00:06
こんばんは、もとです。この放送はWeb3上に農村をつくる トマジョダオの提供でお送りしています。
トマジョダオは6月9日にGenerative NFT Crypt JAをリリースします。
全国の農家さんと直接つながれて、おいしい農作物を食べることができる。
しかも暗号通貨で買い物ができるということで、最先端でかつおいしい体験ができる場所になっていますので、
興味がある方は概要欄のリンクから、Discordのトマジョダオに遊びに来てください。
では、今日も本の紹介をしていきます。
しおみなつえさんという方の『臆病な僕らは今日も震えながら』という小説なんですが、
今ですね、パラッとコービー開いて気づいたんですけど、なんとこの方、鹿児島県出身でしたね。
すごい偶然です。ちょっと今、震えがきてしまいました。
鹿児島県出身で愛知県在住の方で、携帯小説サイトを最初に始めた方ですね。
青春小説とか、若者の等身大の心模様を描いた青春小説みたいな感じで、
この本自体も続々重版ということで、すごい人気のある本みたいですね。
私がこれを読んだのは、所属している読書コミュニティレクティオというところの小説の読書会の次の課題図書になっていたからです。
全然ですね、何も後ろも見ていなかったし、レビューとかも全然見ていなくて、アマゾンでポチったんですけど、
これですね、表紙の絵とか見るとタイトルも長いし、ラノベ的な、そういう系統の小説かなって思ってたんですけど、
全然読んでみるとそういう感じじゃなくて、正当派っていうんですか。
内容としては、ざっくりと話すと、まず主人公のキララちゃんという方が高校生なんですけど、
その子がいつも同じ夢を見るんですね。その独特の全てが虹色の世界の夢を見ると。
夢は夢、現実世界ではキララちゃんが生まれたときにお母さんが亡くなったそうなんですね。
で、それを周りからずっとお母さんの命を、お母さんの身代わりになって生まれてきたんだみたいな。
03:08
だから自分を大切にとか、お母さんの分まで頑張りなさいとか、いろんなことを言われてきていて、
別に周りは悪意があって言ったわけじゃないんですけど、キララちゃんにはそれがものすごく主にプレッシャーに感じていて、
学校では学校で、いじられキャラみたいな感じで、居場所がどこにもなくて、ずっとどこにいても家にいても窮屈な生活をしてたっていう子が、
偶然出会った同い年の男の子が絵を描く人なんですけど、自分の夢の中に出てきた世界をそのまま描いている。
で、「え?」と思って話を聞いてたら、なんとその男の子も同じような夢を見てるんだそうですね。
で、「これは実在するのか?」ということで、その夢の世界を探しに行くっていうところから始まるんですね。
結果的にですね、言っていいのかな、ある方、若い時に事故をして脳死状態になった方が、
ドナーとなって臓器を提供した2人が、それぞれのこの2人のお母さんだったんですね。
で、そのドナーの方のお父さんが慈悲出版という形で、趣味で自分の息子のためだけに作った絵本が、この虹色の夢をテーマにした絵本だったんですね。
それをドナーの方の臓器を介して、お母さんを通して、この2人が夢にずっと見続けていたということで、
簡単に言うとそんな感じなんですけど、この本の面白いところって、心理描写がですね、すっごくリアルで、
この若者の、思春期の独特の感情っていうんですか、難しいですよね。
そういう感情っていうか、心理描写がすごく上手って一言で言っていいのかわからないんですけど、すごく上手なんですよね。
本当に、さーっと2日間くらいで読み終わってしまって、後半にですね、命が繋がっていくんだって、
そのドナーの方からお母さん2人に臓器が提供されて、その夢の記憶を通じて、この2人が同じ夢を見ていて、
その場所を探すっていうことがきっかけで、このドナーの方の家族にも会えたっていうことで、
このフレーズが出たときにですね、私も体がブルッと震えてですね、涙も何回出たかという感じで、
06:06
ものすごく感動する小説なんですね。これは久しぶりなんですけど、また読み返したいなって思った小説でした。
でですね、今思えば、このキララちゃんが男の子との会話の中で、旅行に行った先の話をしてたんですね、夢の場所を探すときに。
そこで、中国のときは福岡と鹿児島に行ったって言ってて、
お、鹿児島出てきたと思って、なかなか出てこないんですよね、鹿児島って南の端っこなので。
で、今思えばこの方が、しおみなついさんが鹿児島県出身っていうのがここに関係してたんじゃないかなっていうことで、
ちょっとそこは、おお、と思ってました。鹿児島県が出てくるとやっぱ嬉しいですよね。
はい、そんな感じで、すごく良かった本です。
小説読んで涙を流したらですね、ものすごくこの、心が洗われるっていうかですね、
すごく幸せな気持ちになります。
なので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
読みやすい文章なので、スルッと読めると思います。
ということで、今日はしおみなついさんの、臆病な僕らは今日も震えながらという本でした。
Amazonのリンクを貼っておきますので、気になる方は覗いてみてください。
では、聞いていただいてありがとうございました。