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来客への飛びつき・吠え:飛びつく「前」にできる魔法の観察術
2026-06-12 16:36

来客への飛びつき・吠え:飛びつく「前」にできる魔法の観察術

来客のたびに愛犬が吠えまくり、飛びついて服を汚しては謝り続ける……そんな毎日に疲れていませんか?

ドッグトレーナーひらたじゅんが解説する今回のテーマは、「来客時のトラブル解決」。

多くの人が「飛びついてから叱る」という間違いを犯しがちですが、実は勝負は飛びつく前の「0.5秒」にあります。


✅ 犬が来客に反応する3つの背景(警戒・恐怖・興奮)

✅ 「前肢が浮いた瞬間」を見逃さない!プロの観察眼

✅ 興奮を鼻でコントロールする「おやつドロップ」の技術

✅ 録音データを使った、自宅でできる驚きのトレーニング法


「うちの子なりに何を伝えようとしているのか?」

その背景を知ることで、玄関での大騒ぎをリラックスした時間に変えるヒントが見つかります。

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サマリー

犬が来客に吠えたり飛びついたりする問題について、ドッグトレーナーのひらたじゅん氏が解説。犬の行動には警戒・恐怖・興奮の3つの背景があり、それぞれに対応が異なることを説明。特に、飛びつく前の0.5秒の予兆に気づき、おやつを使った「おやつドロップ」などのトレーニングで、来客時のトラブルを減らす方法を紹介。愛犬の行動の背景を理解し、適切なタイミングで介入することの重要性を説いている。

来客時の犬の行動とその背景
インターホンが鳴った瞬間に、
ワンワンワンワンワンワンワンって吠え始めて、
お客さんがドアを開けたら、そこに飛びついていっちゃって、
前足はお客さんによじ登っていっちゃってるから、洋服に泥がついちゃって、
飼い主さんが押さえようとしたんだけど、余計に興奮しちゃう。
もうやめて、ダメ、落ち着きなさいって言っても全然止まらない。
犬を飼っている方だったら、結構あるあるなシーンかもしれません。
来客のたんびに、すみません、すみませんって謝り続けちゃって、
正直しんどいみたいな方も多いと思います。
今日はそんなお話をしていこうと思います。
先に言っておくと、飛びついてからやめてはもう遅いです。
飛びつく前にできることがあります。
そのためにはまず、なぜそうなるのかを知ってください。
お久しぶりの更新になります。ドックトレーナーのひらたじゅんです。
現場でよく聞く言葉があります。
来客の時にテンションが上がっちゃうのよねって。
で、もちろんね、その子はいわゆるダメな子じゃないんですよ、もちろん。
来客っていう状況に対して、その子なりに正しい反応をしているだけなんですね。
ただし、もしそれが飼い主さんにとって正しい行動ではなくて、やめてほしい場合。
この反応の背景を知ると、どこから手をつければいいのかが見えてくると思います。
来客時に吠えたり飛びついたりする背景っていうのは、大きく3つに分かれます。
1つ目は警戒・防衛の吠え。
知らない人が自分のテリトリーに入ってきたという状況への防衛反応です。
この時の犬の体を見てみてください。
頭が上がっている。
体が前に傾いている。
体が後直して来客を直視している。
これは警戒のサインです。
あるいは胸を張って見えるかもしれません。
この警戒の吠えで重要なのは、成功体験の積み重ねです。
来客が宅配で、例えば来ますね。
郵便屋さんが来てくれました。
何か荷物を持ってきてくれました。
この子が吠えたとします。
宅配の方はもちろん仕事を終えて立ち去りますよね。
これがその子にとっては、吠えたから追い払えたという経験になります。
毎回これが積み重なると、吠えがどんどんどんどん強くなっていきます。
2つ目は恐怖・不安に対する吠え。
一見警戒・防衛と似てるんですけれども、根本がもちろん違います。
怖いから声を上げている状態ですね。
この時の犬の体はさっきの逆です。
体が縮んでいたり、尻尾が下がっていたり、後ずさりしようとしていたり、
対象から目を逸らしたり、あるいは飼い主さんの後ろに隠れるかもしれません。
これが恐怖だったり不安のサインです。
警戒と恐怖というのは対応が全く変わります。
警戒の犬に落ち着かせるために構うのは逆効果になると先ほどお伝えしたんですけれども、
恐怖・不安を感じている犬に対して、
無視・放置というのは不安をさらに深めます。
飼い主さんを頼っているのに、飼い主さんは何もしてくれない、守ってくれない。
じゃあ自分で守らなきゃいけない。
で、吠えがどんどん強くなっていくイメージですね。
まず、この警戒をしているのか、恐怖・不安で吠えているのか、
ここの見分けることが最初のステップです。
3つ目としては分かりやすいと思いますが、興奮・要求の飛びつきです。
来客が楽しいこととして学習されている場合です。
来るたんびに遊んでくれたり、かまってくれたり、おやつをくれたり、
来客イコール良いことが起きるという期待から体が先に動いてしまいます。
体が前のめりになっていたりとか、
その子によっては来客を一直線で見てたりとかするんですけれども、
この警戒の時と大きく違うのは、
尻尾が早く触れていて、目が輝いていること。
これが見分けるポイントになります。
ここが今日の第一の発見です。
同じ来客に反応するでも、背景が警戒・恐怖・興奮では全く対応が違います。
まず体の状態を見て、どのパターンかを確認することが先です。
ちなみに、この今言った3つの中で体に触れていいパターンは、
恐怖・不安の吠えの時のみになります。
警戒の時に体に触れてしまうと、警戒していることを助長することになります。
そう、その通り警戒していいんだよって伝えているのと一緒です。
興奮の時にやめなさいって体を触ると、
そう、もっと興奮していいんだよ、もっと興奮しなさい、もっと喜びなさいって後押しをしているのと同じになります。
ここの見分け方で、対応も全て変わってくるということですね。
飛びつく前の予兆と介入のタイミング
さあ、そして飛びついてから対応しようとするのは、基本的には遅いです。
飛びつくのをやめてほしいなと思っていても、
飛びつくのをやめる理由を適切なタイミングで伝えなければ、
あら、いつの間にか治ったわ、なんて魔法のように治ることはありません。
だからこそ犬が飛びつく前の予兆を見てほしいんですね。
玄関のドアが開く前から、もうすでにその予兆というのは始まっています。
インターホンの音で体が起き上がる、ドアの方に向かっていく、
前足が少し床から浮く、前傾姿勢になる目線が固定される、
尻尾が高い位置で早く触れる。
こういう流れで興奮するコダンというのは、よくお客様と会う機会があると思うんですけれども、
今の流れでいうと、インターホンの音で体が起き上がる、
ドアの方に向かう、前足が床から浮く、ここのタイミングが介入するタイミングです。
これが今日の第2の発見です。
飛びついた後に対応するのはもう遅いです。
飛びつく前の状態に気づくことで、介入のタイミングが変わります。
この予兆に気づけば、その子が飛びつくかどうかを変えられます。
じゃあ具体的にはどうしたらいいのか。
基本的な発想は、飛びつくことと別の行動を同時にはできないということです。
犬は地面の匂いを嗅ぐことと飛びつくことは同時にできません。
地面の匂いを嗅いでいるときは頭が下がっていますよね。
飛びつくときは人間の顔を見ているので、上を見ていますよね。
なので、この2つの動きは同時にはできません。
これが対応の根本にある考え方です。
お座りをさせるというのも同様です。
お尻が地面についていれば前に飛び出すことができないというのも同じ理論です。
僕が現場で使っているのは基本的にはこの方法になります。
インターホンの音が鳴ったとき、ないしは来客が来たとき、
またはこの前の足が浮き始めた瞬間、
おやつをその子の鼻先に持っていって匂いを嗅がせます。
嗅いだ瞬間にそのおやつを床に向かって投げます。
その子は床に落ちたおやつを追って頭を下げます。
このときは体は自然と4本足になります。
来客はその間に入ってきて定位置に座る。これだけです。
興奮のエネルギーというのはそこにあって、
それを抑え込むことは難しいのですが、
この興奮のエネルギーを飛びつくに直結させるのではなくて、
探すという方向に歩行先を変える、
受け流す、切り替えるというようなイメージでしょう。
とはいえ、いきなりなかなかうまくいくものでもないので、
段階的な練習というのも必要になります。
来客時の犬への具体的な対応方法
本番の来客で練習というのはなかなか難しいので、
まずは大事になってくるのがトレーニングする環境です。
ご家族で暮らしていらっしゃる方、
家族の誰かにインターホンを鳴らしてもらって、
その瞬間に鼻先におやつを見せて床に投げるという練習をしましょう。
来客がいない日に繰り返しでトレーニングができます。
インターホンイコールおやつが落ちてくるという経験を積み重ねましょう。
来客に協力してもらえる場合なのであれば、
玄関を開けてすぐにおやつを床に投げてもらうことを
事前にお願いしておく方法もあります。
もちろん今ならスマホもありますので、
スマホでインターホンの音を録音して流す。
インターホンの音イコールおやつをまず覚えてもらいます。
この一連を覚えたら、音が鳴っておとなしくしていられたらおやつが出てくる。
これを覚えてもらいます。
テンションがもし上がっちゃって一目散に玄関に向かってしまうのであれば、
テンションが落ち着いた瞬間におやつが出る。
トレーニングに詳しい方ならお分かりの通り、
クリッカートレーニングの手法とよく似ていると思います。
さあ、ではトレーニングがまだ完璧にできていないのに
お客様の予定はある。
じゃあそういう場合どうしましょうか。
警戒防衛の声の対応からいきましょう。
警戒タイプの子はまず距離を確保してあげてください。
来客をすぐにリビング、
そのあなたの愛犬の生活環境に入れるのではなくて、
最初はドア越しの声だけから慣れさせてあげてください。
次回は玄関先で立ったまま、
その次は座って段階を踏んで、
知らない人があなたの生活環境に入ってきても
何も悪いことが起きないという経験を積み重ねます。
無理に来客に近づかしてもう慣れさせよう、
これは逆効果です。
警戒が強い子は来客が帰った後でいいことがあった
という経験にすることが最初の目標です。
この場合はおやつとかおもちゃとかの報酬というのでは
効果が出ないことが多いので、
どちらかというと安全な場所の確保というのが望ましいかなと思います。
2つ目、恐怖・不安タイプの子の対応です。
恐怖タイプの子は慣れさせようではなくて、
怖くないんだという経験を積み重ねるという発想が重要になります。
来客が来ている時、その子が自分から距離を置こうとするなら
その距離を尊重してください。
無理に近づかないでください。
来客に、ごめんなさい、この子ちょっと人慣れしてないんですよ、
視線合わせないでもらってもいいですかって、
あんまりかまっちゃうと怖がっちゃうんでっていう風に伝えれば、
嫌な顔をする人はいないです。
たった一言お願いするだけでいいと思います。
まずは、あなたの愛犬がリラックスできる距離から
少しずつ経験を積み重ねます。
もし、来客が強力的な場合、
グレートとかベッドなどで、
まずあなたの愛犬の安全な場所を確保しておいて、
愛犬が逃げ込める場所っていうのを、
まずはしっかりと確保してあげてください。
で、来客から離れたところにおやつ皿を置いておいて、
お客さんにおやつをお皿に入れてもらう。
あなたの愛犬がグレートとかベッドから自分から出てきて、
それを食べに行ったら、静かに褒めてあげてください。
この時に大きい声で、
あー出てきたの、かわいいねえ、えらいねえって言うと、
あなたの愛犬はさらに恐怖を感じます。
なので、そう出てきたね、いい子だね、上手だね、
いっぱい食べなあ、ぐらいのトーンで褒めてあげてください。
これを繰り返すことも効果的です。
今日からできる3つの実践
今日からできることとしては3つあります。
1つ目、次に来客があった時に、
吠えや飛びつきの前に体の状態をまずは観察してみてください。
前傾なのか後傾なのか、尻尾の高さはどこなのか、
そこから警戒で吠えているのか、恐怖で吠えているのか、
興奮で吠えているのかを判断するヒントになります。
2つ目です。おやつを玄関に置いておいてください。
来客が来た時、または予兆が見えた時に、
鼻先でかがせて床に投げる。
今日から使える方法です。
3つ目、来客がない日にインターホンを使って練習を1回やってみてください。
難しい場合はスマホでやってみてください。
鳴らしておやつを床に投げるだけです。
この積み重ねが本番の時に使えます。
家で飼ってた犬もそうなんですけど、
結構来客のたんびにワーって走ってて、
はい、はい、遊ぼう、遊ぼう、遊ぼうってスイッチが入っちゃう。
人間の方はまだ準備ができてないから、ごめんなさい、ごめんなさい、
すいません、すいませんって謝り続けてきた。
これ僕も一緒なんですけど、そういう方はいっぱいいると思います。
あなたの愛犬が吠えるのも飛びつくのも、
その子なりに何かを伝えようとしているサインです。
それが警戒なのか、恐怖なのか、嬉しさなのか、
その背景を知った上で飛びつく前に介入できるようになると、
愛犬のストレスはもちろん関係そのものが変わってきます。
今日は来客時の吠えと飛びつきをお届けしました。
番組へのご質問やご感想は、
msg.from.dog!gmail.comまで、
messagefromdog!gmail.comまでお願いします。
来週はうちの子の得意を見つけるというお話をしてきます。
よく、本とかでこれはやっちゃいけない行動なんですよ、
犬友からそれって失礼よ、
ネットとかでこういう行動はダメなんだよって見てると思います。
で、うちの子もダメなのかな、
じゃあこれでやめさせないといけないのかな、
で、やった時にそれダメ、
で、このダメって叱られてきた行動の中に、
実はその子の個性が隠れているというお話です。
それでは本日もお散歩お疲れ様でした。
気をつけてお帰りください。
ドッグトレーナーのひらたじゅんでした。
16:36

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