問題行動の理解
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営しているなおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンコさんに向き合ってきた経験から、
コントロールよりコミュニケーションをテーマに愛犬と心が通い合う関係づくりのお手伝いをしています。
こちらの番組では、お迎えからお見送りまで、
愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
現在、愛犬のアンチエイジング&脳トレセミナー、
こちらをね、2月28日、3月14日、4月9日の3回に分けて行いますので、
こちらの募集をさせていただいています。
2月は初めてクラス、3月ひらめきクラス、4月チャレンジクラスということで、
少しずつレベルを上げていくものになっていくんですけれども、
チャレンジクラスの方がね、残りわずかとなっております。
堅苦しく考えすぎずにですね、
まずは愛犬さんの今を知る、そして愛犬と何か心が通い合うコミュニケーションを日々の中でとってみたいな、
今まで何もトレーニングとかやったことないけれどな、という方にぜひおすすめですので、
よかったら概要欄から見てみてくださいね。
それでは今日のテーマ、お話ししていきたいと思います。
ハッシュタグ4番、問題コードになります。
こちらは質問への回答という形になります。
ご質問の内容はこんな感じでした。
外出先のお店でテーブルに手をかけるのをやめさせられない。
自宅でもダイニングチェアやテーブルに登ってしまう。
ということなんですよね。
自分のワンちゃんの食べられるものがないかを確認するということで、
手をかけてテーブルの上を見るとか、椅子の上に乗るとかっていう問題行動があります。
ということでご相談をいただきました。
ご相談いただきありがとうございます。
こういったことはね、特に小型犬さんだと難しいんですけども、
中型犬さん以上のワンちゃんにあることかなと思います。
そもそもこの問題行動、起きるのはなぜだと思いますか?
チッチッチッチッチッチーン。
はい、これは非常に単純明快な答えです。
テーブルの上にあるものを食べたことがある。
もしくはテーブルの上にあるものをもらったことがあるからなんですよね。
私は介助犬の育成トレーナーとしても少しだけですね、
介助犬育成団体に在籍をしていたことがあるので、
この点は非常に気をつけるようにと言われたことがあります。
それはなぜかというと、テーブルの上のものを直接あげてしまったりですとか、
テーブルの上にあるものをワンちゃんがもらえるという学習体験がついてしまうと、
そこの上に登るとか、テーブルに足をかけて
自分の食べられるものないかなというふうに物色するようになってしまうということだったんですよね。
ですので前回もお話ししましたけれども、ワンちゃんというのは成功体験からその行動を増やしていきます。
その成功体験が人間にとって問題だなぁと移る場合に、
それが犬の問題行動というふうに呼ばれるわけなんですね。
このご質問のケースでは、ワンちゃんがおそらく外のお店やご自宅の中で
テーブルの上にあるものをそこから取って飼い主さんからもらった記憶がある、そういった経験がある。
行動のすり替え
もしくは自分がテーブルに手をかけた結果、その上にあるものを食べることができた、
それが美味しかったという成功体験があるということなんですね。
ワンちゃんの問題を直したいなと思う方にこれはぜひ覚えておいていただきたいことなんですけれども、
今出てきている行動、問題だなと思う行動ということを
じゃあどうやったら起こさせないように違う行動に持っていけるか
それを考えることが一番手っ取り早い問題行動の解決法だと私は思っています。
例えばこのケースではテーブルに手をかけたりするときに叱ったり、手を叩いたりするとしましょう。
そうするとどうなるかというと、このワンちゃんは
飼い主さんがいるときにテーブルに手をかけると叱られたり叩かれたりしてしまうので
飼い主さんが見てない隙にやろうというふうに思考を巡らせていくわけですよね。
その結果飼い主さんの見てない隙を狙ってテーブルの上を狙ってしまうようになるので
ますますこの行動をやめさせることが難しくなってしまうわけです。
とはいえじゃあどうすればいいのよという話だと思うんですが、
ここから今回の解決パターンに行きたいと思います。
問題だなと思う行動を直接やめさせるのではなくて、
違う行動にすり替える。その結果今出ている問題だなと思う行動が取れないようにしていく。
これが問題行動の解決手段としては一番やりやすい。
そして犬、人ともにストレスが少ない方法だと私は思っています。
今回のケースではテーブルに手をかけてほしくないということなので、
ではテーブルに手をかけたらこのワンちゃんがもらえるものがもらえない。
今まではテーブルに手をかけたことで結果として欲しいものが手に入っていた。
その成功体験からこの行動がやめられなくなっているので、
そうではなくてテーブルに手をかけなかったことで良い思いができたという成功体験を上塗りしてあげるという形になります。
具体的には私がよく教えている手段としては、
テーブルのところにワンちゃんが来て、ここで飼い主様は何も言いません。
テーブルの上にはおやつがあります。
それを知っているワンちゃんが来たときにテーブルに手をかけたらおやつを持ってキッチンに閉まってしまいます。
けれどもテーブルの上におやつがあって近寄ってきたワンちゃんがテーブルの前で座ったり伏せたりしたら
テーブルの上にあるお皿からおやつを一つ取ってワンちゃんに渡してあげる。
この単純作業の繰り返しです。
つまりテーブルに寄ってきたときに手をかけたらおやつがどこかへ消えてしまう。
けれどもかけないで座って待っていたらもらえた。
こういったメリハリをきっちりとつけてあげる。
これがとても大切なことになります。
私のおすすめはテーブルの下にワンちゃんの手位置を作ってあげる。
そこにいれば定期的に自分が欲しいものが手に入るよ。
だからあなたは余計なことをしないでここを守っていて
こういう行動、動作、お仕事をしていてくださいね。
という別の仕事にすり替えてしまうということです。
私はこのパターンでは小さなマット、ランチョンマットでもいいですし
小型犬であれば足拭きマットみたいなものでもいいです。
カフェマットと言われるようなマットをテーブルの下に敷いて
そこにワンちゃんにいてほしいということで教えていきます。
実際私も自分のワンちゃんにやっていましたし
ご飯を自分が夕飯なり何か食べるときには
必ず足元にカフェマットを置いてその上にいてくれさえすれば
定期的にそのマットの上におやつが落ちてくるから
それを食べてくださいねという住み分けをしていました。
これが徹底されるとワンちゃんは
ここに居さえすれば自分は何もしなくても
欲しいものが手に入るんだ。
逆にワンは吠えたりテーブルに手をかけたりすると
欲しいものはどこかへ消えてしまうんだ。
じゃあこのカフェマットの上に座っていよう
さらなるトレーニング方法
という結果に学習体験が落ち着いていくわけです。
実際お家の中でもこの練習をして
お外、ドッグカフェとかね
ワンちゃんOKの寺席なんかに行ったときも
私はカフェマットを使って1時間とか1時間半とか
愛犬と一緒にその時間を過ごすということをやっていました。
これも習慣ですので
いかに強くカフェマットの上にいたら
自分の欲しいものが得られるという体験をさせていくか
かつテーブルに手をかけたときは何ももらえない
どころか食べるもの、美味しそうなもの
自分が食べられるものがどこかへ消えてしまう
という体験をメリハリを持って
愛犬さんに届けることができるかどうか
ここがこの行動を止めさせられるかどうかの
境目になってくると思います。
とはいえマット一瞬ならできるんだけど
長い時間はできませんとか
最初のうちはおとなしく待っていてくれるんだけれども
そのうち吠え始めたり
やっぱりテーブルや座っている飼い主さんの方に
手をかけてきたり
いたずらを始めてしまいます
というワンちゃんもいると思います。
そんな子には一体どうしたらいいのでしょうか
ということで次回は
食事中に愛犬さんに
おとなしく落ち着いていてもらうためのコツ
カフェマットのトレーニングのコツについて
お話をしていきたいと思います。
最後まで聞いていただきありがとうございました。