2024-08-27 17:21

《犬》多様な犬種🐶複数の犬たちをトラブルなく扱う5つのコツとは⁉️

7月・8月限定で行った《お泊まり保育園》🐶

インスタライブをご覧いただいた方から
ご質問をいただきました💛

「多種多様な犬たちをコントロールしていてすごいです🌟」

そういえば、言語化するとどうなるんだろう?
ということで

「複数頭の犬たちをトラブル無く扱うためのコツ5つ」
をお話してみました❣

これは犬たち以外でも、
例えば子供なんかにも当てはまる事もあるかもしれませんね🐶


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こんにちは、横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
犬と人の架け橋でありたい私が、犬に関する様々なお話、旅の話、子供たちの話などを、マイペースにお届けしています。
時々夜中に、ひそひそ歌を歌ったりもしています。
さて、先週金曜日の夕方から土曜日のお昼まで、私はお泊り保育園を開催しておりました。
私の中では、個人事業主になってから初めてのお泊りイベント、先月の7月と今月8月2回開催しましたが、私自身も色々と学びになることがたくさんありました。
先日は、お泊り保育園を行った感想について、またお寄せいただいた飼い主さんのご感想などをお話ししていましたが、
今回は、このお泊り保育園のインスタライブをご覧いただいた方のご感想から話をしてみようと思います。
いただいたご感想の中には、色々な犬種の多種多様なワンちゃんたちをコントロールしきっている姿、すごいです、というものがありました。
ありがたいとともに、私が複数の犬たちを同時にフリーにするときに気をつけていることについてお話ししてみようと思いました。
お泊り保育園の様子は、金曜日の夜、土曜日の朝と2回インスタライブでご覧いただきました。
今回お泊りいただいた6頭は全て違う犬種でした。
その子たち以外でも犬たちを一度に同じ場所に出してどうやってトラブルなくコントロールをしているのか、
この問いに関わる私なりの答えを5つお話ししたいと思います。
複数頭の犬たちをトラブルなく平和に扱うためのコツ、その1、
犬種、年齢、生活環境、精査、モチベーションと苦手、刺激ごとの行動パターンを詳しく知り、
それらの個々の情報を常にアップデートしておくこと。
その2、モチベーションとなる行事を把握し、それを子出しにその状況に応じて使うこと。
その3、苦手なことや嫌いな刺激に対する反応を予測し、小さな段階から脱感査させるということ。脱感査というのは鳴らすということですね。
端的に言えばその1は1頭ずつの個性を詳しく知っておく。
これが何より重要だということですね。
犬種や性別の差、年齢の差による変化。
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これはもちろん犬たちにその傾向というのはありますし、飼い主さんから寄せられている情報、メディアの情報なんかもあるでしょう。
ですが、例えば犬種の特性などそれらにとらわれすぎることなく、その犬の個性を常日頃からよく観察すること、それが何より必要だと思っています。
またその個性の情報というのは常にアップデートしています。
特にパピーとシニア、セイケン、この3種類の犬たちでは時の流れが全く違います。
子犬の時には1週間に1度の通園でも、あれ、先週見た時と様子が明らかに違うなという違いが見えることもあります。
セイケンでも家庭環境や体調の変化で、普段と行動のパターンが変わるということが多々あります。
この子はこういうパターンをするとか、この子とこの子は絶対大丈夫であるという固定概念にとらわれすぎないように、常に目の前にいるその犬の情報をアップデートしていくこと。
モチベーションと特に苦手な嫌悪刺激については、注意深く知っておくことが必要です。
どの程度の刺激にどの程度の興奮状態を示すのか、どんな行動パターンを起こすのか、それを知っておく。
これはトラブルを防ぐために一番大切だなと思っています。
その上でその2とその3に発展していきます。
多くの犬たちを一度に同じ空間でコントロールするためには、一番避けなくてはいけないことは、興奮しすぎることによる犬同士のトラブルの発生。
これです。
その2、モチベーション。
これを把握し、それを子出しに状況によって使い分ける。
その3、苦手なことや苦手な刺激に対する反応を予測し、小さな段階から脱感査させる。
このコツのその2、その3は、複数の犬たちを同時にコントロールするために必要となります。
コントロールという言葉は、私は犬に対してあまり好きではないので、私自身が複数の犬たちに対して自分の注目度を上げる、注目度をキープするために行っていることと理解していただければと思います。
犬たちへの私の注目度が下がると、犬たちは自分勝手な行動をし始めていきます。
それは場所の取り合いのケンカであったり、仲良しの犬たち同士による遊びのオーバーヒートであったりします。
つまり、私の声が届かなくなるほどの興奮状態が始まってしまうということで、トラブルが起きやすくなっていくんですね。
そのため、個々の犬たちにとって何がモチベーションであり、何が好きなことなのかということをしっかり理解した上で、状況に応じてその好きなことを子出しにして使うということは、
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複数頭を同時に扱うときに注意をしています。
例えば、インスタグラムのライブ、土曜日の朝のシーンでは、大型犬の2頭がお外で遊び始めるシーンがあります。
私は2頭をすぐにボールのキュッキュッというおもちゃの音を鳴らして呼び戻しをし、座らせてご褒美をあげています。
この子たちにとってお互い遊ぶ、それを続けるよりも、このボールの音、おもちゃの音、これが漏れられるかもしれないという期待の方が大きいんですね。
普段は私はこのボール、おもちゃは絶対にこの子たちには使いません。
ただし、インスタライブということで名前も大声で呼ぶことはできないですから、そのときはとっておきの秘策ということで、
彼らにとってとても強いモチベーションであるボールを鳴らして呼び戻しをしたという形になっています。
これは何気ない様子に見えますが、実は難しいシーンが2つ入っているんですね。この呼び戻しのシーンの解説。
1つ目の難しいシーンは、遊びに夢中になっている犬たち、仲良しの犬たちの呼び戻しというところ。
2つ目は、複数頭の犬に順番におやつを与えるときのトラブル防止についてになります。
今もご説明いたしましたが、遊んでいる最中の仲良しの犬たちの呼び戻しのトレーニングというのは、
若くてエネルギッシュ、遊ぶことが大好きな犬たちにとってとっても重要なトレーニングになります。
多くの飼い主さんがパピーから若い犬の興奮に手を焼くということはあるあるなんですが、
それは興奮度合いが低いうちから、呼ばれたときに戻るということに絶対的な信頼感を与える、これをトレーニングしていくんですね。
これを繰り返すことで興奮度合いが高まったときでも、きちんとこちらの糸が届くようになります。
例えば、先に挙げた2人の大型犬であれば、私が名前を呼ぶのではなくて、
このおもちゃの音を鳴らすということで、このおもちゃがもらえるかもしれないという期待を込めて戻ってきてくれるわけなんですね。
このため、私は積極的に犬たちが遊んでいるプレイ中の呼び戻しというのをトレーニングのために小さいうちから続けていきます。
これを続けていくと、先生のところにどっちが早く戻れるか勝負しようぜという、もう一つの楽しいゲームになっていくんですよ。
必ず遊んでいるときには呼ばれる、そして呼ばれて戻れば必ずいいことが起きる、
そして遊び中には呼ばれて戻ったとしてもまた遊ぶことができるということを犬たちと事前に確認をしておく、約束しておくことで、
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犬たちが遊んでいる最中に呼び戻しをしても戻ってくるという確率はとても上がっていくんです。
そして2番目、複数頭の犬に順番におやつを与える時のトラブル防止。
これはちょっと気がつきにくいかもしれません、動画だとね。
特に犬に馴染みのない方は、これはそんなに難しいシーンなの?と思われるかもしれません。
はい、実は複数頭の犬たちにおやつをあげるというのは難しいシーンなんですね。
例えば、お散歩中に複数の犬たちに一つずつおやつをあげようとしたらケンカが始まってしまったという、
お散歩仲間とのトラブルという話は実はよく聞かれるんです。
つまり、ここでは名前を呼ばれた犬以外はもらえない、
それ以外の犬は座って自分の番が来るまで順番を待つという暗黙のルールが介在しているからこそトラブルが起きていない状態なんです。
複数の犬たちにおやつを同時に与えようとする時に起きるトラブルについては、
という犬たちの折れが折れがという群衆心理がぶつかるために起きることがほとんどなんです。
ここで必要となるのは、パーソナルスペースの喪失、その危険性への理解、
そして犬同士のあれが欲しい、これが欲しいというモチベーションが高まるにつれて、
お互いに起きる牽制、威圧、威嚇行動の予防になります。
こういった状況への予測、予防をシミュレートした上で犬たちにおやつを与える場所や状況を管理すること、
また例えば犬同士の距離を空けた状態で2頭など少数から練習を始めるトレーニングが必要です。
刺激が小さいところからの練習トレーニングを積んでおくこと、
これで先ほどお話をした、複数の犬たちをトラブルなく扱うためのコツその3ですね、
苦手なことや苦手となる刺激に対する反応を予測して小さな段階から練習をする、慣れさせるということにつながっていきます。
ここまで大丈夫ですか?
そして4番目のコツ、これは今までのシーンであったところなんですが、
複数の犬たちをトラブルなく扱うためのコツその4のヒントが今までの中に入っていました。
それは何かというと、それは先生はこれは好き、先生はこれは嫌いという態度を犬たちにしっかりと常日頃から一貫して伝えるということです。
例えば私がある犬を撫でているとき、他の犬が近づいてくると、その近づいてきた犬に対して威嚇してうなったり吠えてしまう犬がいるとします。
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私は威嚇している犬にノーと注意し、すぐにその犬をクレートに入れて近づいてきた犬を撫でてあげます。
しばらくしたらまた同じ状況をわざと作り、次はその犬が近づいてきた犬にうならなかったら褒めて両手で一頭ずつの犬を褒めて撫でてあげます。
つまり、自分が撫でられているときに近づいてくる犬を威嚇することは先生は好きではありません、という態度。
威嚇しないで近づいてくる犬を許容すれば褒めてもらえる、という態度をメリハリをはっきりつけて犬に態度で示すということです。
こういう個々の犬に対する態度の積み重ねは、実は言葉よりも郵便に確実に犬たちに伝わります。
犬の保育園ではお散歩を順番に行きますが、一頭ずつ行くので、他の犬はクレートの中で待機をします。
クレートを開けようとしたとき、「やった!自分のお散歩の番だ!」と扉を開ける前に中から無理やり出てこようとする犬に対して、私は再度クレートを閉めて立ち去り、他の犬の散歩に行きます。
「待て!」を言わなくても、扉が開き切って、「OK!」と言われるまでは、出ようとしても先生は出してくれない、ということを伝えます。
やがてその態度は、私に対して犬たちの習慣になって定着していきます。
ですからクレートの扉を開けても、「OK!」が出るまではすぐに出てこない、という習慣が出来上がっていくわけですね。
トレーニングを通じて犬と私、それぞれお互いが好きと嫌い、この情報交換をしていくということは、複数の犬たちと平和に過ごすために非常に大切なことだと私は感じています。
そして、さあやっと最後ですね。その後になってしまうかもしれませんが、「先生がいるから大丈夫!先生が言うんだから我慢してやるか!」という犬たちからの信頼感を得ること。
例えば、特定の犬種が苦手という犬は必ずいます。相手がどんな個性かに関わらず、目の前に苦手な犬種が現れただけで大騒ぎするという犬もいます。
そういう子であっても、この保育園の場所に、そして先生と一緒にいるのであれば、この犬もそんなに悪いやつじゃないのかもしれない、と私の顔を立ててくれるということが多いにしてあるんですね。
その時は大げさに褒めます。そうなるとその犬はその苦手な犬種に対して自信を持っていくことができるんですよね。
この関係性はしかしながら、飼い主さんとワンちゃんというところには当てはまらない部分もあるかもしれません。
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というのは、飼い主さんというのは家族であり、常に自分のことを気にかけて愛してくれる、僕の私の唯一無二の人だからです。
その反面、保育園の先生はみんなの先生なんですよね。だからこそ注目度を上げたい、先生に特別されたいという犬たちの心理や行動パターンですら、モチベーションとして私は使うことができるわけです。
ですが、飼い主さんは犬との距離感を保つということは難しいことがあります。
でも、それは先生だからできることですよね、と諦めないでください。
これら5つのコツは、ご自宅でワンちゃんとの間でも使えるものもたくさんありますし、お友達とのワンちゃんの対しても汎用できる内容がたくさんあります。
特にその1のコツは、どんな飼い主さんでも知っておく必要はあるかなと思うので、ぜひこれらのコツをつかんでワンちゃんやワントモさんたちとのコミュニケーションに生かしてみてくださいね。
最後に、複数頭の犬たちをトラブルなく扱うためのコツ、5つを全てご紹介いたしますね。
その1、犬種・年齢・生活環境・精査・モチベーションと苦手・刺激ごとの行動パターンを詳しく知っておく。それらの情報を常にアップデートする。
その2、モチベーション・行使となるものを把握し、それを子出しにしていく。
その3、苦手なことや苦手な刺激に対する反応を予測し、小さな段階から慣れさせ、練習していく。
そしてその4、これは好き、これは嫌いということを、人側が犬に態度で一貫して示していく。
その5、この人がいるから大丈夫、この人が言うんだから多少のことは我慢してやるか、という犬たちからの信頼感を得ること。
いかがでしたか?これらが私は、複数頭の犬たちをトラブルなく扱うためのコツだなと思っています。
皆さんはどう思われましたか?最後まで聞いていただいてありがとうございました。
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