1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《801》【論文紹介】SNSが若者..
2023-12-06 08:23

《801》【論文紹介】SNSが若者に与える悪影響

ご紹介した論文はこちら

https://www.bmj.com/content/383/bmj-2022-073552.long

00:02
内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開、生収録、エミリアン参加のご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日は論文紹介をやっていきたいと思うんですけれども、
今日ご紹介する論文はですねちょっと興深な論文が
人にソーシャルメディアの使用 がどういう健康的なリスク行動
につながるかみたいな そんなの を調べた論文がBMJっていうブリティッシュ
メディカルジャーナルっていう 非常に有名な雑誌 多分以前も
出したと思うんですけれども に出ておりました これをご紹介
してみたいと思います この論文 はフリーで読むことができます
のでもしご興味があれば このリンク 先から飛んでいただいたらPDFとか
全文普通にページでも見ることが できますけれども そちらもご覧
いただけたらというふうに思います 今回調査したのはかなり大規模
な調査をしていて その前に若者 の定義をこの論文の中では10歳
から19歳というふうに定義して いて 何人だったかな 全部で1万
7,077人
この研究の中から126個をチョイス したっていう そんな感じになって
いて そのうちメタナリシス ちょっと これ難しいんですけど システマティック
レビューとメタナリシスって 緊密にはイコールではないんで
その中でより詳細な解析に至 れたのが73文献っていうことなんです
けれども 最終的な調べた人数が 143万ですね
143万人です
17,534人の若者を含むこの126の 論文を全部で調査しましたっていう
そんな論文になってます 平均年齢 が15歳 ちょうど10から19歳の人を
調べてるので それのちょうど間 ぐらいが平均年齢っていうこと
になってるっていう そんな感じ ですね
で これは健康のリスクの行動 に関して いろんなものを調べたん
ですけれども 例えば 免治治療法 の法律については皆さんに言うと
例えばアルコールですね アルコール あと薬物ですね
あとタバコ あといわゆる電子タバコですね
03:03
電子のニコチン伝送システムっていう
とか あとは食行動ですね 食行動 身体活動 あとギャンブルですね
あと反社会的な行為とか性的なリスクとか
そういうのを一通り 健康のリスク行動として調べましたっていう
そんな感じになってます
実はですね 有益な関連性もこの研究の中で
63.6%かなに報告されてるんですけれども
ただ悪い方の影響ですね
はほとんど全てのソーシャルメディアで
有害な関連性が認められたっていう
そんな感じになってます
一番はですね ソーシャルメディアを品解に使用する人ですね
これがアルコール
消費が増えるっていうのが
おつひって難しいんですけれども
要は1.何倍かっていうような
そんな解釈していただけたらいいかと思うんですけれども
1.48倍ぐらいになってるっていう
そんな感じですね
あとお薬の使用ですね
お薬っていうか薬物の使用ですね
に関しても1.28倍で
これ有意差で高くなったりとか
あと喫煙もそうですし
性的なリスク行動とか
反社会的行動とか
この辺 あとギャンブルとかも
そうですね ギャンブル2.84倍になってますけども
そういうので品解に
ソーシャルメディアに接する方は
そういう健康リスク行動を取るリスクが高いっていうような
そんな感じになってるっていうことですね
あとはその健康リスク行動を紹介するようなコンテンツですね
要は多分お酒のこととかですね
そういう薬物のコンテンツとか
やっぱりあるじゃないですか
そういうのも
えーっと
電子タバコとかですね
あと不健康な食行動とかっていうのと関連してあって
まあこれも各々1.73倍と2.48倍っていうのは
そんな感じになってますね
であとはアルコールの消費に関しては
えーっとどこだったかな
そうそうアルコールの消費に関しては
このプロが多分作成したコンテンツよりも
マーケターが作成したコンテンツって書いてあるんで
まあこれ多分プロがマーケティングのために
作ったコンテンツのことだと思うんですけども
それよりもえーっと普通に
えーまあユーザーがだからえーっと
普通の一般の方が作るコンテンツですね
の方が3.21倍っていうことで
より強い関連性が確認されたっていうことで
まあこれなんとなくねイメージできますよね
その他の人がやってるからみたいな感じで
そっちの方向に行ってしまうっていうのは
まあなんかわかるなっていう気がしましたね
はいであとは時間ですね
時間に関してもそういうのもね
ソーシャルメディアに2時間以上
費やす方に関してはアルコール摂取が
06:00
えーっとそうじゃない方の比べると
2.12倍になるっていうような
そんな感じになっていて
まあ要はやっぱりいろんなこう
健康リスク行動とこう
ソーシャルメディアの使用との関連っていうのは
まあこれでも明らかになったよみたいな
そんな感じになってます
はいでまあ詳しくはですね
この図表を見ていただけたらなと思うんですけど
特にねフィギュア1っていうのがね
すごい面白かったんですけども
ただえーっと横向きっていう
このなんで横向きなんて思いますけど
まあこれ印刷上の都合で
横向きにせざるを得なかったんだろう
と思うんですけども
これはpdfを見ても多分これあのはい
えーっとA4の横サイズには入らないんで
はいそれで横向きになってるんですけど
非常に見にくいので
ちょっと図表だけね普通にダウンロードできるんで
それをダウンロードして
回転させてみるのがいいかなと思いますけれども
そのえっとまあ理論的な背景ですね
これが
これが一枚の図表になってるんで
これ非常にね面白いかなという風に思いました
はいというそんな感じですかね
ただまぁ一方でですね
そのソーシャルメディア
まあこれまあその研究のこう手法上ですね
えーっともうそうならざるを得ないんですけれども
まああのなんてか
まあ使い方まあその頻度とか時間とかですね
まあこれでも詳細に結構ね
あの調べてはいるんですけども
やっぱり使い方がどうかっていうのはですね
個人的には興味があるんですけれども
まあ使い方っていうのはですね個人的には興味があるんですけれども
あるところで
例えば何でもいいですけど
車とかもそうですけどね
車とかは非常に便利な乗り物ですけども
交通事故が起こると危ないよねっていう
それ皆さんも合意していただけると
思うんですけども
やっぱりソーシャルメディアに関しても
同様で当然悪い影響も
与えうるんですけども
ただいい影響を使い方によっては
与えるかなという風にも思うので
この辺ちょっと
この文献の中の一番最後にも書いてありますけど
具体的にどういうのが
良くて
どういうのが悪いのか
っていうのをもう少し
質の高い研究で明らかにする
必要性があるよねみたいな結論になっているんですけど
それはそうですよねっていう感じで
やっぱりねソーシャルメディアも
うまいこと活かしていくのが
いいんじゃないかなという風に思いました
というのが今日の結論でした
では今日も幸せな一日でありますように
お相手は内科医の竹井でした
興味津々
08:23

コメント

スクロール