問題行動の概要
こんにちは。横浜で15年以上犬の保育園N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上1000組を超える飼い主さんとワンコさんに向き合ってきた経験から、コントロールよりコミュニケーションをテーマに愛犬と心が通い合う関係づくりの手伝いをしています。
さて、昨日は月に2回のインスタ、スタイフ、同時ライブを行っていきました。
昨日はですね、おうちでもできる簡単なワンちゃんの認識力、認知力をチェックするエクササイズをお伝えしました。
人間と犬って、物事の認識、これが違っているんですよね。
この違いに気づいていないと、飼い主さんは、うちの子、なんでこんなことするんだろうとか、どうしてこれがわからないんだろう、伝わらないんだろう、というふうにみぞを感じてしまうことがあります。
よかったら、昨日の配信、またはインスタのアーカイブ、聞いてみてくださいね。
おうちでも試してみて、うちの子、こうでした、なんてことがあったらぜひ教えてください。
それでは、本題に入っていきましょう。
今回は、ハッシュタグ4番、問題行動。
この番組では、お迎えからお見送りまで、愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
はい、水曜日にあげた配信。
こちらでね、愛犬が家族の帰宅時間を察知して吠えてしまう。
この問題にどうしたらいいの?ということで、実際にいただきましたご質問に音声で回答をさせていただきました。
こういう問題はね、きっとたくさん悩まれる方がいらっしゃるだろうなと思ったので、何かひとつヒントになればいいなと思ってお話したんですけれども、
飼い主さんが問題だなと思っている行動、これが私の配信を聞いただけで良くなるということは少ないかもしれないですが、
まずは飼い主さんに認識、先ほどのところでもお話ししたんですけど、ワンちゃんの認識と飼い主さんの認識がずれていることがあるので、
そのずれを直してもらうところからスタートする、その助けになればいいなと思っています。
今回も前回同様にご質問をいただきましたので、こちらにお答えしていきます。
これは非常によくある問題だと思いますので、良かったら皆さんも最後まで聞いていってください。
ご相談をいただいたのは、まだ小さなお子さんが家庭にいらっしゃるママさんからのご質問です。
どんどんワンちゃんが知恵をうつけて、キッチンにある食事を奪ってしまいます。
ご育てでこちらの管理が緩んでいるところをとことんやられてしまいます。というご質問でした。
そして補足としていろいろとご説明をいただいたんですけれども、
ワンちゃんがへそてんと呼ばれるひっくり返った状態で寝ているから一瞬なら大丈夫かなと思ってトイレに行ったり、
お子さんに呼ばれて別の部屋に行った瞬間にすごい早い動きでキッチンに侵入して、そこにあるものを食べてしまうということなんですよね。
取れる環境を作らないことが絶対条件だと思いますが、油断してしまった隙を絶対に狙う。
そのマインドはどうにかならないものかなとご相談してみたいです。というご質問だったんですよね。
このマインドがどうにかならないものかというところにお答えしてみるとですね、マインドはどうにかなりません。
どうにかなるというのは、この場合のどうにかはですね、おそらくカイネスさんは人の隙を狙う。
そしてそこで物を食べるというワンちゃん自身の思考、そのマインドがなくなる、別の方向に向かうことはないでしょうかということなんですよね。
これはこのまま放っておいては絶対に直らないことではあります。
ワンちゃんというのは、自分の起こした行動がどんな結果に結びついたか、それで学習を深めていく生き物なんですよね。
そのために一回盗み食いが成功してしまうと、人がいないときにキッチンに入って何かを食べるということで、貴重な非常に強い成功体験を積んでしまうわけなんです。
これが一回でも食べたものがものすごいおいしいものだったら、よし次もやってやろうというふうに思いますし、
何度かこの成功体験が続いてしまうと、必ずあそこに入ったらいいものがある。
そしてカイネスさんは必ずお子さんが泣いたらいなくなるとかね、そういうところまでしっかりと関連づけて覚えることができる賢さがあるんですね。
なのでワンちゃんの行動学から考えると、一度強い成功体験を得た学習行動というのは、生じっかなものではなくなるものではない。
そして何回も成功体験を積んでいれば、なおさらその行動パターンというのは自信を持って行われるわけなので、
治しづらいという結果になっていきます。
解決策とトレーニング方法
じゃあどうしたらいいのよと、そういうことになるんですけれども、
先ほどもカイネスさんご自身が言われていたように、ワンちゃんがキッチンに侵入して食べるものを取れない状況を作るというのが一番それがいいんですよね。
もちろんトレーニングによっては、食べ物がある部屋にワンちゃんだけ置いておいてもワンちゃんがそれを取らなくなる、そういうマインドにするというトレーニングはあります。
ただしですね、これには非常に時間がかかります。
なぜならこれだけ強くついている成功体験の逆を行く学習体験を済ませなきゃいけないということなので、
それ以上に苦い体験をするか、それ以上にいい体験をするか、どちらにしても今までの成功体験、繰り返されてきた成功体験を上塗りする体験をさせてあげないといけないということなんですね。
この成功体験を上塗りする体験を与える、このために時間を割けるかどうか、これによってトレーニングするかしないか、そこに時間を割くかどうかというのが決まってきます。
ただしご相談者様の場合には、おそらく日々ね、育児・家事、まだまだ小さいお子さんがいて精一杯だと思いますので、なかなかこの経験を上書きさせるために時間を割くというのは難しいかもしれません。
私自身はあまりお勧めしない方法ではありますが、キッチンに入って物を盗み食いしてしまう、そんなワンちゃんに対して嫌な体験をさせることでその行動をなくす、こんな方法もあります。
例えばわざとキッチンにパンを置いておいて、飼い主さんは姿を消します。このパンにはお酢がたっぷり染み込ませてあったりとか、お酢じゃなくてもワンちゃんが嫌がるようなものが入っているという形です。
こういう方法もおそらく効果がある子は効果があります。ただ気をつけなければならないのは、キッチンに入って物を食べた結果、すごい嫌な体験をしたというネガティブなイメージがこの子についてしまうということ。
そしてネガティブなイメージよりも、食欲だったり、何か物を盗み食いすることで飼い主さんの気が引けるという体験学習を積み重ねている場合には、この味に、例えばからしを塗ろうが、わさびを塗ろうが、お酢を染み込ませようが、ワンちゃんというのは意外と慣れてしまうので、このぐらいだったらまだいけるな、みたいな感じで食べてしまう、そういう子もいるんですよね。
なので私自身はあまりおすすめはしません。ですが効果がある子は効果があります。調べてもこういう方法も出てきます。
最後に私のおすすめの方法を一つお伝えして終了していきたいと思います。
キッチンに入って、キッチンの上の物を盗み食いしてしまうワンちゃん。この防止策。一番いいのはやはり環境を操作するということです。つまりキッチンにアクセスできない仕組みを作るということですね。
私自身もベビーゲートの活用をお勧めしていました。本来はお子さんがキッチンに入らないようにするものですが、同時にワンちゃんも入らないようにすることができます。
ただキッチンの形状によってはベビーゲートが付けられませんというお家も確かにありますよね。そういう場合のとても簡単な方法はこちら。
ワンちゃんと一緒に移動する。つまりワンちゃんを一人で残さないということなんですよね。
トイレだったらトイレの前、お子さんの部屋だったらお子さんの部屋の前まで一緒に移動する。そして移動してきた時に褒めてあげるということを習慣化していくと、ワンちゃんだけがキッチンの近くに取り残されるという状況を回避できます。
もしくは非常に最後に簡単なやり方としては、キッチンの上にある例えば調理仕掛けのものとか、調理済みのものとか、そういったものを食べられないようにしたいというのであれば、
昔のハエが来ないようにカバーする蓋みたいなのがあったの。皆さん知ってますか?私自身も祖母の家で見たことがあるぐらいなので、もしかしたら若い方はわからないかもしれないんですけども、それじゃなくてもいいので、
何か大きめの段ボールとか箱とかそういったものをバサッとね、自分がトイレとかね、なんかインターフォンに出なきゃとかね、子供が呼んでるから行かなきゃとかっていう時にね、近くにその大きめの箱とかを置いておいて、バサッとね、調理仕掛けのものとか調理済みのものとかをそこに被せて、中に入れるんじゃないですよ。被せるんですよ。被せてパッといく。
これだと手間は本当にかからないですし、すぐ戻ってくるという前提ですので、ワンちゃん自身もね、その箱をどっかに避けるっていうことをしないと食べられませんから、食べるまでに時間がかかります。なので少し時間が長くかかるということで、その間に戻ってくることもできるかもしれませんね。
はい、そんな感じで臨機応変にやってみていただければと思います。
ただですね、私自身も本当に経験があるんですけれども、私自身もやられました。
実は、美琴さんに何度もヒログイ、ミスミグイをされたことがあります。
なので、人間が油断してしまうとこうなってしまうよということをね、ワンちゃんは本当に賢く覚えていますので、そんな時は自分を責めすぎるのではなくてですね、
この子は短い十数年の一生の中でこんなものを味わうことができたんだなというふうに、ちょっとね、大らかな目で見てあげるというのはいかがでしょうか。
はい、こういうことを言っちゃうとトレーナー失格なんですけれども、ご自身の罪悪感をずっと持ち続けるよりはいいかなというふうに思っています。
はい、短い一生の中でこんな食べ物を味わわせてあげたというふうにポジティブ変換してみてね、ご自身をあまり責めすぎないで、愛犬さんをあまり叱りすぎないで、次に備えましょう。
はい、いかがでしたでしょうか。今回はいただいたご質問ご相談にお答えしてみました。最後まで聞いていただきありがとうございました。