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2025-04-03 21:11

ながらcast4/121 漫勉「大友克洋『童夢』」

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オレにとっての大友克洋は「童夢」です。ほんとに衝撃だった。この番組を見て、改めてスゲー!小さな吹き出しで表現された「ドサッ」、球面に凹むコンクリートの壁の中心にめり込むチョーさん。音や補助線の計算し尽くされた表現。また読みたくなってきた。家中探したが見つからない。大判を買うか?


でも一番衝撃だったのは、少年時代に読んだと思われる漫画の表紙がズラリと並んだイラストの中に、樹村みのりの「ポケットの中の季節」があったこと。

サマリー

今回、大友克洋の漫画『童夢』について詳しく掘り下げ、彼の作品が持つ衝撃と影響について語っています。特に、彼の作品がどのように漫画界に革新をもたらしたのか、またその中での『アキラ』との比較も行われています。このエピソードでは、大友克洋の作品『童夢』に焦点を当て、ストーリーの衝撃やキャラクターについて語られています。特に、作品の中で描かれる超能力バトルの迫力や、映画からの影響についても触れられています。

大友克洋の影響
はい、今日は暖かくなりそう。17度ですね。 明日からさらに上がっていく感じで、
春本番って感じでしょうか。 今日はその境目かな。
昨日はね、結構寒くて、 お休みで家にいたんですけどね。
ちょっと肌寒さを感じましたが、
今日は
上着も薄手のジャンパーになっています。
今朝、朝一で日焼けの話をしていたので、
このところ、 日傘をさしての通勤に
変わりましたけど、 日焼け止めを塗ってみましたね。
なかなかめんどくさいな。 それが嫌で日傘さしてるんですけどね。
まあちょっと、 しばらく日焼け止め塗ってみようかなと思っております。
そんなところでね、ながらcast始めます。 この番組は自分大好きな61歳の私、
笹雪の声のブログ、声の日記です。 通勤途中に歩きながら収録してますので、
息がはぁはぁ上がったり、周りの雑音騒音、 風切り音などが入ったりしますが、何卒ご容赦ください。
何かしながら聴いていただけると幸いです。
今日はね、 この間やったばかりだと思うんですけども、
マンベンネオの大友和弘道具会のお話をしようと思います。
もう伝わらない人には何言ってるかわかんないって話になっちゃうかな。 漫画家の浦沢直樹さん。
やわらとか、20世紀少年、
モンスターなど、
結構有名な作品を書いている漫画家さんが、 いろんな漫画家のとこ行って話を聞くっていう番組。
それが漫弁で、漫画の漫に勉強の弁。
今はネオってついてるんで、 なんか第二シーズンなんでしょうかね。
僕も本当に時々 好きな漫画家さんの時のを
見たりしていますが、 先週
大友和弘さんのところに行って、 ドームっていう漫画がありまして、
その話をひたすらするっていう、
すごい、 いい、最高の番組を見ることができましたので、
それをね、ちょっとお話しようと思います。
僕はですね、浦沢さんもそんなに好きじゃないって、 好きじゃないって言うと言い過ぎか、
モンスターは最後まで読みました。
が、なんかね、
カロリー高いんだよな、あの人の漫画って。
ちょっと他に読んだことないんですけど、
大友和弘さんは、 それこそ僕と、
中学時代からの友人が、
結構漫画好きで、
4人組で、それぞれ違うバックボーンを持っていたんですが、
そのうちの一人、 手塚治虫大好きなやつがいて、
そいつがね、漫画めちゃくちゃ買うんですよ。
大友和弘なんかも、 初期の頃から買っていて、
それでね、読ませてもらってました。
当時、ニューウェーブって、
呼ばれていたりもしたんですが、 その中の本当に、
筆頭ですよね、大友和弘って。
大友和弘以前、以後っていう、
切り方もできるぐらいに、
確かに、
それまでにない漫画を、
書いてたんですね。
僕は熱心なファンではなくて、
友達の買ったやつを借りて読むぐらいの、
関わり方しかしてなかったんですけど、
それこそ最初のショートピースとか、ハイウェイスター、
あと、さよなら日本、これは好きだったな、さよなら日本は。
あと気分はもう戦争、なんていう単行本をね、
結構しっかり読んでて、
確かに、表現とか、
やっぱり絵が圧倒的にすごかったんで、
とにかくすごいなっていうのは感じてましたね、当時。
多分ですね、ファイアボールっていうSFチックな、
漫画が、何かの単行本に入ってたのかなぁ。
それが結構衝撃で、ロボットみたいなものがベッドの上から、
上半身だけ起き上がっていて、
周りにいろんなものが浮遊してるっていうカットがかなり衝撃的で、
今回の漫弁の中でもちょっと触れられていたんですけどね。
アキラとの比較
その後、ドームっていう、僕は単行本で読んだんですけど、
これは本当に衝撃で、その衝撃の度合いは浦沢さんも言ってたし、
他のいろんな漫画家さんがコメントを寄せてましたね。
江口久志さんもいたな。それにあれもいたな。
寺田和也だっけ。あの人も影響を受けたのか。
影響というか、やっぱり衝撃だったんだな。
いろんな作家さんがね、一言ずつコメントを出してましたけど。
その後ですね、アキラが始まって。
アキラは当時のでっかい単行本で、
やはりその友達、ワイ君と言いましょうかね。
ワイ君が買ってたんで、時々読ませてもらったり。
あともうその時点で僕は大学生だったので、寮で男子寮にいたので、
おそらくなんだけど、漫画は誰かが持ってたんだよね。
そういう持ってる人のとこ行って借りるみたいな世界で生きてたので、
アキラも多分借りて読んでた気がしますね。
アキラも面白かった。
だけどさ、長かったもんね、連載がさ。
単行本の出るスピードも遅かったから。
多分途中で離脱に近い感じだったんじゃないかな。
で、いつの間にか、ああ終わったんだって言って読み返したような気がしますね。
ただまあ、アキラはもちろん面白かったんだけど、
俺の中ではもう、ドームの衝撃は圧倒的。
本当にすごいっていうものだったんで、
アキラと比べることもないんだけど、
俺にとっての大友和弘って、やっぱりドームなんだよね。
子供の頃の影響
それは深掘りするという、めちゃくちゃ面白い番組だったので、
今だったら、NHKプラスで配信されているので、
気になる方はぜひ見てもらいたいです。
漫画を読みたくなっちゃってさ、あれ見たら。
自分の本棚探し回ったんだけど、なかったわ。
あったと思ったんだけどなぁ。でも処分しちゃったかも。
ちょっとね、読みたい気持ちでいっぱいですね。
帰りはやっぱね、ちょっと寒くなりましたね。
少しね、雨がぱらついて、路面も濡れてますけど、
ちょうど今は止んでてラッキーです。
さてそのドームの話は、番組ぜひ見てもらいたいんですが、
この中で俺が実は一番震えたのはですね、
この多分大友克洋が書いた作品の中から選ばれた一つのカットなんですね。
それはおそらくなんだけど、自分の子供の頃かな、影響を受けた漫画。
自分が買った漫画なのかな、の表紙がバーッと床に並んでて、
その前に少年が立っていて、その背中のところにね、
これ石森翔太郎が書いた漫画家入門を手に持ってるんですけども、
その床にダーッと並べられた漫画の表紙。
これがね本当に俺にとっては結構興味深かったんですよね。
俺が最初にあると思ったのは、長島真嗣の青春裁判ですね。
それから漫画家残酷物語、これ同じ長島真嗣。
これはどっちも僕は読んでて、青春裁判は自分も単語を持ってたんで、見た瞬間に分かりました。
あとガロの表紙とか、あとカムイーデンですね。白戸三平の。
あとはあれだな、宇宙エース。これはアニメになって、
でもそれでも俺見てないから、やっぱり俺より9歳上なんだよね。
9歳って言うと自分たちの兄さん姉さん、俺には居ないんだけど、自分たちの上の世代よりももうちょい上なんだよね。
だからちょっとやっぱり世代の違いっていうのは感じるんだよな。
実際エイトマンとか鉄人28号、他にも宇宙少年ソランとか鉄板アトムももちろんあります。
そういった僕がアニメで見たものの原作の漫画だよね。
多分自分はもうその時点では子供なので、原作の漫画を読むなんていう発想もなく、ただただアニメを見ていたっていう年齢だったわけですけどね。
大友克洋の作品紹介
お父さんはそういった漫画の作品をしっかり吸収してたってことなんでしょうね。
他にもワイルドセブン、餅月ミキヤさんのね。
とか、あとは、今だったら石ノ森だけど、かつての石森翔太郎のミュータントサブ。
玄魔大戦もあったね。
それから、サイボーグ009もこれ、僕も持ってたけど秋田書店の版の一貫だよな。
これも私持ってましたね。
こうやって自分と微妙に重なる部分があるのが面白かったんですね。
あと雑誌コムですね。
火の鳥を書くための雑誌と言うと言い過ぎだけど、コム・ガロっていうのがね、やはりここにありました。
そして俺が一番震えたのは、木村実さんのトケットの中の季節があったことですね。
いや、これ読んでたんだっていうのは驚きでもあるし、正直嬉しくもありましたね。
これが好きでいてくれたんだっていう、なんか嬉しさはありました。
基本的にはこのラインナップにいると少年漫画ばかりなんですけども、
唯一少女漫画として存在するのがこのトケットの中の季節、木村実さんと、あとなぜか三橋千佳子さんの小さな声の物語がありました。
はい、そんなわけで今日はNHKで放送されたマンベンネオの大友和弘、ドームの話について、ふわっと話しています。
超能力バトルの迫力
大友和弘作品との出会い、
ドームの衝撃ですよね。
その中身について特に話してないんだけど、あとは彼の若い頃の漫画編劇が垣間見えた1カットね。
他にもサブマリン707、これ小澤悟だよね。
あとストップ兄ちゃんっていうのもあったね。 この辺は本当僕らよりも上の世代の漫画ですよね。
そんな知らないのもいっぱいあるけど、わかるのも少しあって、ちょっと
なんかね、俺的には面白かったんだよね。
最後にそのドーム。
今でも覚えているっていうのが、やはり番組の中でも触れられていたんですけども、
えっちゃんっていうね、女の子が主人公、そしてもう一人、
長さんっていう老人なんですけども、
彼が超能力を持っていて、
まあなんだろう、いたずら心で悪さをする。
それがエスカレートして人を殺しちゃうんだよね、長さんが。
それを阻もうとするのが、女の子のえっちゃん。
どのぐらいだろうな年齢。そんなに大きくないんだよな、あれ。
小学校低学年ぐらいなのかな。
最終的に彼女と長さんの壮絶な
超能力バトルっていうのが、団地を舞台にして繰り広げられるんだけど、
その絵がすごいんだよね、とにかく。
団地っていうものの描き込みもすごくて、そのリアリティとか、
重さ、そのコンクリートの質量、
マッシブっていうんですかね。
そういう重さ、質感、
みたいなものが表現された絵なんだけど、
まあそうですね、一番誰もが
あげるであろう長さんがコンクリートの団地の壁に、
えっちゃんの超能力で壁にバシッて叩きつけられたのかな。
その叩きつけられた瞬間は描かれてないんだけど、壁にもうへわりついちゃってるのね。
足は地面についてなくて、体が宙に浮いた状態で壁に
ビシーッと押し付けられてて、もうそれが見えない力で、
押さえつけられてて、
その壁が、
大きな球で
当てられたみたいにボコッて、
球の形でえぐれるんだよね、局面に。
あのシーンは本当に
震えるようなシーンなんだけどさ、まあとにかくその
映像じゃないな、その静止画なんだけど、漫画の
躍動感、本当にすごかった。
その漫弁の中で面白かったのは、
キューブリックの話がちょっと出てきて、
これは、
シャイニングじゃないですか、みたいなね、
浦沢さんの指摘。確かに似てるなと思うし、
大友さんの仕事場の写真がちょっと出てきた時に、確かにキューブリックの
作品、DVDとか本が棚にあったりするんだよね。
やっぱりその映画からの影響がすごく強い
っていうのが改めてわかったんですよね。
だから最後の方で言ってたんだけど、
漫画を見てて漫画を描いてちゃダメなんだって言ってんだよね。
映画とか音楽、ファッション、いろんなジャンルのものを吸収して、
それが血肉となって漫画に現れるっていうようなことを言っていて、
いやー確かになって、
だからこそそのニューウェーブっていうものを生み出した、
生み出すことができたんだなぁって気はしましたね。
もう一回見たいなぁなんて思ってます。
じゃあ今日はここまでです。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
ではまたね。
ちゅー。
21:11

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