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  2. DeepLにどう向き合うか
2022-06-11 13:51

DeepLにどう向き合うか

語学教育の場において、DeepLを始めとする自動翻訳にたいしてどう向き合えばいいのでしょうか。

現実的に禁止しなければならないときの対応方法と、積極的に取り入れていくときに新たに必要とされる新しいスキルについてお話しています。

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それでは、本日の本題に入りたいと思います。今日の本題は、DeepLにどう向き合うかということですね。
皆さんの学校のことをお伺いしてみたいんですけど、DeepLとかGoogle翻訳とかGoogleトランスレーションとか、
そういう利用を皆さん禁止しているか、それとも許可しているか、それを教えていただきたいと思います。
ハートマークありがとうございます。
DeepLとか自動翻訳の利用をですね、作文の宿題とかそういうので、特に禁止していません、許可していますという人はハートマークお願いします。
禁止していますというところは涙のマークでリアクションいただけますでしょうか。
DeepLとか許可しているところはハートマーク、禁止しているところはハートマークが多いですね。
一応涙のマークないのかな。ハートマークいくつかありましたので、許可しているところの方が多いような感じがしますね。
少なくとも今こちらに参加している人のリアクションではそういう感じになっています。
これを今日僕がお話ししようと思ったのは、Twitterでちょうど話題になっていて、結構いろんな人がいろんなコメントをしていたんですね。
発端というかきっかけは台湾のYukiさんというプロの翻訳家の方ですけど、でかつ日本語教師もやっていらっしゃる方ですね。
Yukiさんがこういうツイートを投稿されました。
以下引用です。作文事業のDeepL対策ってどうしたらいいのでしょう?
オンライン事業になってからDeepLの仕様が疑われるものが増えています。
呼び出して口頭で読ませることなども考えていますが、教師の負担は増えるばかりです。
これに対していろんなコメントがありましたので、皆さんも本当に昨日か一昨日ぐらいの投稿ですので、
僕も引用RTを機能しました。
なのでご興味のある人はすぐに見つけることができると思います。
それに対するコメントとかも皆さんご覧になることができるんじゃないかと思いますね。
いろいろ学校のシステムとか、あるいは授業の最初にそういうことを言ってしまっているので、
今のところすぐには許可できないという状況にあるということなんですね。
それに対して、やっぱりすんなり許可してしまえばいいという声とか、
私も困っていますみたいなことをいろんな方がコメントしていらっしゃいますね。
今日僕が言いたいことは主に2つありまして、
一つは禁止するにしてもすぐ見つけることができますよということと、
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もう一つは、禁止しないで何を教えればいいのかということですね。
その代わりに教えるべきことがあるんじゃないかということです。
最初のすぐにわかりますよというのは、これは編集履歴というやつですね。
これを見れば本当に一発でわかります。
どういうふうにすればいいかというと、
最初から編集履歴を確認するので、
Googleドキュメントとかそういう編集履歴がわかるもので、
一から書いてくださいというふうにお願いするわけですね。
たぶん、ワードは昔は全然だめだったんですけど、
今はもしかしたらちょうど、もうちょっと進化しているかもしれません。
だけどちょっとすいません、
最近僕はワードの編集履歴をあまり見ていないので、
Googleドキュメントの話をしますけど、
Googleドキュメントの場合はメニューのファイルというのが一番左にありますよね。
そこの中に英語版だとバージョンヒストリーと書いてあるんですけど、
たぶん日本語だと編集履歴という名前だと思います。
バージョンヒストリーに相当するような日本語のメニューがあると思いますので、
もし編集履歴じゃなかったらそれを見ていただければと思うんですね。
それをご覧になるとわかると思うんですけど、
かなり細かく履歴を追うことができるんですね。
長文の場合は大雑把にまとめた何月何日の編集みたいな感じでまとまっちゃってるんですけど、
それもですね、その日の日付のところをクリックすると、
その日の中にさらにだーっと細かく何時何分の編集、何時何分の編集みたいな感じで、
かなり細かい編集履歴を見ることができますね。
それで、もしかしたらね、本当に自分でやりたくない人が、
ディープウェルで翻訳したものをその時間軸に沿って、
例えば1分に1分ずつコピペしたりとか、
あるいはもうディープウェルで翻訳したものを自分で入力したりとかね、
コピペじゃなくて、自分でGoogleドキュメント上でディープウェルを見ながら入力したりとかね、
そういうことも、そういう人もいるかもしれません。
だけど、やっぱりね、意味がわからないものでも、
そうやって自分に、なんていうのかな、
少なくとも自分のキーボードで入力するくらいやるんだったら、
それはそれでですね、かなり学習効果はあると思うので、
自称を引いて勉強するのとあまり変わらないんじゃないかなと思うんですよね。
なので、僕はそれはそれでいいんじゃないかと思います。
いずれにせよ、最初からこの編集履歴を確認しますからということを言った上で、
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Googleドキュメントなり、編集履歴を確認できるワープロソフトですね、
それを使うといいんじゃないかというのが一つ目です。
だけど、これはあまり根本的な解決ではないと思うんですよね。
DPLというのは、もう本当に僕みたいに海外で仕事をしている人間にとっては、
もう日常のツールですよね。
もう本当に、僕は職場にね、大戸山林に乗って職場に行く方が、
歩いたり走ったりして職場に行くよりはずっと簡単ですよね。
それと同じような感じで、本当に日常的に毎日使うものなので、
これを使うなという方が、僕はかなり不自然な話なんじゃないかと思います。
もう大戸山林に乗れなかったら、実際に自分の住める範囲もかなり限られてしまいますよね。
それと同じ意味で、文明の利器なので、これをどんどん積極的に使っていく方がいいんじゃないかと思います。
ただしですね、
これは、マイコさんという人がすごくわかりやすいことを書いていました。
マイコさんが台湾のユキさんのツイートに関して、とても共感できるというふうに書いてですね、
ご自身でもGoogle翻訳とかDeepLもよく使うし、
だけど原文と翻訳が合っているのかもわからないことがあるというふうに書いていらっしゃるんですよ。
これが本当に一番避けるべき問題だと思います。
なので、指導するときはですね、DeepLはどんどん使ってくださいと。
まず、使ってもいいですよじゃなくて、使ってくださいというふうにこちらの方から言うわけですね。
だけど、翻訳結果が難しすぎて、自分でも理解できないことが、
翻訳結果が正しいのかどうかわからないことがあるわけですね。
その場合は、それは避けなければいけない。
ちゃんと自分が理解できるレベルの翻訳結果を出さなければいけないということですね。
そうするためには、翻訳結果が理解できるぐらいまで、
入力する内容を簡単にするということですよね。
つまり、僕の場合は英語も使いますけど、ヒンディ語も使うわけですね。
なので、僕のヒンディ語のレベルではですね、
副文とかはもうなかなかちょっと難しい。正直難しいです。
連体修飾説とか入っちゃうと、正しいかどうかいまいちわからないんですよね。
翻訳結果のヒンディ語を見てもね。
なので、日本語の方をまず単文ばっかりにする。
だからとかでもとか、なんとかなのでなんとかしますとか、そのぐらいはわかるんですけど、
あんまり難しい構造になってくると、ヒンディ語を理解できないので、僕はね。
だから、僕がまず最初に自分で入力する日本語の方を、
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そういう副文とか連体修飾説とかね、
そういうものがないシンプルな日本語を入力するわけです。
そうすると出てくるヒンディ語もですね、
僕のレベルでも理解できるシンプルなヒンディ語になるわけですよね。
というか、僕でも理解、僕のヒンディ語のレベルでも、
わかるぐらい簡単なヒンディ語が出てくるまで、
入力する日本語の方をどんどん簡単にシンプルにしていくということです。
そうしたらその翻訳結果がですね、
正しいかどうかというのは自分でもわかるわけです。
それで自分で正しいとわかった翻訳結果を使うようにすればいいわけですね。
こういうふうに自分で理解できるレベルまでシンプルにしたヒンディ語というのはですね、
それは確かに自動翻訳の結果ですけど、
でももう既に借り物ではなくて自分の言葉なんですよ。
なので、先生にですね、
これ本当に自分で書いたんですか、自分で言ってみてください、
これって言われても大丈夫です。
もちろん文法的なミスとか含まれてしまうことはあるかもしれませんけどね。
でもね、実はここも一つすごく大きなポイントなんですよ。
というのも、DeepLとか、
Google翻訳はもしかしたらまだちょっと文法ミスがあるから、
でも最近の2017年か18年くらいのニューラルネットワークの技術を入れてからは、
文法的なミスというのはほとんどないと思います。
少なくともDeepLの日本語に関しては文法的なミスというのはほとんどないですよね。
なので、自分の言いたいことなんだけど、
かつ自分のレベル、自分のその言語の自分のレベルまでシンプルにした内容で、
かつ文法的なミスがない、
そういうコンテンツを大量に自分で見ることができるようになるわけですね。
ここにはとても大きな第2言語の習得上の効果があると僕は思います。
一般的に、
理解語彙と表現語彙の違いというのはありますよね。
その言葉は自分は理解はしているけど自分は使うことはない。
そういうのは語彙だけではなくて文法レベルとか、
語彙だけではなくて文法レベルでもそういうことがあります。
文型とかそういうものでも。
だけどこの方法を使うとその差をすごく縮めることができるんですよ。
つまり一般的には、
理解はできるけど自分ではなかなか書けない。
そういうものがどんどん書けるようになってくるというわけですね。
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つまりこういうディープエルとか人工知能を使うと、
自分の理解できるまで自分の表現できるレベルを上げることができるということですね。
この2つのレベルを一致することができるということで、
これまでとは全く違う非常に大きな語学教育上の効果があるんじゃないかと思います。
こういうことに関してはいろんな人が言っています。
多分僕の記憶では寺沢拓則さんという人が
人工知能と英語教育に関してかなり詳細なことを書いていらっしゃるように思うんですが、
今寺沢さんのブログの小認識をざっと見ただけでは見つからなくて、
あれもしかしたら違う場所だったのかなと思っているところです。
もし皆さん、寺沢拓則さんの文章で
人工知能と英語教育についてかなり詳しく書いているのがありましたので、
それならこちらですよというふうに覚えている方がいらっしゃいましたら
またコメントでもいただければと思います。
それでは皆さんに最後にお伺いしてみたいんですけど、
リスナーの皆さんで、授業でDeepL積極的に使ってみてくださいねというふうに
言ってもいいかなと思い始めた人はハートマークをお願いしたいと思います。
昔からそう思っていましたよという人でもいいんですけどね。
でもやっぱりDeepLはまだちょっと早いんじゃないかという感じの人は
涙のマークでリアクションいただければと思います。
ハートマーク早速いただいておりますのでありがとうございます。
たくさんハートマークいただきました。ありがとうございました。
それでは本日の村スペはここまでにしたいと思います。
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