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2024-06-11 11:35

《954》日野原重明先生著!プライマリケアと心身医学の交差点

本日ご紹介した論文はこちら

日本のプライマリ・ケア医学と心身医学

著:日野原重明

https://luke.repo.nii.ac.jp/record/515/files/19990806163435000476001.pdf


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《AI要約》

この放送では、毎朝健康に関する話題を取り上げています。今回は30年以上前に書かれた論文を紹介します。その論文は、日本の心身医学とプライマリ・ケア医学の発展と統合について論じたものです。

心身医学と呼ばれる分野は、日本では1959年に設立された日本精神身体医学会に始まり、60年以上の歴史があります。当初は神経症やストレス性疾患が主な研究対象でしたが、現在では機能性身体症状障害や生活習慣病も研究範囲に含まれています。アメリカのエンゲル博士のバイオサイコソーシャルモデルの影響を受けており、患者を総合的に捉える視点が特徴です。

一方、プライマリ・ケア医学は1960年代にアメリカやイギリスで発展し、日本には1973年に紹介されました。家庭医やプライマリ・ケア医の4つの役割として、1)アクセスしやすさ、2)幅広い診療、3)調整役、4)患者への責任があげられています。

心身医学とプライマリ・ケア医学には共通点が多く、バイオサイコソーシャルモデルの考え方を共有しています。さらに倫理的側面も重視しており、正解のない問題に対しては患者・家族と共に倫理的に考えることが大切だと指摘されています。また、行動医学の要素も心身医学に取り入れられつつあります。

終わりに、この30年以上前の論文で提起された課題は今でも残されていると述べられ、心身医学とプライマリ・ケア医学の統合はまだ実現できていないと指摘されています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生出録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気で、ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味・心身論文をご紹介しているんですけれども、
先週末に開催されましたプライマリケアに関連する論文をご紹介しようと思っていたところで、
これをご紹介すればと思った論文を思い出したので、今日はそれを取り上げていきたいと思います。
今日取り上げる論文は、日本の心身医学とプライマリケア医学ということで、
もう30年以上前に書かれた論文なんですけれども、
30年、30年はいかないかな。
そうですね、30年ちょっと前に書かれた論文ですけれども、
書かれた先生が、平原茂明先生ですね。
平原先生のことを知らない日本人はいないんじゃないかと個人的には思っているんですけれども、
いろんなところに影響を及ぼしたというか、日本の内科学というか医学をかなり進めた、
重鎮中の重鎮ですけれども、その先生がですね、
この心身医学とプライマリケアの両方に関わっておられるということを知っていらっしゃる方って意外と少ないんですよね。
なので、今日はその即席をたどるという感じで論文をご紹介してみたいと思います。
ちなみに今までご紹介してきた論文は、
論文というのは基本的には新しければ新しいほどいいんですよね。
なんですけれども、こういう古典的な論文とか、そういうのも読みごたえがあるかなと思って、
随筆みたいな感じの論文なんですけれども、
ぜひ一緒にご覧いただけたらなというふうに思います。
ということで、まず一番上のカッコのところに養子というのを3行でシンプルに書いてありますけれども、
私はまず日本では、
心身医学とプライマリケア医学とがそれぞれどのように発展したかについての歴史を述べ、
次に日本では今後、心身医学とプライマリケア医学とがいかに統合されるべきかについての考えを述べたいと思うという、
3行、1文の養子ですけれども、
まさにこれは本当に僕がやりたいことと一緒やんっていう、
ちょっと檜原先生と一緒っていうのはちょっとあれなんですけど、おこがましいですけれども、
でも本当にプライマリケアに心身医学は実装されるべきというふうに、
ずっと私が心身医学に転校してから思ってるんで、
これ檜原先生の思っておられることはまだ実現できていないのはちょっと不甲斐ないんですけども、
というふうに思います。
ということで、ちょっと順番に読んでいこうと思うんです。
内容はまた、これ10ページあるんですけれども、
実は後半英語なんですね。
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4ページ目以降英語なんで、
英語読める方はそっち読んでいただいてもいいんですけれども、
日本語のところだけでいくと3ページなんで、
非常にシンプルな論文なんで、
これをちょっと後からまたゆっくり目を通していただけたらと思うんですけど、
まずはこの日本の心身医学の歴史から語られています。
心身医学って、これいつも取り上げたかもしれないですけれども、
実は日本では60年以上の歴史があるんですよね。
これ意外とご存じない方が多いというか、
医療者でも知らないし、何なら私も知らなかったという恥ずかしい過去もありますけれども、
この心身医学会、1959年、昭和34年に設立。
当然我々は生まれる前ですけれども。
という感じで、もともとは内科医と精神科医のグループで生まれました。
そんな形になっています。
第二次世界大戦の後、軍のところで働いてとかっていうのがあって、
その中で、もともとは医学って、ドイツ医学がメインだったんですけれども、
そこからアメリカの医学を結構輸入してっていう部分があって、
それでアメリカ医学っていう雑誌を作ろうっていうことになったりとかですね。
平原先生ご自身もアメリカに留学されてみたいな、
いうことになっていました。
その中で、日本の心身医学のレジェンドですね、
池見雄二郎先生と出会うみたいな、そんなのが1952年にあって、
そこからの流れの中で、この心身医学会ができたっていう、そんな形になっています。
当初の名称は、ここに書いてある通り、日本精神身体医学会だったんですけれども、
これが心身医学会、今の心身医学会の前身になっていて、
それが、いつだったかな、ちょっといつか忘れましたけど、
途中で心身医学会というふうに名称が変わったみたいな、そんな形になっています。
発足当時の2枚目に行っていただくと、心身医学の研究テーマって、
神経症、今までに神経症っていうことはあまりなくなりましたけど、
神経症の研究とかですね、あとはストレスによって起こる
十二指腸回余圧減速、ジンマシン、高血圧とかっていう、
こういうのが主な研究対象だったということで、
今はいつも言っているように、どちらかというとこういう、
特に全速とか十二指腸回余とかっていうのは、
あまり研究のメインではなくなっていて、どちらかというと、
機能性の小肝疾患とか、IBS、過敏性腸症候群とか、
機能性ディスペプシアとか、そういったものとか、
あとは肥満症とか、新型の糖尿病とか、そういう内分泌とかにも、
結構研究の幅が広がってきているみたいな、そんな感じですよね。
で、アンデン・イケメン先生、アメリカのエンギル先生と、
これBPSモデルを提唱した方ですけれども、
06:00
イギリスのバリント先生の指導を受けられて、
心理社会的倫理的な面から患者さんを全人的に診察することの意義を了解し、
その方向に日本の心理学を進展させていたということで、
これまさに本当にその通りで、
この後はプライメリキュアの話もしますけれども、
プライメリキュアとも共通する部分がかなり多くありますよね。
次はプライメリキュアの歴史に行きますけれども、
プライメリキュアの歴史も同じように、
アメリカ、イギリスを中心に1960年代ですね。
だからこちらも60年ぐらいの歴史があるっていう、
そんな感じになっていて、
GPですね、General Practitionerの数っていうのは非常に減少する中で、
スペシャリストも、スペシャリストは専門家も必要なんですけれども、
そうではない、いわゆるジェネラリストといわれる人たちの重要性も認識されてきていて、
これ今のまさに日本と同じような状況かなというふうに思いますね。
それを担うのが家庭医であったりとか、
プライメリキュア医なんだよっていうのが分かってきたみたいな、
そんな形になっています。
2ページ目の右側にですね、
このプライメリキュア医、家庭医の4つの要項っていうのがあって、
1、近づきやすさ。
2、広範囲のキュア。
3、調整薬。
4、責任っていうことで4つ書いてあって、
今はこれに何が足りないのかな。
何が足りないのかパッと出てこないです。
ACCCAとかACCCCっていう概念があって、
でもこれほとんど今でも言われる、
この4つの概念みたいなので、
このプライメリキュア医とか家庭医は成り立っているんだよみたいな、
そんな形になっていて、
これを広原先生が日本に紹介されたっていうのが1973年だそうですね。
これまだ生まれてないですけれども、
という感じです。
なので、ここからがちょっと結論みたいなところに移っていきますけれども、
プライメリキュアと心身医学って非常に神話性も高いですし、
かなり共通する部分があるんですよね。
その1つがバイオサイコソーシャルモデルっていうBPSモデルっていう、
日本語で言うと生物心理社会モデルっていうやつですね。
っていうものとか、あと倫理的なところも見るとかですね。
こういったところは本当に心身医学とプライメリキュアの共通する部分かなというふうに思いますし、
あとは先ほど出てきたエンゲル先生ですね。
BPSモデルの先駆者というか提唱者ですけれども、
全ての病気に適応できる生理、心理、社会的、全人的立場よりする治療モデルを推進するのが
心身医学の姿であるっていうことで言われて、
まさに本当にその通りだなというふうに思いました。
そんな感じですかね。
あとは、いけみ先生はこれ実はBPSモデルに加えて、
エシカルっていう倫理的なものも心身医学の枠内で見ていこうみたいな、
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そんな形を提唱されたりとかしていて、
これプライメリキュアでも今回の学会でも結構よくありましたけれども、
やっぱり答えがないものって非常に多いんですよね。
これ心身医学でもそうですし、プライメリキュアでもそうなんですけれども、
こういう時にはこうみたいな決まった正解みたいなのはないことがあるんで、
そういう時に患者さんとかご家族と一緒に倫理的にもやもやしないといけないこととかもあったりするんですけれども、
それが比較的得意なのが心身医学、診療内科医とかプライメリキュアなんじゃないかなというふうに個人的には思っています。
あとは最後の3ページ目にいくと、行動医学の話が最後ちらっと出てきますけれども、
アメリカの行動医学が導入され、心身医学の中には多分に行動医学が取り入れられている現状であるということで、
これは本当にその通りで、アメリカはほとんど行動医学に包含されてしまったような感じはありますけれども、
今の心身医学の中でもやっぱり行動医学の占める割合ってかなり大きくあるんですね。
心身医学会の先生の中で行動医学会にも所属しているという先生も結構いらっしゃいますし、
だから行動をどういうふうに分析していくかとか、行動によってどういうふうに健康とかに関わるかみたいなところがあるかなというふうに思います。
行動両方の話もちょっと書いてありますけれども、ここら辺はもう少しプライムレイケアの中に入っていく方がいいかなというのは全く同意見かなというふうに思いますね。
という感じでございました。最後に4つまとめが書いてありますけれども、ちょっとこれまとめは読んでおいていただけたらなというふうに思います。
非常に30年以上前の論文なんですけれども、今でも同じような課題はあるなというふうに思いますし、
日野原先生のこの心身学とプライムレイケアの日本のですね、設立に関わった大きさみたい、偉大さみたいなのを感じる論文なので、ぜひご一読いただけたらと思います。
はい、では最後心身じゃんけんに行きたいと思います。
心身じゃんけんじゃんけんぱ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはない。
世界の竹でした。興味津々。
11:35

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