内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、皆さんからのご質問、リクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしております。
質問、リクエストは、フォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はですね、超度緊急ですね。
超緊急でニュースを取り上げたいと思うんですけれども、
緊急と言っても、ちょっと1日ぐらい遅れてしまったんですけれども、
昨日ですね、あ、おとといかこれ。
おとといにたぶん第一報が流れて、
昨日ですね、いろんな、ボイシーのパーソナリティの方とかも含めてですね、
いろんな方がいろんな発信されてたと思うんですけれども、
この病院にですね、254億円寄付っていうニュースがですね、
もう至る所で流れたかなという風に思います。
で、私もね、これ初めむちゃくちゃびっくりしてですね、254億円もびっくりしたんですけれども、
なななんとですね、この寄付先がですね、高須賀手術病院っていう、
私、勤めてた病院やんっていうことで、
二重にびっくりしたっていうことでですね、
あの、今日はですね、これをちょっと使ってですね、
この病院経営のリアルとかですね、
あと病院の建て替え、移転とかっていうのをね、
ちょっとお話してみたいなという風に思いました。
ということで、緊急で配信をしております。
はい。で、まずはですね、これ、いや本当に感謝っていう感じなんですけれども、
そもそもですね、関西に在住でない方は、
そもそも高須賀氏がどういう氏かっていうのをね、
あんまりご存知ないかもしれないんですけれども、
あの、実は足跡並んでですね、高須賀って非常にね、
あの、富裕層がいっぱい住んでるところなんですよね。
はい。なんですけれども、254億円の財力がある方がまさか市内にいたとは、
あの、夢にも思わずだったんですけれども、
この方のね、詳細はね、あの、いろんな方が発信して、
キーエンスっていうですね、あの、まあ今すごい株価上がりましたけれども、
あの、なんですか、部品の製造をする、設計とかをするような、
あの、会社の3人目の社員さんなのかな。
はい。ということで、で、まあそれの、
あの、退職にあたって、まあ株をいっぱい持っていて、
まあそれの売却予約とかが非常に多くあってみたいな、
そんな感じだそうなんですけど、まあそこはね、置いておいて、
ただ、あの、それをですね、まあ高須賀に今お住まいで、
病院に寄付しようっていう風にされたっていうのは、そんなニュースでございました。
はい。で、まあ高須賀手術病院はですね、
まあ私もね、週1勤務してたんで、非常にね、内情よくわかるんですけれども、
そもそもこの病院がね、建ったのが、もう今からね、40年ぐらい前なんですね。
1984年でしたかね。はい。
僕が生まれる2年後っていう、そんな感じなんですけれども、
なので、あの、中がね、すごいね、古めかしいんですよね。
まあ当時としてはね、最先端の病院だったみたいなんですけれども、
まあ今はね、増築とかも重ねて、まあ一部がね、新しくなってはいるんですけれども、
でもね、全体的に、ああ、古い感じの病院だなみたいな、そんな感じなんですね。
今ね、結構どこの病院も新しくなっていて、ここ5年10年、新しくなった、
まあ、あの、いわゆる新病院みたいのが建ってるところがね、結構多いと思うんですけれども、
まあ高須賀の手術病院はね、もう本当に40年前のやつをそのまま、
まあ建物は活かしてやっているっていう、そんな感じなんですね。
あとは、結構ね、この山をね、切り崩して作ってるんで、
なんかね、非常に構造が複雑なんですね。
この1階かと思ったら2階みたいな、そんな感じの、あの若干複雑な構造の病院でして、
私もね、初め行った時、ここどこみたいな感じで、えー、なんか迷うんですよね、結構ね。
はい、そういう感じの、若干ね、こう、まあ本当に難しい、構造も難しい病院なんですよね。
はい、っていう感じで、で、まあこれね、実は建て替えのね、議論がね、以前からあったんです。
それこそね、私が勤めてた時にもですね、これいつ建て替えるのかな、みたいな話をですね、
あの、勤めてた先生方と話していて、いや、建て替えするつもりみたいなんだけど、
お金がねえ、みたいな話をしていて、で、まあどれぐらいかかるのかっていうと、
もうやっぱりね、うん百万かかるっていうことで、
なかなかね、そのうん百万のね、財源をどういうふうに確保するかみたいな話があったようです。
で、えー、今回のニュースを見てですね、私もちょっと調べてみたんですけれども、
これ、あれなんですね、えっと、2022年ぐらいからですね、この宝塚市立病院が目指す病院像についてとかですね、
はい、その辺は宝塚市の方が出していてですね、
えーと、令和4年の6月から宝塚市立病院が目指す病院像っていうのを策定してですね、
ここに20数ページあるんですけれども、24ページか、はい。
あの、まあ移転に向けて、新病院に向けて、まあいろいろ議論がなされていたっていう、
まあその中にですね、経営体系の見直しについてっていうのもあるんですけれども、
はい、という感じで、あの、まあ建て替えとか移転を考慮に入れていたんですけれども、
でも、なかなかね、そのお金のところでの見通しがつかずにっていうところで、
まあ保留どうなるかなみたいな感じになってたところに今回のニュースが出てきたっていう、
そんな感じなんですね、はい、という感じです。
で、実はですね、まあこれ私ね、なんかこれ本当に私偶然なんですけれども、
あの病院の移転とかですね、あと建て替えを3回経験してまして、医者人生の中で、はい。
で、えーと、やっぱりね、この病院のね、移転建て替えってね、非常にね、
あの、一大プロジェクトなんですね、まあ当然ですけど、はい。
で、今回に関しても、その、まあ移転とか、まあその、同じ場所で建て替えるのか、移転するのかっていうのもそうですし、
あと先ほどのお金の問題とかですね、いうことで、まあすごいね、あの、
310万かかるうちの、その254万円を、この今回の寄付で担うみたいな、6割ぐらいですかね、はい。
いうような、そんな計画になったみたいなんですけども、最終的には、はい。
それぐらいですね、こうお金もかかる、支持感もかかるっていう、そんな感じで、
あとはね、お金に関してはですね、実はこの取材費が非常に高騰していて、
あの、その、はい、入札がね、成立しないっていうのがね、結構ね、最近のこの病院の建て替えとか移転の問題でね、起こってるんですね。
これ、あの、はい、私が住んでる市の病院もですね、あの、実は移転の計画あるんですけれども、
これが、やっぱりね、建設費とか人件費の高騰で、なかなかね、それに入札が成立しないみたいなこととかもあったりとかして、
あの、計画が遅れてるみたいなこともあったりとかします。
なので、あの、ここら辺ね、非常に、あの、移転したいとか、新病院に建て替えたい系、建て替えられない病院っていうのがね、
まあ非常にね、あの、多くあるっていう感じですね。
で、まあ実際にね、建て替えた病院も、私、あの、まあ実際自分が勤務していたりとかですね、
あと、知り合い、知り合いっていうか、まあ近くの近隣の先生が勤めてる病院の建て替えとかもね、
見聞きしたんですけれども、やっぱりね、当初の予定より1.5倍ぐらいかかったりとかですね、
1.8倍とかかかったりとかですね、それぐらい、まあかなりね、あの、予算を超えるようなお金で建て替えてるっていうところもね、
非常に多くあったりします。
はい、なので、まあこのね、移転とか建て替えとかって非常に大変だっていうのが一つと、
あともう一方でですね、あの、まあこれもね、先週ぐらいのニュースかな、に上がってたと思うんですけれども、
実はね、もう医療現場ってね、ほとんどの病院がね、まあほとんどは言い過ぎかな、
あの、家内の病院ね、赤字経営なんですね。
特に、あの、民間はね、まだマシなんですけれども、あの、公的病院ですね、はね、もうほとんど赤字です、これは。
はい、で、えーと、じゃあその赤字どうしてるのかっていうと、全部ね、あの、税金で、あの、補ってるんですけれども、
まあ、そもそも日本のね、公的病院ってね、その数が多すぎる問題とかっていうのもあって、
あの、なんとか私立病院とか、なんとか市民病院とかって、むちゃくちゃいっぱいあるじゃないですか。
で、まあやっぱり市民サービスとしては、その、おー、行政のその市長さんとかですね、えー、あと、まあ議会とかっていうのが、
いや、う、うちの市には絶対病院は必要です、みたいな感じで、病院を、あのー、当配合できない状況があるんですけれども、
ただ、そういう感じでね、病院断裂すると専門特化もできないし、そもそも今、医者とかね、看護師さんの人材確保自体がね、そもそも難しくなってるんで、
なかなかね、この、まあ一自治体、一病院システムっていうのはね、個人的には難しいんじゃないかなというふうに思ってたりします。