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2023-04-14 14:56

chatGPTの会話の授業例

「マクドナルドで注文する」という誰でもよく知っている場面を例にとって、chatGPTでどのような会話の授業ができるのか、一つの提案をご紹介しました。もちろん、これよりいい案もたくさんあっていいと思います。


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冒険家の皆さん、おはようございます。 今日もラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年4月14日、インドでは午前8時26分を回ったところですね。 今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのは、ChatGPTの会話の授業例ということですね。 まず皆さんにお伺いしてみたいんですけど、
Talk to ChatGPTとか、あるいはVoice Control for ChatGPTという、こういうChromeの拡張機能なんですけど、これを入れてChatGPTを使ったことがある方いらっしゃいますでしょうか。
これはですね、ChatGPTは普通は文字でしかコミュニケーションできないんですけど、この2つのうちのどちらか、もちろん両方入れてもいいんですけど、この拡張機能を入れると音声でChatGPTに質問することができて、そしてChatGPTが返してくる回答も、これも音声化されて耳で聞くことができるということなんですね。
そういうものなんです。ですので、簡単に言ってしまうとChatGPTと音声で会話をすることができる、そういう拡張機能です。これを使うとChatGPTを使って会話の授業もできるようになるわけなんですね。
ではまず会話の授業の最初に流れをちょっと説明してみます。これは初級の後半以上、多分中級ぐらいの方がいいかなと思っている、そういう設定でやっていますけど、授業の流れとしては最初にですね、
まず目的はですね、マクドナルドのカウンターで注文できるということですね。ですので最初に語彙のところですね、ちょっとメニューを確認するところがあって、その後にどういう電話構造になるのかを確認します。つまりどういう情報のやり取りが必要なのかということですね。
その後でChatGPTに会話モデルを作ってもらって、そしてChatGPTとロールプレイをして、最後にロールプレイの振り返りみたいなのをしてみるという、こんな感じです。
最近の行動中心アプローチではですね、観光客として日本に行く、あるいは留学生でね、日本で行くときにマクドナルドでお客さんとしては入るけど、店員としては働かない場合っていうのがありますよね。観光客とかは特にそうですよね。
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マクドナルドで働く可能性というのはないわけです。そういうときにロールプレイとかすると、人間同士で学生同士でロールプレイをすると、どうしても片方の学習者が店員さんのロールをプレイしなければいけないという、そういうあまり役に立たない練習をしなければいけません。
しかしですね、こういうチャットGPTを使うとこの問題を避けることができるわけですね。つまり全員がマクドナルドの客としてロールプレイをして、そして店員としてのロールをプレイしなくていいという、そういう行動中心アプローチ的には標準的な考え方で練習をすることができるわけです。
まず最初にマクドナルドの主なメニューを聞くところがあると思いますが、クラスで一斉的にやるんだったら、もちろんまず最初には学習者に聞いてみるといいと思いますね。
マクドナルドにはどんなメニューがありますかと言って、みんなで自由に言ってもらうのがいいと思います。
その後でチャットGPTに聞いてみるのももちろんいいと思います。この場合は私がさっき入れてみたんですけど、こういうプロンプトだったら普通にできますね。
マクドナルドの典型的なメニューを一つ日本語と英語で上げてください。こういう風に入れました。
そうしたら一つだけ出してくれますね。それまで学習者同士の話し合いで出てこなかったメニューがあったら、それも先生が番称したりして付け加えたりするのもいいと思います。
これが出尽くすまで再生性ボタンを押すといいと思いますね。そうすると大体主なメニューを網羅することができると思います。
その後はカウンターでどういうことを話しますかということを学習者の皆さんに聞いてみるといいんじゃないかと思います。
例えばスターバックスでは名前を聞かれますよね、最後に。だけどマクドナルドでは名前は聞かれませんよね、普通はね。
そういう意味でどんな情報のやりとりをするかということをまず学習者の皆さんに聞いてみるといいと思います。
そうすると大体出てくるのはまず最初にいらっしゃいませという関係の挨拶があって、それから当然注文を取るわけですよね。
その後注文でサイズを聞かれることもありますよね。ポテトのサイズとか飲み物のサイズを聞かれることがあります。
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それからテイクアウトにするかあるいは店内で食べるかということも聞かれますし、
それから支払い方法、クレジットカードで払うとかアプリで払うとか現金で払うとかそういうことも必要ですし、
もし支払いが終わった後にレシートを渡されることがあると思いますし、それから現金の場合は一緒にお釣りも渡されることがあると思います。
それで一連の流れが終わったときに最後にどういう挨拶をするかとか、こういう情報のやりとりがあるのが一般的だと思いますね、マクドナルドではですね。
海外旅行とかされたことは皆さんご存知だと思いますけど、
マクドナルドでは自分で言うよりも店員さんの言っていることを聞く方が難しいということが結構あります。
お店のシステムとかも分かってないしね、分かってないこともありますしね。
なので最初に店員さんの発話を聞き取れるようになるために学ぶ必要がありますね。
それでですね、さっきどんな情報のやりとりをするかということを確認しましたね。
それを一つ一つチャットGPTに聞いてみるといいと思います。
例えばこんなプロンプトですね。
マクドナルドの店員はカウンターに来た客に何と言って挨拶して注文を取りますか。店員が話す言葉だけを答えてください。
こういうプロンプトがいいと思います。
学習者のレベルによってはそれに英訳も付けてくださいというふうに入れてもいいと思いますし、
もともとこのプロンプト自体を英語で書いて、それに日本語と英語で答えてくださいというふうに付けてもいいと思いますね。
こういうことを最初の挨拶とか、あるいは飲み物のサイズを聞くときに何と言いますか、
店内で食べるかテイクアウトするかを聞くときに何と言いますか、
あるいは支払い方法を聞くときに何と言いますかという感じで、
全部この情報のやりとりですね、それに必要な店員さんの言いそうな言葉を
こうやって一つ一つ全部挙げてもらうといいんじゃないかと思いますね。
その後でそれを一つ一つ理解して理解できるようになったら、
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今度は全体的な会話モデルを作ってもらうといいと思います。
これはさっきやってみたんですけど、
マクドナルドの店員と客の会話例を作ってください。
一文ずつ英訳も付けてください。
こんなふうにすると、実際に会話モデルを作ってもらうことができます。
この辺も全部さっき申し上げた、トークトゥチャットGPTとか、
あるいはボイスコントロールチャットGPTとか、
この辺をオンにしたままやると当然耳で聞く練習にもなるわけですね。
中にはこういう会話モデルを作ってもらっても、
例えばテイクアウトにするか質問されないこともあるんですよ。
そういう場合は学習者の方がチャットGPTに対して、
店内に食べるかテイクアウトにするかも入れてください。
そういうプロンプトを入れると、
必要な情報が全部入った会話モデルを作ることができます。
その後で最後にロールプレイのところが来るんですけど、
これが無料版のGPT3.5ですね。
これでやると、
時々ロールプレイじゃなくて会話モデルを一気に出してしまうことがあるんですね。
でもこれを少なくとも英語でプロンプトを入れると、
そういうことがないんですね。
現時点では英語でプロンプトを書いて、
あなたとロールプレイをしたいですというふうに言うと、
無料バージョンでもロールプレイをすることができます。
英語のプロンプトを読んでみるとこんな感じですね。
こういう感じです。
ここで英語の英訳を入れないでくださいというふうに入れているのは、
これを入れないと、しかもプロンプトが英語なので、
日本語の会話の後に英語の翻訳とかが、
こちらがお願いしないでも入っちゃうことが結構あるんですね。
なのでそれを避けるために英訳は入れないでくださいということも
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言ったほうがいいと思いますね。
これをすると、このChatGPTとロールプレイをすることができます。
この機会が十分にあって、
学習者一人一人がパソコンなりスマホを持っていて、
アカウントの数も十分にあってみんなで練習できれば、
もう一人一人がやってもいいとは思うんですけど、
あるいは機会が足りなかったり、
あるいはもっとグループダイナミズムとか、
そういうものを使いたいときはペアワークにして、
そこに一台のChatGPTとかいう感じにしてもいいんじゃないかと思います。
その場合は一人がロールプレイをして、
もう一人がそれをモニターするという感じですね。
そうすると、例えば学習者がこう言っているつもりなのに、
そこがちゃんと聞き取ってもらえないというようなことが結構あるんですね。
なので、そういうところをログにも残りますけど、
もう一人の人がモニターしていて、
ここはこうだったねということを後で振り返りをするときに、
メモとかしてもらえるといいんじゃないかと思います。
あとそれから、ここのところはとってもよかったですねとか、
そういうコメントをペアでお互いにすることもできるので、
いいのではないかと思います。
それで、こういうふうに二人組で使う場合は、
そうやってロールプレイを実際にした後で振り返りをするのが、
より効果的になるのではないかと思います。
授業の最後にログを全部コピーして学習管理システムに提出するとか、
あるいはロールプレイをしているところの画面を録画して、
それを学習管理システムのほうに提出するとか、
そういうこともできるんじゃないかと思いますね。
それでは今日のムラスペはここまでになります。
今日のChatGPTの会話の授業例という音声配信につきまして、
ご感想とかコメントがありましたら、
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それでは今日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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