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ありがとうございます。本日の本題に入ってみたいと思います。 今日はお話ししたいのは、オリジナルズ
誰もが人と違うことができる時代っていうね、こういう本のことなんですよ。 これを話そうと思ったのは
確か先週の5日に、ギブアンドテイク 与える人こそ成功する時代っていうね、こういう
本についてご紹介したんですけど、この本を書いたアダム・グラントさんという人の 第2作目がこの
オリジナルズっていう本なんですね。それでちょっと
その前のギブアンドテイクがとても面白かったので、今度のオリジナルズというのを
読もうと思ったわけです。まず最初に具体的な この本の紹介なんですけど、まずタイトルはオリジナルズ
誰もが人と違うことができる時代っていう本ですね。 著者はアダム・グラントさんという人ですね。
680個の評価があって、5つ星のうちの4.4になっています。 やっぱりこんなにたくさんの評価が集まっていて、しかも4.4っていうのはもうかなり
評価が高い本だと思っていいと思いますね。 このアダム・グラントさんという人は
前回もご紹介したんですけど、経歴はペンシルバニア大学の教授で専門は組織心理学だそうですね。
ペンシルバニア大学で史上最年少の修身教授というふうになったそうです。
例えばフォーチュンという雑誌の世界で最も優秀な40歳以下の教授40人とかそれにも入っていますね。
本の長さは375ページですね。
日本ではこの翻訳版は2016年の6月に 発売されています。だから6年ぐらい前ですね。
この序文でシェリル・サンドバーグさんという人が書いているんですけど、これはリーン・インという
マイノメリーではないですね。 女性仕事リーダーへの意欲。
特に女性の間ですごく人気のあるシェリル・サンドバーグさんという人が序文を書いています。
じゃあですね、まずこの人がいうオリジナルな人というのはどういうことか、どういう人なのかというと、別にファッションが変わっているとか、
ファッションだけじゃなくて周りの人と違うっていうだけではないんですよね。
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この本で言われているオリジナルの人というのは、自らのビジョンを率先して実現していく人というふうに定義されています。
この人によるとオリジナリティの最たるポイントというのは、
既存のものを疑ってより良い選択を探すことというふうに書いてありますね。 この人がずっともう10年以上に渡って研究を続けてきたところですね、
それが思ったよりもずっと簡単だということがわかってきたというふうに書いてあります。
その方法とかがこの本にはかなり書かれていますね。
でもね、メインのパートはその方法というよりも、このオリジナルな人々はどういう人々なのか、
そういう人たちが潰されないで生存するにはどうすればいいのかというようなことが中心に書いてありますね。
意外と普通の人だというのが何回も出てくるんですよ。
一番最初に出てくるところをちょっと以下のように引用してみますね。
私は本書でオリジナリティには徹底的にリスクを犯すことが必要だという通説を覆し、
オリジナルな人たちは私たちが思うよりもずっと普通の人たちなのだということを示していきたいと思うというふうに書いてあります。
これで引用終わりですね。
実際に、例えば最初の方に起業家がたくさん出てくるんですよ、この本ね。
起業家というのは自分の仕事を辞めて起業する人もいるし、
だけど自分の本業を続けながら小さく週末だけで起業していくような人たちもたくさんいるわけですね。
それを比べてみると、本業を続けながら起業を小さく始めた人たちというのは、
本業を辞めてしまった起業家よりも失敗の確率が33%も低いとかですね、
そういうデータもたくさん紹介されています。
それでね、意外とリスクを取らない、
むしろリスクを取らない人たちが結構オリジナルなことをやっているということに関して、
その理由として、
以下のようにこの本では書かれているのでちょっとご紹介しますね。
以下引用です。
ポラロイド社の創業者であるエドウィンランドが言うように、
ある一つの分野でオリジナリティを発揮したいのであれば、
その一つの分野以外のあらゆる分野で確実な行動をとって、
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感情の安定と社会的な安定を得ないことには決してできないのだ。
これで引用終わりですね。
これもね、僕もいろいろ自分自身でも思い当たるところもいろいろありますね。
僕も他の人がやらないようなオリジナルのこともやるけど、
そうじゃない、もう全然規定通りにやっているようなこともたくさんありますね。
別のところではこんな文章もあります。
ある分野において安心感があると、
別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれる。
こういうところもありますね。
はい、それからね、
具体的にオリジナルの人たちはどうやって多くのアイデアを生み出しているのかというとですね、
もうね、本当にね、結構ね、あまり有名がない話なんですけど、
量が大事だということですね、量が大事。
はい、ちょっとここもね、以下引用ですね。
傑作を生み出す可能性はどうすれば高められるのだろうか。
その方法とはズバリ、多くのアイデアを生み出すことだ。
サイモントンの研究によると、
ある分野における天才的な創作者は、
同じ分野に取り組む他の人たちよりも特に創作の質が優れているわけではないという。
ただ、大量に創作すると多様な作品が生まれ、
オリジナリティの高いものができる確率が高くなるのだ。
はい、これで引用終わりです。
これね、あと別のところも引用してみましょうか。
はい、以下引用ですね。
オリジナリティを発揮したいのであれば、
最も重要なことはとにかくたくさん作ること、
大量に創作することしかありません。
と、人気ラジオ番組のプロデューサーであるアイラグラスは述べている。
前述の心理学者サイモントンによると、
分野を問わず、最も多作な人たちは独自性に引入れているだけではなく、
最も多く作品を生み出す機関に、最もクリエイティブな作品を生み出してもいる。
はい、以上ですね。
あとね、もう一箇所もちょっと引用しておきましょうか。
多くの人が斬新なものに到達できないのは、
アイデアをちょっとしか出しておらず、
その少数のアイデアを完璧に磨き上げることに囚われているからだ。
はい、ここまでですね。
あとね、量以外にも何かあるかというと、
その人の多様性ということも大事だということが書いてあります。
でね、これはね、ファッションのところだったかな。
あの、あるいはテレビ制作のアイデアの話だったかな。
あ、これはテレビ制作のアイデアの話だったと思うんですけど、
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要するに、オリジナルのアイデアが出ている人は海外に住んでいた経験が長いということですね。
だけど、3つで大事なことがあって、
1つ目は、海外に住んだ時間はあんまり関係なくて、
海外で活動的にデザインに携わったりした、そういう仕事をした経験がオリジナリティに関係しているということですね。
あと、2番目ですね、海外に住んでいた人は、
その外国の文化が自分の国の文化のものと違えば違うほど、
それがその創造性に与える影響が大きかったというのもあります。
それから3つ目はですね、経験の進度、つまりどのぐらい長く海外で仕事をしたか、それも重要だったというふうに書いてありますね。
なので、特に日本語教師の皆さんにとっては海外に行かなくても、
常日頃、日本の国際に行っても、いろんな多様な文化の人と触れている、そういう仕事ですよね、それは定義として。
なので、そういう意味では一般的な日本人よりも、日本語教師の皆さんがオリジナルな新しいアイデアを社会に提供することができる人たちである、
そういう集団であるということは言えるんじゃないかと思います。
この本の後半の方はですね、こういうどうしたらオリジナルな人になれるかという方向よりもですね、
むしろオリジナルな人がどうやったら周りに潰されずに夜当たりできるかというようなことが書いてありますね。
いろんなことが書いてあるんですけど、例えば本当のビジョンを隠して、
オリジナルな人たち、特に社会変革をしたいような人たちというのは、
例えば黒人の公民権運動の人たちとか、あるいは女性の婦人賛成権の人たちのこともいろいろ出てくるんですけど、
やっぱり先頭に立つ人は思想的に過激になりやすいんだけど、
でもそれを抑えて周りの人が受け入れてくれるような言い方にしないといけないようなことも書いてあります。
例えば、さっきのアメリカの婦人賛成権の話なんですけど、ルーシーストーンという人が出てきます。
アメリカで初めて結婚後も旧姓を名乗り続けた人というふうになっていますけど、
これが1850年ぐらいなので今から170年ぐらい前ですね。
日本が今でも夫婦の選択的夫婦別姓というのを今でも2022年にそれをやっているというのはちょっと信じられないぐらいなんですけど、
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それともかくこのルーシーストーンさん、婦人賛成権のために1855年ぐらいからかなりアクティブに声を上げ始めた人なんですけど、
これね、僕びっくりしちゃったのはキリスト教徒の団体と手を組んだりもしてるんですよね。
特にキリスト教徒の中の禁酒連盟というのかな。
お酒、特にその頃のアメリカというのはすごいアルコールの被害とかもあってですね、
それでキリスト教徒の皆さんが禁酒しましょうというそういう運動もしていたわけですね。
だけどキリスト教というと聖書とかにすごい男尊女卑のこととかが書いてあって保守的なわけですよね、そういうジェンダーの意味ではね。
そういう人たちとこの婦人賛成権のルーシーストーンが手を組んでいるというのにすごくびっくりしてしまって、
その時に彼女がね、ルーシーストーンさんが用いたロジックっていうのが、
やっぱり女性は家庭を守る人たちであると、それはもう本当に聖書に書いてあるかなり保守的な考え方ですよね。
アルコールから家庭を守るのは女性の役割であると、
そしてそのためには家庭を守っている女性が選挙で投票する権利を獲得しなければいけないというような、そういうロジックで協力しているわけですね。
実際そういう言い方だったらキリスト教徒の保守的な人たちも、
確かにアルコール中毒の人たちを減らすためにはアルコールから家庭を守る必要があるし、
そのためには女性がちゃんと投票しなきゃいけないんだなというふうに思って、
その婦人賛成権に協力した、婦人賛成権の運動に協力したとかね、そういうようなことが書いてあります。
あとね、子供とかを育てる時にどういうふうに育てればいいかというようなことも書いてありますね。
例えば一例を挙げると、何か物を禁止したりする時に、ダメだからダメみたいな言い方しちゃいけないって言うんですね。
これが第二次大戦中のナチスのユダヤ人の虐殺のところで、
ナチス占領下でも虐殺からユダヤ人を救った人と救わなかった人たち、ただ傍観していた人たちがいるわけですね。
その虐殺からユダヤ人を救った人たちに子供の頃を思い出してもらうと、
親から説明を受けたというのがそういう人たちに特徴的でよく聞かれた言葉だったというふうにこの本では書かれています。
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つまりダメだからダメだとかそういう言い方をするんじゃなくて、
これをしちゃいけないのはこういう理由なんだとかね、そういう育て方をされた人は周りがユダヤ人の虐殺に加わったり、
積極的に加わらなくてもただ傍観していて積極的に助けようとしなかったそういう人たちはそういう教え方はされていなかったという、
そういうような違いがあるということも書かれていますね。
ここからどういうことが僕たちが生活の中で得られるかということはいろいろあると思うんですけど、
僕が自分の生活を振り返ってこういうことが役に立っているかなと思うことは、
一つは毎日のタスクリストの中に5分間のジャーナリングというのを入れているんですね。
それは今思っていることとかを5分間だけ書けてどんどん文字化していくわけです。
僕の場合は音声入力でどんどんやるんですけど、
あと新しい仕事を始めるときはブレインストーミングというのをかなり意識して徹底的にやるようにしていますね。
こうやっていろんなアイデアを出していく、たくさん出すということですよね。
特にブレインストーミングというのはこの本にも出ているように量が大切で、
アイデアの質というのは全然どうでもいいからとりあえず量をたくさん出しましょうという考え方なので、
そこからたくさんアイデアを出せば、
例えば5つしかアイデアを出せない人がその中の1つのものを選ぶよりも、
100個とか200個とかアイデアを出す人がその中から1つアイデアを出した方が絶対いいわけですよね。
アイデアの質としてはね。
そういう意味でもこのブレインストーミングというのは僕も習慣としてやっていますし、
そういうことをされると質の高いアイデアを出せるようになるんじゃないかと思います。
今日僕が言いたいのはここまでなんですけど、
このアダム・グラントさんという人は今これが2冊目で、
今年の4月にTHINK AGAIN発想を変える思い込みを手放すというこういう本も書かれているので、
これもKindleで手に入るのでちょっとこれも読んでみたいなという気になっていますね。
この後すぐ読むかというとちょっとまだ読みたい本がいっぱい列になって並んでいるので、
この後すぐはちょっと読めないと思うんですけど、
これもぜひ読んでみたいなというふうに思っております。
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
本日のこのオリジナル図、誰もが人と違うことができる時代、
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それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。