放送室で基準値超えのダニを確認
この時間はZoom Up毎週木曜日は科学です。福岡市の公立学校で環境衛生検査を行ったところ、20校の放送室で国の基準値を超えるダニが確認されたことが分かりました。
アレルギー発症などの恐れもあるため、市の教育委員会は6月中に全校に対し、清掃や換気の徹底などを呼び掛ける通知を出す方針だということです。
このニュースをきっかけに、今日はこの梅雨時期にも特に気を付けたいダニにZoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
このニュースを聞いた時に、ちょっと想像したくないって声が上がってしまいましたけどね。ゾッとしますね。
お二人は放送部とかでした?
私は放送部でした。
私は全然違うんですけど。
もしかしてダニの上で活動してたのかしら?
なんで放送室かっていうところなんですよね。
放送室、水木さん思い出していただきたいんですけど。
放送室って上靴とか脱いで入ってました?
そうなんですよ。カーペットなんですよね。
カーペット時期になってて、床が。
そのカーペットがダニの温床になっているんじゃないかということなんですよ。
あとは放送室ってやっぱり防音のことがあって、基本閉め切ってますよね。窓がないでしょ。
そうですよね。
そのあたりで、つまりいつも窓を開き放してお掃除をするような教室とかではなく、放送室にダニがいっぱいいるということになったようなんですね。
放送室で決められているもので、1平方メートルあたりのダニの数が100匹以下でないといけないって決まってるんですね。
100匹はいいんだ。
そういうことです。1メートル四方で100匹までは許容されるっていうぐらい。いておかしくないっていう。
健康被害も特に問題ないってことなんでしょう。
もちろん福岡市の薬剤市会は、この基準値を超えると全息とかダニ、アレルギーなどが発症する恐れがあると言っていて、
放送室は足音を抑えるためカーペット時期で換気の機会が少ないため湿度も高い。ダニが発作しやすいと警鐘を鳴らしているそうです。
なるほど。うってつけの条件が揃ってるんですね。
そうですね。言われてみれば。
ダニが増殖する3つの条件
ここでダニの特質というか、ダニの正常について考えていきたいんですけど、ダニが増えるダニの温床、3条件っていうのがあるんですって。
その1、さっきの高温多湿な環境。高温多湿。
その2、餌。食べるものをね。食べるものがなければ死んじゃいますからね。
ダニの好物がですね、人の赤、ふけなど。
へー。
なんで知って。栄養分たっぷりってことでしょうね。
ダニって元々そういう有機物を分解し、食べて餌にしてそれを栄養分にして生きてるので、別に他のものでもいいんですけども、この高温多湿なお家の中。
もうお家の中はしかも他の自分を食べるような天敵がいないんですよ。
はー、そうか。
だから増え放題な環境があるってことですよね。
はい。
で、3つ目が住みか。居場所っていうんでしょうかね。
例えばさっきカーペットっていう話が出ましたけども、やっぱりツルツルの床面よりは、ふかふかの繊維が絡んでいるような。
そういう、その間にこう居心地よくいるということなんですね。
へー、だからクッションとかね。
ちょっと肝になってるとその隙間があったりとかね、ありますね。
そうですね。大きさがね、家にいて私たちが割るものと見ているのはチリダニ。
チリダニっていう呼ばれているものなんですけど、大きさが0.3ミリぐらいなんですね。
わー、肉感じはほぼわかんないですね。
やっぱりね、割とちっちゃい繊維に居心地よくはまっちゃうサイズですよね。
なるほどー。
すぐに思い浮かぶ布団、カーペット、ソファ、畳、お子さんのいる方はぬいぐるみ。
ぬいぐるみもねー。
こういうところに知らない間に大量増殖していたと考えるとちょっと朝っぱらから鳥肌が。
ですねー、ゾッとしちゃいますねー。
ダニ対策:高温と乾燥が鍵
やっぱり高温多湿な夏にかけてすごく繁殖をするんですって。
だんだんその寿命が尽きて死んでいくものももちろんあるんですけども、
夏にはまず大量発生を抑えること。
夏から秋にかけては今度は死骸がほこりみたいな感じで舞うので、
それを吸い込まないようにするっていう二重の心構えっていうんでしょうかね。
死骸も気をつけなきゃいけないんですね。
そうなんです。
さあ、ではどうするかということなんですけれども。
お願いします。
まずは高温多湿な環境を作らなければいいんですね。
例えばお家の中で言えば梅雨時なんかはエアコンをドライにするとか、
つまりなるべく乾燥を保つっていうんでしょうか。
高温多湿にならないようにするというのは一つの知恵だと思います。
それから炭化を徹底的にきれいにするっていうんでしょうかね。
つまりさっきの布団とかカーペットとかソファーとか畳もそうですけれども、
お二人は布団に掃除機ってかけてます?
布団に掃除機はかけてないですね。
一応。
外に干したりとかそういうのはありますけど。
持ってはいるんですけど。
布団用の小さい掃除機。
分けたいですもんね。普通の掃除機とはね。
準備はしているんですけどね。
ベッドのマットレスになるとね、なかなか取り切れてない気がするんですよね。
私も掃除機かけない派なんですけども、やっぱり掃除機は推奨されていますね。
布団を干すっていうのも一つのあれですが、
表面に出てきたダニははたいたりして取り除けますけれども、
中の方に隠れてしまったダニはなかなか出せないんですよね。
しかもですね、例えばタオルケットよく洗って洗濯してっていうのもすごく有効だと思うんですが、
生きているダニはちょっとやそっとの洗濯では死なないんだそうです。
しぶといんだ。今スタッフの悲鳴がスタジオの中にまで聞こえてきました。
確かに50度とか60度ぐらいじゃないと死なない。
野菜じゃないんだからその50度洗いみたいな。
ダニも?
でもやっぱり決め手は熱です。
何度とかっていうのがあるんですか。
水木さんのおっしゃった50度以上30分という熱をかけ続けることでダニはダニの息を止めることができます。
一番思い浮かぶのは布団乾燥機なんですけれども、
布団乾燥機がないご家庭では洗った後、洗濯した後、乾燥をコインランドリーで行うみたいな。
コインランドリーの洗濯機は?
業務用の洗濯機が揃っているコインランドリーに行って、
立派なものが最近ありますよね。
そこで乾燥させるといいかもね。
だから熱をかけて叩いて、あるいは物理的に吸い込むということを心がけることですね。
やっぱり埃が大好物なので埃を貯めないというのは最低限の作戦だということなんです。
粉類に潜むダニの恐怖と対策
もう一つ、朝ごはんの時間から申し訳ないんですけども、
お好み焼きの粉とか、ホットケーキミックスとか、一回開封して使い残しはどうしてます?
使い残しは密閉するようにして。
して、どこに置いてる?
コンロの下の引き出しのところに保管を。
グー、アウトって感じですか?
アウトです。
格好の餌食になってしまいましたね、今ね。
そうしがちですよね。しがちしがち。
高温多湿なシンクとかの下に常温で保存すると、ダニはパンケーキミックス、お好み焼き粉の栄養分大好きなので、
その中でこっそり大量発生していることがあるそうです。
怖すぎる。
知らずに調理して食べる、つまり死骸を食べるということですよね。
50度以上にはなってますからね。
焼いてるけど。
いやいや、でも死んでるし。
そうなんですよね、厄介だ。
これは本当に、もう喘息どころじゃなくて、穴開き被食を起こした症例もあるそうで。
なので、こういった粉、単純な小麦粉というよりもう少し加工してある小麦粉製品は、
一旦開封したら必ず密封して、冷蔵庫とかで保管してください。
小麦粉自体も同じように冷蔵庫で大丈夫ですか?
小麦粉も栄養はありますよ、タンパク質とかに。
じゃあ、冷蔵庫でいいですね。
私は漏れなく粉物は全部冷凍庫に入れてます。
冷凍庫、なるほどね。
そうか、凍るわけじゃないしね。
別にカチカチにならないので。
そうしよう、私も。一応冷蔵庫には入れてるんですよ、ゴマとかも。
そうですね、ゴマとかも。
危険なので。でも冷凍庫にします、私も。
まとめと注意喚起
必ずいるものと考えて、この梅雨時期だからこそ、
ダニを増やさないっていうところから始めてもいいかもしれない。
で、噛まれちゃったっていう人は、とりあえず一旦家をきれいにしてから。
そうですね。
気を付けましょう。
気を付けましょう。
ダニ取りシートみたいなものもありますからね。
そうですね。いろいろと対策まで教えていただきまして、
本村さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。