犬との関係構築
こんにちは、4日まで15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
トックトレーナー、ベッドロス縁文師、アニマルコミュニケーターである私が、
人と犬が共により幸せになれるためのヒントをテーマに配信をしています。
さて、今回はいただいたご質問にお答えしていこうと思います。
先週3月のオンラインセミナー、動物福祉先進国イギリスの犬事情というセミナーを行いました。
私はね、その参加と、それから参加していただいた後にアンケートをお配りしているんですけれども、
たくさんの方にご参加いただき、またアンケートにお答えいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
まだね、アンケート募集しておりますので、回答してなかったなぁという方は、ぜひ回答していただけたらとてもとても嬉しいです。
その中でいただいたご質問について、今日はお答えをしていきたいと思います。
こちらのご質問は、私がね、セミナーの中で使った動画の中に、
ロンドンで一番大きな公園と言われているハイドパーク、この公園の中をね、リードをつけないでお散歩をしている犬たちの様子を動画で撮影したものを流したんですけれども、
それをご覧いただいた方からですね、イギリスみたいに将来ノーリードでリードなしでお散歩できるようにするには日頃どうしたら一番いいのでしょうかというご質問をいただきました。
ご質問いただきありがとうございました。
ちなみにですね、日本ではノーリードでのお散歩は、私有地やドックラン以外では禁止されていることがほとんどです。
ですので、ノーリードはお勧めいたしませんが、私のフォロワーさんやセミナーを受講してくださる中には海外在住の方もいらっしゃいますので、
今日は日本以外の話という対象でお話をしていくので、ぜひ聞いてくださいね。
そしてノーリードでドックランに行った時とか、考えたくもないことですけれども、
お散歩中にハーネスやリード、首輪が外れてしまった時など、呼んでも戻ってこないということも問題になりやすいので、
リードはあくまでも命綱というスタンスで考えておかれることや、日頃からリードが離れてしまった時のことを考えてトレーニングや準備をしていくことが大切だと思います。
そのためのお話を少ししていこうと思っています。では本題に入っていきます。
リードなしでお散歩をできるようになるためには日頃どうしたらいいのかというご質問に対する一番の唯一のお答えは、
リードはなくてもリードがあるのと変わらない様子でお散歩するトレーニングをするということですね。
まあ、そりゃそうだろうということでしょうね。ですが本当にまさにこれしかないんじゃないかなと思います。
少し言葉を変えると、リードに頼りすぎないお散歩をするということです。
お散歩トレーニングの重要性
お散歩のトレーニングをするということですね。具体的にどんなトレーニングをしたらいいのかということなんですが、
一番意識をしていただきたいトレーニングは、人に対して意識を向ける、意識を戻すトレーニングです。
お散歩中の問題というのは、そのほとんどが飼い主に意識を向けていないということで起きます。
引っ張りや拾い食い、吠えや立ち止まり、怯え、興奮、こういった問題がお散歩中にあるよというワンちゃん。
飼い主さんがそのワンちゃんの名前を呼んだ時、飼い主さんを振り返ってくれますか?
もし、「うー、それはちょっと…。」と思うことがあったら、まずはそこがトレーニングのポイントです。
でも、リードをつけるとそれだけで興奮して全然話を聞いてくれませんとか、リードを噛んで大興奮してしまいますという飼い主さんには是非、
前回放送の犬のお散歩、時間を変えずに効果的に犬を疲れさせる5つの方法、
ここで配信をした方法の5つ目、何もしない時間を作るということをやってみてください。
そして、お散歩に行く30分前にはリードをつけてみるということを実践してみてくださいね。
前回もお話ししたように、リードをつけると自動的に興奮するというワンちゃんの場合は、
リードイコール散歩イコール興奮という方程式がそのワンちゃんの中で成立してしまっているんですよね。
この条件反射ともいえる方程式を壊すためには逆張りをする必要があるんです。
つまり、リードをつけてもお散歩にはいかないよという時間があるということをワンちゃんに知ってもらうことなんですね。
リードをつけても一向に散歩に行かないという飼い主さんに犬はなんだとやがて落ち着きを取り戻します。
落ち着いて座ったり伏せたらチャンスです。今だとばかりに散歩に行きましょう。
玄関に鍵とかスマホとか上着とかお散歩バッグとか用意をしてリードをつけて30分間ワンちゃんを放置。
飼い主さんは一旦キッチンに戻ってコーヒーを入れるなんて感じでもいいと思います。
リードをつけなくてもお散歩をしている犬たちは不要意に飼い主さんの近くを離れないんですよね。
常に飼い主さんとは一定の距離を保って歩き、何か刺激があれば確認のために少し離れて匂いを嗅ぎに行ったりしますが、
飼い主さんが歩みを進めると追いついて歩き始めます。
リードをつけなくても飼い主が犬のそばにいなくても犬が飼い主のそばを離れないのはなぜか。
これは単純面会で飼い主さんのそばにいたいと犬自身が思っているからなんですよね。
精神的にも物理的にも飼い主さんのそばにいる方がメリットがあるということです。
そのそばにいたい、メリットを得たいと思わせるような行動を飼い主さんが普段からお散歩の中でしているのかどうか。
トレーニングというのは犬だけではなくて、飼い主さんの行動や犬に対する態度、その見直しが非常に大切になるんです。
詳しくは4月の無料プレセミナー、そして6月末からスタートする今のままのあなたでもっと愛される飼い主の魅力アップ講座の中で、
飼い主さんがもっともっと愛犬さんに愛されるような行動や態度についてワンちゃんのタイプ別にお話をしていこうと思っています。
それではここからは具体的にお散歩中に行っておくと良い3つのトレーニングについてお話ししていきますね。
1番はアイコンタクトです。
愛犬さんと意思疎通を図る上で欠かせないのがアイコンタクト、目を合わせるという行為ですね。
散歩中は特に何かと注意喚起を犬に対してしてしまいがちなんですけど、そうではなくて名前を呼んだら目を合わせるということを平常時に行っておくことで、
呼ばれたら振り返って目を合わせるということを習慣化していきましょう。
そして2番ストップ。
飼い主さんが動きを止めた時には犬も一緒にその動きを止めるということを練習しておきましょう。
これは子犬の頃から遊びの延長として行うと自然に身につきます。
オンラインセミナーの案内
まずはリードのある状態から走っては止まり、走っては止まりというように動きを犬と一緒に行います。
初めのうちは止まった時にお座りと言って座らせて、座った時におやつをあげるのも良いと思いますよ。
それが定着してくると人が止まった時には自然と止まって座るようになっていきます。
そして最後の3つ目。呼び戻しです。
呼び戻しというのは呼んだら戻ってくるというトレーニングですね。
これはリードのある範囲で構いませんので、名前を呼んで戻ってきたら褒めるということを何度も繰り返してみましょう。
慣れてきたらリードを2本3本と繋げて長くしたり、ロングリードを使って呼び戻しの練習をお外でしてみてくださいね。
これらの3つのことを1回のお散歩につきランダムに何度も取り入れていきます。
この時肝心なことは定期作業にさせないということです。
愛犬さんが見たい時にアイコンタクトを取り、座りたい時に座り、戻ってきたい時に戻ってくるというようなパターンだと、
いざリードがなくなってしまった時に飼い主さんのタイミングで呼び戻しをしたり、
止まったり歩いたりしても犬はついてこないということが多くなってしまうんですよね。
そしてリードがあるから大丈夫とお散歩中の愛犬さんとのコミュニケーションを怠っていると、
いつまでも散歩中に飼い主さんと意識と動きを合わせるということが、そういう気持ちが犬には生まれてこないんです。
私はいつも散歩問題を訴える飼い主さんには、
このリードを持っている人間が変わってもワンちゃんは気がつきますか?と聞きます。
リードを持っている人が入れ替わっても気がつかないような犬がいるの?と思うかもしれませんが、案外いるものなんですよ。
うちの犬はどうだろうなと思った方はぜひ散歩中にそっとリードを持つ人を飼いでみてください。
そしてもしうちの犬気がつかなかったという方は、今挙げた3つのトレーニングと前の配信でお伝えした5番目の練習をしてみてくださいね。
ということで最後になりましたが、4月のオンラインセミナーのお知らせをしていきたいと思います。
日程は4月24日木曜日夜8時から9時ズームでのセミナーになります。
こちらは6月末から始まる私自身初の講座、今のままのあなたでもっと犬に愛される飼い主の魅力アップ講座のプレセミナーとなります。
ご紹介セミナーですね。もちろん大切な内容をすぐ使っていただけるような内容も含めていきますが、
今回はプロモーションも入っておりますので、どなたでも無料でご参加いただけます。
その代わりアンケートに必ず答えていただくという形にしていきたいと思っています。
概要欄に申し込みフォームをつけておきますので、ご興味ある方はお気軽にご参加ください。
顔出し声出しは不要です。
さて今回はアンケートのご質問にお答えしてみました。いかがでしたでしょうか。
よかったらお家でやってみた感想など教えてくださいね。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
