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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、あなたとワンちゃんの10年をより良く変えるを基に、犬と生きる10数年を、もっと本気で楽しみたいあなたに、幅広い分野から犬に関するお話をお届けしています。
大好きな旅の話、子育ての話も時々お届けしています。
飼い主さんが変われば、犬が変わる。犬のことをもっと知って、あなたも犬育てのプロになりませんか?
より具体的なトレーニング、しつけ、アニマルコミュニケーション、そして今は、今月はですね、ペットロスについてメンバーシップでお話ししています。
さて、前回は犬のしつけはお金をかけてでもするべきなのか?というテーマでお届けいたしました。
前回もお話しましたが、飼い主さん自身が愛犬さんと一緒に、人間社会とご家庭でのルールを共有し、ストレス少なく楽しく過ごせる。
その方法が実践できていれば、犬のしつけにお金をかけるということは必ずしも必要ではないと思います。
今はたくさんの有益な情報もありますから、何もお金と時間を膨大にかけなくても、
愛犬さんとの楽しい、ストレス少ない生活を送るということは可能ですし、そういう方もたくさんいらっしゃいます。
私の祖父母、父方も母方もどちらも犬が大好きで、私の犬の原体験は、母方の祖母の家にいた大型犬のラフコリーと、父方の祖父の可愛がっていた雑種犬でした。
祖母のコリーは、若い時に訓練さんに警察犬訓練をつけてもらったと言っていましたが、
父方の祖父の雑種犬については、特に何をしていたというわけではなく、私の先代犬、雑種犬についても、しつけのために何かをしたという記憶はありません。
お金もかけたという記憶はないんですね。
それでも何か生活上で不都合があったかというと、ほとんどありませんでした。
それはその子の個性にもよると思いますけれどもね。
ではなぜ、犬のしつけ関連サービスは、昔よりもいろいろなサービスが発展し、多様化してきたのか。
今回は、そこを取り上げてみたいと思います。
サービス、特にビジネスとしてのサービスというものは、需要があるから拡大しますよね。
犬のしつけ関連サービスが50年前よりも増えたということは、50年間で犬に関わる様々な需要が変化し、変化してきたことで生まれたサービスが現れてきたということにほかならないと思います。
まず、祖父母が犬を飼育していた昭和の中頃という時代から、犬に関して大きく変わったことを簡単に挙げてみました。
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1.犬の種類が増えた
3.犬の飼育環境が変わった
4.犬を飼う住宅事情、主に都市部が変わった
5.犬の役割が変わった
6.犬に関する情報が増えた
7.犬を飼育する人に対する社会的責任の度合いが変わった
8.犬の平均寿命が伸びた。需要が発展した。
以上、8つを挙げてみました。
1つずつ手短になりますが、2回に分けて解説をしていきたいと思います。
まずは、1.犬の数が増えた
そして、2.犬の研修が増えた
こちらは、この10年単位で見ると、糖水自体はそこまで変化がないというよりは、むしろ減少傾向に犬の場合はあるようですが、
半世紀前から比べると、主に都市部での飼育は増えていると言われています。
また、研修の多様性は、しつけ関連サービスの多様化に何か関係があるの?と言われそうですが、私自身は大いに関係があると思っています。
なぜなら、研修が増えたということは、研修の特性というものを犬が持っている以上、絶対ではないですが、無視できるものではなく、
例えば、代々、庭につないで芝犬を飼ってきた方が、突然、ジャックラッセルテリアを室内で飼うということになったら、やはりその違いに戸惑います。
そして、しつけ関連サービスを利用するということは、かなりの確率であり得るんじゃないかなと思うんですね。
そして、3番。犬の飼育環境が変わった
4番。住宅事情、主に都市部の住宅事情が変わった
この3と4についてもセットでお話しします。
犬の飼育環境は、主に屋外で飼育されていた犬が、最近では屋内飼育が基本となってきました。
私も約20年、この業界にいますが、屋外飼育のワンちゃんのトレーニングに携わったのは、過去2件だけです。
これは特に住宅事情の変化にもあります。
都市部での犬の飼育というのは、隣近所が密接していることもあり、完全に屋外飼育の犬というのは、今ではおそらく屋内飼育よりもかなり少ないんじゃないかなと思います。
他方、地方での飼育は、完全屋外飼育が基本というところも多くあります。
どちらが良いのか悪いのかというのではなくて、人口の集中する都市部、特にマンションでの犬の飼育が増えた
ペット科の賃貸やマンション物件が増えたということも、半世紀前と比べて大きな変化にあたると思います。
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これらの変化が、犬のしつけ関連サービスの発展・多様化にどう関わるのかというと、
これは皆さん聞かれて驚くかもしれませんが、
実は、屋内飼育、お家の中での飼育というのは、屋外飼育、家の外での飼育よりも、犬の行動問題の相談が寄せられる割合が高いという残念な事実があるんです。
トレーナー業界では、犬が家の敷居をまたいだ時から犬と人の関係が大きく変わったと言われて久しいですが、
この生活の境界線が曖昧になったことで、人と犬の物理的・精神的な距離が近くなり、
その結果として、今まで問題にならなかった犬の行動が問題視されるようになって、
しつけ関連サービスの需要が増えた、多様化したということは紛れもない事実です。
もちろん犬との距離が屋内飼育になって近くなったということは、悪いことよりも良いことの方が多くあると思いますが、
それはまた違うお話になるので、今回は取り上げないようにしていきたいと思います。
また、都市部で犬を飼育する人が増えたということで、犬同士や犬と人との社会的接触が増えます。
その距離感や密度が高いということで起きる問題もあります。
例えば、犬同士の散歩中のトラブルや、犬の吠える声によるご近所トラブルなどが代表例に挙げられると思います。
そして5番目、犬の役割が変わった。
6番目、犬に関する情報が増えた。
この2点も密接な関係があります。
犬は約2万年前から人と共に暮らしてきましたが、
その長い歴史の中、ほとんどにおいて彼らには仕事が与えられてきました。
狩りのパートナーとして、警備員として、警報機として、運搬業者として、
いろいろな側面が求められてきた犬という動物は、
今はそのうちのほとんどが不要な仕事としてお役目を批判されています。
特に屋内飼育において、番犬はほぼほぼ必要ないお仕事ですが、
遺伝子レベルで高められてきたお仕事は、すぐに消し去ることができないという場合が多いです。
そんな彼らは今、もともとのお仕事は不要、
家族として仲間としての存在意義を求められています。
端的に言ってしまえば、落ち着いていて、誰にでもフレンドリーで吠えることなく、
いつも友好的な犬が求められるわけですよね。
なので、これをすべて達成するためには、
家族としての愛顔権としての役割を担うために、教育が必要になる場合があります。
また、飼い主さん自身が犬と共に暮らすために、
どんなことを教えたらいいのか、どういうことを実践したらいいのか、
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という情報を得やすくなったのも確かです。
犬という生き物自体への研究も進んできて、解明されてくることも増えたので、
ただただ犬をコントロールする、何か仕事のために犬を飼っている、
万犬だったり牧羊犬だったり狩りをするために犬を飼っているというのではない、
問題行動を直すということでもない、ただ犬と一緒に生活を楽しみたいという目的のために、
しつけ関連サービスを受けられる方もいらっしゃいます。
そのため、私もそうですけれども、犬だけではなく飼い主さんへのご指導をメインとした、
飼い主のための犬の飼い方、犬の接し方を教えるしつけ関連サービスというのも増えています。
よく私は飼い主さんとお話をしたり、ワンちゃんのカウンセリングを受けたり、
しつけ教室、しつけのレッスンをするときに飼い主さんに言われることが結構あるんですけれども、
これって犬のしつけじゃなくて飼い主のしつけですねって言われることが多々あります。
いろんな犬のしつけ関連サービスがあるんですけれども、
私のやり方としては飼い主さんに愛犬さんのことをもっとよく知っていただくということをメインにお伝えさせていただいていますので、
その方によってはそのように感じられるかもしれませんね。
ということで、後半は7番8番ですね。
犬を飼育する人の社会的責任の度合いが変わったというところと、
最後の犬の平均寿命が伸びた重量が進んだということについて解説をしていきたいと思います。
それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。