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2018-12-14 56:47

第224回:NTL『ジュリアス・シーザー』レビュー

1階客席のお客さんがローマ市民として舞台に参戦!? 当時客席にいた皆さんは、もはやベン・ウィショーさんと共演したと言い切ってもいいレベル…‼️ あの時あの場所にいなかったことが悔やまれる1作。

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00:02
第224回、妄想ロンドン会議を始めます。水口です。
よろしくお願いします。
ナショナルシアターライブ全ての上映が、この12月で終了いたしましたね。
何だろうね、この耐久レースみたいな感じ。
いやいや、耐久ではないけど、約2ヶ月に1回の割合で、
後半は2月で3本という、よくわかんないスピードだったんですけども、
謎のハードモード。
世界中の素晴らしい舞台を、最先端のライブ機能を使って収録して、
そして世界中に届けてくれるという、こういう素晴らしい試みを
英国のナショナルシアターライブさんがやってくださっておりまして、
その最後の上映、私たち見てまいりましたね。
タイトルはジュリアスシーザー。
なんとも豪華な舞台でございました。
こちらは前回の、ヤングマルクスというロリー・キニアさん主演の舞台があったんですけれども、
そちらと同じブリッジシアターという、比較的新しくロンドンにできた劇場ね。
私、場所のことすっかり失念してたんだけど、
タワーブリッジのふもとなんだよね。南側。
なので、グローブ座の近くぐらいかな?
もう、劇場の聖地みたいな感じだよね。
ナショナルシアターあり、グローブ座あり、そしてブリッジシアターみたいな。
お前ね、あそこにえらい劇場が並んでしもたね。
ブリッジシアターを設立した芸術監督のニコラス・ハイトナーさん。
ナショナルシアターの方でも芸術監督を勤めていらっしゃった。
まさにナショナルシアターライブの立ち上げに関わられた方ということでね。
もう、彼のおかげなわけだよ。
そうですよ。
奴のせいだよ、こんなにハードモード。
そうなんです。そのニコラス・ハイトナーさんの演出作品をブリッジシアターで2本続けてみるという、
そういうですね、贅沢な機会にここ日本にいながらにして体験させていただいたという。
はい、ご馳走様でございました。
そういうね、試み、催しでございましたけれども。
はい。
私、ジュリアス・シーザー、初めて見ました。
作、シェイクスピア。
ね、ウィリアム・シェイクスピアさんの作品で、めっちゃ人気の作品で、
もう本当に各地でいろんなカンパニーが上演し続けている作品なんだけども、
ここでね、ちょっとね、どんな作品なのかっていうのを皆さんに紹介させていただきたいと思います。
おー。
03:00
はい。
おー。
私がですね、一番最近に、ジュリアス・シーザーの世界一短い紹介文を見たのは、
おー。
これですね。
おー。
じゃじゃんじゃじゃーん。
ジョン・アトキンソンさん作、世界名作一言劇場。
はい。
翻訳は我らが可愛い両兵さんですね。
お世話になっております。
はい。このですね、今年の6月に刊行されました、
この、読んどけばよかった、でもきっと読まない名作文学の短すぎるあらすじ101線ということで、
たくさんの世界中の名作のあらすじをですね、
もう本当に一行で表してしまうイラストと文章でっていう、
そういう試みのめっちゃおもろい本があるんですけど、
いろんなところからね、それができる本ですよ。
その本のね、帯ですね、に書かれてます。
え、ブルータスお前もなん?って書かれてますね。
シェイクスピアを3秒で読んだ気になれる、それ大事ということでね。
なぜか俺関西弁の翻訳なんですけども、
ここにね、ユチュリアスシーザー載ってるの。
で載ってて、帯はそういう風に書いてるんだけど、
有名なセリフをね、ブルータスお前もかっていう。
うん、私もこれだけは知ってた。
ジュリアスシーザーが死の間際に言ったとか言わないとか。
いやまあ言ったんやろうな。
それっぽいこと言わなかったんやろね。
そうそうそう。
これが、本の中をめくりますとですね、
よりちょっと詳しく書かれているんですね。
そうですね。
この88番ね、ジュリアスシーザー、ウィリアム・シェイクスピア書かれてますね。
実は、どんな風に紹介されているかというと、
あゆえお作文で描かれてるんですね。
めっちゃわかりやすいですよみんな。
しんちゃん読んでみてください。
あゆえお作文参ります。
暗殺と陰謀と裏切りと
お前もなん?ブルータス!
素晴らしいですね。
という話なんですよ、ジュリアスシーザー。
暗殺と陰謀と裏切りと
渦巻くね。
古代ローマのお話なんですけど、
お前もなん?ブルータス!
そうそうそう。いろんな人がね、
ジュリアスシーザーを裏切るわけなんですよ。
裏切られてきた。
そうね。
シーザーさんね、ローマで非常にカリスマ性のあるリーダーでして、
ポンペとの戦いに勝利しまして、
外戦してくるわけですね。
勝ったぞー!みたいな。
わーって市民は迎える。
シーザー!シーザー!みたいな感じでね。
で、迎えるんだけど、
これね、シェイクスピアお得意の占い師が、
はい、出ました。
占い師が、3月15日には気をつけろ。
06:03
っていう風に言うんですね。
何が起こるの?みたいな。
3月15日だ、みたいな。
何故か群衆の中からね、言っちゃうみたいなね。
そういう人が現れるんだけど、
で、シーザーにはね、いろんな取り巻きがいるわけですよ。
福祉の部下たちから、ちょっと怪しいぞみたいな人たちまでね。
そのうちの一人が、ブルータスなんですけど、
このブルータスは、ジュリアス・シーザーからの信頼も厚い若き、
なんて言うんですか?
あの人何なんだろうね、政治家なのかね。
うん、弟子かな。ちょっと私もわかんないんだけど。
なんとなくよくわからないポジション部下。
でもとにかく、ローマの市民のことをすごく一生懸命考えていて、
真面目で勉強熱心な革命家というか、
頭のいい人なんだけれども、
彼がですね、陰謀に巻き込まれてしまって、
ジュリアス・シーザー暗殺の一手を片棒というか、
もちろん中心物に、死亡者に仕立て上げられてしまって、
ジュリアス・シーザーを殺してしまうんだけどもね。
そして殺してしまった後、彼らどうなったかみたいな、
そういう話ですね。
はい。
覆てる?これ。
暗殺と陰謀と。
そうそう、ブルータスお前は裏切りとね。
はい。
っていう話なんですよね。
でね、ここ世界名作一言劇場には、
刊末のページにより詳しく。
まあまあまあ、ちゃんとした。
そうそうそうそう。
3行ぐらいで書いてくれてる解説があるので、
ちょっとそこを読んでみますと、
ジュリアス・シーザー、1599年。シェイクスピアによるローマ劇。
優勝ブルータスは君主シーザーを刺殺。
裏切りを知ったシーザーが今はの際に放った一言。
ブルータスお前もかは、
近しいものの裏切りを表す格言となった。
ああ、そういう紹介なんですね。
っていう世界名作一言劇場からの、
ジュリアス・シーザーの説明でございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、そういうね、シェイクスピアの、
やっぱね、シェイクスピアさん。
はい。
裏切りものを書かせたら最高やね。
最高やね。
裏切りものっていうのは、
裏切り人のことじゃなくて裏切り話っていうかさ、
ジャンルとしての裏切り。
ジャンルジャンル裏切り物語って言いたいねんけど、
すごいさ、好きで、
あれ、なんだっけ。
なんで私、あっちが出てきちゃうんやろ。
ほら、朧の森に住む鬼とかさ、
の元になったやつ。
この間レイフファインズさんがやってた、
背むしの人の、なんだっけ。
レチャード先生。
それそれそれ。
あれはピカレツクロマンと言いますか、
主人公が悪いやつっていう感じやねんけどね。
09:01
その悪いやつが、
のしあがって。
のしあがって、
まあどうなるかっていう話だな。
作に溺れて、
もうなんか、わーみたいな。
わー。
そう、そういうちょっとこう、
残酷な一面もある、
もう、哀れな。
そう、最後はね。
みたいなお話が、
私大好きっていうか、
シェイクスピアさん上手いなって思ってて。
私もどちらかというと、
悲劇よりも悲劇の方が、
なんか好きだなぁとは思ってしまう。
結構ドロドロしたやつよね。
そうそうそう。
オセロも途中まではすごい楽しかったよ。
はい、一幕はね。
一幕はイアーゴが主役じゃない。
イアーゴも裏切るやつなんだけどさ。
あの、あいつが活躍するとこまでは、
超楽しかったんやけど。
二幕に入ると裏切りトーンがガクッと下がるよね。
そうやね。
なんかエドスターみたいな、
書く人変わったみたいな感じの話になるんだけど。
もっと来いよイアーゴって思っちゃうんだよね。
そうそうそう。
そうなの。
でも今回は、
君主であるシーザー、
ジュリアス・シーザーの神教もさることながら、
主人公のブルータス。
はい。
もう、これジュリアス・シーザーっていうタイトルなんだけど、
主人公はブルータスなんだよね。
ドラえもんっていうタイトルで、
主人公が伸びたみたいな感じ。
分かりやすい。
そう。
で、
そのブルータスの気持ちもね、
ちゃんと描かれてて、
それはシェイクスピアさんというよりかは、
おそらくは、
開講・開編演出した、
今回のジュリアス・シーザーチーム、
ニコラス・ハイトナーさん、
率いるチームの力だと思うんだけどね。
役者さんだったりとか。
うん。
けどすっごくね、
一言で言うと、
非常に面白かったなって。
めちゃめちゃ面白かったね。
めちゃめちゃ面白かったよね。
今回、
2018年、
たくさんの、
ナショナルシアターライブ作品、
見てきましたけど、
いやー面白かったね。
面白かったね。
ちょっと時代的なこともあるのかなと思うんだけど、
今回ね、
上映で、
今回はインタビューなかったんけど、
なかったね。
ただ前回の、
ヤングマルクスの時に、
ニコラス・ハイトナー監督が、
2作品続けて喋ってるみたいなところが、
少しあって、
ジュリアス・シーザーの紹介もちょっとされてて、
その時にやっぱなんか、
ご時世なのか、
ジュリアス・シーザー、
今上映とっても流行ってるんだよね、
っておっしゃってたけど、
確かにね。
なんとなくこう、
誰か、
どこか見たことあるような人を、
彷彿とさせる物語だな、
とも思うし。
そうですね。
それで言うと、
このパンフレットによるとね、
最近の上映された、
ジュリアス・シーザーの、
上映記録一覧というのがあるんですが、
2017年、
昨年ですね、
こちらは、
ニューヨークのデラコート劇場で、
ジュリアス・シーザー上映されてるんですが、
12:00
シーザーの暗殺劇を、
トランプ大統領に例えた演出で話題になったと。
今まさにね、
誰かに言ってたけど、
トランプ大統領。
だったりとか、
トランプだけじゃないけど、
イギリスの、
UK離脱ってどうするの?
EU離脱問題だったりとか、
そういった政治の、
市民たちの不安な気持ちだったり、
っていうところも、
反映されやすい、
反映しやすい。
重ねやすい。
フランスの、
アリアコリアの最近、
ドキドキした日々を送っておりますが、
そういう時代の、
ちょっとした気なくささみたいなのを、
反映しやすい作品ではあるのかなと思う。
シェイクスピアの時代にも、
実は既に、
古典作品として、
超昔の物語として、
描かれた作品だったんだけれども、
その時代のこととして、
演出された、
何のこっちゃって話なんですが、
今回のジュリアス・シーザーは、
古代ローマの、
脚本的には古代ローマなんですが、
それを現代のローマに置き換えて、
現代劇として演出されているんですね。
今回のこの作品も、
ローマ刺激とかそういったことではなく、
めちゃめちゃ現代だったよね。
みんなスーツだったり、
ジャージだったり、
あと、
ジャージ。
ジャージでしたよね。
ファーストインプレッションすごい。
キュンとしないけど、
ジャージでしたよ。
ちょっとなんだこれ、
プロレスラーみたいじゃんって思うな。
思ったけど、
紛争されていた名優もいましたけれども、
さっき紹介しましたけど、
前作一言劇場では、
産業あらすじのところに、
ブルータスが剣でジュリアス・シーザーを
刺殺したというふうに説明しましたが、
書かれていましたけれども、
今回は銃で発砲して、
ブルータスたち、
帰国場一味は、
シーザーの命を奪ったと。
みんなで拳銃を構えて、
ちょっとカッコいいシーンになってたけれど。
面白かったね。
これね、実は、
いつ上映されたやつなのかなと思って、
確認しましたら、
なんと今年の3月なんですよ。
さっきやんみたいな。
それは話題になったよね。
なってた。
なんて豪華なメンバーなんだいっていう。
そうですね。
まずメンバーから言うと、
主演のブルータスに、
米美翔さん。
非常に立地的なね、
若きリーダーというか。
15:01
そうね。
カリスマがありましたね、非常にね。
すごく引き付ける力がすごいね。
なんかね、私いつも思うのはね、
米美翔さんってめちゃくちゃ演技力がある人だと、
世界中の米美翔さんファンは、
もちろんわかってらっしゃることだと思うんですけど、
でもなんかちょっと可愛らしかったりとかさ、
描写的なことだったりとかさ、
そういうところでちょっとアイドル的な。
いやーかっこいいみたいなね。
そうそうそう。
そういう風にさ、ちょっと捉えられがちというか、
なところもあるじゃん。
でもなんかもう本当に、
パリントンの声をされたときに、
すげーなと思ったんですけど、
それはまるで木村拓哉さんがハウルの動く城で、
ハウルの役をされたときに、
木村拓哉と感じなかった。
そういえばってみんながないっていうね。
あのぐらいパリントンさんは、
パリントンさんでしかないっていうか。
なかったねー。
すごいな米美翔さんって、
改めて彼の演技力の素晴らしさというのを、
私は感じたんですが。
まあまあね、舞台やられていて、
まあどんどん自分をハードモードに追い込んでいくというか、
チャレンジングな方だなと思うけれど。
そうそうそう。
でもなんか今回の芝居でも、
その弁さんの良さがめちゃくちゃ引き立つ役だったなと思って。
後派、超後派。
うん。
なんか凛とした佇まいだったね。
いやーよかったね。
めっちゃ素晴らしかったっす。
はい。
対してですね、ジュリアス・シーザー役は、
名優デビット・カルダーさん。
はい。
なんかありますか、彼についてしんちゃん。
いや特に。
なんでー。
すげーなーと思いながら見てた。
めっちゃよかったね。
なんか、
いいよ言って言って。
なんなんだろうね、
本当にカリスマ性というか、
愛されるキャラ。
すごいよね、なんか。
うん。
そうね。
うん。
私この方は正直存じ上げないのですが、
でもなんかね、
なんかただならぬ人来たぞってやっぱり、
どこか思わせるあの感じ。
うーん。
多分舞台ですごくキャリーを積もれた方なんだと思うんだけど、
うん。
もうなんか立ち方一つで何かを訴えかけるみたいなところはやっぱすごかったね。
うんすごかったね。
うん。
特にあの後半のね、亡霊になって現れるところね。
怖かった。
ただ立ってるだけであのすごいなみたいな。
やめてーって思うね。
感じましたけどね。
はい。
でそのジュラシーザーを暗殺しようってそそのかす、
うん。
ブルタスのことをそそのかすのがですね、
ミシェル・フェアリーさん演じるキャシアス。
はい。
ですね。
この方本当は原作では男性なんですね。
うん。
ですけれども今回は女性が演じられていて、
18:00
まさにそれは現代に置き換えてならではの改編だなというふうには思いましたけど、
うん。
なんかもう初めて見たのがこれやから全然なんかしっくりくるっていうか、
男性やったらまあまあそうかそうか普通やったらなみたいな感じに思った。
まあそりゃそうだわなと思うけれど、
うん。
この方もね、ゲームオブスローンズでね、
うん。
とてもいい役をやられていて、
あ、そうなんだね。
うん。お母様の役をやられていて、
はいはいはい。
それは素敵だなと思っていたけれど、
こういうところで再会できるとは。
やっぱりね、なんか英国の俳優さんは舞台も、
私イギリスって言おうとしてないの。
舞台も映画も両方するっていうところが、
うん。
めっちゃなんか舞台俳優、映画俳優って分かれてないっていうところがいいなっていう風に。
結構すごい境界線がないね。
うん。素晴らしいね。
うん。
はい。そしてそのですね、ジリアスシーザーの腹心であるお話の後半で、
ブルータスと敵対することになるのがですね、
マーク・アントニー、デビット・モリッシーさんが演じられてました。
あれがね最初にジャージで出てきたっていう話をしたんですけどね。
かっけえ。
ジャージすらかっこいいみたいだね。
かっけえ。
いやもうこの4人がね、もう素晴らしかったですね。
うーん。
あの、いやほんまにすごかった。
なんか、私本当に原作というかさ、
うん。
多分これ、この作品は2時間に収められてたんだけど、
うん。
本当はもっと長いんちゃうかなと思うんですけど、
うん。
シェクスピアのことなのに。
絶対長いと思う。
で、でもこの4人がちゃんと、
何?
際立って、
うん。
なんかこうギュッとして見えてですね、
うん。
関係性だったりとか、
もう、いや素晴らしかったですね。
素晴らしかったしか言いようがないんやけど、
うん。
もう見せてくれたわって思いましたね。
うーん。
そんなですね、4人がセンターに立って、
はい。
お届けするジュリアスシーザー。
今回は、
はい。
何と言っても一番の見どころは、
うん。
舞台。
もうね、それはね、想像を遥かに超えてきた。
なんかさ、初め聞いてたんはさ、
うん。
いや、えっと、劇場のね、
はい。
1階、
うん。
そして2階。
はい。
まあ1階席2階席あるけれども、
うん。
まあそのニコラスハイトナーさん曰くね、
うん。
1階席はもうブラックボックスになってて、
うん。
1階席とか全部取り払って、
うん。
好きなように組み替えることができるんだよ。
うんうんうん。
だから、いろんな使い方をこれからして、
うん。
見せていきたいなっていうのを、
どんどん実験的なことをしていきたいっていうね。
そうそうそうそう。
前のね、作品の時におっしゃってたんですけど、
うん。
で、いざジュリアスシーザーは、
うん。
1階席の客席を全部取り払います。
うん。
で、1階席は客席なくなったけど、
21:04
お客さんが、600人のお客さんが、
うん。
700人だったっけかな、ちょっと忘れたけど、
うん、それぐらいだった。
が、スタンディングで、
うん。
みんな入ってもらって、
うん。
舞台の進行と一緒に、
うん。
ローマ市民として、
うん。
存在してもらうことになるんだよみたいなことをね、
お客さんがもうエキストラ、
そうそうそうそう。
そっちじゃんって感じかな。
うんうんうん。
でもなんかその、初め思ってたのは、
うん。
まあ、お客さんを群衆に見立てて、
うん。
まああるよね、あるよねみたいな。
うんうんうん。
で、客席取っ払って、スタンディングで、
うん。
まあそれもあるよね、あるよねみたいな。
なんとなくわかる。
うん。
昔の歌舞伎小屋のスタイル?
まあそれこそね、
あの、
グローブ座。
うん。
セイクスピアの時代は、
1階席が立ち身で。
で、なんか、
あの、
日本の昔の歌舞伎のシステムで、
うん。
本当にお客さんを返してはなるものかと。
壁を逃してなるものかということで、
はいはいはい。
もうどんどんどんどん入れちゃって、
はいはい。
もう最後には舞台の上にまでお客さんをあげて、
うんうんうんうん。
うん。
あー、はいはいはい。
舞台の上ね。
もうあの、後ろの方とか、
うん。
客席を超えたところにまでお客さんを詰め込んで、
人気作品は上映されていたっていうことは聞いていたけど、
なんかそういう感じかなって。
四方からちょっとずつ攻めてくる感じ?
うんうんうんうん。
で、
まあスタンド席があるのかなーと思ってたんですけど、
うん。
いや、甘かったね。
あれスタンド席じゃない、ウォーク席だ。
ふふふ。
いや、あんなに大量のお客さんを、
うん。
舞台転換するたびに、
うん。
動かす芝居初めて見たと思って。
うんうんうん。
ねえ。
なんか最初オープニングが、
うん。
バンドが演奏していて、
はい。
なんとなく乗っているそのオーディエンスたち。
そう。
もうね、お芝居が始まる前から、
うん。
いわゆる会場中から、
うん。
まあよくあるよね。
会場中にさ、舞台でパフォーマンスが行われてて、
うん。
それをちょっとお席で聞きながら、
うん。
開演待つみたいなのって、
うん。
よくあることなんだけど、
うん。
もうなんか、
一方劇場に足を踏み入れたら、
うん。
あれ、ライブハウス来ちゃったかなみたいな。
なんかね、あの雰囲気的にもね、もう、
そう。
みんながスタンディングでお酒を飲みながら、
そう。もう始まってるやんみたいな。
うん。
なんか、あ、フェス来ちゃったかなみたいな。
うん。
そんな気持ちになる。
しかもこう、演奏されてるのは、
うん。
まあロックのね、曲ばっかりで、
うん。
みんなのよく知る。
うん。
オアシスとかね、
うん。
コピってたりとかしたのかな。
うん。
私はね、全然知らなかったから、
あの曲なんなんと思ってたんだけど、
うん。
みんなあの、聞きながら一緒に歌ったりとかして。
またこのバンドが微妙いんだ。
まあ、それはどうでもいいんですよ。
しんちゃんね、言ってたもんね。
うん。
このバンド絶妙に微妙いって。
うん。
まあ、あの、後々考えたらね、
うん。
役者さんが演奏されてたのね。
うん。
まあ、そりゃね。
うん。
24:00
うん。
なんか絶妙にこの、
うん。
テンポ外してくる感じなんやろうと思ったけど。
うん。
ねえ、あの歌声のね、
うん。
あのなんかこう、なんかこうもやっとする感じね。
もやっと、もやもやっとする。
うん。
本当になんかありそうなのよね。
そうそう。
その辺の道端で演奏してる、
うん。
決戦したばっかりのバンドみたいな。
うん。
でも面白いのが、
その客席もね、
うん。
えっと、
まあ、
ライブのフェス会場みたいに、
うん。
あのさ、
なんかこう飲み物とか食べ物売ってる、
うん。
あのカート。
うん。
が、
何台かあってさ。
そうそう。
もうあの、
本当に売ってるのよね、そこでね。
売ってた。
上に来てたのよね。
うん。
まあ、多分パンフとかも売ってるんだろうなって思うけどね。
うん。
うん。
でもめっちゃ面白くってさ。
うん。
なんか引きで撮った時に、
うん。
いやその、
えっと、
もうライブ会場だとさ、
うん。
あの、
ご認識してるから、
うん。
あれ、お客さんちょっと少ないなって。
そうね、そうね。
このスペースに、
テストにしちゃあみたいな。
うん。
このスペースに、
うん。
もっと入るのにどうしたんやろうって思っててんけど、
うん。
理由は後ですぐにわかりました。
あははは。
あの、
舞台がね、
うん。
本当に下からどんどんどんどん、
うん。
形を変えて出てきて、
すり上がってくるんだよね。
床の形、
うん。
えっと、
なんていうの、
すり上げる、
うんうん。
ステージの形が、
うん。
自由自在に変わって、
うん。
それを見るために、
うん。
そのスタンドのお客さんたちが誘導されて、
そう。
もう、
いろんなところに動き回りながら見るのね。
そうなのよね。
うん。
うん。
なんか、
私、
最初に、
ちょっとこう、
現地に、
うん。
行ったら、
うん。
私どういう風に、
うん。
そんなことを思いながら見てて、
うん。
もし私が、
うん。
一回席の客だったらみたいな、
うんうん。
一番最初に、
うん。
あの、
ライブのシーン見た時に、
うん。
割ともう、
えっと、
前の方にいるお客さん、
うん。
後ろにいるお客さんやったら、
うん。
これめっちゃ不公平やなって思ってて、
うん。
なんかその、
お客さんの誘導とかの仕方をめっちゃ考えちゃうから、
うんうん。
仕事がら、
これどういう風に入れたんやろうと思って、
え、
整理番号順?
え、
え?って思っててんやんか。
整理番号付きチケットで、
うん。
はい、
あの早く来た人前行っていいですよって、
うんうん。
まあ後ろが、
うんうん。
いいのなら、
うんうん。
後ろ行きなさいっていうシステムかなと、
うんうん。
思いながら見てたけど、
うん。
もうね、
そんなもの関係ない。
うん。
なぜなら、
うん。
もう、
いろんなところから舞台が競り出してきて、
うん。
そのたんびに、
え、
舞台を見るためのベストポジションっていうの変わってしまうからね。
うん。
前だろうが、
うん。
もう、
何したって巻き込まれていくのよね。
そうそうそうそう。
うん。
あれ、
もう、
とにかくその、
えっと、
想像を、
遥かに超えた、
うん。
舞台の、
転換の、
めちゃくちゃさ?
めちゃくちゃやし、
うん。
激しいし、
激しい。
そこまでやるかっていう、
そうそうそうそう。
だからあの上演時間ね、
うん。
ジュリエス・シーザーが2時間って聞いた時に、
あれ短って思ってんけど、
思ってん。
27:00
あれ2時間限界ですわ。
そう。
あったまま見るっていう意味でも、
うん。
まあ、
お客さんの集中力とか、
その、
安全に誘導するために、
うん。
もうあの、
ギリギリのラインが、
多分2時間だったんだろうなっていう、
うんうん。
気がすごくする。
うん。
ただ、
とてもあの、
あの劇場で立って見ているお客さんにとっては、
うん。
エキサイティングで、
うん。
本当に疲れる2時間だったんだろうなと。
いやそうやと思う。
うん。
あの、
私もね、
直接は見てないから、
うん。
あの、
Twitterとかで、
うん。
実際に、
ご覧になった人たちの感想とかを、
遡って見てるの。
ローマ市民の皆様。
ローマ市民、
そうそうそう。
の皆様ね。
はい。
そしたら、
やっぱり、
あのスタッフさん達が、
うん。
あの、
お客さんをね、
うん。
誘導する時に、
うん。
舞台の転換とかする時に、
うん。
もう結構大きな声で、
うん。
ラン!ラン!みたいな感じで、
うんうんうん。
誘導してたんだって。
巻き込まれて、
まあ万が一でもね、
その、
いやそうやね。
事故にあってしまったら、
あれね、
うん。
安全面でね。
あれは、
ちょっと、
許可が下りないレベルの、
うん。
危険ドアやん。
うん。
だって、
その、
例えばね、
こう9マスあるとします。
うん。
左の上から、
A、B、C、
D、E、F、
G、H、I、
とする。
うん。
合ってるね。
うんうん。
大丈夫かなって今、
ふと思ったけど、
まあ大丈夫でしょう。
ごめん、
言い換えようか。
1、2、3、4、5、6、7、8、9。
はい。
9マス並んでるとする。
うん。
1番、
5番。
はい。
が、真ん中に、
ドーンと上がっている。
うん。
そして、
周りをお客さんが囲んでいます。
うん。
はい。
さて、
その次。
うん。
5番の次に、
うん。
次はですね、
7、8、9が競り上がります、
みたいな。
うん。
そういう舞台転換するとする。
はい。
7、8、9のラインにいる人、
逃げて。
そうそう。
で、
5番は下がっていく。
うん。
7、8、9は上がってくる。
うん。
で、
お客さんを移動させながら、
うん。
もうなんか、
え、どうなってんの?みたいな。
危険やし、
うん。
やし、もうなんか、
え、芝居ちゃんと続くの?みたいな。
うん。
そういうところあるはずなのに、
うん。
それをですね、
もう逆手にとって、
うん。
うん。
素晴らしい演出で、
うん。
ねえ、あれ、
うん。
見せてくださった。
うん。
あのね、
うん。
うん。
本当にその、
オーディエンスの方々が映った時に、
うん。
お客さん若いなと思ったんですよね。
ああ。
うんうんうん。
結構若者がやっぱ来るんか、
うん。
まあ立ちっぱなしやしなと思ったけど、
うん。
あれ、体力的にもやっぱ若くないと無理だわ。
うん。
いや、あれは無理だね。
うん。
ただね、
うん。
本当にそのライブ会場から始まるから、
うん。
という、
うんうん。
意味なのかどうなのか、
うん。
割とアルコールを摂取しながらね、
はいはい。
そのライブを楽しんでる方が映ってたんですよ。
うん。
まあね。
片手にワイン、片手にビールみたいな。
うん。
もともとね、
うん。
あの舞台中に、
うん。
物飲んだり食べたりっていうのは禁止されてないもんね。
30:00
うん。
あの割とね、
うん。
劇場内に飲食物売っていて、
うん。
推奨、
うん。
まあその、
うん。
本当はね、
うん。
休憩時間を、
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
うん。
この後、
うん。
ビールとかワインとか片手に
うん。
ライブを楽しむ人達、
うん。
あの人達はちょっと後悔してんちゃうかなと思って。
ははは。
うわ、飲むんじゃなかったみたいな。
うん。
もう何か、酔っ払ってもうだけど立て飲むからね、
ははは。
よけ回るしね。
いやでもなんか、
確かにね。
こんなに動かされるとは思ってなかったし、
これ絶対トイレ出られへんやつやーんっていう。
そう。
しかも何か、
うん。
動くだけじゃなくって、
うん。
その、
途中からね、
うん。
私も考えちゃったんだけどこれ私参加してたら
たぶん完全にお客さんとして見れないっていうか
ちゃんとこの芝居に役者として参加しなきゃみたいな
妙な義務感が絶対湧いてきてしまって
正しい動線で正しい動き
そして正しい発声をしなきゃみたいな
リアクション高台を得るみたいなね
これでしょ今求められてるやつみたいな感じの
きっと率先してやってしまうと思うね
旗振るのねはいみたいなね
そうそうそうシーザーさん来た
わー盛り上がる一緒にとかっていうのを
もちろん芝居を見ている流れで
わーって気持ちも盛り上がるから
そういう気持ちにはなれるんだけど
ただ普通にお芝居を見ている時に
客席でヒューヒューシーザー様とか
言うことってないじゃない
それをねしないといけないっていう状況になるし
あのちょっとこう
私頑張んなきゃみたいな
なるよねしんちゃん
そうやねなんか
まあ能動的に参加した方が
やっぱり楽しめる作品でもあるとは思うね
やっぱちょっとあのスタンディング席にいる限り
ちょっと一歩引いて
腕組みをしてみるものではないなと
そうだねそうだね
でもなんか途中まではそういう気持ちになるけど
でもその暗殺が終わってから
その最後の対決が始まるわけなんだけど
そこはもう本当に
今まで安全だと思ってた場所が
戦地になっちゃったっていう
リアルそういう状況で
もうなんか全然さ
そんな参加しなきゃっていうのを
思い忘れちゃうぐらいに
白身の戦争がもうそこで始まっちゃって
もう私どこ行ったらいいのみたいな
今日はわーってなってるうちに終わるっていう
これねニコラス・ハイトナーさんが
どこまでその群衆の心理を利用して
お芝居に盛り込んでるのか
ちょっとわかんないんだけど
33:00
いやでもね煽るということに関して
彼はとても気を使って組み上げていってるなって
いう気がした
あの途中のシーンで
大きな旗が出てきて
バーフバリーでね
バーフバリー1のラストの戦いのところで
バーフバリー様が使った戦術がありましたね
敵の群衆の頭上に縫い合わせた大きな布を
一面に解き放ち
そしてそれに矢を放って火をつけて
全部燃やし尽くすっていう
もうなんかもう最高のシーンがあるんですけど
燃やしはしませんけどね
あの客席の端から赤い布がブワーって出てくる
両端をねスタッフさんが持って走って
でもう客席が
スタンディング席が一旦その布に
一瞬で覆われてしまうのよね
そうあの布すごかったね
あんな大きいやつ
でそれにだからどんどんどんどん
みんなもちょっと自分が
幕の下に入るんだって分かった瞬間に
みんなが手を伸ばして協力して
あの幕を送っていくお客様たち
大玉送りみたいなやつ
早く早く早く
こっちと思ったよオッケーだよ
次の人どうぞみたいな
とかウェーブみたいなね
心理的にはね
で一瞬覆われて
その幕がまた一瞬にザーッと引かれた瞬間に
シーザー登場玉座みたいな
演出がなされていて
だから本当に一旦自分の視界が真っ赤に染まって
一気に取り払われた瞬間に
そこに王様を見るっていうので
あれでうわーってテンション上がっていくとか
っていうのを綿密に組み合わせて
その群衆心理というか
そうだよねしかも一階の人たちは
そういう気持ちになるし
2階から見てる人たちは
それを俯瞰で見てるから
その群衆という
群衆役のお客さん込みの物語として見るわけで
その2つの見方ができるものを
一所でやってるっていう
さらにね
ナショナルシアターライブ
私たちが見たバージョンだと
あのほんま映画みたいに
なんか本来セイクスピア劇では
群衆っていないっていうか
多分よくあるのは
舞台の真ん中にドドンって玉座があって
そこでこっち側に群衆がいるて
っていうのでさ
お客様を見なしてとかね
けどいるしみたいな
あれがもう非常に
だから現代劇にしてるから
普通の今の服装のお客さんたちがいても
36:01
全然おかしくないっていうのも含めて
3つの見方ができるっていうね
しかもタダで雇える
なんならお金を払ってくれる
いやほんまやね
上手いこと商売しよったな
私さ
ユッコちゃんわかる
あのね
私たちのお友達のユッコちゃんっていう
あの米美少さんのファンのね
英国好きの子がいるんだけど
ユッコちゃんは見たのかなと思ってさ
あのそのツイッターでね話をしてたらね
まぁ見てないって言って
も見に行けばよかったって言って
そうやなーって言って
だってあの米美少さんと共演できる権利を
ミスミス残してしまったって
めっちゃほんまや共演やと思って
しかもね本当に至近距離で演じられていたのでね
あんなん1回席で見てたら
私米美少と共演したことあるよって
一緒のシーンに出てたんだ
全然いいよ
あの群衆シーン
あ出た出たみたいな
あれはもうご覧になった方達は共演したって言っても
もう全然許されると思う
あのスクヒに出たんだよ
私お金を払ってねって
本当そう本当そう
本来ねエキストラ募集みたいな
でお弁当出ますとか交通費でとか
1日拘束いくらみたいな
普通は出るんですけど
新しく出すんですよ
すごいよねでも出してくれる人やから
より参加めっちゃしてくれるよね
作品参加券みたいなもんだよね
そういうことだよね
あのチケットに関しては
だからさもうなんかいろいろ新しすぎて
もう良かった
まあその舞台がどんどん変化していくっていうのも
思いもかけないところから
次はリビングのシーンですってなったら
本当に広い床がどんどん競り上がってきて
まあまあ結構緻密なね舞台セット
ソファーを置いて椅子を置いてみたいなのも
わざわざどっから出したんだいっていう
あれ全然わからなかった
どっから出したのか
どういうシステムなのか
本当に未だにわからない
あんなにお客さんがいるところだから
1回奈落に持って行くわけにはいかないし
ゴロゴロ運んできてたのかなと思うけど
それをどんどん
書斎だったら自分のテーブル
結構ライティングディスクみたいな
大きいのを持ってきて
リビングだったらソファー
でその後また別の部屋になったらね
別のソファー運んできてとかって
いうのも結構頻繁にやってたから
なんかこの作品のステージマネージャーさん
舞台監督さん日本というところね
たくさんの人を動かした経験のある方っていうので
そういう方が抜擢されたらしいですよ
39:04
いやだってあれ万が一のことが起こった時
どう収拾つけんのさって
出演者7、800人の舞台っていうのはないと思うんですよ
1万人の台区ぐらい
そういう時期ですね
だから大変やったら
舞台監督さんの思いを想像すると
もう吐きそうです
毎日毎日ほんまに吐きそうになるやろなって思うけど
万が一のことが起こってはいけないんだよ
お客様の良心に委ねるしかないけれど
あんなに至近距離で
デビッド・モリシーさんとか
ベンビーショーさんが喋っててってなって
すい手を伸ばしてしまう人がいるんじゃないかとかね
舞台を囲っている時にね
下から競り上がってきた舞台に
本当にゼロ距離でお客さんがいるわけじゃない
そのゼロ距離のお客さんの多くが
舞台に持たれて
肘ついて見てるっていうのが
微笑ましくもあり
あっOKなんだみたいな
もうそれは止められないわね
舞台に近づかないでくださいとかさ
普通になるやん
あんなん5発と舞台上に
だってさ考えて考えて
見てます舞台見てます座ってます
一列目にいるとしよう
一列目にいるけど
もうちょっと前で見たいなと思って
ちょっとこう一歩前に出てね
肘ついて見るってさありえなくない
でもあれOKなんで
止める術ないんだと思うんだけどね
いやでも面白い
なんかさ日本人やったら絶対あれしないと思う
多分ある程度一定の距離を置いてしまうと思う
無条件に
そうだよねでもそれをなんか
でもそれをリラックスして
許す雰囲気でもあるのよ
やっぱりそのバンドの演奏中に
フリッシーさんが出てきて
わざとブワーって
俺この曲知ってんねんって
一緒に盛り上がろうぜとかって
わざとEに出てきてて
お客さんをどんどん巻き込んでいくとか
っていう演出にももちろんなってたんやけど
そうやってお客さんが
もうあのそういう舞台の
本当に無意識にやっちゃいけないことも
ちょっと一回取っ払おうやみたいなところは
ちょっとあるんかもね
あとはさその後に
ジュリアスシーザーさん
凱旋登場ってなるんだけど
登場しながらその群集をかき分けてね
バーって一歩の道ができて
そこで両側のお客さんとも握手しながら
やーやーやーみたいな感じでさ
ありがとうありがとう
あいいんだ触ってみたいな感じもあるし
なんかそのすごく上手いよね
そのお客さん側にどこまでやっていいんだよ
むしろここまでやってほしいみたいな
こんな感じで参加してほしいっていうのが
たぶん事前にちゃんと伝わってるっていうか
42:00
それは決してその神でね
皆様のお願いって書かれた神が
触らないでください
でも握手は求められたら応じてください
配られてたとは思わないんだけど
でもなんかそれをおそらくは
その最初の30分の間
ね曲入れの段階で
きっとうまいこと伝えたっていうか
どんどんこうなんですよ
こうなんですよって言葉の外からね
雰囲気でかもしていったんかなと思うけど
いやーでも本当になんというか
よくやりよったなと
すごい面白かった
なんか最初はちょっと
まあよくあるパターンのやつやなー
とか思ってたんだけど
歌を開けてみたら
もうそれを突き抜けてね
むちゃくちゃやって
思ってた以上にやってくれたし
しかも思ってた以上に
ちゃんとシェイクスピアだったから
そのセリフもね
短くはなったかもしれないけど
ちゃんとさシェイクスピアらしい
なんかいらんとこもね
周り苦手だったりとか
いつまでローローと歌い上げるね
みたいなねところとかもちょっとあったんだけど
それは逆にちょっとシェイクスピアらしさが
ちゃんと残ってて
ホッとするというか
大演説大会
そうだねそうだね
でもそれも本当にリアルに
文章に語りかけるシーンなので
それが目の前にいる状態で
っていうのを参加することもできるし
作品として後ろから見ることもできるっていうのは
素晴らしいなって
あとなんかやっぱり
ニコラスハイトナーさんの上手さなんかなって思ったんやけど
ハムレットとか見た時にも思った
オッセローもかな思ったけど
その登場人物の気持ちに共感させてくれる演出っていうか
今回もそのブルータスたちのシーンとか見てる時は
ブルータスにめっちゃ共感するっていうか
そうだよねそうだよねみたいな
そっちした方がいいんちゃうって思うし
シーザーさん出てきたら
シーザーさんにおーって思うし
あの誰?モリッシーさんがやってた役ね
アントニーさんか
アントニーさんの演説聞いたらそれはそれで
ああほんま確かおっしゃる通りとかと思うし
なんかこうさ見てるこっちも
それぞれの話の内容に
つい説得されちゃうっていうか
2時間ぐらい足らずの間に
私もブルータス派
全人類に搬送したよね
ジョリアスシーザー派アントニー派キャッシー派
もう全部にね
私とりあえず一通り渡り歩いた
なんか最初から最後まで一貫して
ブルータスって感じでは全然なくて
そうだそうだシーザーなんてやっちまえ
なんて思っていながらもシーザー派になると
お葬式のシーンがとても悲しいものになるっていう
45:00
なんて人なくしてしまったのみたいな
ああなんてこと
ってなるしっていう全人類の気持ちを
でもそうか群衆心理ってそうか
という気持ちにもなるのよね
やっぱりその世上に流されるというか
一度こっちの感情に傾いたら
全員がそっちにどんどん転がって
いってしまってっていうことが
時代の不死命っていうことももちろん大きいんだけれど
ずっと2点3点4点5点みたいなところに
だから本当に自分だけで見てる作品ではないので
あの700人の1階席のローマ市民たちが
言っているおかげで
それが本当に何倍にも増幅して
それが本当に豚の力だなと思うんだけど
実際にそれを私たちと同じように感じてる人たちが
700人いるからお互いにそれが増幅しあって
もう芝居を一緒によくしてくれるっていう
だからあれさ日によっていろんな
いろんな舞台出来上がると思うね
ちょっと今日ブルータス派多いなみたいな
そうやねあれちょっと半巻買っちまってんぞ
そう負けちゃいかんみたいな
ブルータス派巻き返せみたいなところあるんやろなって
絶対あると思うんだよね
芝居は生物とはよく言ったものだよって
あの作品に関しては本当に
他の作品の2倍3倍そう思うんじゃねえかと
そうだね
いつも言ってることなんですけど
現地で見たかった芝居やね
参加してみたかったな
もし楽器にも再演とかいうことがあったら
本当にぜひこれは見に行ってみたい舞台だなと
ただ舞台関係者の方々はもうやめてくれって言うと思うよ
いやもう私だから2、3回見に行きたい
1回で参加して2回から見て
でもう1回1回で参加するの3回
多分ねそれが一番楽しいんだろうなとは思うけど
いやまたあの舞台するのかもう嫌だよあの遊戯王って
昨日もさギリギリだったんだよみたいな
あのシーンがさあそこがさあ出れないんだよねみたいな
間に合わないねみたいな
普通の舞台の展開だったらね
まあちょっと小危険なこともあるけれど
ちょっとあそこでソファずれてたなとかで済むんやろうけど
ちょっとあのお客さん2、3人取りこぼしそうになって
舞台の上あげてもうたわってなったら偉いことやからね
あとさあ途中で気分悪くなったりとか
トイレ行きたいとかってお客さん
本当にいたと思う
あんだけビール飲んでたら
おるからその人たちをね
誘導してそしてまた返していかないといけないし
とにかくもう絶対言えることは
2人連れ3人連れで行ったとしても
はぐれますってことだけは言える
それちょっと思ったよね
絶対私と水口の間を誘導員さんがかけ分けて行って
48:03
ブルータスさんが通ってきてとか
ここで私らが引き裂かれた間を
シーザーが合戦みたいなことになって
終わってからさて水口ってなるよね
もうラッキーにそこで分断されなかったとしても
もう最後の戦争シーンにおいては
もう多分あれはねはぐれたね
離れ離れだって
もうありとあらゆるところからさ
いろんなものが下からさ出てきて
ていうかあの今まで私たちの移動場所
やったところがさ
ほとんど全部部隊になっちゃってさ
戦場に変わってたからね
もう多分はぐれるねあれは
まあいっかって
後でLINEするってなるね
みたいなねだから
本当に誘導のスタッフさんだったりとかっていうのも
ものすごくピリピリだったと思うし
なんでさ下からすり上がってくる部隊に
うっかりお客さん乗ってたらどうなる?
部隊にあげちゃったんだよ
お兄さんにごめん
降ろすには高くてさ
やっべあれだって
あと5秒あったら降ろせて
あそこバテンゆっくりにせいぜい
みたいな話はしてたかもしれないね
あるよねあるし
いろいろ考えれば考えるほど
なんかもう楽しい部隊やなって思うんですが
エキサイティングですが
いやーまあ良かったね
面白かったねやっぱり
そういう巻き込み型部隊っていうことも
もちろんなんだけど
お芝居としても
なんかそのニコラスハイトの監督がすごいなって
現代に持ってくる意味みたいなのをね
ちゃんとしっかり管理させてくれるなと思って
いったんかけど過不足のない舞台
最高みずみずしい舞台だねあれは
丁寧だなあと思うし
やっぱそのローマの物語なんだけど
演じてるのがイギリスの役者さんで
現代だからなのかな特にかな
まあいろんな人種の方を
わざと出していらっしゃるんだと思うけど
もう本当になんていうか
ワールドワイドな舞台になっているなぁと思ったんだけど
それがロンドンにしか見えなくて
ローマのイタリアの地名が出てくるのが
ちょっと違和感に感じるほど
今のロンドンの祝図だなって
思わせるように作ってらっしゃるのかなって
そうだね
でもやっぱりそれでもやっぱり
優秀心理っていうのは変わらなくて
どこで起こっても不思議ではない物語なんだっていうところも
すごく身近に感じる理由なのかなっていう気はしたかな
いやもう本当に大満足の一本でございました
51:01
はいというわけでですね
舞台のことを話して終わったけどね
ジョリアスシーザーの感想を言ったつもりよ
あそうなんとなくもう本当にね
なんか壮大なマスゲームを見ているような感じで
本当にねそんな感じね
そんな感じかな
はい2018年最後を飾る作品としてふさわしかったね
いやほんまにね
アシナルシアターライブさん2019年も楽しみにしております
ラインナップ決めてください
ほんまに
なんかさいつも1,2,3月はちょっとこうあんま何もなくて
4月から急にゴンゴンゴンって入ってくるから
いやめちゃくちゃ嬉しいんですけど
なんでもあのちょっとバランケてくれると
てか1月から見れると嬉しいなって思いながら
まあないかな今の時点でまだ発表していないってことは
ないかなとは思いますが
あとは上映感減らさないでください
そうやね関西今1巻しかないから
大阪でしか見れないので
いやほんまにあの減らさないでください
はいでもね東京は満席で
見れなかったっていう方もいらしたぐらいなので
ねもうちょっと東京を増やしていただいて
で関西もちょっともう1巻ぐらいね
増やしていただけると東方だったら嬉しい
でちょっとこうねつぶやきながら
ちょっとお知らせさせていただいてよろしいですか
はい12月となっておりますけれども
はいマフタのお知らせでございます
はいそんな季節でございます
マフタこちらはですね
妄想ロンドン会議的アカデミオフフィルム
アンドシアターアーツということで
その年に見た英国的映画と舞台作品の
1位を決めようという
もう2016年からの年末高齢行事でございます
ブレー高齢行事
そうあのこちらはの本家のバフタにかけてましてね
はいバフタは
ザブリティッシュアカデミーオブフィルム
アンドテレビジョンアーツなんですよね
まあえっと英国アカデミー賞と呼ばれるものですけれども
これが今年からですね見ただけじゃなくて
この妄想ロンドン会議でレビューしたもの
あのルールはね私たちの勝手なんで
どんどん変えていきます
公開年は問わずっていうね
今年レビューした作品っていうのが
エントリーするっていうことなんだけど
はいちょっと何がエントリーしてるか見ていきましょうか
映画のエントリーですね
キングスマンゴールデンサークル
パディントン2
スリービルボード
ウィストンチャーチェル
人生はシネマティック
ウィストンチャーチェルってタイトルだったっけ
まあいいや
ボブという名の猫幸せのハイタッチ
ウィストンチャーチェル
ヒトラー
世界を救った男
ごめんなさいちょっと短くしちゃいましたね
54:01
ウィストンチャーチェルの続きで
人生はシネマティック
ボブという名の猫幸せのハイタッチ
否定と肯定
プーと大人になった僕
ボヘミアンラプソディ
ここまでで9本ですね
もしかしたらまだレビューしてない作品があるので
増えるかもしれません
はいそして舞台作品のエントリー
こちら主にナショナルシアターライブでございます
エンジェルスインアメリカ
ローゼンクラウンズとギルデンスターンは死んだ
アマデウス
イエルマン
フォリーズ
ヤングマルクス
ジュリアスシーザー
そしてマシューボーのシンデレラ
の8作品でございます
この中でですね
作品賞
主演俳優賞
演出賞
演出し
演出中賞
演出賞
などなど決めていきますので
よかったら皆さんの真蓋
今年見てよかった作品
というのも教えていただけると嬉しいです
もうあのこのラインナップに入ってようが入ってまいが
全然大丈夫でございます
構いません
皆様の今年の一本を
そうですね
教えていただければ嬉しいですね
twitter
インスタグラム
メールなどどの方法でも構いません
はいというわけで
妄想ロンドン会議では
真蓋のおすすめの作品含めて
お便り募集しております
twitterでハッシュタグ
妄想ロンドン会議をつけて
つぶえていただくか
直接私たちにリプライください
インスタグラムのDMですとか
あとメールでも募集しております
メールアドレスは
妄想ロンドン
あっとマークgmail.com
m o s o l o n d o n
あっとマークgmail.comまでお送りください
今年もあと残すところわずかですね
わずかになりましたね
あ津波子真蓋の放送配信は
12月の最終週の火曜と金曜に
まず舞台そして映画
どういうふうに思っております
たぶんねたぶんです
っていう感じなので
映画的にはね
あとあのあれが見たいんだよね
ディケンズのやつ
あークリスマス
なんとかキャロルじゃないわ
そうなんとかの奇跡みたいな
クリスマスの奇跡みたいな
ちょっともうなに
ウロすぎやろって感じなんですけど
あと無理矢理エントリーさせたい作品はあるんですよ
えっとピーターラビット
知ってる知ってる
だからそのあたりのレビューが
それまでにちょっとできたらいいなと思いながら
書き足になるかもしれませんが
ちょっとね挑んでいきたいと思います
最後まで
なのでそんな感じで
私たち2人だけで
真蓋に皆さんも参加していただけたら
嬉しいなと思います
はいというわけで
今日はこのあたりでお別れしたいと思います
ありがとうございました
56:47

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