1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 《899》昨今話題の機能性表示..

本日ご紹介した論文はこちら

https://www.jclinepi.com/action/showPdf?pii=S0895-4356%2824%2900057-X

京都大学のプレスリリース

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-03-01-0

サイエンスポータルの記事

https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20240408_n01/


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《AI要約》

内科医のたけお先生は、毎週火曜日に興味深い論文を紹介する機会を設けている。今回は、機能性表示食品に関連する最近の論文を取り上げた。この論文は、たけお先生が長年お世話になっている片岡先生のグループによるもので、機能性表示食品の研究手法や結果の公表方法に問題があることを指摘している。


具体的には、研究で重視する評価項目(プライマリーアウトカム)が当初の設定から変更されている例があり、結論と実際の結果が一致していない「スピン」が32本中26本で認められた。また、企業によるプレスリリースや広告の73%でスピンが見られたという。


たけお先生は、企業がマーケティングの一環としてこうした手法を取ることはわかるが、結果の解釈には慎重さが求められると指摘する。消費者側も、部分的な情報のみに惑わされることなく、全体像を捉える必要があると警鐘を鳴らした。


研究の質や公表の在り方への疑問は、食品分野に限らず様々な研究分野で当てはまる。この論文は、研究のあり方と結果発表の姿勢に一石を投じるものであり、たけお先生自身も研究者の立場から深く共感したという。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまさにちょっと役に立つお話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気で、ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は興味心身論文をご紹介しているんですけれども、
今日ご紹介する論文は、昨今話題の機能性表示食品に関連した論文を見つけましたので、これをご紹介していきたいと思います。
ちょっと前の論文なんですけれども、ちょっと前と言っても2ヶ月前かな、の論文なんですけれども、
昨日のYahooのトップニュースのところで、サイエンスポータルっていうサイトがあるんですけれども、
そこの記事として出ていて、それでその論文の存在を知ったっていう、そんな感じになっています。
ちょっと貼ってないですけど、後からサイエンスポータルの記事も貼っておこうと思うんですけれども、
その中で、私も実は非常にお世話になった片岡先生っていう先生が、
片岡先生って誰も知らないですね。片岡先生って僕も医者2年目の頃からの付き合いなんで、
16年ぐらいのお付き合いの先生がいらっしゃるんですけれども、その先生が臨床緊急のグループをやっておられて、
そこのグループからの論文が2月の20何日かぐらいに出てきてたんですね。
だからこれ、弁理講師のことで昨今機能性表示職員の話題が、にわかに制度がどうなんだみたいな話が出てますけれども、
それの前から、いわば小林製薬が出す前に非常にタイムリーに出ていた論文っていう、そんな感じになりますね。
この機能性表示職員に関しては、以前に昨日のXと性質のポストでも書きましたけれども、
クルトンの話題を、これ確かボイシーで言ったと思うんですけれども、これ本当に研究の手法とか、
もちろん研究してること自体は素晴らしいんですけれども、研究してないのにこういう効果がありますみたいな歌ってたら、
それは法律的に問題なんで、研究すること自体は非常に素晴らしいんですけれども、
ただその研究の内容であったりとか、あとは公表の仕方とか、あとは一般化可能性っていうふうに言いますけれども、
その研究で使われたグループ、例えばクルトンの場合とかだったら、
医学生の試験前のすごい状況に関しての睡眠の研究をしたみたいな、そんな感じだったと思うんですけれども、
それを一般の方に適用できるのかっていうと全然そうじゃないだろうみたいな話を、
以前のボイシーでさせていただいたかと思うんですけれども、
そんな感じで、やっぱりこの辺の研究の考出であったりとか、あとその出し方みたいなのは、
03:00
やっぱり僕自身も問題があるかなというふうに思っていて、
まさにその問題意識を論文にしていただいたっていう、そんな感じの論文になってます。
ということで、ちょっと前置きが長くなりましたけれども、
発表された論文がですね、これ全然僕知らなかったんですけれども、
このJournal of Clinical Epidemiologyっていうですね、疫学研では比較的有名な雑誌なんですけれども、
そこに出た論文になってます。
内容としてはですね、その機能性表示職員の研究ですね、
研究をランダムにその有名っていうですね、
臨床研究を登録するサイトがあるんですけれども、
そこなんかから726本から100件まずランダムに引っ張ってきてですね、
そこから職員に関連したものを選んで研究がどうかとかですね、
あとその研究に絡んだ論文、あとプレスリリース的なものとかですね、
を評価したっていう、そんな感じになってます。
あと広告もですね、広告も評価してるっていう、そんな感じですね。
で、やっぱりですね、その中で特に研究ではですね、
主要評価項目っていうのが大事なんですけれども、
要はこれプライマリーアウトカムっていうんですけれども、
何を一番研究の中で重視して評価するかっていう、
そういうのを主要評価項目っていうふうに言うんですけれども、
それがですね、その論文の中で2倍になってるっていう、
要は研究の効果を実証するのにですね、
本当は初めに定めたABCみたいな、
その3つだけしか出してはいけないところを、
なぜかDEFみたいな感じで増えているっていうのもあったりとかですね、
あとはその小6ですね、
論文には必ず小6アブストラクトっていうのが出るんですけれども、
そこでその結果と結論が一致していない、
こういうのをスピンっていうふうに言うんですけどね、
熱像ではないんですけれども、
その結果の拡大解釈みたいなのがある、
81%かな、
32本のうちの26本でスピンを認めたっていう、
そんな感じになっていたりしました。
あとはプレスリリースとか広告ですね、
これも世の中にいっぱいありますよね、
企業絡みのこういう研究でこういう効果がありました、
みたいなのってあると思うんですけれども、
そこでも73%の結果でスピンがあったっていう、
そんな感じになっているので、
やっぱり基本派としてはせっかく研究したんで、
多くの人に知ってもらいたいとか、
マーケティングの一環でそういう手法を取られるのは、
わからんではないんですけれども、
ただその結果の解釈には非常に慎重性が求められますし、
06:00
あとはやっぱり消費する側、見る側もその辺の解釈が、
若干、本当に熱そうではないんですけれども、
部分的なところだけ捉えられていて、
全体像からはちょっと違う発し方になっている可能性がある、
ということを十分に考えた上で、
そういう情報を受け取る必要性があるかなというふうに、
改めて思ったりしました。
そんな感じですかね。
論文自体は英語なんですけれども、
京都大学からもプレスリリースが出てましたし、
あとはそのさっき言った、
いくつかの報道もされているので、
それの記事も合わせてあっておこうかなというふうに思いますので、
ぜひご覧いただけたらというふうに思います。
ちょっと本当に機能性表示職業、
僕ちょっと食品栄養は全然専門ではないんですけれども、
この研究の手法とかに関しては、
私自身も研究に携わった身として、
食品の研究というわけではなくて、
いろんな研究に関わらせていただいている立場として、
いろいろ物申したいことがあるので、
ちょっと本当に研究のあり方、
あとその研究の内容の発表の仕方、
みたいなものに関して、
一石を投じる論文だったんじゃないかなというふうに、
改めて思いました。
ということで、最後、
しんしんじゃんけんにいきたいと思います。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、
パー!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いできていただきありがとうございました。
07:43

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