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2023-02-24 13:04

第394回 発注業務のDX化は、パートタイマーの労働時間短縮の根拠になるのか?

第394回 発注業務のDX化は、パートタイマーの労働時間短縮の根拠になるのか?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:03
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、最近ですね、年始始まってから、質問が止まらなくてですね。
ああ、そうなんですよね。
そうなんですよね。配信が間に合わないペースで。
ありがとうございます。
いやでも、それだけいろんな悩みがある中で、今日は早速ご紹介させていただきたいと思います。
はい。
今日はですね、これはちょっと今後の社会のひとつの一角を見たような、氷山の一角を見たような質問です。
小売業の事務職44歳の方からご質問いただきました。ありがとうございます。
早速紹介させてください。
いつも楽しく配置をさせていただいております。
弊社は小売業で来年から自動発注システムの導入が決定しております。
現在、発注業務に主にパートナイバーの方が実施しているのですが、
自動発注システムの導入により発注業務が皆無となり、
労働時間が減少することが見込まれます。
パートタイマーは主に1年の有期契約ですが、
次回更新時に発注業務時間の減少により、
例えば8時間労働の方を4時間労働に変更するというようなことは問題があるでしょうか。
また、パートタイマーの無期契約の方の契約労働時間の短縮は問題ありますか。
お確認お願いいたします。
生々しい質問ですね。
これはニュースが最近ありまして、
7-11ジャパンがAIを導入して、
発注業務を自動化を一部して、
お店の負担時間を4割削減すると。
こういう発表をして、
おそらくいずれ8割9割削減するんじゃないかなと思います。
コンビニのアルバイトって、
発注業務は実は目に見えないですけど、
ものすごい負担みたいですよね。
あれが売りだったんですよね。
鈴木敏夫さんが、
要するにアルバイトパートでも発注すると。
それで結果を出すと。
いろいろ考えて、地域なりの特性を考えて、
とかなったんですけど、
本当に人手不足で、
コンビニのアルバイトの方も、
相当今苦しいみたいで、
あとはやっぱり、
アルバイトパート店長さんが考えるのも限界なんですよね。
この地域これが売れ筋だとか、
ここの地域はこれが売れるとか、
わかんないじゃないですか。
結構勘によるところも出ちゃいますね。
03:01
それを人工知能が分析して、
発注しちゃうらしいんですよ。
いや、この業務は人間勝てないでしょうね。
勝てない。勝てないですよね、そりゃね。
膨大な情報勝負ですもんね。
例えば海に近かったら、
日焼け止めが何月から何本売れるかとかね。
あるじゃないですか。浮き輪が何本売れるとか。
そういうのを自動的にやっちゃうんですよね。
なるほど。
小売業はもっと大変で、
物がものすごく多いし、量も大きいから、
それ専門の人がスーパーマーケットとかいるわけですよね。
百貨店、デパート、ホームセンターとかいると思うんですけど、
それをおそらく人工知能に置き換えるんだと思うんですよね。
まさにこれを来年からもう導入するみたいですからね。
おそらく大手企業、中堅企業からやり始めるんだと思うんですけど、
そうすると仕事がなくなる方がいらっしゃるので、
このご質問でいくと半分に減らしたいということなんですが、
原則として場合分けが必要でしてですね、
法的に回答すると。
例えば更新を何回も何回もしてる人の場合は、
労働法的にですね、更新の同じ内容の更新に合理的な期待がある
ということも扱うんですけども、
要は私の契約内容はずっと続くんだと思わせるような内容が続いた場合は、
保護されちゃうんですね。
ですからそれを例えば半分に減らす場合、
合理的な理由が必要だと言われてるんですよ。
このおっしゃる内容はもう合理的だと思うので、
大丈夫だと思う。
こういうのは合理的にちゃんと…
なると思います。
なるんですね。
更新をずっとやってたとしても。
ただしですね、できれば人手不足なんで、
他のレジ打ちとか、
これを入れて8時間労働にしませんかとかね、
そういう提案はやっぱりすべきかなと思います。
本人が8時間労働を希望しているのであれば。
いや私は、でもね大体おそらく嫌がるんですよ。
嫌がるんです。
私は発注のプロなんで、
発注専門でやってきたんで4年間とか。
嫌ですって言ったら、
いやすいませんと。
じゃあまあうちも仕事を用意しましたけど、
ちょっとそれでは無理なんで4時間になりますと。
これはOKだと思いますね。
だから提案を提示して、
理由を説明して4時間にすると。
これOKだと思います。
で問題が無期契約なんですよ。
無期契約っていうのは、
一生涯働けるか定年まで働けるかの人なんですけど。
ハートタイマーの無期契約の方との
具体的な話ですね。
06:01
これもやっぱり書面の同意が必要なんですよ。
文章の。
文章の同意が必要で、
なおさらレジ打ち、倉庫出しもやって、
それでやっと今の8時間維持できるんだけど、
どうすると。できない場合は変更やむを得ないよねと。
ちょっと不利益変更になっちゃうけどと。
ただ無期契約の場合、やっぱりよほどのことない限り
一方的に半分には減らせないから、
人手不足の業務をやってもらうことになるんでしょうね。
業務命令で。
じゃあここにおいては、
ハートタイマーの中でも、
有期契約1年乗っている場合には
合理的な今回のケースと言うと判断できそう。
そうですね。有期契約の場合は、
合理的な理由があると減らしやすいんですよね。
無期契約に対しては、
無期契約は一方的に減らすっていうのは、
宗教規則変えてできなくはないんですけど、
ただちょっとやっぱり雇用が保障されてるんで、
人間も。
より強く他の業務をあるんだったらやらせるべきだって判断されるんで。
なるほど。
やっぱりさっき言った倉庫の品物出しとか、
いろんな業務とかをやって、
8時間の仕事があったらそれを埋めると。
そういう義務が日本の労働法上はありますね。
会社にね。
なるほどですね。
ただこれ、いわゆる世の中の流れのDX化によって、
仕事がなくなっていくっていうところだと思うんですけど、
この理由って結構仕事が本当になくなるという意味では、
会社としては結構合理的な理由になるのかなって思っちゃったりしたんですけど、
やっぱりそこは無期契約の合理性はないんですね。
無期契約は非常に契約内容として保護されてるんで、
有期契約よりはかなり厳しいので、
なんとか人手不足のお仕事を命令して、
おそらくね、やりたくないって言って、
辞めるって話になると思います。
辞められても困るから、
じゃあパートで半分でもう1回契約しませんかとか、
そういう話の流れになると思いますね。
なるほどね。
合理的にゼロイチというよりもその判断をして交渉していくというかね、
話をしていくって対話をしながら詰めていくということになっていくんですかね、
こういう時は。
そういうことになると思いますね。
なるほど。
プライドがあるから、
プライドを損ねると結構大変なんで、
丁寧にやっていくしかないですね。
でもいずれ亡くなる仕事っていっぱいあるから、
弁護士業務も怪しいですよ。
ちょっと最後にご紹介したいんですけど、
チャットGTR。
あれ?
チャットGPT。
09:00
GPT。
GTRは車だ。
車。
チャットGPT。
GPT。
これまだ触ってないんですけど。
でも今、
これは。
もしくは、
登録できないですよね。
埋まっちゃって。
埋まっちゃったもん。
瞬間だったんじゃないですか。
マジか。
確か。
今の時点では分からないですけど。
いやいや、でももう時間の問題で、
日本語版登場しますよね。
公式の。
おそらく。
あれもう出てるんじゃなかった?
あ、そうか。
公式版のね。
そうですね。
日本語もできるけどですね。
日本語できるけど、
日本語対応にはなってないっていう、
今、
なんか特徴。
今でもあれですよ。
日本語版、
日本音声できますよ。
こないだ見ました。
やりました。
で、登録制限されてんすか、今。
確かそうでした。
僕調べたらね、
入れなくて。
マジか。
埋まってるっていう。
ちょっとこの辺情報曖昧なんで、
すいません、皆さん。
ちょっとそれぞれググったりしていただきたいんですけど。
チャットGPTちゃんと、
すいません、
お願いいたします。
チャットGPTの、
Twitterで使ってる人にも見ると、
これは結構、
資料やばいなって思いますね。
資料ね。
結構、
正確で、
ただ、
労働問題に関しては、
質問してる人いないんですけど、
結構な質問にも、
正確に答えてるんで、
だから、
むしろ、
これを使って業務に活かすっていう感じだと思うんですけど、
よりチャットGPTに答えられないような、
質問を答えられないと、
将来的には生きていけないのかなっていう気はしますね。
今後、
このポッドキャストも、
向井先生、
チャットGPTとの戦いですね。
ポッドキャストちょっと分かんないですけどね。
向井先生が。
僕はそうですね。
戦いになりますね。
いかに面白く回答できるか。
本当そうですよ。
そういう時代ですね。
そう思います。
すみません。
話しとれちゃって。
いやいや。
時代性としては大事な。
というか、
今の話はつながりますよね。
利用とかのDX化が加速されていっていく中で、
今回こういった労働法の質問が、
ついに来たって感じじゃないですか。
今まで7年ぐらいやって、
この質問は来てなかったと思うんですよね。
そうですね。
その中で、
チャットGPTの話でいくと、
向井先生がやっている、
ここはDXされねえだろうと思ってた領域すらも、
ちょっと危ういぞって話ですね。
危ういですね。
結構、
正確に複雑な質問も、
他の分野では答えてるんで、
あと文章も作っちゃうから、
はいはい。
すごいですね、これね。
下手したら先ほどのね、
小売業で業務効率で人件費、
12:03
50%削減する中で、
向井経営部、うんちゃらみたいに言ったら、
答えかねないですもんね、彼らは。
はい。
そんなこんなで、
ちょっと話がね、
最後は違うところ、
テクノロジーの方に行っちゃいましたけれども、
今後こういった労働問題の話、
いろいろ相談くると思いますので、
皆様もぜひお寄せいただきまして、
一緒に考えていきたいなというふうに思っております。
向井先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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