内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、あ、最近ですね、ちょっと質問が少なくなっておりまして、
あの業務連絡ですけれども、ぜひ質問どんどんお寄せいただけたらと思うんですけれども、
今日もですね、質問回答していきたいと思いますけれども、
今日いただいたご質問は、先月の12日にいただいたご質問で、
ゆかりんりんさんからご質問をいただいております。
ドラマを見ていて疑問に思ったことを聞いちゃいます。
すっごくくらわない質問ですいませんということで、
全然くらわない質問ではございません。
先日、マドカ26歳研修やってますというドラマで、
999名に配属されたマドカさん。
点滴をさせるようになっていたのに、
99に回った途端、点滴は打てなくなるという事態に。
これはあれですかね、練習してできるようになってたのに、
っていうことですよね、たぶんね。
そこで質問です。
①点滴をしにくい患者さんって言っていらっしゃるのですか?
②血管が細い人と血管が太い人、どちらがさしやすいですか?
③噂では血管が太いとくねくね動いて、さしにくいと聞いたことがあり、興味です。
④竹代先生は点滴を初めて行った時、一発で成功しましたか?
ということで、回答していきたいと思います。
まず一番ですね、点滴をしにくい患者さんって言っていらっしゃるんですか?
っていうことで、これがたぶん一番医学的かなと思うんですけど、
これはね、むちゃくちゃいらっしゃいますね。
特にね、たぶんこれちょっとどういうシチュエーションなのか、この質問だけでは分からないんですけど、
特にね、やっぱり救急の患者さんってすごい脱水状態で来られる方とかいらっしゃるので、
採血はできても点滴はできないとかっていうことで結構ありますね。
これ結構一般の方はね、注射って採血するのと点滴と同じと思っている方結構いらっしゃるんですけれども、
これ全然二的になるものっていうか、使う針も違いますし、
しかも救急で入院するとかっていうことになると、
その一定期間、大体の場合は24時間点滴をずっとやらないといけないんで、
そのためのいわゆるルートキープっていうふうに言うんですけどね、
そのプラスチックの外灯っていう外の管がついた針をさしていかないといけないんで、
普通の採血する注射って金属だけじゃないですか。
なんですけれども、留置する用の、置いておく用のやつだったら、
ちょっと特殊な構造になっていて、外にもう一枚プラスチックの管みたいな、
ホースみたいなのがついていて、それを血管内に中に入れるっていうことになるので、
ちょっとやり方が違うんですよね。
なので、より難易度が上がるっていう、そんな感じになりますね。
なので、まず脱水の方は非常にルートキープっていう点滴の針の留置ですね。
針ではないんです、厳密には。
留置がしにくいっていうのはありますね。
あとは2番目にも書いてありますけど、やっぱり血管細い人ですね。
針のサイズもいろんなサイズがあるんですけれども、
特に一番小さいサイズ、通常24ゲージっていうのがある。
ゲージは変わらないな。
数字が大きくなればなるほど細くなるんですけれども、
サイズが細くなるんですけれども、それも入れにくいっていう方とかもいらっしゃったりするので、
やっぱり血管が細い人は、すごい血管選びが重要っていうのが言われますね。
これ準備がほとんどなんで、っていう感じです。
あとは、やっぱり何回も点滴してる方、あと採血してる方ですね。
そういう方は血管潰れていってしまうので、できるところが限られたりとか、
非常にピンポイントでここだけしかできないみたいな方とかもいらっしゃって、
私自身、外来の抗がん剤治療、外来化学療法の点滴討伐みたいなのやってた時期もあるんですけれども、
そこは、やっぱり患者さんの指定の場所でしか取れないみたいな患者さんとかもいらっしゃったりして、
そういう方はいっていらっしゃるっていう、そんな感じですね。
やっぱり点滴できないと医療行為ができないっていうのはその通りなんで、
やっぱり何とかして点滴を取る方法で模索するっていう場合もありますし、
あとは、本当に定期的に必要、点滴とか抗がん剤治療も含めてですけれども、
治療上必要な場合は、CVポートっていって、これは以前お話ししたような気もしますけれども、
中心乗脈っていう太い血管のところにカテテロを流地して、
そのポートっていう10円玉ぐらいのものを皮膚の下で埋め込むっていうような、
そういう方法があるんですけど、それで確実にそこから点滴をできるようにするっていう方法とかもあったりします。
定期的に、血管の確保が難しいんですけれども、定期的に点滴が必要な方に関しては、
そういう方法をされている方とかもいらっしゃったりしますね。
っていう感じでございました。