1. 妄想ロンドン会議
  2. 第340回:デヴィッド・テナン..
2025-04-25 36:59

第340回:デヴィッド・テナント主演『マクベス』レビュー

Skypeがサービス終了ということで、Zoomでの収録に切り替えた私たちです。完全無料で何時間でも話せていたSkypeとは違って、Zoomのタイムリミットは40分!舞台レビューといえば1時間越えが常だった我らは果たして、40分で話を終えることができるのか…!?
▶︎"What's 妄想ロンドン会議?:日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。▶︎X (旧twitter):twitter.com/mosolondon ▶︎MAIL:mosolondon@gmail.com

サマリー

デヴィッド・テナントが主演する『マクベス』がロンドンのドンマウェアハウスで上演され、大人気を博しています。この作品は、権力を求める男の悲劇を描き、観客を引き込む独自の演出が特徴です。レビューでは、舞台の独自の演出や映像技術が観客に与える影響について語られています。特に、カメラ目線やヘッドホンを用いた演出が、観客との距離感をどのように感じさせるかが討論され、テナントの演技力がこの作品の魅力を引き立てています。また、独特な演出が作品の深みを引き立てています。ストップモーションや心象風景の表現があり、シェイクスピアのセリフを通じて観客は様々な情景をイメージします。

収録の開始とイントロダクション
第340回、妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
はい、えーとですね、スカイプ終了ということで。
あー、ビビったビビった。
私たちZoomに移ってまいりましたね。
今Zoomで収録をしているんですけれども、
お久しぶりでございます。
ご無沙汰しております。
お久しぶりです。元気です。
めちゃめちゃ元気なんですけど、
音声だけで繋いでたやつが、今無駄に絵も見えているけれど、
誰も映ってないっていうね、そんな環境で。
私たちの顔は見ずに喋ってますので、
これ普通ね、お互いの顔を見ながらきっと話してるんだろうなーって
ご想像されていると思いますけれども、
私たちノーフェイスでございます。
ただの電話です。
というわけで、40分で切れるそうなんでね、
ちょっとシャクッといかないと。
これね、無料だと40分なので、
私たちの話が長くなっちゃうという、
そういうどうしても嫌いがございますので、
むしろこれはいいんじゃないかということでね、
40分というタイミングで。
もう3分ぐらい過ぎてるわ。
私測ってるんですけど。
しばらくこれでいきますよ。
『マクベス』の演出とキャスト
はい、というわけでですね、
本日久々のこちらレビューでございます。
どんまウェアハウスで上演されました、
マクベスですね。
デビッド・テナントさん。
週刊誌でも入れとこやな。
そうです。
これはいつだったかなー、
2025年2月あたりでございますかね。
おそらくその時にスクリーニング上映されていたやつでございます。
懐かしい。
ちんちゃんも見たよね。
見ました。見たんですけど、
記憶が定かではっていうのを、
今頑張って必死に思い出そうとしてます。
でも大丈夫、覚えてる覚えてる。
覚えてる?
覚えてるかな。
というわけで、
こちらですね、
私たちがいつもレビューしている
ナショナルシアターライブではない方のですね。
そうだね。
なぜこれが急に上映されることになったのか、
私には分からないんですけれども、
ありがたいことです。
今年の2024年1月にロンドンは
どんまウェアハウスで上演された
このマクベスですね。
もうソールドアウトですよ、現地でも。
だってデビッドテナントのマクベス見たくない人います?
いや、本当に。
どうなんです?
いないと思う。
マクベスっていう作品自体が
やっぱり人気あるんやろうなっていう感じもするしさ。
そうだね。
はい、マクベスね、
こちらは言わずと知れた
シェイクスピア先生のですね、
作品でございまして。
シェイクスピアさんの三大悲劇のうちの一つだよね。
四大悲劇じゃなくて。
間違えた、四大悲劇。
四大悲劇のうちの一つでございますね。
はい。
で、あの有名な、
どんなお話っていうのをね、
一言でお伝えしますとですね、
あの、
じゃあしんちゃんお願いしよう。
魔女が出てきて、
おじさんがおじさんと
疑心暗鬼で殺し合う話。
そうですね。
要はですね、
魔女に予言をされて、
あれ、俺ってもしかしてちょっと偉くなれるかもって
思っちゃった主人公がですね、
あいつを倒したら俺は偉くなる。
あいつを倒したら俺は偉くなる。
これを知られてはいけない。
こいつも殺しちゃえってことで
いろんな人を殺しまくって、
最後に気が狂ってですね、
気が狂ってたらダメなんだったっけ?
それはいいのか。
全然大丈夫ですね。
大丈夫なやつですね。
はい。
で、それで最後にもうちょっとこう
落ちていってしまうというね、
そういうお話でございます。
あってますか?
あってます。
そこに奥さんが絡んできたりとか、
いろいろね。
要は権力争いのお話ですね。
そうですね。
はい。
初めからこれ読めよって感じなんですけれども、
私の手元にですね、パンフレットございます。
ありがたや、ありがたや。
読ませていただきますね。
はい、こちらですね。
権力のために罪を犯した人間の悲劇を描いた
シェイクスピアのマクベスを
装いも新たにお送りしますということで、
こちらですね、演出を手掛けましたのが、
ライフ・オブ・パイの演出、
ナショナルシアターライブのね。
はいはいはい。
これでローレンス・オリビエ賞と
トニー賞の演出家賞にノミネートされました
マックス・ウーヴスターさん。
こちらが演出をされております。
そしてですね、我らがマクベス。
今のはーはなに?拾ったほうがいい?これ。
そういうことかと思った?
いや、印象が違うな。
違うよね。
わかる?
全然違うよね。
まあどう違うのかっていうのはちょっとね、
後でお話に出てくるかと思いますが、
そうなの?私もそうなんだと思ってびっくりしたんだけど、
びっくりした。
もう一個びっくりすることに、
おそらくは次回かその次ぐらいに、
これまたちょっと遅れ気味でね、
ナショナルシアターライブで
最近上映されておりました
真面目が肝心というプログラムがあるんですけれども、
それをですね、私先日見に行きまして、
これもまたね、レビューしようと思うんですが、
実はこの作品も同じ演出家さんなんです。
はーすごい、ぶつけてきたの?
いや、ぶつけたのかたまたまなのか、
それはわからないです。
わからないけど、すごく、
これね、3本を見た方は、
えーって思われるかもしれないけれども、
集中の事実だったらごめんなさいね。
本当に全然違う演出の雰囲気というか、
3つとも。
なんか共通項が見出すのがちょっと難しいぐらいの、
雰囲気が違う3本なので、
へーって私もなりました。
だからその真茶の歯っていうのもちょっとわかる。
今すごい飛ぶ鳥落とす演出家さんなのかな?
きっとそういう事じゃない?
一時期のイボバンホーベさんレベルかしら。
一時期のって今は多分そういう所じゃないんだよね。
違う、どこ見てもイボバンホーベさんが来てたからさ、
またイボバンホーベ?みたいな、そうそうそう。
なのでちょっとマックスウェブスターさんが今ちょっと、
日本で話題なのかもしれません。
マックスでウェブでスターやからすごい名前やね。
ウェブでスターがちょっとよくわかんないけど。
インターネット世界あまり。
そうね、ごめんなさい。
これで40分しかないと思ったらさ、なんか気がせいていかんねえ。
ほんとに余計なこと言うね。
私落ち着くね。
そしてですね、我らがマックスウェブスター、主人公ですね。
野心に取り憑かれ主君を殺して王位を奪取するも不安と疑心暗鬼に苛まれて、
演出と映像の体験
やがて破滅していくという武将マックスウェブスターを、
こちらがですね、デビット・テナントさん演じられております。
ドクター風の10代目ドクターですね。
いろんなもんで過ぎててもうよくわかんないな。
とりあえずこれが一番通り名としては通じやすいかなと思いまして。
国民的人気俳優になったきっかけなんやろうね。
大俳優だと思います。
すごい。
そしてマックスウェブスターの教皇を後押しする妻を
クッシュジャンボさんが務められております。
グッドワイフにご出演されていたということです。
私これを見てないんだよね。
そうなのよ。
人気者2人やったってことやね。
そうそうそうそう。
その2人ですよ。
本当にシークスペアの作品っていうのは何回も何回も上演されてきて
いろんな形で上演されてきましたけれども
今回はドンマウェアハウスの記録映像で
これは座席数251席なんですね。
すごく人気が出たので
ハロルド・ピンター劇場
こちら座席数800
こちらにトランスファーしたっていうことなんですね。
もう興行収入記録塗り替えまくり大ヒットチケット完売ということで。
そりゃそうでしょ。
大人気の人がいっぱい出てたということやもんね。
そうなの。
でね、こちら
実は私とちんちゃん見終わった後にお互い
これ別々のタイミングで見に行ったんですけど
なので
LINEとかでね
見たよって報告し合うわけです。
その時に見たよすごい良かった
良かったけど
っていうところがございまして
はい
それがね
私その時ちゃんとパンフレット読んでなかったので
わからなかったんですけど
先に言っちゃいますが答えが書いておりました。
これね、この作品がどのようにして撮影されたのか
ということなんですけれども
それくらい
こちらですね
映画館での公開用に特別に撮影された映像で
ご覧いただけますと記載がございます。
複数のカメラアングルとクローズアップ
さらに臨場感を増える
5.1シネマサラウンドと
相まって
サラウンドサウンドと相まって
観客を登場人物の心の中へと
入り込ませる魅力もということでね
ちょっとね
そうなんですよ
これ早速中身の方のお話に入っていこうと思うんですけれども
ネタバレでございます。
いつものように
見たことがない方も
見た気持ちになれるような
レビューを心掛けていきたいと思いますので
よかったらお楽しみいただけたらと思います。
これ
どこからお話ししましょうかね
まずは舞台の作りからお話ししたいと思います。
舞台
こちら251席という
その数字の通り
めちゃくちゃ
どう考えても小さいな
ここの会場っていうのが明らかにわかる
映像から始まりますというのも
もうそのですね
スクリーンの真ん中に
正方形の真っ白い
3メートル
5メートルかける5メートル
3メートルかける3メートル
3メートルはないやろうけど
5くらいはある
5くらい
相当ちっちゃいね
そうですね
3軒四方くらいのといったらよろしいでしょうか
舞台用語が出てきたけど
ちょっとでかくなったよ
ちょっとだけね
そう
ぐらいの真っ白な正方形の
上に何も乗っていません
っていう
そういうところから始まります
そこでですね
おやおやって思うわけですね
真ん中にたらい
これ最初からいたっけたらいさん
たらいいたね
いたよね
すいませんだいぶ昔の
数ヶ月前の記憶を今たどり着いて
話していまして申し訳ないんですけど
そこにですね
天井からですね
ポタポタと血が滴って
くるわけでございますね
ここの時点で私はあれってなるわけよ
あれ
このアングルなんやろうって思ったし
あれこれ
思ったよね
私は記録映像を見に行ってると思ってたので
なんかその
記録
そのお客さんが入った状態で
上演してるその姿を
記録した映像を
見れると思っていったら
あれどうやら違うぞってここで
思い始めたわけですしんちゃんもそうだった?
なんか
あれ私が見に行ったっけ
って一瞬だった
そうだよねそうだよね
そこにテナントさんが現れましてですね
はい
現れたよね
忘れすぎじゃない?
チビ泥で現れたね
手を洗うんだよね
うん
ちょっと象徴的な
感じから始まる
わけなんですけれども
あのねそういう感じの
あれって思う瞬間が
いくつもある舞台でして
これこの順番で話すの
合ってんのかなどうなのかなちょっと
わかんなくなってきちゃった大丈夫?
いやあの
違和感から入ってて
違和感を持ちながら見てて
ただその演奏のために
撮られてるっていう
映画館で見るために撮られてるってことを
知らなくてどういう状況なんやろう
っていうのを
もう推測しながら
独特な演出の体験
見てるからこっちもむちゃくちゃ暗中模索で
そうなのよね
無観客でやってる?
思った思った
白い5メートル四方の
四角の周りに
おそらく観客いるはずなんだけど
照明落ちてるからさ
映らないんだよねそこが
もしかしてこれ誰もいない
この映像を撮るためだけに
今演技してるのかなとか
すごいそれが気になっちゃって
気になっちゃって
特に
このね
作品の素晴らしいところ
でもあったんだけれども
その
5メートル四方の白い
真四角の舞台の上に
何もセットがなくて
人が
マクベスがね
シェイクスピアなのでマクベスさんだったり奥さんだったり
いろんな登場人物がですね
心の内を
トロするわけね
独白
独白ってやつです
あのその時にね
カメラ目線になるのよ
そう
それがもうなんか
ギョッとしちゃって
あれって
しかも相当なドアアップでね
そうしかも相当な回数
待って独白ばっかりやもん
ずーっとマクベスひとりごと言ってるもんね
それはそうです
言葉のほうが独白の人やね
そうね
それがねキワだった
うん
そうなんだよ
ところの違和感から入って
一人で
戦が終わって
手についた血を洗い流しながら
今の
自分の心情とか
荒くれている心を
トロして
幕が開いたら他のキャストも
出てきて
お客さんの姿も
映るから
普通に劇場なんやって思って
そっからはお芝居として見れんねんけど
見れた見れた
たまにインサートで入るように
独白がドアアップで
私に向かって
語りかけてくるっていう
のがちょいちょい入ってくるから
ちょっとそこで現実に戻されるというか
そうなんだよ
やっぱりこの演出なんや
っていう中で
演劇を見ているっていう不思議な体験をして
そうなんだよ
これは完全に好みの問題だと思うんだけど
私はこれが入ると
ちょっと冷めちゃうんだよね
不思議なもんだよね
なんでだろうね
わからないんだけど
いや私もね
ダメやったの
原因を考えて
もちろん
そういう演出をしてない
普通にリビットテナントさんが
毎晩演じてらっしゃる
マクベスでも同じセリフはあるわけで
おそらく舞台に
一人ポツンと立って
虚空を見つめたりとか
客席のどこかを見ながら
喋ってるわけで
そこに私が観客として
座ってたらさ
私と目が合うことなんか
多分ないと思うのね
250分の1なんだから
あったとしても気づけないし
ただ独白中
私に向かって話しかけてる
って思えると思うんだよ
1対1で独白を聞いてる
マクベスの気持ちを聞いてる
気持ちにもちろんなると思うんだけど
映像で
私だけに向かって語りかけてくる
めっちゃ目線ある
誰に向かって喋ってるか分からんかった
分かる分かる
何言ってんやろこのおっちゃん
なんかつらそうやけど
大丈夫?って思ってるけど
なんか自分の方に
セリフが飛んでこなくて
痛みを共感できなくて
不思議な体験やな
演出に対する意見
と思って
この人多分私に向かって喋ってんねんけど
客席で250分の1の方が
なんぼか私独占してるよな
これはね
すごく分かる
私はもうなんか
なんだろう
カメラ目線が
飛んできた瞬間さ
なんていうのかな
この人今カメラ見てんだなって
思っちゃって喋るのよね
なんかここを見て
そして映画館の
お客さんに向かって
その
なんだろう
言葉を飛ばすじゃないけど
何かを伝えるっていうことを
しているというその状況が
想像されちゃって逆に
冷めるみたいな
素直に全く素直に
受け取れなくて
なんかね
パンフレットで
対談が載っていたんだけれども
河合翔一郎さんと
柏木翔子さん
日本語字幕担当されてた
柏木さんとあと英語文学者の
河合先生なんですけども
そのお二人が話されている中で
今回の
なんだろうな
カメラ目線やクローズアップが
対応されていて
演劇に慣れていない人でも入りやすいように
作られていると感じたっていう風に
書いてあって
確かにそうか
そういう風にも
捉えることができるんだなって
思ったんだけどちょっと私は
なんかやっぱり
そのまんまの記録を
出みたかった
なんかねその時にまたそこのカットだけ
わざわざ撮り直してるってことやんか
綺麗に繋いで貼ったけどね
それはその劇場で
カメラめっちゃ近づきますよっていう
前提の
会議を設けたのか
そこだけ
アップのところだけ別撮りしたのかどっちなんやろなって
ずっと考えてて
別撮りやと思いますね
そうそうそうそう
それって
めっちゃねそんなこと考えなくて
いいかもしれないんだけど
じゃあ私が見たやつ偽物じゃんって
偽物ってないねんけど
ただね
デビットテナントよ
そうなの
舞台も映画も
テレビドラマも
全てを
その場で
芝居を変えて
順応してきて
卓越した演技力を見せてくれる
あの方がやってこれかって思って
あー確かに
なんかやらされちゃったよね
あーもったいないと思って
生のさ
そのまんまの裸のデビットテナントくれよって
思っちゃってもったいない
舞台版でいいね
多分そこでテレビ版に切り替えたんかな
わかんない
テレテナに切り替えたんかな
テレテナって何
やめてくれる
いやでもほんとそうなのよ
なんかねそれがねもったいなかった
もう
こればっかり喋ってたらさ
時間がなくなるからさ
このぐらいにしようと思うんだけど
っていうのがこれがもったいなかったって思える
ぐらい私このマクベスは
今までそんなたくさん
見てきてないけど
全ての今まで私が見てきたマクベスの中で
一番良かったなと思ったの
わかりやすかった
わかりやすいし
マクベスってこういう話だったんだなっていうのが
すごくよく伝わってきた
そう
わかるわと思って
すごくシンプルで
現代風の衣装を着ていたり
音楽がちょっと
ケルトミュージックなのかな
スコットランドもやっぱり意識した
演出が入ってて
でも
ほんまに死ぬほど人数が
出てくるわけではなく限られた人数で
生演奏やったもんね
そう生演奏で
たまに演奏者の人も
雑踏とかには
出てきてたみたいやけど
参加されてて
すごくスタイリッシュで
シンプルで
好感の持てる舞台だったんだよね
そうなのよ
舞台機構としては
真ん中にね
お客さんは
この字型に座ってらして
Uの字って言ったらいいのかな
エプロンステージ
エプロンステージそうだね
その誰も座ってない側に
実は
最初は気づかなかったけれども
なんて言ったらいいのかな
アクリル板なのかなあれ
大きなね
ドーンと仕切りがあって
その奥一段上がっていて
そこに
音楽を奏でる人たちが
並んでいて
そこもセットの一部として
演者が行き来したりとか
最後にはどうやったかわからへんけれども
森が出てきたりとかね
すごいなと思ったけど
すごいなと思った
どうやったんかなと思って
そう
お金かかってないんかと思いきや
すげーなっていう
あとさ
未確認のままなんだけど
おそらく
観客たちはみんな
ヘッドホンをつけていて
ヘッドホンつけてるね
ささやき
が直接
耳に届くみたいな
そういう演出になってたんですね
私ね
ちょっとそれも
いらん演出なんちゃうんと思いながら
それは体験してないので現地で
なんとも言えないんだけれども
魔女の声だったりとか
そういう
ちょっと距離感近いような
喋り方してたのが
空間に響くわけではなく耳元で
そうそうそうそうそう
そうなのそうなの
なのでそういうちょっと
ひねった演出を
入れてる作品
ではあるので
ちょっと映像でも
ひねろうと思ったのかもしれないなって
ちょっとこうね
好意的な見方
本当にその演出方法として
舞台の演出
ではないところで
好き嫌いが分かれるなっていう
舞台の
役者さんがどう動いてとかさ
音楽がどう動いてとか
っていうところではない
技巧的なところで
これいるとかって
思っちゃう人がいる
耳元で聞こえるとかさ
そうだねそうだね
舞台
もったいねえなあ
ここに書いてますね
このマックセブスターさんなんですけど
演出家のね
彼は俳優の
身体性を重視し
視覚的聴覚的な可能性を探るのが
得意な演出家だと
今回はマクベスの
心象風景を具現化した演出
が特徴的だったと
今のテナントさんの良さを
存分に引き出したということで
戦場帰りの兵士が
頭の中で声を聞くようになった
というその
PTSDの体験
そのもとにですね
今回声に焦点を当てるべく
立体音響を採用し
観客はヘッドホンを装着して
鑑賞したと
もともとね
テナントさんロイヤルシェイクスピア
カンパニーの
舞台
出られてまして
シェイクスピアだった?
それではない?
出てただけ?
ダインさんじゃねえの?
ダインさんだったと思うんです
だったと思うんですよ
ごめんなさいしさだかじゃなくて
今ふわっと喋ってるんですけど
とにかくシェイクスピア
俳優としては本当に
わかんない
『マクベス』の全体的な評価
カンパニーの一員
シェイクスピアお得意なんです
シェイクスピア俳優としてはとてもとても
有名でいらして
彼だからこそ
この技術によって
さらに自然発生的な
セリフ回しが可能になったと
書いております
だそうです
テナントさんがとにかくすごいの
何がすごいって
ちょっと鼻についたというか
気になっちゃった演出っていうのが
あったんだけど
お話してしまったので申し訳ないなと
思うんだけども
彼がいかにすごいかっていうのを
感じさせないぐらい
頑張ってるなとか
そういうレベルじゃない
次元にいるおかげで
このマクベス今までより一番
面白いぞって思わせることができたのは
彼の力があってこそだなと
それを感じさせない
頑張ってない
等身大
等身大ってどういうことだねって話じゃないけど
等身大の王様
見たことないけどね
等身大の王様とかね
ほんとそう
どんどん悲しくなって嫌われていくんですよ
かわいそうで
でもやっぱ
悪いことしてたもんね
それはね
人を殺してのしやがろうとしてたし
疑心暗鬼で
いろいろ
格作してたのでよくないんだけど
なんかめっちゃ仲良しの人とかもね
殺しちゃったりとかしてさ
嘘心をね
よくない
話飛ばしますよ
せいてるわけではなくて
話飛ばしますよ
マイケルファスベンダーさんのマクベスと
比較してしまったね
そう私たちの
UKマクベスが
マイケルファスベンダー版やったな
作品の魅力
映画館で
映画として見た
カリオンコティアールさんと
マイケルファスベンダーさんの
マクベス
私たち史上最もコスパの良かった
映画として
なぜそんな
複雑についてたっけ
だって
2時間
しかも安い日に見て
そうだ安い日に見た
思い出した
やっと見れたって言って
少々安く見て
その後
2時間喋った後に
収録で2時間喋ったからな
どんだけ楽しんだかっていうのが
お分かりいただけるかと思いますが
ひどかった
今レビュー残ってますけどね
残ってるね
今聞くのは恥ずかしいなと思うけど
どんな偉そうに喋ってるだろうと思うと
聞いた?もしかして
怒り狂ってた
私覚えてるのは
綺麗な景色だなってことと
なぜストップモーションが
入るんだろうっていう
そうそう
ショーン・ハリスさんかっけえなっていうのぐらい
あとはずっと
怒ってた
結局盛んなコラボあったね
今受け止めれるもん
それが
怒ってる原因が舞台バカにしてるのかっていう
そういうことか
ことを
私たちはその時力説していて
舞台的やな
ストップモーションとか
マクベスが
周りの声で
幻聴
PDSDみたいな幻聴が
わーって聞こえてきてっていうときに
今回の作品は
周りの人たちが
自由に行き交いながら
マクベスの近くでセリフを言ったりとか
睨みつけていたりとか
割と幻想的やねんけど
マクベスが
夢うつつみたいな中で
見ている悪夢として
描かれていて
映画版のマクベスは
なんか知らんけど
舞踏会で
晩餐会で
ただただストップモーションをする
雑踏の人々やったんだよね
何の感情も持ってなくて
受け身だったんね
そう
マクベスが一人で
頭の中で聞こえてる声で
パニックを起こして
うわーってが狂ってるみたいになって
奥さんが
気にしてくださいって言ってるけど
いや
いきなり晩餐会で叫び出したら
みんな気にするよね
確かにねどうしたんかなってなる
っていう
ことしか思えんかったんやけど
今回に関してはやっぱり
マクベスの心象風景っていうのを
シンプルな中でも
ちゃんと表現してたので
全然それが
同じシーンで
同じような表現をしているのに
全然違って見えたなぁと思って
うーん
そうだよね
それはあるなあとは
今回本当に素晴らしいな
と思ったのがやはり
シェイクスピアって
昔の時代の人だからさ
セットを今みたいにコロコロ
撮れたりとか映像とかもないし
そういう中で結構
情景だったりとか
今がどんな状態
何日で
夜なのか昼なのか
寒いのか暑いのかみたいなことを
全部セリフで語らせるんだよね
役者に
シェイクスピアさんが
変わんない変わんない
昼もずっと
夜の帳がとか言ったりするからね
それがね
今回は真っ白な
何も舞台セットのない
素舞台の状態で
そのセリフを
テナントさんが感情を持って話してる
それだけでも私は
マクベスの周りの
風景が見えたし
やっぱり何もない方がシェイクスピアには
ぴったりなんだなって思ったし
多分そういう風になるようにちゃんと
調整してね
2時間ぐらいだったかな
作品だったけど休憩なしの
に演出家のマックスウェブスターさんも
仕上げたんだなって思えたし
とにかく
もうそういう
気づかないようなところが
素晴らしかった細部がね
なんなら最後に森
出てきたけどあれ余計やったかも
だって私森見えてたもんって思ったぐらいに
森が動いておるわ
そうそうそうそう
いろいろある
それで想像できたんじゃないかな
あそこまで見れた人は
ねえと思った
だからそれは素晴らしかったね
だからまあさっきはイチャモン付けましたよ
何そのヘッドホンとか言ってさ
でも現地でちょっと
体験してみたかったなってやっぱり
思いました
映画館でそれ体験できへんしね同じね
演出の工夫
なんか
でもイギリスの人ってやっぱそういうのもさ
模索したがるのかな
ああ多いね
こういうね
絶対的に舞台の数が
多いから
なんか違うことしてやろうみたいな
きっとそうだと思う
コロナ禍の時は
一回さ
水口も見たんじゃないかな
バービカンシアターでさ
サイモンマクバーニーさん
っていう
あれねコロナ禍じゃない
コロナ禍の時に
あの再放送があった
再配信かな
うんそうそうそう
サイモンマクバーニーさんね
ただ一人で立体音響
をできる
マイクを舞台上に置いて
効果音から
自分の声から全部
お客さんにヘッドホンで聞かすっていう
すごく実験的な
舞台があって
あれをまだ
研究し続けてるんだね
いつも進化してるんやろうな
最近
レビューした
何かの
舞台でも
それをやろうかと思いかけたけどやっぱりやめた
って言ってたのあったよね
なんだったっけな
アンドリュー・スコットさんのやつだったかな
あれか
8人
全員出そうと思って
ちょっと忘れちゃった
とにかくそれもトリッキーよ
とにかくそういうね
新しいことを
ワーニーおじさんがね
新しいことをしようという
気概がね
ストレートプレイにおいて
本当に
素晴らしいなって
思います
ただ私は一つだけ
気づいたことがある
素晴らしかった全体通して
ただやはりね
最後にさチャンバラするじゃん
はいはい
剣で戦うんだけど
戦いのシーンがあるんですけどね
アクダフとの決闘
感想とまとめ
そうそうそう
なんかあれおかしいなと思って見てたら
私たちさチャンバラの国の人だからさ
盾っていうものに
慣れすぎてて
あのすごい盾を
期待して私は見ちゃったの
そこで
でもあのやあやあ
みたいな感じの
見たやったのずっと
戦士
そうだったねあれはあれで生々しくて
素晴らしいなと
そうだからそれはねやっぱね
あーやっぱこう日本のね
舞台とかやっぱすごいんだなって
思いました
忍者の国じゃのって思った
だってさ
新幹線とか見ちゃってるから
武勇
誉高き武将の
幕ですよと言われてさ
戦場で何だけ戦ったみたいになってんねんけどさ
全然だったじゃん
いやもちろんそのね
武器のね使い方もそれは違うよ
日本のねその戦い方とさ
にしてもねちょっともっちゃりしてたな
と思って
それは仕方ないか
あれはあれでリアルなのかな
そうだねかもしれん
っていうね
そんなこんなで
あらわしめにかかる
いやでも素晴らしかったです
素晴らしかったです
これ何か悔やまれるってもっと早くちゃんと
リビューしとくべきだったなっていうのは悔やまれますけれども
忘れてるところも
ありますけれども
でもこれは
いいマクベス見させてもらったなーって
思えたそんな作品で
ございました
はい
ちょっとね本当はロリー・キニアさんのマクベスとかにも
ちょっとこう
話したりしたんですけれども
まあね私たち見た
マイケル・ファス・ベンダーさんマクベス
そしてロリー・キニアさんマクベスは
この妄想論論会議の
過去回のどこかにありますので
もし聞いてやろう
っていう既得な方いらっしゃいましたら
探して聞いてみてください
はいというわけで
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ちょっと自分は忘れすぎ
自分は忘れすぎやでっていう人
思い出させる何かもください
はいよろしくお願いいたします
というわけで
また次回お会いしましょう
さよなら
ありがとうございました
36:59

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