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2023-03-09 20:14

chatGPTのロールプレイの幅を広げてみた

これまでのRPG(ロールプレイゲーム)とまったく違うのは、日本語のレベルを母語話者だけでなく日本語学習者用に設定できるということだと思います。

以下の2つのサイトを参考にしています。

コピペで質の高い人格形成プロンプトを自動生成できる最強のメタプロンプトを完全公開|ChatGPT 研究所 https://chatgpt-lab.com/n/n28140f24debe

ChatGPTで、ファンタジーRPGを遊ぶには?|深津 貴之 (fladdict)|note https://note.com/fladdict/n/nb66db952f992

 


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それでは、本日の本題に入ってみたいと思います。
今日お話ししたいのは、「ChatGPTのロールプレイの幅を広げてみた」ということなんですね。
これを話そうと思ったのは、確か一昨日ぐらいに、マクドナルドの店員さんとお客さんのロールプレイをしてみた。
実際の音声付きで、ここで中継してみたことがあります。
それよりもっと楽しい、面白い、楽しめるようなロールプレイがないかなと思っていたところもあるんですけどね。
それで、昨日の投稿を読んだ方がいらっしゃるかもしれませんが、バーフバリーのロールプレイをしてみました。
バーフバリーというのは古代インドの王様で、架空の王様で実在していないと思うんですけど、
とにかく映画がすごいヒットして、ご存知の方も多いと思うんですけど、映画の中でお兄さんに殺されてしまうんですね。
それで僕がバーフバリーとロールプレイをしていて、こっちがやられる前にお兄さんの方をやっつけましょうみたいなことを言っていたら、
チャットGPTの方に、これはうちのポリシー、ルールを破っているというふうに警告が出てしまったりしました。
なので、相手を殺そうとか言っているとできなくなってしまう可能性はあるんですけど、
普通にやる分にはそういうことはないと思いますし、それから本当に楽しいんですよ。
バーフバリーの口調とかそういうのも全部設定できるので、
例えば自分のことは我というふうに呼ぶし、相手のことはそなたと呼ぶというふうに設定したり、
とても威厳のある人とかそういうふうに設定しておくと、本当にバーフバリーと会話をしているような感じになります。
もちろん日本語ですよ。これは日本語でやっているんですけど、とても威厳があって資料深くて、
だけど古代インドの王様っぽい日本語で会話ができるというのがちょっと分かりました。
これを元にしたのは、ちょっと以下のタイトルを言いますけど、
そういうウェブサイトがあったんですね。
このウェブページのタイトルは、
コピペで質の高い人格形成プロンプトを自動生成できる最強のメタプロンプトを完全公開というところですね。
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これはノートなんですけど、ノートというウェブサイトですけど、書いている人はチャットGPT研究所というところですね。
これね、メタプロンプトとか、しかもプロンプトを自動生成するというのはちょっと難しいと思いますけど、
要するに人名とかそういうのを一回入れるだけで、
もう一回基本的なところから話すと、プロンプトというのはチャットGPTに対して支持する質問とか支持の文章です。
普通の日本語です、これはね。
これまでの、例えばGoogleアプリスクリプトとかでは、
それが本当に普通の自然言語ではなくて、コンピューター言語を使わなければいけないので、
本当に新しい言語を学ばなければいけないんですよね。
だけど、このチャットGPTは普通の自然言語でそれが支持を出せるというのがまだ敷居の低いところですね。
今申し上げたチャットGPTの記事では、
どういうプロンプトを書いたら、本当にこういう質の高い人格形成ができるのかということですね。
つまり相手がどういう人格の人として振る舞ってくれるのかという、
それがもう公開されてるんですよ。
無料でね、もちろんね。
それをそのままコピペしたら、僕も使えるわけです。
だけど、ここでは確か小田信長とかクレオパトラとか坂本龍馬とかですね、
そういうのが出てきてましたけど、
僕はそれを古代インドの王であるバーフバリーの、
そういう感じで喋ってもらうようにちょっと編集してそれをやってみたんですね。
それでロールプレイをしていたんですけども、これは本当に楽しいです、結構ね。
あとね、もう一つすごく同じように質の高いものがあります。
これは本当にロールプレイでかつ物語が進むようになってるっぽいんですよ。
途中までしか僕やってないんですけど、
これはね、ふかつたかのりさん、たかゆきさんかな。
気のつらい雪の雪の本ですね。
これはね、これもね、ノート、これも同じノートなんですけど、
タイトル、このノートの記事のタイトルが、
チャットGPTでファンタジーRPGを遊ぶには?という記事ですね。
これね、後半にもうちょっと詳しいことが書いてあるらしくて、そこが有料なんですけど、
すいません、僕はまだ無料のところしか見てないです。
だけどその無料部分に、さっき申し上げたプロンプトですよね。
チャットGPTに指示をするためのプロンプトというのが全文公開されています。
もしかしたらその有料部分のところにまた別のもあるかもしれませんが、
少なくとも僕がやってみたのはこの無料部分で公開されているところだけなんですね。
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だけどそれでもかなり面白く遊ぶことができました。
ちょっと本当にびっくりしたのは、
ストーリーとしては、このプロンプトの中では、
ゲームのスタート地点は王都の関室です。というふうに書いてあるだけで、
それ以外は何にもですね、ストーリーに関しては本当に何にも指示してないんですよ。
だけどそこにですね、僕が王様に挨拶をしていると、
僕と一緒に旅をすることになる冒険家の人がまた一人来て、
その人の名前とかもあるし、その人と次は何をやればいいんだとかね、
そういうことも決めます。
王様自身もお前にこういうことをやってほしいということを言うわけですよ。
そういうことはもう全部、このプロンプトに書いてないんですよね。
書いてあるのはただ単に、ゲームのスタート地点は王都の関室ですって、
書いてあるだけです。
でもその後ね、ゲームのクエスト内容は自動設定ですって書いてある。
だからチャットGPTが自動的にこういう王様のセリフとかも作ってるんですよね。
魔物がいて、その魔物がやばい奴だとか、石を5つ集めなければいけないとか、
よくある、本当によくあるパターンのやつですけど、
そのためにお前に手伝ってほしいみたいにね、
そのためにお前に一人この冒険家を一緒につけてやるから
そいつと一緒に旅立つのだ、みたいなことを言ったりするんですね。
その冒険家と僕が会話をしたりする。
そういうのが本当にロールプレイができるわけなんですね。
これはね、本当にすごく、例えば制約条件っていうのがあるんですね。
制約条件とか、あるいは最初に申し上げた、
チャットGPT研究所の方では、制約条件のほかに行動指針というのもありますね。
行動指針というのはユーザーに対して威圧感や恐怖感を与えてくださいとか、
ユーザーに対して自分の意思や計画を押し付けてくださいとかね、
そういうのもあるし、あと口調の例というのもありますね。
すみません、これは後半じゃなくて前半に言っていた方のものなんですけど、
あ、ちょっと待ってよ。
あ、そうですね。
あなた自身を表す一人称は俺です。ユーザーを表す、示す二人称はお前です。
それから織田信長の口調の例として、
俺は天下統一を目指す織田信長だビックリマークとか、
お前らが俺に従えばこの世界に平和が訪れるだろうとかね。
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こういうのもかなり綿密にプロンプトを考えて、
もうすごい30行とか40行とかそのぐらいの長いプロンプトになっています。
でも僕はそこまで本当にプロではないので、
でも僕も簡単にこの間のマクドナルドの店員のロールプレイみたいなのを
もうちょっと手を加えて面白く楽しめるようにやってみたのがあります。
これが僕が作ったプロンプトですね。
プロンプトの引用です。
あなたと簡単な冒険映画のような日本語でロールプレイをしたいです。
ここは船の上です。天気はとてもひどいです。
船は沈没しそうです。
仲間を説得して救命ボートに脱出してください。
あなたから始めてください。
1行だけ自分のセリフを言ったら私の反応を待ってください。
私はあなたの仲間の冒険家です。
もうこれだけの短いプロンプトですね。
今日この音声配信の前半でご紹介した2つのプロンプトは
何十行もあるようなプロンプトですが
僕のはこれだけの短いプロンプトです。
これをチャットGPTに入れてエンターキーを押してみたら
チャットGPTの方が最初に出てきたセリフが
みんなここはもうダメだ救命ボートに乗り込もう
僕は説得される側の人なのでこういうふうに返事をしました。
でもまだ宝箱が船倉にあるんだと言ったら
チャットGPTはこういうふうに返事をしました。
宝箱よりも命が大事だ早く救命ボートに乗り込もう
それで僕のセリフですね。
ここまで来て宝なしに帰れるか
俺は金持ちになって帰るって約束したんだ
それで次はチャットGPTの返事ですね。
でももし船が沈んだら宝箱も一緒に沈むよ
君の命は一生ものだからそれを守ることが大事だよ
さあ救命ボートに乗ろう
それで僕がこういうふうに返事します。
嫌だ宝箱を一緒に運んでくれ宝箱も救命ボートに積ませてくれ
そしたらチャットGPTの返事がこうですね。
それは無理だよ宝箱は重くて救命ボートに乗せたら沈むかもしれない
君たちは重要だから宝箱は諦めよう早く救命ボートに乗ろう
で僕がこういうふうに書きました。
じゃあ英国王室から盗んだコヒヌールだけでも持って帰ろう
コヒヌールっていうのは今日本で上映されているインド映画にも出てくるんですけど
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インドで取られた世界最大のダイヤモンドって言われていますね
それがどういう事情かわからないんですけど
今は英国の王室がそれを持っている
それがインド側では本当の所有者はインド側なのだから
英国王室はそれをインドに返還すべきだという声もあるわけなんですね
それをちょっと出してみたかったんですよね
で僕が英国王室から盗んだコヒヌールだけでも持って帰ろうと言ったら
そしたらチャットGPTがこんなふうに返事をしました
それもダメだよ
盗んだ品物を持ち帰るなんて冒険家としての名誉を傷つけるよ
命を守ることが先決だよ
さあ救命ボートに乗ろう
ここのところで僕は冒険家としての名誉を傷つけるというところに
急にそれだけで説得されてしまって
それもそうだなって返事をしてしまったんですね
そしたらチャットGPTが
よしよく決断したね
早く救命ボートに乗ってこの嵐から逃げよう
というふうになって僕が説得されて終わってしまいました
ということですね
これに関しては僕のところが
僕のプロンプトには
簡単な冒険映画のような日本語でロールプレイをしたいです
というふうに簡単だというのは入れましたね
なんだけどこれはもっともっと日本語のレベルというのは
いろいろ調整することができます
例えば今イタリアに住んでらっしゃる
イズミマッサさんという方がいらっしゃいますね
イズミさんが僕の今の冒険家のプロンプトをちょっといじって
イタリア人の日本語学習者のふりをして
チャットGPTに大体同じプロンプトを入れてみた
そしたらかなり簡単な日本語になって
同じロールプレイができたということを
チャットGPTのスクリーンショット付きで紹介してくださっています
これをやってみて非常に強く印象付けられたのは
これは間違いなく読解の学習に使えるということですね
もちろんみんながみんな冒険映画が好きなわけではないですけど
それはもう学習者一人一人が
自分の好きなジャンルに合わせて
それを作ることができちゃうわけなんですよ
なので例えばもっとロマンチックな恋愛映画が好きな人の場合は
そういう設定でできますし
あるいは法律の勉強とかしたい人は裁判映画みたいな
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裁判映画というか法廷映画というか
ああいう感じでやりたいというのもあるでしょうし
かつそれ自体はもう今までもあったわけですよ
たくさんサウンドノベルとかっていうのもそうだし
例えばRPGもバトルが時々入るけど
それ以外はいろんなストーリーはやっぱりテキスト中心で進んでいくわけですよね
ファイナルファンタジーとかドラゴンクエストとかそういうやつもですね
だけどそれらと決定的に違うのは
日本語のレベルを調整できるということなんですよ
今まで本当にファイナルファンタジーとかをやりたいから
日本語を勉強してきたっていう人は本当にたくさんいますよね
だけどやっぱりネイティブ用に書かれている文章を
そのまま外国人学習者が楽しむというのは非常に難しいものがありました
特に最近のFGOとかフェイトとかシリーズの
ナスキノコさんとかっていうのはすごく売れてますけど
彼の日本語もちょっと漢文みたいな語彙がすごく多くて
日本語学習者にはかなり難しくて
てか普通の日本人でも読めない人はたくさんあると思います
カツモクセオとかね
そういう漢文帳の語彙とかもすごくたくさん出てくるんですよね
なのでそういう人たちは日本語学習者がそれを直接楽しむ
それを日本語の教材にするというのはかなり難しかったと思うんですけど
だけどその問題がこのチャットGPTを使うことで乗り越えることができるというわけですね
それからもう一つは
まず自分でどういうふうに返事をしなければいけないかということも決めなければいけないわけですよね
つまり行動が求められるというわけです
行動が求められることを前提に読むので
だから読むときにさらに真剣に読むわけですよね
例えばただ読むだけで別に何もしなくていいテストもないということがわかっていたら
普通はそんなに身を入れて読まないわけですけど
その後自分がちゃんとそれを読んだ結果行動しなければいけない
間違って行動してしまったらゲームオーバーになっちゃうかもしれないというね
そういうときとではやっぱり真剣さが違う読むときの真剣さが違うわけです
これはですね皆さんジョン・ケラーのARCS同期付けモデルというのを聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますけど
これでいうとRの部分ですよね
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Relevance 妥当性というふうに翻訳されていることがありますけど
自分のために書いてきて
しかもその結果次第で自分の運命も変わる
ゲームオーバーになっちゃうかもっと楽しめるかも変わるというね
そういう意味でこのRの部分に非常に関係しているし
それから日本語のレベルを変えることができるというわけで
そのARCSのCの部分ですよね
Confidenceの自信の部分ですけど
それもやっぱりここで非常に解決できる高くなるというわけです
ちなみにARCSのAの部分はアテンションですよね
これはゲームっぽいのでもともとアテンションが非常に高いと思います
それからSの部分これやってよかったというのは
もしこれで仮にゲームオーバーまでしなくて
最後の最後までハッピーエンドまでたどり着くことができれば
もうこのSの部分も非常に高くなるんじゃないかと思います
それは本の一冊を読み終わったというときも
なんか達成感とかあると思いますけど
それとは全然レベルが違う達成感があるんじゃないかと思いますね
だって自分の選択して自分で書いたテキストの結果
そのハッピーエンドまで行ったということになるわけですからね
なのでこれは動機づけの面でも非常に高い日本語学習
日本語の読解の学習につながるんじゃないかという風に
ただいま思っております
それではリスナーの皆さんもこのチャットGPTで
ロールモデルっぽい読解の教材を作ってみたいという方が
いらっしゃいましたらハートマークでリアクションいただければと思います
それからまだちょっと難しいかなという方は涙のマークで
リアクションいただければと思いますがいかがでしょうか
それでは本日もですね
ムラスペにご参加くださいましてありがとうございました
今日のですねチャットGPTのロールプレイの幅を広げてみたというね
こういうコンテンツにつきましてご感想とかコメントがありましたら
ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います
ありがとうございます
それでは本日も良い1日をお過ごしください
そして冒険は続きます
20:14

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