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2022-10-05 19:26

生きる職場

音声配信 #むらスペ では、好きな時に職場に来て好きな時に帰ってもよく、休む時も連絡は必要ないという自律的な働き方を続けている日本の会社についての本 #生きる職場 をご紹介しました。企業ですらできるのですから、教育機関でできないはずがありませんよね。https://twitter.com/i/spaces/1kvJpmDkdBXxE?s=20

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今日お話ししたいのは、生きる職場、小さなエビ工場の人を縛らない働き方ということなんですね。
これ、僕、実は全然知らなかったんですけど、僕は海外ずっと住んでいるので、
何かの本を読んでいたときに、Amazonでその本の関連する書籍としてオススメで出てきたので、これをダウンロードしてみました。
ちなみに、アンリミテッド、読み放題サービスに入っている人は無料で、追加料金なしで読むことがあります。
ご本人の前で聞くのはあれなんですけど、皆さんにお伺いしてみますが、パプアニューギニア会社という会社の名前聞いたことありますかね。
2017年頃にマスメディアで報道されたりしたことがあったらしいです。
聞いたことがある方、ハートマーク。聞いたことがない方、涙のリアクションいただけますかね。
どうでしょう。
少なくともご本人がいらっしゃっているので、誰も聞いたことがないということはないと思うんですけどね。
ご本人が落ちてしまいました。気を使ってくださったのかな。
さっきまでいらっしゃったムトーさんという方がこの本の著者なんですよ。
今、落ちてしまいましたけど。
今のところハートマークの人はいないのかな。
本のタイトルからご紹介しておきたいと思います。
本のタイトルは生きる職場、小さなエビ工場の人を縛らない働き方という本です。
ムトー北斗さんという本当にさっきまでこのスペースにいらっしゃったムトーさんがこの本の著者ですね。
Kindleでも印刷版でももちろんあります。
今のところ59個の評価があって4.5の補修になっていますね。
これとってもいい数字だと思います。
本の長さは192ページでイーストプレスという会社が2017年の4月24日に出版しています。
もうですから5年以上前ということです。
商品ページに書いてある宣伝の文句をちょっとご紹介したいと思います。
出勤退勤時間は自由、嫌いな作業はやらなくて良いなど、
非常識とも思える数々の取り組みが今大きな共感を呼んでいる。
そしてその先にあったのは思いもしなかった利益を生むプラスの循環だった。
2011年3月11日14時46分、東日本大震災。
石巻のエビ工場と店舗は津波で全て流された。
追い討ちをかけるような福島第一原発事故。
ジレンマの中、工場の大阪移転を決意する。
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債務総額1億4千万円からの再起。
そんな中で考え出したのがフリースケジュールという自分の生活を大事にした働き方。
好きな日に出勤でき、欠勤を会社へ連絡する必要もない。
そもそも当日欠勤という概念すらない。
これは縛り疑い争うことに抗い始めた小さなエビ工場の新しい働き方への挑戦の記録。
はい、これで引用終わりです。
今日お話ししたいのは、
学校教育の問題とも結構いろいろ共通しているところがあるような感じがするんですね。
そういうことも含めてちょっとご紹介していきたいと思います。
特に以下のところですよね。
これ一箇所引用しますが、
2つ体験談をご紹介していただいた後で、
こういうふうに武藤さんは書いています。
どちらもさまつな体験のようですが、
この体験が教えてくれることがあります。
それは好きなことであれば、
人は向上心を持ち力を発揮する。
そして人が人を管理しようとすると、
ちょっとした行き違いでも気力を失ってしまう。
逆に個々の自主性を大事にすることで、
気持ちが前向きになり、
効率や実績が上がる可能性があるのです。
という感じですね。
はい、今引用終わりました。
まずこのフリースケジュールというのと、
それから嫌いな仕事はしなくていいという、
その2つがとてもこの本の中でも大きく取り上げられているんですけど、
フリースケジュールの方の始まりのことをこんなふうに書いています。
以下も引用です。
小さな子供がいつ熱を出すか、いつ怪我をするか、
そんなことは誰にも予測できません。
それは自分自身の子供を見ていて身にしみて感じていたことでした。
そんな時、会社に気兼ねせずに、
心置きなく休むことができたら、
どれほどいいだろうと考えたのです。
運動会や授業参観といった学校行事だって頻繁にあります。
人によってはPTA役員などの大変な役回りもあるかもしれません。
そうした時にいちいち会社に説明して休むことは、
お母さんたちにとって大きなストレスになるだろうと。
こうしてフリースケジュールという働き方が始まりました。
これで引用は終わりです。
つまり、この会社ではパートさんと正社員の両方ではなくて、
パートタイマーの働き方をしている人だけがフリースケジュール。
いつ来てもいいし、いつ帰ってもいいし、
休むときは連絡もしなくていいという、
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そういう働き方ができるわけです。
特に高校に書いてあるように、
パートさんだと要するに、
今は残念なことに正社員、男性が正社員で、
女性がパートさんというパターンがとても多いわけです。
そういう時に、
そういう女性で育児も兼ねている人たちが働きやすくするように、
こうする方が人が来やすいということです。
もう一つは、
さっきも言いましたけど、
嫌いな仕事はしなくていいということです。
これは人間が多様であるという前提に基づいていて、
しかもそれがちゃんと機能しているわけなんですね。
この部分は、
ちょっと以下のように書いてありますので引用しますね。
ですから、
こういった個々の向き不向き、
好き嫌いの多様性を仕事の中に取り入れられたら、
さらに働きやすい職場が実現できると考えたのです。
それが、
嫌いな作業はやらなくてよいというルールです。
結果として、
職場の雰囲気が良くなるのは必然と言えるでしょう。
実際、この制度を導入する前と今では、
工場の雰囲気が全く異なっています。
はい、これで引用終わりですね。
つまり、
人によって驚くほど、
向き不向きとか好き嫌いが違うというわけなんですよね。
だから、
嫌いなことをやらなくてもいいとしても、
全然、
一人の人が嫌いでやりたくない仕事を、
その人が好きだからそればっかりやりたいとか、
そういう風になるので、
結果的に困っていることはないということだそうです。
実際にこういうことをやって、
メリットは、
最初は人がいないから、
働き方改革として、
こういうことを始めたんですけど、
だけど、
そうしてみたら、
その後から、
いろんな営業上のメリットがついてきた、
ということもこの本に書いてあります。
特に5つメリットが挙げられているので、
ちょっとそれを紹介してみたいと思います。
1つは離職率の低下ということですよね。
つまり、
辞める人が少なくなるというわけです。
それはそうですよね。
こんなに働きやすい職場だったら、
辞めたいという人は出てこないと思います。
それから、
商品品質の向上というのがありますね。
これはもちろん、
上の離職率の低下に直接つながっていることだと思うんですけど、
皆さん、
とても経験があるベテランばかりになるわけですよね。
そうすると、
初歩的なミスとかしないで済むので、
商品品質が上がってくるというわけです。
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そして、
それだけじゃなくて、
3つ目のメリットとして、
生産効率の上昇というのも書いてありますね。
会社としては大体同じ売上を続けているんだけど、
パートの従業員は13人から9人に減っていると書いてありますね。
それが4番目のメリットにつながるんですけど、
これが人件費の減少につながるというわけです。
つまり、
13人いた仕事が9人でもできているわけですよね。
しかもそれが同じ売上を維持できるということは、
それが当然人件費を減らすことにつながっているというわけですね。
あと最後に一番大事なこととして、
5番目のメリットとして、
従業員の意識改革というのがあります。
これは言われたことをやるだけではなくて、
仕事のプロセスの改善方法とか、
そういういろんな意見を出してくれるようになっているところですね。
つまりオーナーシップといってもいいんだと思います。
自主制とかエージェンシーとかね。
そういうものが好きなときに来て仕事をしてよくかつ、
嫌いな仕事はしなくてもいいというね。
こういう職場ではこういうメリットが、
結果として後からそういうことができてきたということなんですね。
一つ僕がルールを作るときに、
多分ね、学校でもすごくこういう考え方を取り入れるべきだと僕は思うんですけど、
そのときにすごく参考になりそうなところが一つあるので、
ルールを作るときにどうすればいいかということですね。
ちょっと以下引用してみますよ。
もう一つ僕が重要視しているのは、
従業員の行動を信頼した上でのルール作りです。
簡単に言えば従業員がサボることや機体を裏切るというようなことを前提にして、
マイナスのルール作りをしないということです。
もっと言うならば、経営者が勝手に妄想することで規制をして、
従業員を縛るルールを作るのではなく、
あくまでも従業員を信頼した上でルールを作り、
問題があれば自分たちで、その自分たちで機動修正していくということです。
初めから信用されず疑いの目で見られていては気持ち良い職場になりませんし、
ルールもうまく機能していきませんというのがありますね。
僕がいろいろ本当に思うことがあるんですけど、
例えばですね、
僕ね、今すごく日本の学校とか、日本語学校とかもそうですけど、
海外でもね、日本語学校の現場でも一斉事業というのはとても多いですよね。
一斉事業というのが本当にこのパプアニューギニア会社さんという会社が、
前はそういう感じだったんですけど、
大量生産で同じものをいっぱい、
みんなで同じ作業をして、
同じ製品をいっぱい作るという感じだったわけですよね。
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でもそれが今はこのパプアニューギニア会社さんは、
好きな時に来ていいですよと変わってきているわけなんですけど、
かつ嫌いな仕事はしないでいいですよとなっているんですよね。
これと今の教育現場の教室の様子というのは、
こういう昔の伝統的な大量生産の工場で働く人のモデルとして
機能していると言っていたんですけども、
もはや今はエビしか作っていないんですね、
このパプアニューギニア会社さんというのは。
エビの殻を剥いて背綿を取るとか、
それを冷凍しているものを解凍しているとか、
それをパックに入れるとか、
そういう作業を全部手作業でやっている会社なんですけど、
いずれにしても、
そういう工場ですら変わってきているというわけですよ。
なので本当に一斉事業に学校現場がこだわる意味というのは
本当にもうなくなっていると思いますね。
しかもこういう企業ができるのに、
教育現場の学校でできない理由が全くないと思います。
個人的にはですね、
僕はそういう規制さえ撤廃することができて、
ゼロから学校を作ることができれば、
学校でもこういう働き方、
先生も学習者も好きなときに来て、
好きなことだけやればいいという、
そういう働き方は十分にできると思います。
そのためには今みたいに時間割をきっちり分けて、
この時間にはこれを勉強するというね、
考え方はちょっともちろん改善しなきゃいけないですけど、
昔日本でメインだった寺子屋方式とかね、
そういう方法とか、
あるいは自立学習ですよね。
そういう方法なら全くこれは問題なくできると思います。
僕もハンガリーに行ったときに自立学習のコースをやってましたけど、
基本的にはこれで十分できると僕は思っていますね。
それがどういうふうにしてメリットが、
さっき5つのメリットをご紹介しましたけど、
これをですね、学校現場の方に変えてみると、
最初の離職率の低下というのがありますよね。
これはもちろん先生の離職率も低下すると思いますし、
こういうことをやるとね、
好きなときに来て嫌な科目は教えなくていいですよとか言ったら、
それは当然離職率下がると思うんですよ。
子供の面から見たらこれは不登校が減らせるということにもなりますよね。
学校に行っていつ学校に行ってもいいし、
別に誰と一緒に勉強してもいいし、
かつ嫌な科目は勉強しなくていいですよというふうにしたら、
そしたら不登校というのはもうすごくなくなるんじゃないかと思いますね。
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あと商品品質の向上というのもメリットの中にありましたけど、
これはそれが直接学習者の学力が上がるということにつながると思います。
かつ生産効率の上昇というのがありましたけど、
これも少ない教師の数で学習が成り立つということにつながっていくのではないかと思います。
教育に関するところはここまでなんですけど、
一つ無登さんの考え方に同じ種類の人間だなと思うところがあって、
それを読んでいくとパプアニューギニア会社という名前を聞いた瞬間に、
ちょっとそうかなと思った人がいるかもしれませんけど、
実はこの人のお父さんが青年海外協力隊でパプアニューギニアに行っていたんですね。
それで現地のいろんな人とつながりがあって、
それで今はこのパプアニューギニアだけのエビを輸入して、
それを日本の市場に売るという仕事をしているというわけなんですね。
無登さんが子供の頃から家の中にパプアニューギニアの人がたくさん出入りするような家庭で育ったというわけなんですね。
なので人間の多様性というのを子供の頃から知っていたという環境があって、
こういう営業というか経営ができているんじゃないかと思います。
ただ最初から成功団だったわけじゃなくて、
実は失敗団がすごくたくさん書いてあります。
実は最初は普通の会社だったんですよ。
それをいろんな失敗を重ねていくうちに少しずつ変わっていって、
それで今ではこうなっているというわけなんですね。
これからもどんどん変わっていくだろうというふうに無登さんはお書きになっています。
最後になりますけど、
このパプアニューギニア解散、
もう震災で全部工場とか施設とか失ってしまって、
しかもその後大阪に移転したので、
これね僕も知らなかったんですけど、
そしたら政府の補償の対象にならないんだって言うんですよ。
同じ東北の中で再建している人たちにはいろんな補償金が出るんだけど、
東北から移転してしまった人たちにはそういう補償金が出ないので、
借金がそのときに失われてしまった負債がそのまま残っているって言うんですね。
もちろん成績は会社としては利益出しているので、
少しずつ減らしてはいるんだろうとは思いますけど、
最初14000円の負債プラスそれとは別に5000万円の財力負債もあって、
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要するに2億円以上の借金があったということなんですね。
なので皆さんがこの本を買うことによっても少しずつ、
この会社の応援をすることもできるんじゃないかと思いましたので、
それもあって今日もご紹介しました。
最後にお伺いしてみたいんですけど、
この本はアンリミテッドなので読み放題サービスに入っています。
なのでまず読み放題サービスに入っている方はすぐダウンロードできると思いますし、
読み放題に入っていない方はサンプルだけでももしダウンロードしてみようかなと思った方は
ハートマークでリアクションいただければと思います。
自分には向いていない方は涙のマークでリアクションいただければと思いますけどいかがでしょうか。
それでは本日も村スペにご参加くださいましてありがとうございました。
今日の生きる職場、小さなエビ工場の人を縛らない働き方、
こういう音声配信につきまして質問とか感想とかコメントとかありましたら
ぜひ村スペのハッシュタグ付きでご共有ください。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
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