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【科学が証明】愛犬を撫でて「ホッとする」のは気のせいじゃなかった!脳とホルモンが教える絆の正体
2026-07-10 13:29

【科学が証明】愛犬を撫でて「ホッとする」のは気のせいじゃなかった!脳とホルモンが教える絆の正体

ドッグトレーナーのひらたじゅんです。

この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意な私が、「犬目線」で犬との向き合い方を考えるポッドキャストです。


📖 テーマ紹介

「愛犬と一緒にいるだけで、なんだかホッとする」「仕事の疲れが癒やされる」……そんな風に感じたことはありませんか?実はその安心感、気のせいでも思い込みでもなく、科学的な裏付けがあるんです。

このエピソードでは、絆を深める「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの不思議を解説します。

麻布大学の菊水教授らによる最新の研究や、脳科学が解き明かした「人と犬が見つめ合うことで生まれる幸せのループ」とは?。

さらに、「癒やし」は一方通行ではなく、飼い主の穏やかさが愛犬にも伝播する「情動伝染」についても深掘りします。

愛犬との何気ない時間が、実は驚くほど深い信頼の交換であることを知ることで、今日からの触れ合いがもっと愛おしくなるはずです。


🏠 お家でできるチェックポイント

✅ 愛犬と目が合ったとき、スマホを置いて5秒だけ穏やかに見つめ返してみたか

✅ 胸や耳の後ろなど、愛犬の力が抜ける「オキシトシンのスイッチ」を探してみたか

✅ 1日10分、スマホを完全に手放して愛犬と二人だけの世界に入る時間を作ってみたか


🐶K9 Harmony -Paws & People Cultural Lab.-

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#犬からの伝言

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サマリー

愛犬を撫でたり見つめ合ったりすることで、私たち人間は「ホッとする」「安心する」と感じますが、これは科学的に証明されています。脳内で分泌される愛情ホルモン「オキシトシン」が、人と犬の絆を深め、ストレスを軽減する働きがあることが最新の研究で明らかになりました。特に、見つめ合うことでオキシトシンが分泌され、ポジティブなループが生まれることが判明。さらに、飼い主の穏やかな感情は犬にも伝わり、犬もまた飼い主から影響を受けるという「情動伝染」も起こります。今日からできるアイコンタクトや触れ合いの時間を意識することで、愛犬との絆はさらに深まるでしょう。

愛犬との安心感は気のせいじゃない!科学が証明する絆の正体
犬を飼い始めてから、なんか気持ちが落ち着くようになった気がするっていう方いらっしゃらないでしょうか。
仕事で嫌なことがあっても、帰ってきて愛犬の顔を見るとホッとする。 一緒に寝るとよく眠れる。
あとは、撫でているだけでなんか安心する。 これって私だけかな?気のせいかな?って思ったことがある方。
それは気のせいではありません。 今日はその安心の正体を科学で説明します。
ドックトレーナーのひらたじゅんです。 犬好きの皆さんなら、愛犬がいるだけで全然違う。
説明はできないけど、なんか心が助けられてる。 こんな言葉を口にしたことがあるんではないでしょうか。
今日はこんな抽象的な感覚を研究が示す答えでお伝えします。
まず、オキシトシンという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。 これは愛情ホルモン、絆のホルモンと呼ばれることが多いんですけれども、もう少し正確に説明したいと思います。
オキシトシンというのは脳の子小株で生産されて、脳下水体紅葉から分泌される神経ペプチドです。
神経ペプチドというのは神経系に働きかける小さなタンパク質のことを指しています。
もともとは、出産時の子宮収縮や授乳時の乳腺の収縮を起こすホルモンとして発見されました。
1955年にアメリカの性科学者、ヴィンセント・ル・ヴィニョンがオキシトシンの構造を決定して、ノーベル科学賞を受賞しています。
その後、研究でオキシトシンには、人との絆の形成、信頼・共感の促進、ストレスの軽減という機能があることがわかってきました。
母親と赤ちゃんがお互いに見つめ合うとオキシトシンが分泌されること、あとはパートナーと触れ合う時に分泌されること、こうした研究から愛情ホルモンと呼ばれるようになりました。
人と犬が見つめ合うことで生まれる「幸せのループ」
そしてここからが今日の確信なんですけれども、このオキシトシンが人間と犬の間でも同じように機能することがわかってきました。
エモリー大学のグレゴリーバーンズ研究チームが、FMRIという技術を使って犬の脳の活動を画像で捉えることに成功しています。
犬に飼い主の匂いを嗅がせると、脳の報酬系が活性化することが示されました。
これは食べ物への匂いの反応とは異なる特有の活性化パターンだったんです。
人間側の脳でも2014年の研究結果では、自分の犬の写真を見ると変動体が活性化することが示されています。
この変動体の活性化パターンは自分の子供の写真を見たときと類似していると報告されています。
ここが今日の第一のポイントです。
犬のそばにいるとなんか安心するなーというのは、脳が実際にそのように反応しているからです。
気のせいでも思い込みでもありません。
オキシトシンと犬の関係については世界で様々な研究が進んでいます。
日本で有名なのは菊水恐獣。
この分野で最も注目された研究の一つでもあります。
麻布大学の菊水恐獣らのチームが行ったのは、一般家庭の飼い主と飼い犬30ペアを対象にした実験です。
実験室で30分間自由に過ごしてもらって、犬が飼い主をよく見つめるロングゲイズ群とあまり見つめないショートゲイズ群に分けて恐竜の尿中オキシトシン濃度を比較しました。
結果としてロングゲイズ群は飼い主と犬の双方でオキシトシン濃度の上昇が確認されました。
反対にショートゲイズ群では両方とも変化が少なかったというものです。
さらに注目したい追加実験があって、犬の鼻にオキシトシンを投与すると、メス犬においてのみ飼い主を見つめる行動が増加しました。
そして見つめられた飼い主のオキシトシン濃度が上昇しました。
研究チームはこれを人と犬の間に視線とオキシトシン神経系を介したポジティブループがあるという表現をしています。
この研究でもう一つ重要なのは、同じ実験を狼で行ってもこの効果が見られなかったということです。
犬の歴史の長い家畜化の中で犬だけが人間の視線コミュニケーションに適応したことを示しています。
この論文はアメリカの科学誌サイエンスに掲載されました。
2022年にサイエンスダイレクトに掲載された研究では、1983年から2021年までの129件の研究をまとめたシステマティックレビューです。
システマティックレビューというのは、特定のテーマに関する既存の学術研究を網羅的に収集する手法のことです。
その結果として、人と犬の交流は人間において心拍変動の増加、コルチゾールの低下、オキシトシン濃度の上昇をもたらすことが有意に示されたと結論付けています。
129件を通して一貫した傾向が確認されたという点で、個別の研究より信頼性の高い知見となっています。
「癒やし」は一方通行じゃない!犬にも伝わる飼い主の感情
この番組を聞いていただいている方ならもうご存知かと思いますが、コルチゾールというのはストレスを感じた時に分泌されるステロイドホルモンの一種のストレスホルモンと呼ばれるものですね。
2024年には子どもと犬の交流に焦点を当てた研究が発表されています。
55人の子ども、8歳から10歳の55人の子どもと54頭の犬を対象に交流前後の尿、唾液中のオキシトシン濃度を測定したものです。
子どもと犬の交流によってオキシトシンが上昇することを初めて実証した研究として報告されています。
菊水教授らのグループは2019年にも重要な研究を発表しています。
飼い主が短時間の情動変化、感情の変化を経験すると犬の心拍にもそれが反映されるという情動伝線の実証です。
飼い主が嬉しい時、ストレスを感じている時、犬もそれに好応をしている。
この方向というのは双方向なんですね。なので飼い主が犬から影響を受けているだけではなくて犬も飼い主から影響を受けています。
ここが今日の第2のポイントです。犬に癒されるというのは一方通行ではありません。
犬もまた飼い主の感情を受け取って影響を受けています。
なのであなたが穏やかでいれば、愛犬が穏やかになるというのにつながっているということですね。
今日からできる!愛犬との絆を深める3つのヒント
さあ少し難しい話が続きましたが、じゃあ結局この研究結果をどうしたらいいのか、研究が示していることというのを日常に落とし込んでみたいと思います。
1つ目はアイコンタクトの時間を作ることです。
菊水教授の研究が示す通りですね、見つめ合うことでオキシトシンのポジティブループが動き始めます。
ただし、ただじっと見ているというのは犬にとっては必ずしも心地よいわけではありません。
大切なのはその子が自分から見てきた時に穏やかに応じることです。
大切なのはあなたの愛犬が自分から見てきた時に穏やかに応じることです。
スマートフォンを触っていたらスマートフォンを一度置いてその子の視線に穏やかに微笑んで静かに答えてあげる。
それだけでいいです。
2つ目は触れ合いの質です。
オキシトシンはスキンシップでも分泌されます。
ただし、愛犬を触るにも触り方によって犬の反応は違います。
一般的によく見るのは頭のてっぺんをよーして撫でているのを見ていると思うんですけれども、
頭のてっぺんを触られるよりも胸だったり脇だったり耳の後ろ腰回りを撫でる方が多くの犬にとって心地よいとされています。
特に脇の下、お尻の付け根なんかは心地いいツボが集中しているという説もあります。
愛犬が撫でられて目を細めている場所だったり体の力が抜けてしまうような場所というのを探してみてください。
3つ目は一緒にいる時間の作り方のヒントです。
129件のレビューが示しているのは交流の中でコルチゾールが下がるということです。
ただ同じ部屋の中にいるだけではなくて、意識を向けた交流の時間が効果につながります。
1日5分でも10分でもスマートフォンを置いてその子に向き合う時間を意図的に作ることがその子との関係と自分自身の状態に影響します。
一つ注意点としては犬側の状態もしっかりと見てあげてください。
これはとても重要なことです。
2021年のスウェーデンの研究では犬の長期的なストレス状態は飼い主との関係の質と関連しているということが示されています。
つまり飼い主がオキシトシンの恩恵を受けていても犬側が慢性的なストレス状態にあればその関係は一方的です。
その子のストレスサインを定期的に確認する習慣が両者にとっての良い関係の土台になります。
まとめ:科学が裏付ける愛犬との絆
今日からできることとしては3つです。
1つ目、今日帰った時愛犬が見つめているかに注目してみてください。
愛犬が見つめていると感じたら何をしていても一旦手を止めて5秒だけ愛犬を見つめてみてください。
ただ愛犬の目を見てありがとうという気持ちで微笑み穏やかに応じる。
それだけで大丈夫です。
2つ目は愛犬が撫でられて体の力が抜ける場所を探してみてください。
そこがオキシトシンのスイッチです。
3つ目は10分だけで大丈夫です。
スマートフォンを置いて愛犬と2人だけの世界に入る時間を作ってみてください。
犬がいるだけで安心するのは人間の感覚だけではなくて科学が裏付けていることです。
そしてその感覚はあなただけのものではなくて愛犬も同じように感じている可能性があります。
飼い主が穏やかでいることは愛犬の穏やかさに影響する。
見つめ合うコミュニケーションは言葉がなくても実はとても大事な信頼を交換している時間です。
この時間を意識的に取るだけで驚くほどトレーニングの質も変わってきますし、
愛犬の気持ちを知るための土台にもなります。
今日はオキシトシンと犬の絆の科学をお届けしました。
番組へのご質問やご感想はmessagefromdoggmail.comまでお願いします。
msg.from.doggmail.comです。
来週はシーズン4の最終回となります。
犬にとってのセカンドチャンスというお話をしたいと思います。
刑務所の受刑者と犬が出会って両方の人生が変わった話、
世界に広がるその取り組みのお話なんかをお届けしたいと思います。
次回もぜひ聞いてください。
それでは本日もお散歩お疲れ様でした。
お気をつけてお帰りください。
ドッグトレーナーのひらたじゅんでした。
13:29

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