▼今回のトーク内容:
ジェフリー・ムーア著「キャズム」/第2回「組織のキャズム」/キャズムを越えたあと、組織では何が起きるのか/アーリーアダプターを越え、アーリーマジョリティに受け入れられるには/完成されたもの=ホールプロダクトが欲しい/ファナック株式会社(山梨県)の成功例/FA、産業用ロボットの世界トップ/営業利益率は驚異の21.4%/26年をかけたキャズム越え/1955年/富士通の社内プロジェクトとして誕生/NC=工作機械の自動制御装置/10年間は利益が出ず/1972年/独立し産業用ロボットを開発へ/1982年/米GMとロボット開発の合弁会社を設立/これが当たり東証一部上場/これでキャズム越え/キーエンスの成功例/平均年収2000万円/営業利益率51%/1973年/前身設立/工場での金型破損に着目/センサーを開発/値付けの妙/原価ベースではなく/ROI=導入効果で算出/キーエンスのホールプロダクトの仕組み/ムーア理論との接続/アーリーマジョリティを教育し「業界初」を「業界基準」へ/最初からキャズム越えを意識した経営理念
▼番組概要:
トップを支える立場から組織を動かす力を探るビジネスポッドキャストです。経営実務と理論にとどまらず、歴史的な人物の意思決定をひもときながら、現代の組織課題やリーダーシップの本質に迫ります。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。
▼番組ハッシュタグ:#二番経営
▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIAssluiJoSAgI6li4Vj1r8mZcoSc3LgdVuNptDV4kkJ5Atg/viewform
▼過去配信回をシリーズ別でプレイリスト化しております:https://t.co/TvbyZaezDD
▼パーソナリティ
勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。
https://linktr.ee/yasuhide.katsumi
設楽 悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長)1979年生。明治学院大学法学部卒。マイナビを経て幻冬舎に。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ。電子書籍、コンテンツマーケティングなど新規事業担当。2018年にブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてWeb3専門番組「EXODUS」など配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。
▼ディレクター:
関岡 憲彦
▼プロデューサー:
▼制作:
Podcast Studio Chronicle https://chronicle-inc.net/
▼カバーデザイン:
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サマリー
このエピソードでは、ジェフリー・ムーアの「キャズム理論」を基に、特に「組織のキャズム」に焦点を当て、キャズムを超えた後の企業組織がどのように成功を収めるのかを、日本の製造業の代表格であるファナックとキーエンスの事例を通して解説しています。キャズムを越えるためには、アーリーアダプター向けには未完成品でも受け入れられるが、アーリーマジョリティには「ホールプロダクト」と呼ばれる完成された製品と、それを支える導入支援、保守サポート、認定制度などが不可欠であると説明されています。ファナックは、1955年の創業から26年をかけて、NC工作機械の開発から産業用ロボットへと事業を拡大し、特に1982年の米GMとの合弁会社設立を機にキャズムを越え、世界トップの産業用ロボットメーカーとなりました。彼らのホールプロダクトは、製品そのものだけでなく、世界中に展開する強力なサービスネットワークによって支えられています。一方、キーエンスは、1973年の創業以来、金型破損防止のためのセンサー開発から始まり、原価ベースではなく顧客のROI(投資対効果)に基づいた価格設定と、直販・コンサルティング営業・当日出荷という独自の「ホールプロダクト」戦略により、創業初期からキャズム越えを意識した経営を展開し、驚異的な利益率を誇る企業へと成長しました。両社とも、それぞれの方法で「ホールプロダクト」を構築し、市場の主流層(アーリーマジョリティ)を取り込むことで、キャズムを乗り越え、製造業における成功モデルを築き上げたことが詳述されています。
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