電子ピアノと生ピアノの基本的な違い
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、電子ピアノと生ピアノ、何が違うの?というタイトルでお話をさせていただきます。
このMORNING NOTEは平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のあれこれを毎朝少しずつお話ししています。
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そちらの方でもね、いいねとかコメントでご参加いただけると大変大変嬉しいです。 朝からインスタでなぜかライブが始まらないというのがありまして、若干バタつきましたけども。
今ちゃんと始まっているようです。 声とかもちゃんと聞こえていますでしょうか?
はい、というわけで今日はですね、月曜日ピアノの耳だよりというテーマでピアノのお話をしたいと思います。
今日はですね、ピアノといっても電子ピアノの話なんですけれども、最近ね、家庭事情とかもありますので、ピアノというと電子ピアノのことを指す方が多くなってきているように思います。
僕ら調理図士からするとちょっと違うなぁとは思うんですけども、やっぱりそこのちょっと違うなぁというのの何が違うのというのをちゃんとお伝えしないといけないかなというのがありますので、今日はそのお話をさせていただきますね。
題して電子ピアノと生ピアノの何が違うんというお話でございます。 まず一つ目、違いの一つ目、音の出し方ですね。
まず、生ピアノの場合は弦が張ってあって、ハンマーがあって、それを弦をハンマーがゴチゴチと叩いて、そこで出た音を響盤というところで増幅させて音が聞こえている音が鳴るという流れになっています。
音の特性とメンテナンスの違い
一方で電子ピアノという楽器はですね、センサー、鍵盤を押すとセンサーが反応して、そこからセンサーを通して音源が再生されて、そのスピーカーから録音された音が鳴るという流れになっています。
もちろん音というのは空気の振動なので、これは電子ピアノであろうと生ピアノであると一緒なんですけれども、生のピアノの方がより空気を震わせて鳴っている感覚があるなぁというのは確かかなというふうに思います。
2つ目、タッチとか鍵盤の仕組みなんですけれども、生のピアノの場合は実際その鍵盤があって、その先にその弦を叩くハンマーというのがあるので物理的に重みを感じるんですよね。
そのハンマーが弦をバンと叩くと、そのバンと叩いた時の跳ね返りとかを感じます。なのでこう指に伝わる感覚があります。アフタータッチとかと言ったりするんですけども、そういうのも感覚としてあるんですよ。
電子ピアノの場合、これはもうモデルによって違います。メーカーとか品番によって違うんですけども、大抵はその擬似的なものになっています。お安いモデル、とことんお安いモデルはバネだったりしますし、もうちょっと良いモデルになってくると重りがついてたりします。
最近は高級電子ピアノは、ピアノと同じ、生ピアノと同じで木製の鍵盤プラス先っぽにアクションみたいなものがついている。本当に生のピアノと同じような仕組みを使ってたりするので、これはやっぱりすごいなと思いますね。進化がすごいなと思います。
3つ目、音の広がり方です。音の広がり方は、生のピアノの場合は、響板というのがありまして、板が張ってあるんですね。響かせるための板が。そこが音を増幅させて鳴らせるんですけども、ピアノというのは、響板だけじゃなくて、ボディ全体がスピーカーみたいなものになっています。
生のピアノというのは、小さければ小さいピアノ、大きければそれなりの豊かな音量、音色という風になっていますので、楽器全体が鳴っている。そんな感じの音の広がり方です。
電子ピアノの場合は、いろんなところに機種が、グレードが上がれば上がるほどスピーカーがたくさん付いていて、そのスピーカーから音が鳴るんですけども、そのスピーカーから出る音なので、楽器全体が響いているという感じはちょっと遠いかなと思います。
そのスピーカーを塞いでしまえば、当然音は出ませんしね。なので、CDかけているオーディオ、ステレオとかのスピーカーが鳴っている感覚と、ホールに行って生演奏を聴いている感覚の違いかなという風に思います。
ちょっとハンデがあるな、そしたらホールで舞台にスピーカー、コンポを置いて、いわゆるステレオを置いて、そこでCDをプレイするのと、オーケストラが演奏するのとの違いみたいな感じかな。鳴っている音楽は一緒だとしても、やっぱり多分聴いた感覚がちょっと違うかなという風に思います。
違いその4。メンテナンスですね。生のピアノの場合は調律がいりますよね。調律だけじゃなくて、成長と呼ばれる調整する。例えばタッチ、鍵盤の重さを変えたりだとか、動きを良くしたりとか。
ペダルをもうちょっとかかりやすくするとかね。そういう風な成長と呼ばれる調整の作業が必要です。あと音をちょっと硬いんで、もう少しだけ丸くできませんかねとかね。逆にちょっともこもこするから、もうちょっとはっきりした音色にできませんかねみたいな。そういう作業をする。
調律、成長、静音が3つセットになっているんですけども、これをしなければいけないのが生のピアノ。人の手が絶対必要なんですよね。電子ピアノの場合は基本的にはコンセントを挿して電源を入れれば音は鳴りますし。また電源切って3年後に電源を入れたとしても、おそらく問題なく使えます。
メンテナンスフリーと言ってしまうとちょっと良くないのかもしれないですけど、基本的にはメンテナンス不要ですよね。いつでも一定の音が出せる。ただ逆に言うとどれも同じ。生のピアノのようにピアノの種類が変われば同じ機種であっても、ピアノの品番が同じ機種であっても、ここの家のピアノとあっちの家のピアノ、あそこのホールのピアノと私の家のピアノが顔が違う。
音が違うように。電子ピアノっていうのは残念ながらそれがないんですよね。ヤマハのなんとかっていう電子ピアノはアメリカの品番であると日本の品番であっても同じです。基本的には同じです。ここはちょっと違うところですよね。
でもメンテナンスフリーというのはすごく良いですよね。違い5つ目。便利さとか機能面ですね。電子ピアノ、生のピアノの便利さってねぶっちゃけあんまないんですよね。まずデカい。
デカいです。どうしても場所をとってしまいます。かつ重い。重いのでちょっとデカいから横に置いておいててできないんですよね。基本的にあんまり頻繁にピアノの位置を動かすっていうのはあんまり効かないと思うんですよ。特にご家庭ではなかなか動かさないですよね。飲食店とかでもよっぽどよく扱う方だったらいいと思うんですけどそんなに頻繁に動かさないと思います。
電子ピアノの便利さ
では電子ピアノはどんなところが便利かと言いますと。これはいっぱいありまして。まず一番大きいのはヘッドホンが使えることですよね。夜に音を消せるっていうのがめちゃめちゃ便利です。あと録音がちょっとできる。大抵の機種できますよね。あと音色が切り替えられます。ピアノ以外の音色。よくあるのはハープシコード、チェンバロ、オルガン。
ギターとかクライネットとかいろんな音色が出たりしますよね。これが面白い。音色の切り替えができる。あと自動伴奏ができたりします。右手だけ演奏するか左手だけ演奏してくださいみたいなことができますよね。なのでこんだけあるんで。夜間練習しにくい方であったりとか、大人の方とか練習始めたばっかりのお子さんとかそういうのにもすごい便利だったりします。練習に本当にいい。
あと軽い。軽いです。なので大人の方2人あれば全然運べますよね。かつお値段もやっぱり手頃です。高いのは高いですけどもお安いものでしたら本当に手が届きやすい価格帯からある。これはもう大きいですよね。
この違い号の便利さというところではもう電子ピアノが圧倒的に有利だと思います。というわけでまとめると、いろんなところで違いはあるんです。でも違いというのはあくまでも違いであってどっちかが優れてるってわけではないんですよ。
ピアノをこれからガッツリ練習するぞってなった時にはやっぱりどうしても生のピアノが必要になってきます。なのでピアノというと生のピアノを指すと思っていただいたらいいと思うんですけどじゃあ電子ピアノがダメかというと実はそうではなくてやっぱりさっき言ったように便利な部分がむちゃくちゃあります。なので練習用のピアノとしてはすごい優れてるんですよね。
だからまあ例えば生活に寄り添ってくれるっていうのは絶対電子ピアノだと思うんですよ。でもその音の表現力とか訓練とかそういうのに適しているのは生のピアノなのでこれ本当にどっちが優れてるのではなくて目的に合っている方を選んでいただいたらいいんじゃないかなというふうに思います。
もちろんねさっき言ったように練習したいのであれば生のピアノ、練習したいのであればより濃く練習したいのであれば例えばピアノを使って学校に行くぞってなった場合はやっぱり電子ピアノはしんどいかなと思います。
趣味でピアノやりたいんですってなった場合大人の方の場合はもう電子ピアノでも全然大丈夫かなと思います。そういうふうに使い分けをしていただいたらいいんじゃないかなというふうに思いますね。これよくあるね生のピアノと電子ピアノどっちがええのっていう話になるとちょっとこれややこしいんですよ。それぞれやっぱりいいところがあるのでその目的に応じて選んでいただけたらいいかなというふうに思います。
どっちがいいんやどっちが優れてるんやっていう話をしてしまうとちょっとねあの片手落ちになると思うのでどっちもいいとそういうふうに思っていただくといいんじゃないかなというふうに思います。
はいというわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。この番組の感想、音楽レッスン、動画イベントに関するご質問ご相談はひらせ楽器の公式LINEで受け付けています。
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そんな風にねご参加いただけると大変大変嬉しいです。ぜひぜひよろしくお願い致します。
はい、というわけで今日もモーニングノートをお聞きいただきましてありがとうございました。明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
今日は朝から神戸市北区でゲリラ豪雨みたいなのが降ってるみたいですね。
ちょっとまたまだまだね梅雨終わってないんで雨が多いと思いますけれどもいい一日をお過ごしいただければと思います。
それでは皆様今日もありがとうございました。いってらっしゃいませ。
