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2022-06-22 18:12

Web3と教育

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今日の音声配信では伊藤穣一さんの本「テクノロジーが予測する未来」を読んで考えたことを共有してみました。

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/murasupe/message
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今日お話ししたいことはですね、
Web3と教育ということですね。
Web3について何かということを、ちょっと皆さんに
ご説明したりする前にですね、
ちょっと皆さんに僕の方から一つ質問したいんですけど、
例えばですね、ここにいらっしゃる方、
日本語教師の方がほとんどだと思うんですけど、
JLPTのね、日本語能力試験の合格証明で、
こいつがそれに受かるわけないだろうと思うような、
そういうちょっと信じられないようなJLPTの合格証明書というのを
見たことがある方いらっしゃいますでしょうか。
もしいらっしゃいましたらハートマーク、
そういうの見たことないという人いらっしゃいましたら、涙のマークで
お願いしたいと思います。リアクションをお願いしたいと思います。
これがですね、実は今日話すちょっと
Web3に関係してくる事実なんですね。
ハートマークの方もいらっしゃいますね。
ハートマークの方複数いらっしゃいます。
見たことないという方もいらっしゃいますけど、
やっぱり見たことあるという方もいらっしゃるわけですね。
はい、じゃあそれがどうして繋がってくるのかというのは、
ちょっとまた後ほど、後でご説明しますけど、
じゃあその前にWeb3って何なのっていうと、
まずですね、Web1っていう言葉は当時はなかったんですよ。
だけどWeb2.0っていうのは2006年頃にできてきて、
それでそれに比較してそれ以前のWebをWeb1.0という風に呼ぶようになってきました。
だけど最近のですね、技術の発展で大きく社会が変わりつつあるので、
それはもうWeb2.0の時とは全く違うものなので、
Web3と呼ぶべきだという風に言われているわけですね。
で、このですね、実は今日ご紹介したいのは、
伊藤 定一さんのテクノロジーで未来を予測するとかですね、
そういう感じの本です。
伊藤 定一さん、MITマサチューセッツ工科大学で、
メディアラボの所長をされていた伊藤 定一さんの新しい本ですね。
今年、今月出たばかりの新しい本です。
その本からご紹介したいんですけど、
伊藤 定一さんの本によるとですね、
Web1.0は読む、Web2.0は書く、
Web3は参加するという風に定義しています。
ただですね、ここで参加というのは、
SNSとかで参加するわけではなくてですね、
例えば皆さん、ハナキンに参加してますよね。
皆さんってもちろんハナキンに参加していない方も、
この中にいらっしゃると思いますけど、
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でもWeb2.0的な参加なんですよね、
ハナキンとかSNSとかそういうものは。
じゃあ何が違うかというと、
それがですね、基本的にはプロジェクトで、
かつ株主みたいにそのプロジェクトを所有できるという意味なんですね。
そういうレベルで参加できる。
かつその議決権も持っているような、
そういう感じの参加の方法なんです。
でその、例えばハナキンね、僕がやっているZoomでハナキンは、
基本的には僕が全部手続きとかをやっていて、
でもその分ね、例えば、決めるのも基本的には僕が一人で決めてます。
この部屋は常設部屋にしましたとか、
そういう決定は僕が一人で行っているわけですね。
そういう意味では、他の参加者の方は部屋の提案とかしてくださって、
そういう意味でもすごく積極的に参加してくださっているんですけど、
そういう意味でも意思決定権はありますよね。
だけど、ここでいうWeb3でいう意思決定権というのは、
所有も含めて、所有とか議決権も含めた、
そういう面での参加がWeb2.0とは違うというわけです。
特にWeb3の学びというのはどういうものかというとですね、
ちょっと以下引用してみますね。
伊藤常一さんからの引用です。
Web3参加型の学びとは、一言で言えば他者とのコラボレーションです。
第1に知識を取得し、第2に取得した知識を使って発信し、
そして最終的には第1、第2の経験を踏まえて、
人と協力し何かを生み出していくということです。
ここで学びの一体化が起きるわけです。
はい、これで言い終わりです。
それって別に共同学習じゃんというふうに思うかもしれませんが、
それが教室内の共同学習ではなくて、
それはプロジェクトとかに参加すること、
そしてただ単に参加して、そこでタスクをこなすということだけではなくて、
そのプロジェクトを所有して、そして議決権も持つという、
そういうハイレベルで参加することができる。
それが学びにつながるというのが、このWeb3的な学び、
Web3的な教育ということになるんだと思います。
で、ここで伊藤上一さんは三つのキーワードを使っています。
この学習、Web3的な学びとしてはですね。
一つはパーパス、目的ですね。
二つ目はパッション、情熱のパッション。
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三つ目はクリエイティブ、コンフィデンス、この三つですね。
この三つについてもまた後ほど引用とかしてみたいんですけど、
その前にですね、ちょっとそのWeb3のそのものの、
じゃあWeb3って何なの?Web3そのものって何なの?というのがあると思うんですけど、
Web3というのはですね、定義としてはパブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念というふうに書いていますね。
ブロックチェーンというと、多分ビットコインというね、
仮想通貨というふうに言われることもありますけど、お金の代わり、まあお金ですね。
これは国の銀行が、国の中央銀行が発行するわけではないお金。
そういう意味で初めて成功したのがビットコインだったわけですけど、
でもブロックチェーンという技術はこのビットコインだけではなくて、
今日ご紹介しているような教育とかですね、いろいろな分野で応用ができるわけです。
Web3の一つの特徴としてですね、分散化とか管理する人がいないということですね。
それもこの一つの特徴です。
このキーワードとしては分散型自立組織って言うんですけど、
DAOって書いてDAOって読むことがあるみたいですね。
Decentralized Autonomous Organization
それでDAOで分散型自立組織というものですね。
これ僕がですね、よくいろんなところで書いているティール組織というものにも非常に似ています。
ただ、ティール組織とちょっと違うのは、それが所有までできるということですよね。
参加者自身がその組織の所有とか、意思決定はティール組織でもできるんですけど、
ティールでは少なくとも所有者と働いている人ですね、労働者の二つは分かれていました。
だけど、このWEB3のDAOですね、分散型自立組織は働く人が所有者にもなれるというところで、
それまでと大きな違いがあるみたいですね。
あともう一つはNFTという概念もあります。
これはNon-Fungible Tokenというもので、改ざんできない、そういうトークンというものですね。
今ではデジタルな芸術作品の所有者を示すのによく使われています。
それがですね、高額で取引とかされていて、つまりデジタルな芸術作品を他の人が買うわけですね。
それを、その所有者を示すのにこのNFTという技術が使われているという意味で、
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しかもそれがすごく高額で取引されているので、時々ニュースになることがありますね。
ではこれがですね、教育の場面でどういうふうに応用できるかというと、
やっぱり、卒業証書とかそういうものですね、学位です。
実際にその学位NFTというものが、もうすでにアイデアだけではなくてですね、
実際にそのMITメディアラボとか、日本では千葉工業大学とか、
そういうところでこのNFTを使った修了証明書のようなものが、
そういう試みが始まっているということがこの本に書かれています。
あともう一つは、これがですね、分散型にも非常に近いんですけど、
僕がとても面白いと思った学校ですね、これはプログラミングの学校だと思うんですけど、
これはちょっと以下長いんですけど、引用してみますね。
42って書いて42ですね。そういうエンジニアの学校です。
はい、以下引用です。実際に学びがクエスト化している学校も存在します。
42はフランス初でアメリカ、日本を含む世界各国に展開しているエンジニア養成校なのですが、
この学校には教師がいません。クリアすべき課題だけがあって、
学生はピアラーニングで取り組んでいきます。
大学生になる僕の老いが通っていたのですが、非常に楽しく学ぶことができたと話していました。
経歴不問、学費無料、24時間開校、オンライン学習家という自由度の高さで、
学年卒業といった概念もありません。
個々の学びはスゴロク状のマトリックスで表現されます。
自分が学びたいところをステップバイステップで埋めていき、
この学校でこういうスキルセットを身につけることができたと自分が満足したところがゴールです。
こんな感じです。まだもうちょっと書いてあるのですが、
こういう風にトップダウンで先生から教わるのではなくて、
個人が好きなように学習できる、仲間と協力して学ぶという学校形態が
WEB3時代に注目が集まる仕組みではないかというふうに伊藤定一さんは書いています。
あとこのパーパス、さっき2番目の最初のキーワードとしてパーパスというのを言っていますが、
これは台湾のデジタル担当政務委員というのを務めていらっしゃるオードリータンさんが
伊藤定一さんと話したときに聞いたというふうに書いているのですが、
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プロジェクトベースラーニングというのがありますよね。
これ自体が少なくとも日本の教育現場ではまだまだ先進的すぎて知らない人が多いようなものですが、
そのプロジェクト以前に目的があるんじゃないかということですね。
その目的をもとにした学習という意味でパーパスベースラーニングというものをオードリータンさんが言っているというわけですね。
このパーパスベースラーニングこそがWeb3の特にDAO分散型自立組織に非常に似ている、ぴったり重なるというふうに伊藤定一さんは書いています。
あともう一つのキーワードとしてはクリエイティブコンフィネンスというものですね。
自分の創造性に対する自信というものを伊藤定一さんはこのWeb3的な学習、教育として非常に重要だと言っています。
このWeb3ではまず自分が私こういうことができますよとか、あるいはこういう仕事をするのはどうでしょうかというふうに自分から手を挙げることがこのWeb3のDAOですよね、分散型組織、そういうところでは重要になってくるんですけど、
このクリエイティブコンフィネンスがないと難しいので、これを育てることもWeb3の時代には必要だというふうに書いていますね。
以下はちょっと僕の個人的な感想になるんですけど、僕もよく自分のブログとかでデジタルバッジというものを紹介してきました。
確か2017年とか2018年とかそのぐらいには僕のブログで書いていたと思います。
このデジタルバッジとブロックチェーンというのが非常に親和性が高くて、デジタルバッジは何かというとですね、
まず卒業証明書ではなくて、もっと小さいもの。
もっと小さいものなので、マイクロクレデンシャルですから、マイクロクレデンシャルだったかな。
そういう小さい修了証明書というもので、一つの単位を修了したという、そういう修了証明書みたいなものですね。
そういうものが、一つ一つがブロックチェーンで記録されていくと、
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例えば、私は何々大学で何年間何々を専攻しましたということよりも、ずっと細かくその人の勉強をしたことが記録されるわけですね。
なので、これもデジタルバッジというのもWeb3との親和性が非常に高いなと思います。
それと、最初に参加というものがWeb3的な学びとして特徴的だということを申し上げましたけど、
参加というと、多分レイムとウェンガーの正当的周辺参加、レジティメイト・ペリフェラル・パーティシペーションですね。
そういうふうに呼ばれることもありますけど、この正当的周辺参加を思い出す人もいるんじゃないかと思います。
それが今までとは違うことは最初にも言いましたけど、非常にWeb3的に似ていて、
僕はこの正当的周辺参加とそういう学びとWeb3は非常に親和性が高いというふうに思っています。
ただちょっと違うのが、Web3の場合は参加するときにその集団自体を所有できるという意味で、
そこだけが正当的周辺参加とは違うわけですけど、
それでもかなり正当的周辺参加とWeb3の学びというのは近いものがあるんじゃないかなと思いました。
もう時間が過ぎておりますので、本日の村スペはここまでにしてみたいと思います。
このWeb3というのはこれから本当に大きな社会の変革になると思いますので、
皆さんも興味を持っていただけたんじゃないかなと思うんですけど、
もしWeb3についてもうちょっと勉強してみたいなと思う人がいらっしゃいましたら、
ハートマークをお願いしたいと思います。
それでは本日も村スペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日のWeb3と教育ということについて、ご質問とかコメントがありましたら、
僕も専門家ではないし、まだ勉強し始めたばかりなので、
あんまり僕が教えてあげるというようなことはできないとは思いますけど、
質問とかコメントがありましたら、ぜひ共有していただければ大変ありがたいです。
村スペのハッシュタグ付きでお願いしたいと思いますね。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
18:12

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