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2025-06-17 14:09

バランシング・ポイント

「ダメなことはダメって教えたい。けど、自由にもさせてあげたい。」
「甘やかしてるかも…でも、厳しすぎるのも違う気がする。」

犬との暮らしの中で、どこまでが“愛情”で、どこからが“甘やかし”なのか──
正解がわからなくなることって、ありませんか?

今回のテーマは「バランシング・ポイント」。
しつけと信頼、自主性と安全、自由とルール…
犬と人との関係における“ちょうどいい距離感”の見つけ方について、
犬の目線と飼い主の心、どちらにも寄り添いながらお話しします。

番組の感想や、あなたが感じている“バランスの難しさ”についても、ぜひお寄せください。
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サマリー

このエピソードでは、犬との関係性を深めるためのバランシング・ポイントを考察しています。食事や生活環境、犬の扱い方におけるバランスの重要性を探り、飼い主としての心構えや他者との関係をどう築くべきかを学ぶことができます。

バランシング・ポイントの理解
今日も散歩の準備はいいですか?
アキレス腱を伸ばして、深呼吸をして、ワンちゃんとの絆を深めましょう。
それでは、ポッドキャスト番組、犬からの伝言、スタートです。
この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドックトレーナー、
平田淳が犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。
シーズンのお散歩の時間ぐらいお付き合いください。
今回は、バランシング・ポイントということについて、お話をさせていただきたいと思います。
前回、人格化に続いて、前回、人格化のお話をさせていただいたんですが、
この人格化というところに続いて、このポッドキャスト番組、犬からの伝言をお届けするのに大事なトピックになるところですね。
このバランシング・ポイントという考え方、どういうことなのっていうところを説明しておくと、
聞いたことある方も多いと思うんですけど、
動物、犬だけじゃなくて、動物を扱うことに対するバランスというところでしょうか。
動物との関わり方の中心点という言い方の方が伝わりやすいかもしれないですね。
例えば、今何の悪意もなく偏見もなく言いますよ。
ブランドの洋服をワンちゃんに着せていたりとか、あとはカートに乗せてお散歩しているとか、
あとはお部屋の中でエアコンを1年を通じて温度調整をしてますよとか、
外買いをしている人もいますよね。
話し買いを散歩の時にノーリードで話し買いをしている人もいると思います。
中には人間の食べ物を与えている人がいると思います。
これが良い悪いの話ではないんですね。
これは飼い主さんがそれぞれそれがベストだ、それが良いって思っているからこの買い方をしているんです。
逆に言うと、人間が牛、豚、鳥、羊の肉を食べる。
これ現代でも犬の肉を食べている地域っていうのは全然あります。
他には動物で実験した製品とかを使っているお化粧とかもよく言われますよね。
あとはマウスを使った実験とかっていうのも行われています。
ブーツとかお財布とかで革製品を使っていたりとか、
これは犬に特化しちゃうかもしれないですけどマイクロチップを埋めていたりとか、
あとは不妊虚勢手術についてもそうですね。
引いては安楽死についてもそうですね。
これが皆様良いところ悪いところ、私はそれ賛成だわ、私はそれ反対だわって今聞いてていろいろあったと思うんですよ。
これは100人いれば100通りあるのが当たり前なんですね。
100人いれば100通りのバランスを取る中心点というのがあるんですよ。
これは賛成だけどこれは反対です。
じゃあこの賛成と反対のバランスが取れている中心点っていうのはどこにあるんだろう。
というのがこのバランシングポイントのお話です。
このバランスを取っている中心点っていうのはあって当たり前なんですよ。
100段階で言ってそれが0かもしれないし100かもしれないし50、50かもしれないですけど、
この中心点っていうのは必ずある。
で、なければおかしいと思います。
バランスを取ることの重要性
動物と触れ合う人だからこそ、動物に対して自分がどうやってバランスを取っているのか、
どこでバランスを取っているのか。
これは僕みたいにこうやって言語化するのもいいことだと思いますし、
メモ帳とかスマホに入っているメモアプリとかに書いて可視化するのもいいことだと思います。
一度この自分のバランスの中心点っていうのを知ることがとても大事になってくるんじゃないかなと僕は思うんですね。
で、一番いけないこと、このバランシングポイントを語る上で一番いけないことっていうのは、
自分のバランスポイントを相手に求めること。
例えばこれは、私は犬に対してこういうふうに接しているから、他の人もこういうふうに接するのが当たり前でしょうとか。
例えば、私もそうなんだから、あの人もきっとそうだろうって決めつけることだったりとか。
何だったら、相手の考え方が理解できないから相手を否定する人がいるんですよ。
うわー、あの人って動物に対してこういうふうに考えてるんだってひどいわね。
あんな人飼わない方がいいわよとかって言ったりする人がいるんですよ。
で、これは自分が理解できないから否定をしてるんですね。
で、これは本当に犬の言葉を理解しようという気持ちがある方ならば、犬の言葉を理解する上で一番やってはいけない行動です。
動物に対する考え方っていうのは誰も否定できるものではないんですよ。
もちろん虐待以外ですよ。
で、もし動物に対する考え方を変えたいのであれば、他の人が持っている考え方を変えたいのであれば、世界を変えるしかない。
例えば、僕みたいにこうやってポッドキャストをやってみたりとかね。
いろいろ世界を変える方法はあると思うんですよ。
それこそSNSで発信し続けるだけでもいいですし。
ただ、この中で自分の考え方だけが正しいんだっていう考え方をするのではなくて、相手の考え方もそういう考え方はあるよねって理解をしてあげること。
これがバランシングポイントをとっておくときの一番のポイントです、コツです。
さっきね、ちょっと虐待の話が出てきましたが、もちろん動物を飼う上でしてはいけないことっていうのはあって、
動物虐待っていうのはダメです。
これは僕の倫理観の中では絶対ダメだし、法律でももちろん禁止されています。
日本人として日本の法律は守らなきゃいけないんです。
これはもう当たり前のこと。犬を飼うとか飼わないとか、それ以前の話。
施設を例えば使うのであれば、施設のルールは守らなきゃいけないんです。
ドックランに行ってマナーパンツ履いてくださいねって言うんだったら、マナーパンツは履かなきゃいけないんです。
公共の場であれば自治体の指示に従って散歩の時はリードをしてねって言うんだったら、リードをしなきゃいけないんですよ。
あなたはもちろん犬のことが好きだとは思うんですけど、犬が嫌いな人も世の中にはいるんですよ。
犬が嫌いな人っていうのの可能性を考えて行動するっていうのが当たり前にしなければいけないことだと思います。
バランシングポイントの話に戻りますね。
なんで自分のバランスを知っておくのか、どうやって自分のバランスを知ればいいのかっていうところなんですけど、
本音で自分と向き合って自分のバランスを知るっていうことが意外と難しいかもしれないです。
例えば、しつけが上手になりたいなって思ってるけどなかなか上手くなれないとか、
散歩毎日行きたくないなって心の中では思ってるんだよとか、
犬の気持ちがわかるようになりたいなってね、僕みたいに思ってる人もいるかもしれない。
で、本音の自分と向き合って自分のバランスを知るっていうのがあなたのバランスポイントになるんですよ。
これはありのままの自分をカッコつけずに理解するっていうことがとても大事なんです。
なんで大事かっていうと、この後多分エピソードいくつか後かわかんないですけど、
お散歩の話とかが出てくると思うんですけど、
このバランシングポイント、私のポイントはここなんですっていうのがわかるだけで、
あれやんなきゃ、これやんなきゃ、お散歩行かなきゃ、しつけしなきゃとかっていう、
しなきゃいけないっていう焦りとか動揺がなくなるんですよ。
この焦りと動揺がなくなると、自分がいつでも穏やかで毅然とした飼い主でいれるようになるんですね。
この状態があなたの犬が一番落ち着く瞬間です。
あなたの犬が一番安心感を求めるのは、あなたが穏やかで毅然とした状態でいる状態です。
なんで、あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ、お散歩行かなきゃ、前から人が来たから逃げなきゃって思ってる飼い主さんがもしいたとしたら、
それが犬を不安にさせてるんです。
相手のバランスを理解するということ、この2点、自分のバランスを知るということと、相手のバランスを理解するということがここで大事になってきます。
様々な動物との向き合い方
これが犬の目線で見てみると、ワンちゃんからするとバランシングポイントというのはなくて、本能で生きてますよね。
ただし、群れの習性でいうと、皆さん三角形があって、三角形の一番上に飼い主がいて、その下に普段お世話する子たちがいて、
さらにその下に犬がいるみたいな、こういう風に理想的な家族を作りましょうね、みたいな図とかって見たことあると思うんですけど、
ほとんどの犬っていうのは、従うことが好きなんですよ。
なんで、リーダーはリーダーとしてしっかり、飼い主は飼い主としてしっかり指示を出せる人でなければいけないんですね。
飼い主がしっかりしててくれれば、この群れは安心なんだっていうので、ワンちゃんは安心してくれます。
なので、自分のバランスのポイントを知る、バランシングポイントを知るということは、あなたのワンちゃんにとってもとても安心につながるし、
あなたがワンちゃんと触れ合うとき、接するときにとっても、自分に正直にカッコつけず本音で向き合っていれば、バランスを知っていれば、焦りとか動揺がなくなります。
動物を飼っている人の中にはいろんな人がいるので、いろんな人と接するときに、自分の考えを押しつけることもせずに、相手の気持ちを理解することができます。
これがバランシングポイント。まとめていきましょう。
バランシングポイントっていうのは、犬と向き合う上で一番太い幹だと思ってください。
ワンちゃんだけじゃないですね。猫ちゃんも含めて。その他のハムスターだったりとかウサギだったりとかブンチョウだったりとか、いろんなエキゾチックアニマルって言われる動物も含めてそうです。
バランシングポイントっていうのは、動物と向き合う上で一番太い幹になる考え方。
2点目は、自分の考えを押しつけないで犬のようにありのままの考えを理解すること。
3点目が、規定をしなければ自分の心が穏やかになるというところ。
この3つを軸に、あなたもぜひバランシングポイントというものについて一度考えてみていただければと思います。
次回はどうしようかなと思ってるんですけど、一番大事なところにもなるので、お散歩というお話をさせていただこうかなと思います。
それでは本日のお散歩お疲れ様でした。気をつけてお帰りください。
少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー平田淳でした。
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