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2023-04-04 13:42

chatGPTは格差を拡大しない

人工知能はそれを使える人と使えない人の間の格差を拡大する懸念はあるものの、これまで富裕層のみに限られていた家庭教師などの代替手段となるので、総合的に見れば格差を解消する側面もあるということをお話ししました。

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冒険家のみなさん、おはようございます。今日もですね、ラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年4月4日で、インドでは午前8時27分を回ったところですね。
今日もですね、音声配信むらスペを始めさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのは、チャットGPTは格差を拡大しないということですね。
これを話そうと思ったのはケンスーさんというね、Twitterのケンスーさんという方がいらっしゃるんですけど、
その方が3月31日にですね、格差を拡大する面があるというふうに書いていらっしゃったんですね。
それでちょっと話してみようと思いました。
じゃあまずですね、ケンスーさんのツイートをちょっとこのまま読んでみたいと思います。
以下引用ですね。
何気にDeepLを有料契約してサイトをさっと翻訳して読んでいるとか、
チャットGPTを有料契約しているとかで生産性がすごく上がるみたいなことが起きていると、
そこにすぐに投資できる余裕がある人がより仕事の成果を出せるようになる、みたいな格差の拡大につながる面はありそう。
はい、ここまで引用ですね。
同じように、こういうことは時々聞くなと思ってちょっと検索してみたらですね、
IMFですよね。国際通貨基金でしたっけ。
そちらの方たちのブログがあるんですけど、IMFブログっていうのがあるんですけどね。
そこにこういうタイトルの記事がありました。
人工知能がもたらしうる不要国と貧困国の格差拡大ですね。
これはですね、2020年の12月2日なので、
このチャットGPTがそんなに注目される以前の話ではあるんですけど、
でもやっぱり人工知能によって格差が拡大するという話もあるんですね。
ただですね、僕は必ずしもそうとは限らないと思うんですよ。
というのもですね、さっきの研修さんがおっしゃっているみたいに、
チャットGPTとかDPLとかそういう人工知能を使う人と使わない人の間では、
確かに格差の拡大が起きるのではないかと僕もそれは思います。
そこは確かに、特に反対するつもりはないんですね。
だけど今まではですね、お金で解決できてたというのは、
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もっとお金を持っている人はさらに別の方法で解決できてたんですよ。
例えばDPLもプロの翻訳家の人と契約して、
人間のプロの翻訳家の方と契約して、
本当にたくさん欲しいものはいくらでも翻訳してもらえるような立場の人とかもいらっしゃったわけですね。
なので、そういう人たちだけに独占されていた、
自分が理解できない外国語の文献を読むっていうね、
そういう能力がこのDPLとかですね、あるいはこのチャットGPTとか、
そういうもので解放されたっていう側面もあるんですよね。
これはですね、僕も教育に関わる人間なので、
教育の面で考えてみたいんですけどね。
たぶんチャットGPTは本当に家庭教師みたいにいろんなことを教えてくれます。
家庭教師もいろんなのがあると思うんですけど、
日本で一番有名なのは家庭教師のトライっていう会社だと思うんですけど、
そこの料金がですね、公式サイトにあんまりはっきり書いてないんですよ。
なので、家庭教師のアーチ、九州の最安値級格安家庭教師っていうね、
そういうウェブサイトでこの家庭教師のトライの料金システム、
分かりやすく解説しますっていうね、
そういう記事があったのでちょっと見てみたんですけど、
やっぱり見てみるとこれは本当に富裕層の人しか正直使えないサービスだと思っていいんじゃないかと思います。
例えば入会金だけでも1万5千円かかるし、
管理費っていうのは毎月3,500円から4,500円とかかかってくるし、
事業料も1時間で3,000円からあるいは5,000円とかそのぐらいかかってくるし、
交通費っていうのも1回500円ぐらい平均すると払わなければいけない。
それで高校生の場合、週1回90分教えてもらうだけでも、
それでも1ヶ月に3万4千円かかると。
これが週1回120分というコースもあるんですけど、
そうなってしまうと毎月4万4千円がかかってしまうということなんですね。
これをコンスタントに支払い続けることができる人っていうのは、
やっぱり富裕層に限られると言っていいわけなんです。
しかしその一方でチャットGPTに関しては、
有料版と無料版がありますけど、
少なくとも無料版は本当にインターネットの利用料金と、
あるいは電気代ですよね、パソコンの電気代とかかかりますけど、
それだけで基本的にはもう使えるわけですよ。
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仮にその有料版を使うにしても、
僕も今有料版の契約して払ってますけど、
1ヶ月に20ドルだけなんですよね。
なのでこの家庭教師のトライが、
週1回90分で3万4千円とか、
週1回120分で4万4千円、1ヶ月ですけどね。
こういう料金に考えるとはるかに安く、
家庭教師と同じような効果を得ることができるということが、
わかるんじゃないかと思います。
もちろん家庭教師の場合は週1回なので、
家庭教師の場合は人間なので、
明日家庭教師の先生が来るから宿題やっておかなきゃとかね、
そういうプレッシャーがあったりとかして、
チャットGPTとは全く違う効果があるのは、
全くその通りだと思うんですね。
だけど家庭教師の場合は、
今の例でいうと週1回だけなわけですよね。
だけどチャットGPTの場合は毎日使えるわけですよ。
24時間使えるわけですね。
それを考えると特に家庭教師は人間だから別に高くないんだ、
というふうに言えるかはわかりません。
チャットGPTは人間じゃないから1日24時間使える、
そういう良いところもあるわけなんですよね。
なので、僕が見ると少なくとも僕の目からは、
チャットGPTが格差を拡大しているようには見えないんですよね。
もちろんチャットGPTはネットにアクセスできない人が
使うことは難しいので、それを考えると、
確かにネットにアクセスできる人とできない人の格差を、
今までもあったけどそれはさらに拡大してしまう、
という懸念は実際あると思います。
だけどネットが使える人の中で、
家庭教師を雇える富裕層と層でない人たちの間の格差は解消する、
というふうに言えるのではないかと思います。
ちなみに、どのぐらいの人がネットにアクセスできるのかということですよね。
これインドは、今僕はインドに住んでいるから、
インドの話をするんですけど、
しかも日本では日本より途上国だと考えている人が多いと思うので、
それでインドの例を出しますけど、
2020年に携帯の契約数が11億あったというんですよ。
2020年、今から3年前ですね。
なので、しかも人口13億人ですよね。
ですからそれを考えると、
ほとんどの人が契約を持っていると思っていいと思います。
携帯を持っている。
携帯イコールインターネットではありませんけどね。
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携帯で電話はできるけどインターネットは使えないという、
そういうサービスももちろんありますけど、
でも、なんていうんですかね、
だから途上国イコールネットが使えないという状況では全くないということが、
ここではわかるんじゃないかと思います。
ちなみに日本はですね、
どうかというと、世界のインターネット普及ランキングっていうね、
そういうのが世界経済のネタ帳というところにありますけど、
ここで見ると、
日本はですね、普及率が世界で27位だそうですね。
で、その普及率は90%ということです。
つまりその日本では10%の人がインターネットにアクセスしていない。
これがわざとアクセスしていないのか、
それとも経済的な理由でアクセスできていないのかはちょっと僕はわかりません。
だけど少なくともその10%の人がチャットGPTとかですね、
そういう人工知能の恩恵に預かることができない状況にあるのは確かだと思います。
で、ここで僕たちが考えなければいけないのは、
この10%の人たちですよね。
その10%の人たちを置き去りにしてもいいのかということですよね。
それを考えると確かにそのチャットGPTが格差を拡大させるので、
利用を禁止しましょうみたいに言う人が出てくるのもわかりますけど、
でもその一方で例えば家庭教師を雇うことができるというのは、
本当にもしかしたら上位10%ぐらいの浮遊層だけだと思うんですよね。
そういう浮遊層だけに自分の聞きたいことを1対1で教えてもらえるという、
そういう機能を浮遊層だけに独占させてもいいのかということにもなります。
もしそれが独占させてはいけない、
その浮遊層だけに家庭教師が使えるような、
そういう浮遊層だけに1対1で質問したら教えてもらえるような、
そういう機能を独占させてはいけないと思う場合は、
やっぱりそのチャットGPTを積極的に活用していこうということになるんじゃないかと思います。
これをどうすればいいかというと、
少なくとも教育に関しては、
学校教育というのがあるじゃないですか。
なので、この学校教育をこういうネットにアクセスできない、
10%の人だけに集中させればいいと僕は思います。
本当に浮遊層というのは家庭教師も雇えますし、
私立の学校とか塾とかにも行けるでしょうから、
別に学校はそれほど必要とされていないわけですよ。
また90%の人たちというのは、
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チャットGPTみたいな人工知能が使える環境にあるわけですから、
もし必要ならね。
なのでそういう人たちにとっては、
学校が必要ないとは僕は言い切りませんけど、
今現状では10%の人が置き去りにされている状況ですよね。
社会的経済的に恵まれていない10%の人たちが、
僕はちゃんと平等に扱われているとは思えない状況にあります。
日本の教育機関でね。
なのでそういう人たちにリソースを集中するためということだったら、
諦めてもいいレベルなのではないかなと思います。
諦めてもいいというのは、
もし人工知能に一対一で教えてもらえるんだったら、
先生たちのリソースをインターネットにアクセスできない人たちに集中させる。
そしてその代わり自分たちはこういうチャットGPTとか、
そういう人工知能を使った勉強方法を採用するとかですね。
そういうふうに選択する必要も出てくるのではないかと思います。
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日のこのチャットGPTは格差を拡大しないという、
こういう私の音声配信につきまして、
ご感想とかコメントがありましたら、
ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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