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「ダメ」は個性!叱るより活かす、愛犬の才能を引き出す3つの問い
2026-06-26 15:12

「ダメ」は個性!叱るより活かす、愛犬の才能を引き出す3つの問い

ドッグトレーナーのひらたじゅんです。

この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意な私が、「犬目線」で犬との向き合い方を考えるポッドキャストです。



📖 テーマ紹介

愛犬が言うことを聞かない、何度叱っても同じ行動を繰り返す…そんな悩みを抱えていませんか?実はその「ダメ」な行動、愛犬の個性や満たされない欲求のサインかもしれません。今回のエピソードでは、動物行動学に基づき、叱ることをやめて愛犬の「困った行動」を「得意なこと」へと変える発想と、そのための3つの具体的な問いをドッグトレーナーが解説します。愛犬の行動の背景にある欲求を理解し、ポジティブな関係を築くヒントが満載です。


🏠 お家でできるチェックポイント

✅ 愛犬が「ダメ」と言われてきた行動とその背景にある欲求を考える

✅ その中から一つ、別の行動に置き換えられそうなものを選んで試す

✅ 「またやってる」と思ったとき、「これが得意な子」と言い換えてみる


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#犬からの伝言

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遊んでくれる人を見つけると、全速力でブワーッとダッシュを始めて、 その人の膝に前足をかけたりとか、
何だったら、その膝に飛び乗ろうとしたりとか、 飼い主さんがリード引っ張ってるといけないっていうのが分かった瞬間に吠えて、
要求したりとか、もう負けずにリード引っ張り続けたりとか。 しつけの本にもネットにも、
こういう行動は直しなさいってよく書いてあると思うんですよ。 でも、何回叱っても何回やめてって言っても止まらない。
で、なんでうちの子はこんなに言うこと聞かないんだろうって思った方がいると思います。
今日の話を聞いて、ダメって思っていた行動が、 全部違う意味に見えてくるかもしれません。
ドックトレーナーのひらたじゅんです。 現場でよく使う言葉があります。
ダメは9割型個性です。 叱るということは、その行動を抑制、制止することです。
でも止めようとしても、なぜやめなければいけないのかを犬は理解できません。 理解できないからまた同じことをします。
それを言うことを聞かないって呼ぶのは、僕はちょっとフェアじゃないと思うんですよ。
これは飼い主さんにも言えることで、トレーニング中に飼い主さんが愛犬に向かってダメって声をかけた時に、
僕がいつも今のは何がダメだったんですかって飼い主さんに聞くんですね。
まあこれもめちゃめちゃ意地悪な質問だなぁとは思うんですけど、
まあ中には人に迷惑をかけるから、怪我をしてるからという理由が明確なものもあります。
ただし、良くないって教わった、見た、読んだからっていう場合も多々あります。
その中の代表例が飛びつきです。
愛犬に向かってダメって言ったとしましょう。 そのダメは本当にダメなんでしょうか。
今日はダメを得意に変える発想とそのための3つの問いをお伝えします。
まず動物行動学的な話をします。 犬の行動はその後に何が起きたかによって増えるか減るかが決まります。
03:07
叱られた行動は確かに減ることはあります。 でも減るのはその場で叱られた時だけで根本的な欲求は変わってません。
また記憶は文脈と紐づいているので飼い主がリードを持っていてお散歩をしている。
この3つがありますね。飼い主、リード、お散歩。 3つのキーワードがありますけど、この飼い主かリードかお散歩、このうちの一つが変わるだけで全く異なる文脈として犬は理解してしまいます。
膝に前足をかけてくる子を想像してみてください。 その子は何がしたいんでしょう。
近づきたいのかもしれない、関わりたい、撫でてほしいのかもしれない、気づいてほしいのかもしれない。
その欲求は全部正当だと思います。
ダーメと叱れば前足掛けは止まるかもしれませんけど、欲求自体が満たされてないので別の方法で試みようとしますよね。
それが吠えるだったりとか、服を引っ張るだったりとか、物を倒す、物を壊す、問題行動が増えたと言われる瞬間です。
でも犬の視点から言えば、飼い主がダーメと叱ることで、欲求が別の形に出ているだけということが多いです。
ここが本日の第一のポイントです。
ダーメと言い続けることは、欲求の出口を塞いでいることがあります。
出口を塞ぐより別の出口を作る方が、愛犬にとっても飼い主さんにとっても楽になります。
では具体的にダーメをどう得意に変えるのか、事例で説明したいと思います。
飼い主の膝に前足を掛けてくる子がいます。
しつけの本には、「失礼な行動だから直しなさい。」と書いてあることが多いです。
これはもちろん犬の世界でも一理あります。
マウンティングと呼ばれる行動で、相手に手をかけて自分の優位性を示すというものです。
子犬の時に行う遊びの一環でもあるんですけど、
ただしこれに関しては子犬時期、特に生まれて約90日の臨界期、
ないしは3ヶ月ぐらいまでに触れ合いの機会がなければ、
経験不足として大人になってもこの行動が出ることがあります。
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ただちょっと考えてみてください。
ここにすでに個性があると私は思います。
前足を上げてターゲットに当てるという能力そのものはすごく高いんですよ。
ならばその能力を使ってハイタッチを教えるのはどうでしょうか。
飼い主さんが手を出したら前足を当てる。当てたら褒める。
これだけでも教えるのはトレーナーがやらないと難しいと思います。
でもあなたの愛犬はすでにこの原型を持っているんですよ。
手の位置とかタイミング、これだけ少し修正すれば、
完璧なハイタッチはすぐ目の前にあります。
今まで叱られ続けてきた行動が、すごいねーって褒められる行動に変わります。
その子の前足掛けの欲求は満たされるので、
飼い主さんも道行く人とか触ってくれる人、お客様に謝らなくても済む。
同じ行動を叱るか生かすかの違いだけです。
続いて、引っ張る子に関して。
お散歩中に前に前にグングングンって、
もう飼い主さんが身体が後ろに後継しているのに、
それでも前に前に行って引っ張っている子、
よくお散歩の時に見ると思うんですけど、
これも引っ張り癖を直しなさいって、
よく言われたりとかすると思うんですよね。
ただ、引っ張るという行動の背景にあるのは、
前進したい、もっともっと探索したい、探求したい、
エネルギーを使いたいという強い欲求です。
なので、この子に引っ張らないでって教えるよりも、
その前進のエネルギーを他に使う、他に変える、
他に向かせる方がいいんじゃないかなと私は思います。
前進している時に頭が下に下がっている子は、
匂いをもっともっといっぱい嗅ぎたいので、
ノーズワークの遊びを追加してみるのはどうでしょうか。
頭が上を向いてて前に前に行って行ってたりとか、
鳥が飛ぶだけでバーってそっちの方向に走っていく子は、
追いかけて何かを探す、追いかけて何かエネルギーを発散することが好きなので、
犬が立ち入ってもいい公園でロングリードに変えたりとかして、
追いかけて遊ぶっていうゲームに変えたりとか、
こういう形で欲求を満たしてあげると、
関係性がより深くなっていきます。
3つ目の例としては、吠えて要求する。
ご飯を要求して吠える子、結構いると思います。
もう本当に飼い主さんがキッチンに行ったわけで、
ワンワンワンっていう子もいると思うんですけど、
09:00
要求吠えはNGと言われているから直さないとって思い込みがちだと思います。
でもその子は、自分の欲求を分かりやすい形で
飼い主さんに伝えるという能力を持っています。
そのタイミングが、愛犬の欲求を訴えるポイントなら、
そのポイントに違うことを置いてあげればいい。
簡単に行動が切り替わります。
行動を禁止するのではなく、別の行動に置き換えるという発想です。
ここが今日の第2のポイントです。
ダーメと繰り返してきた行動の中に、
その子の得意が隠れていることがあります。
欲求を消すのではなく、欲求の出口を変える。
それが個性を引き出すトレーニングの根本です。
では、今日から使える3つの問いをお伝えします。
1つ目の問いは、この子が一番夢中になる瞬間はいつか。
嫌がっても絶対にやめない行動って一つはあると思うんですよ。
ボールを追うことが止められない、
鼻を使って探すことに没頭する、
人に対して近づいていくことをどうしても諦めない。
その諦めない行動の中に、その子の一番強い欲求があります。
欲求が強いということは、その方向での動機づけが強いということです。
これはトレーニングで使えるリソースが最も高い場所です。
つまり、やめられない行動こそが一番のご褒美ということです。
2つ目の問いは、叱られてきた行動の中で、
特に力が入っていたのはどれかです。
繰り返し叱られても止まらなかった行動があるとしたら、
それはその子にとってそれだけ重要な欲求がある証拠です。
なぜそれをするのかを考えると、欲求の正体が見えてきます。
前足をかけるのであれば近づきたい、
引っ張るのであれば前進したい、探索したい、
吠えるのであれば伝えたいことがある。
欲求の正体が分かれば、別の出口を設計することもできます。
3つ目の問いは、
愛犬だけが他の子と違うところはどこかです。
犬種、体型、気質、過去の経験なんかによって、
同じ犬でも全く違う得意が出てきます。
嗅覚が特に鋭い子は、ノーズワーク系が向いています。
体を動かす欲求が強い子は、
アジリティだったりとかフリスビーが向いていると思います。
人と視線を合わせることが得意な子は、
アイコンタクト系のトレーニングが得意です。
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社交的で誰にでも近づいていく子は、
将来セラピー犬的な役割があう可能性があります。
うちの子の目立つところが、
得意のヒントであることがとても多いです。
ただし、注意点として一つだけ重要なことがあります。
トレーニングを始める前に、
その子の体の状態を必ず確認してください。
特に小型犬に多いパテラ・室外骨打球がある子は、
ジャンプだったりとか急な方向転換を多用するトレーニングは、
関節への負担になります。
順位から運動制限を指示されている場合は、
必ずその範囲内で得意を生かすことを考えてください。
体を動かすトレーニングを制限されているからこそ、
ノーズワークだったり認知系の遊びで欲求を満たす
という作り方もあると思います。
今日からできることの3つをご紹介したいと思います。
1つ目は、
今日、愛犬がダメと言われてきた行動リストを
頭の中で作ってみてください。
そして、その行動の背景に何の欲求があるのかを
考えてみてください。
2つ目、
その中から1つ、別の行動に置き換えられそうなものを
選んでみてください。
例えば、今日の例でいうと、前足をかけてきちゃう子は
ハイタッチ、みたいな感じですね。
1つ決めたら、今週中にぜひ試してみてください。
3つ目は、
今日以降またやってるって思った時に、
これが愛犬の得意と言い換えてみてください。
それだけでも見え方が変わって、
接し方も変わってくると思います。
叱り続けてきた行動があるとするのであれば、
あなたはずっとそのことを真剣に向き合ってきた
証拠だと思います。
ダメと言い続けても止まらなかったのは、
あなたの愛犬が悪い子だからじゃなくて、
あなたに対して正直に欲求を表現したからです。
その欲求の強さは、別の方向に使えるエネルギーです。
今日は、ダメを得意に変える発想と
3つの問いをお届けしました。
番組へのご質問やご感想は、
msg.from.dog!gmail.comまで、
messagefromdog!gmail.comまでお願いします。
次回は、介助犬はなぜあんなに落ち着いているのか、
という話をしたいと思います。
個性を役割に変えるとはどういうことか、
介助犬の世界から考えます。
それでは、本日のお散歩、お疲れ様でした。
気を付けてお帰りください。
15:01
ドックトレーナーのひらたじゅんでした。
15:12

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