1. MORNING NOTE by 平瀬楽器
  2. ピアノって100年持つの?
2025-09-08 11:40

ピアノって100年持つの?

MORNING NOTEは兵庫県三田市にある平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です
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サマリー

ピアノの寿命について、電子ピアノは約10年である一方、生のピアノは適切なメンテナンスを受ければ数十年から100年持つ可能性があると述べられています。また、ヨーロッパのピアノ文化では、家族が代々大切に手入れをしながら使用することが重視されています。ピアノの寿命は調律や環境によって大きく変わり、日本のピアノも適切な手入れをすれば100年持つ可能性があります。湿度や乾燥状態が影響を与え、現代的な延命措置としてサイレントピアノが利用されることもあります。

ピアノの寿命とメンテナンス
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日はですね、ピアノって100年持つの?というタイトルでお話をさせていただきたいと思います。
このMORNING NOTEは、兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする、毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつお話しています。
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はい、というわけで、月曜日ピアノの耳頼りということで、ピアノのお話をするんですけども。
さっきね、書いてた原稿が一瞬どっか行っちゃってパニックになりましたが、無事見つかりましたんで、普通に始めたいと思います。びっくりした。
ピアノの耳頼りということで、ピアノのお話なんですけれども、タイトル通り、今日よく言われます、ピアノって100年持つの?って言われるんですよね。
その質問にお答えしたいなというふうに思います。
ピアノっていう楽器、電子ピアノと比べると寿命が長いっていうのは、皆さんよくご存知だと思います。
大体電子ピアノが10年くらいって言われてるんですよね。テレビとか冷蔵庫とか、あれが大体10年くらいじゃないですか。
電子ピアノっていうのも電子機器なので、大体同じくらいって言われています。
部品がなくなると修理ができなくなるので、大体廃盤になって5年とかで部品がなくなっちゃうんですよ。
なので大体10年くらいっていうのが電子ピアノのおおむねの寿命になります。
じゃあ生のピアノはどうなんだというふうな話になりますと、
これは大体30年とか50年とか100年とか言うんですけれども、
その寿命っていうのをどの状態で寿命っていうかで答えは変わってくるんですよね。
ピアノってもちろん楽器なんですけれども、お家にずっと置いておくものじゃないですか。
なので僕らとしてはあんまり嬉しい表現ではないですけれども、
家具としての寿命、置物としての寿命であれば朽ちていくまで何十年でも使えますよね。
インテリアとしてももちろん大丈夫なのでピアノっていうのは。
そういうのであればボロボロにならない限りずっと使えます。
じゃあ楽器としての寿命はどうなんやと言いますと、
これはやっぱり音とかタッチとかちゃんと楽しめるような状態で保つのであれば、
これはもうメンテナンス次第としてお答えしないといけないわけです。
家具として置いてあるピアノってねやっぱり弾けないものが多いので、
ちゃんと楽器として弾ける状態として保てるによってメンテ次第なんですよね。
これ車で例えたら、まだまだ全然走るけどなんかこう座り心地も良くないし、
なんかこうハンドル離したら真っ直ぐ走らへんぞみたいな車、快適じゃない車っていうのと、
ちゃんときちんと整備されてて快適に走る車、この違いですよね。
家具としての寿命の話をした場合、これは車として走るかどうか問題っていうのはあるんですけどね。
走らない車、置いておくだけの車というのがもしあるんであればそこに近いかなと思います。
実際に僕は今100年前のピアノの調律をしてるんですよ。
どっかの博物館のピアノではなくて、個人宅に置いてあるピアノなんですけども、
その方はたまたま100年前のピアノと巡り合いまして、
もともと普通の中古ピアノを探されていたんですけども、
もうこれにしよっかなって決めて、じゃあ買えろかっていう時に、
調律の重要性
たまたま横に置いてあった100年前のピアノの音がすごい良いよねって急に見つけて発見しまして、
やっぱりこれにしますと決めた運命の一台みたいなアップライトピアノなんですけどね。
それを今僕が100年前のピアノを調律させていただいています。
部品に関してはほぼほぼ交換されていますね。
弦も全部張り替えてありましたし、チューニングピンも全部交換されていました。
ただ中のアクションとかは昔のままですね。
なので今のピアノとちょっと形が違うんですよ。
だからそこがちょっと厄介。
ハンマーとかは全部変えていますので、
まあそういう意味では中身はまあまあ新しいんです。
一部ちょっと古いままですけども。
なのでメンテナンスも行き届いていますし、
調律もそうですね、今年に2回ぐらい行ってるかな。
なので音を楽しめる、さっき言うとね、
ちゃんときちんと整備されて音を楽しめる状態っていうのが、
今のこの100年前のピアノになります。
おそらくなんですけども、家族が代々大切にしていて、
特殊な段階で手放されたんでしょうね。
それをまた直して使っているという状態。
まあヨーロッパのピアノなんで、
ヨーロッパの文化ってそういうもんじゃないですか。
ずっと手入れしながら大事に大事に使っていく。
使い捨ての文化じゃないのがヨーロッパなんで、
まさにこのピアノはヨーロッパのピアノですから、
そうやって使っていただくのが楽しいかなと思います。
じゃあそのメンテナンスで変わってくる寿命なんですけど、
ピアノの場合はどんなメンテが必要なのかというと、
3つのメンテナンスが必要になります。
ご存知の方多いと思いますけどね。
まず1つ目、調律というメンテナンスですね。
これは音の高さ、音律って言うんですけど、
それを揃える作業になります。
調律です。
これは皆さんよくご存知、
調律師っていう言葉があるぐらいなので、
調律はよくご存知ですよね。
ピアノの状態にもよるんですけども、
年に1編とか年に2編とか、
それぐらいのペースでされることをお勧めします。
調律やってればいいのかって言ったらそうじゃなくてですね、
他にも色々ありまして、成長という作業があります。
鍵盤の動きであったりとか、
アクションのタッチの調整をしたりするわけですね。
成長という作業。
割とここが重要で、
これがぐちゃぐちゃだとね、
車で言うと本当にハンドルまっすぐ、
ちゃんと何て言うかあれ、
僕分からないですけど、
ハンドルがまっすぐピューって動かない。
曲がっただけちゃんと曲がらない。
ハンドル回しただけちゃんと曲がらない。
ブレーキ踏んでもちゃんとブレーキ効かないみたいな感じ。
動きはするけれども、
ちょっと危なっかしい状態っていうのが成長ができていない状態になります。
で、静音。
これは音色の調整になります。
もっと柔らかい音とか、
もうちょっと固い音とか、
そういうのを合わせていく作業ですね。
例えば、真ん中のドの音だけが柔らかくて、
周りが全部カチカチだったら、
やっぱり音として揃わないじゃないですか。
それをきっちり揃えていく作業が成長という作業になります。
ピアノの寿命と手入れ
この成長、調律、静音、この3つのケアをしていくことで、
ピアノの寿命というのはどんどん変わっていくわけです。
何もそのヨーロッパのピアノだから長く持つわけではないです。
日本のピアノでもちゃんとこの手入れをしておけば、
ずっと持つわけなんですよね。
それプラス、やっぱり環境っていうのに影響はされますよ。
特に日本は湿気が多い国なので、
湿度とか乾燥具合によっても、
ああいう木の楽器というのは寿命がどんどん変わっていきます。
できればやっぱり湿度は低いところの方がいいです。
乾燥しすぎるのも良くないので、
良い乾燥具合のところに置いておいていただくのが良いと思います。
ヨーロッパのピアノが長持ちする理由というのはここなんですよね。
湿気があまりなくて乾燥具合が適度なので、
ピアノの中の使われている木が良い状態で保たれるんですよ。
それに近い状態であれば、
100年とか持つのは全然おかしくないかなというふうに思います。
もしそんな状態で、
お勧めはしないですけれども、木が割れてしまって、
生のピアノとしてあまり良い音にならなくなっちゃった場合、
例えばサイレントピアノみたいなものに機械を付けてね、
サイレントピアノユニットとかを付けてしまえば、
生のピアノとしては使えないかもしれないんですけれども、
サイレントピアノとして使える。
そんなこともありますね。
現代的な延命措置みたいな感じですけれども、
環境の影響というのはやっぱり往々にしてあります。
そんなわけで、
今日はピアノって100年持つのっていう話をさせていただいたんですけれども、
これに端的に答えますと、
持ちます。というのが僕なりの答えです。
実際に100年前のピアノを超越しているのでね、
それなりに僕らは苦労します。
大変なこともいっぱいあるけれども、
持つか持たないかというと持ちます。
これはやっぱり家具として持つのではなくて、
ちゃんとピアノとして楽器として長持ちしていただきたいなと思いますので、
やっぱりメンテは絶対必要になります。
3つのメンテ、調律、成長、静音、それと環境のケアですね。
環境への注意も払っていただくと100年持ちますので、
今使われている方は次の世代のご家族に絶対これは使ってもらうんやと。
そういうイメージでこの3つのメンテと環境への配慮をしていただいて、
ピアノの寿命を長持ちさせていただければなというふうに思います。
まとめて言いますとピアノの寿命というのは、
使われる方の思いとケア次第で全然変わってくるよというのが、
今日のまとめでございました。
現代のピアノ利用法
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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このモーニングノートなんですけども、
4月1日から始まって、今日9月8日じゃないですか。
150回過ぎたぐらいで、
何かプレゼント企画みたいなのをしようかなって、
ひそかに思ってたんですよ。
思ってたんですけども、
気が付くと150なんか遠に過ぎてまして、
うっかりでしたね。
多分今で160日ぐらいになってるんですよ。
次半年かな。
9月末になったら半年過ぎるんで、
今考えているプレゼント企画みたいなのをやろうかなと思っております。
先の予告ですけども、
そんなこと考えてるよっていうのをお伝えしておきたいなと思います。
それでは明日の朝もまたモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。
平瀬楽器の平瀬智樹でした。
ではでは。
11:40

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