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2025-07-19 07:01

今週のミュージカルニュース(CW29)

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Black Power Desk/High School Musical新演出/The Big West End Walk/EquityとSpotlightの法廷闘争/アメリカNEA・NEH予算のロビー活動

ミュージカル速報:ミュージカル速報(ミュー速)|note

※このPodcastはミュージカル速報で紹介したその週のブロードウェイ・ウエストエンドのミュージカルニュースをNotebookLMでPodcast化した番組です。紹介した記事の詳細はnoteをご覧ください。

サマリー

ロンドンとアメリカのミュージカル界における多様な動きや変革が議論されており、特に新作の「ブラックパワーデスク」やハイスクールミュージカルの非レプリカ版が注目されています。さらに、俳優の労働環境や芸術の経済的価値についても触れられており、舞台芸術が自己変革を続ける重要性が強調されています。

ロンドンの新作と変革
こんにちは。お手元のミュージカル方法の記事、今日はこれを基に、ロンドンとアメリカのミュージカル界の革新に迫っていければなぁと。
はい。
中国の新作から、ちょっと業界の構造的な話まで、最新の動きを見ていきましょう。
本当に色々な動きが、多方面から報じられていますよね。
個々のニュースが、舞台芸術全体の大きな流れの中で、どういう意味を持つのか、それをしゃぐっていくのは、面白い試みになりそうです。
では早速、まずはロンドンからいきましょうか。
はい。2025年の9月に世界上映。タイトルが、ブラックパワーデスク。
ええ。
これは、1970年代の英国のブラックパワー運動がテーマで。
ふむふむ。
当時の英国で高まっていた、人種差別に対して、黒人の権利とか文化的なアイデンティティを主張した、そういう動きですよね、確か。
そうですね。その運動自体と、あとは警察による秘密裏の監視活動、これを描くと。
R&Bとかレゲエの音楽で、語られざる歴史に光を当てるというのは、かなり抑的ですよね。
そうですね。ここで特に注目すべきは、やっぱりエンターテインメントという形を通して、これまであまり光が当たってこなかった社会の歴史を描き出すっていう、その点ですね。
なるほど。
個人の自由と国家権力の対立、これ普遍的なテーマじゃないですか。
ええ。
それが当時の音楽、R&Bとかレゲエでどう表現されるのか、現代社会への何かしらの問いかけも含まれてるんじゃないかなと期待されますね。
次にですね、これも英国ですが、2026年の夏にハイスクールミュージカルが初の非レプリカ版として上演されると。
ああ、来ましたね。
ホープミルシアターとローリー劇場の共同制作。曲はそのままでも新しい体験を目指す。これはどういうことなんでしょう。
この非レプリカっていうのがポイントですよね。
はい。
つまり、オリジナルの演出とか振付、美術セットとかをそのままコピーするんじゃなくて、作品の各曲とかストーリーの余者は維持しつつ、全く新しい解釈でゼロから作り直すということですね。
なるほど、再創造みたいな。
まさにそうです。単なる再演じゃなくて、現代の観客に向けた再創造。名作をどうアップデートするのか、その演出家とかクリエイティブチームの手腕が問われるところですね。
舞台を今度は支える側の動きにも目を向けてみましょうか。
はい。
ロンドンでザビッグウェストウォークっていうのが。
ああ、チャリティーの。
はい。俳優さんたちが劇場外を歩いて、舞台芸術の関係者を支援するための募金活動ということですね。
これはコミュニティ主導の非常に直接的な支援活動ですね。
ええ。それとはちょっと対照的に、アメリカではもっと大きな構造に働きかける動きがあったと。
そうですね、ありましたね。
国立芸術基金、NEAと国立人文科学基金、NEH、この予算増額を求めるかなり大規模なロビー活動が行われたと。
労働環境と経済的価値
ええ。
ここで面白いなと思ったのが、芸術を単なる文化としてだけじゃなくて、年間約1兆ドル規模の経済エンジンなんだと、そういう訴え方をした点ですね。
まさにそこがポイントです。
芸術の価値を、その具体的な経済効果、例えば雇用をどれだけ生んでるかとか、関連産業にどれだけお金が流れてるかとか、そういう数字で示すことで、議会への説得力を高めようという戦略ですね。
なるほど。
文化的な価値だけだと、なかなかその公的な支援を確保するのが厳しくなってるっていう現状の現れとも言えるかもしれません。
うーん、経済効果を前面にですか。でもそれによって、なんか芸術本来の価値、例えば社会を映す鏡としての役割とか、そういうのがかえって見えにくくなるんじゃないかみたいな、そういう懸念はなかったんでしょうか。
あー、それはそうした議論は常にあると思いますね。ただこの経済的価値のアピールっていうのは、単にそのお金を獲得する以上の意味もあると思うんですよ。
と言いますと。
例えば先ほどのブラックパワーデスクみたいな社会派の作品が生まれる土壌とか、あるいはハイスクールミュージカルのような商業的に成功した作品の再演とか、さらにこの後触れますけど、俳優さんの労働環境の問題まで、結局業界全体の持続可能性に関わる、より大きな構造の一部ということなんだと思います。
あー、なるほど。つながってるわけですね。
ええ。
その俳優の労働環境について、英国でこれはかなり大きな動きですね。
そうですね。これは注目すべきです。
俳優組合のエクイティと大手のキャスティングサービススポットライト、これが法廷で争うことになったと。
はい。
エクイティ側はスポットライトの年会表、希望の税金だなんて言って師範してて。
かなり強い言葉ですよね。
ええ。で、規制対象の職業紹介事業者に当たるんだと主張してるんですね。
この背景には、やっぱり俳優が仕事を得るプロセス、特にそのデジタルプラットフォームの役割と費用の負担がどうあるべきかっていう根本的な問題提起があるんですね。
うーん。
スポットライト側は、あくまでうちは名簿サービス、ディレクトリ機能ですよと反論してるわけですけど。
この判決次第では、英国のキャスティングの慣行とか、もっと言えば他のオンラインサービスとか、エージェントのビジネスモデルにまで影響が及ぶ可能性を秘めてますね。
これはかなり大きな話です。
というわけで、今回はその隠された歴史の再発見から、人気作の新しい挑戦、そして業界の資金調達とか、仕事晒しの仕組みみたいな構造的な課題まで幅広く見てきました。
これら全体から何が見えてくるでしょうか?
うーん。
そうですね。やはり舞台芸術界っていうのが、常に自己変革を続けてるっていうその証拠なんじゃないでしょうか。
自己変革。
新しい物語を紡ぎ出して、過去の遺産を現代に問い直すっていうその創造の力と、それを支えて、でも時には変革を迫られる経済的構造的な基盤。
この両方が互いに影響し合いながら、ダイナミックに進化していく。
それがリーマのミュージカル界の姿なのかなと、そんな風に思いますね。
なるほど。さて、あなたはこの一連の流れどう見ますか?
社会を映し出す新作への期待感、あるいは慣れ親しんだ作品の思いがけない新しい魅力の発見、そして俳優たちが活動するその環境自体の変化。
これから世界の舞台ではどんな新しい物語が生まれ、業界はどのように変わっていくとあなたは考えますか?
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