンペーパー1枚でもいいでしょう。
その上にパラパラと引いて置いてあげるということでいいと思います。
そしてそれを食べている間に配弁したものを処理するということになります。
これがレベル1の第一ステップになりますね。
ここで覚えてほしいのは、配弁をすると飼い主さんが大声でどなりながら、
駆けつけてくる、そして自分の排泄物が取られてしまうということではなくて、
愛犬の行動と対策
配弁をするとご褒美がたくさんもらえるという条件づけをワンちゃんにしていただきたいんです。
この第一ステップができたら、次は第二ステップに行けます。
というのも、常に見張っていられるわけではないと思いますし、
ワンちゃんが配弁をした後に気がつかない場合もありますよね。
飼い主さんが何か違うことをしていて、気がつかないうちに食べちゃってるというケースも結構あるんですよね。
これを防ぐためには、今度は何をしていったらいいのかというと、
ワンちゃんが配弁をしたら、僕うんち出たよという感じで飼い主さんのところに教えに来てくれるように教えていくということなんです。
そういう習慣を作っていくということなんですね。
そんなことできるの?と思われるかもしれないんですけれども、これは簡単です。
何かというと、先ほどの配弁をしているときにおやつを10粒とか20粒とかあげてくださいと言ったんですけれども、
このあげる場所を少しずつ飼い主さんの近く、そして配弁から遠くしていけばいいだけのことなんですね。
つまり、配弁をしたら飼い主さんのところにすっとんでいくことで、おやつがたくさんもらえるというルールを作っていくわけです。
これをしていくことで、配弁した場所と飼い主さんがいる場所が離れても、
配弁をしたら飼い主さんのところに戻ればおやつがたくさんもらえるという条件づけがなされているので、
ワンちゃんは自分のした配接物よりもおやつのほうがいいと思えば、飼い主さんのところに僕したいわおやつちょうだいと言いに来てくれるようになるわけです。
ここで注意したいのがおやつのレベルになります。
食欲がないとか、フードにご飯にあまり食いつきが良くないという子の場合には、
もしかしたらあげるおやつよりもご飯よりも自分のした配接物のほうが魅力的になってしまう場合があります。
そうなると、おやつもらうために戻ってくるよりも、まず配接物をペロッとパクッとしちゃおうかなという感じになりますので、
もしご飯にあまり興味がない子に関しては、ご褒美をご飯ではなくて、配便をしたときだけしかもらえない特別な美味しい大好きなおやつにかくあげしてみてください。
おやつのレベルもとてもかかわってくることになります。
配信内容の整理
はい、いかがでしたでしょうか。
今日は特に子犬さん、初めて飼われた飼い主さんからご質問の多い子犬さんの食品について、
対策と直し方、今日からできること、そしてNG行為についてお話をさせていただきました。
最後にお知らせとなります。
今現在ですね、私は自分の今後の配信についてちょっと大きく変えていこうかなと思っています。
そのため、ハッシュタグをちょっと整理をして変えていこうかなと思っているんですけれども、
概要欄の最後にハッシュタグをつけていきます。
このハッシュタグをシャープ1からシャープ7のフェーズに分けていきます。
シャープ1はプレ飼い主さん、これから犬を迎えたい人への配信。
シャープ2がパピー、迎えたばかりの子犬さんを飼っていらっしゃる方、
もしくは1歳ぐらいまでの子犬の飼い主さんへ向けての配信。
シャープ3は生献期、主に1歳から8歳ぐらいまでのワンちゃん、基本的には問題がないワンちゃんの飼い主さんへの配信。
シャープ4は問題行動で困っている生献の飼い主さんへの配信。
シャープ5はシニア犬、8歳から13歳ぐらいまでの愛犬が年を取り始めたという飼い主さんに向けての配信。
シャープ6はペットロスについての配信。
これは主に14歳以上から見取りを終えた、見取ったばかりという飼い主さんへの配信。
シャープ7は犬のことについて全般の配信という形で、ハッシュタグを整理していきたいと思っています。
この各ハッシュタグのフェーズ2、1から7のフェーズによって、
初めて聞いた方でも、今まで聞いてくださっている方でも、どんな方でもですね、
自分の愛犬さんのフェーズに合わせて、私の配信をどれを聞けばいいのかなというのが分かるように、
今後配信を整理していって、この私の配信が愛犬さんと暮らす一生に寄り添うような音声のテキストとなるといいなと思って、
私の過去20年以上のキャリアをここに全部詰め込んでいく、そんな壮大な計画を立てています。
こちらについては改めて配信できちんと皆さんにご実行案内させていただきますね。
今回は食品についてお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたと愛犬さんの毎日がもっともっと輝きますように。
