1. MORNING NOTE by 平瀬楽器
  2. 楽譜=正解 だと思ってない?
2025-07-16 12:02

楽譜=正解 だと思ってない?

MORNING NOTEは兵庫県三田市にある平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です
ピアノのこと、教室のこと、イベントづくりや動画制作の裏話まで、音楽とまちのあれこれを、毎朝少しずつゆるっと気軽にしゃべっています。
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サマリー

このエピソードでは、楽譜が単なる答えではないことを探求し、クラシックやポピュラー音楽の背景や制作過程について語っています。楽譜は様々な解釈が可能であり、選択肢の一つに過ぎないという観点が強調されています。また、楽譜は正解ではなく、自分の演奏に合ったものを選ぶことが重要であると述べられています。耳コピや編曲の背景を理解することで、楽譜の見え方が広がることが示されています。

楽譜の本質
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬トモキです。
今日は、楽譜=正解だと思ってない?というタイトルでお話をさせていただきます。
どんな話をするかと言いますと、実は楽譜って答えじゃないんですよね。
クラシックもポピュラーも楽譜の裏側には、誰かの思惑みたいなのがあったりするんです。
知っているようで知らない楽譜の裏側の話をしていきたいなと思います。
MORNING NOTEは、兵庫県三沢市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
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はい、というわけで今日水曜日はですね音楽ミニマメ知識ということで楽譜のお話をしたいと思います。
楽譜ってありますよね。楽器屋さんで売ってるやつです。
あれ、同じ曲なのにいろんな楽譜が売られてるってご存知でしょうか。
例えば皆さんよくご存知のピアノの楽譜で言うとね、バイエルとかね、ゼルニーとか昔からある定番のやつあるじゃないですか、ハノンとか。
ああいうのって、そのバイエルとかゼルニー自体は1個しかないんですけども、実際楽譜として発売されているバイエルゼルニーってめちゃめちゃ行産あるんですよね。
それってどういうことかご存知ですか。
楽譜ってそもそも論なんですけども、この楽譜と、例えばバイエルでもいいですよ。
バイエルの楽譜って言ったらもう1個しかない。これが正解だというふうに思われている方が多いのかもしれないんですけども、実はねそうじゃないんですよね。
あくまでも設計図みたいなものであって、あれをちゃんとやれば家が立ちますよっていうわけではないんです。
あくまでもガイドみたいなもので、クラシックの場合は先ほど言いました、例えばバイエルとかゼルニーで言うと原点、一番最初に作られたものがあります。
それをちょっと見直した肯定版とかね、あと指番号が付いている運指付きの版とか、各メーカーによっても全然いろいろちょっと違かったりするんですよね。
昔の楽譜、例えばバッハの時代の楽譜で言うと、当時はピアノという楽器がなかったのでチェンバロやったんですよね。
チェンバロでできなくてピアノでできる演奏方法っていうのもありまして、例えばスラーっていう奏法はチェンバロではちょっとやりにくいんですよ。音が絶対切れちゃうんで。
バッハの時代、例えば平均リスクラビアとか、ああいうのでスラーが書かれていたら、それはバッハが書いたものではないということなんです。
なので、いろんな楽譜が実は出版されていて、例えばピアノのコンクールなんかでは、この曲はこの曲って硬い曲が発表されるんですけども、その曲目と一緒にこの出版社の楽譜を使ってくださいって指定される場合ももちろんありますし、出版社の指定なしっていう場合もあるんですよね。
で、でもこの出版社の指定なしの場合、じゃあこの版を使っておいた方がいいよみたいなやつがあるんですね。コンクールとかのセミナーとかに行くとね。逆にね、じゃあ出版社の指定がないんであれば、この出版社のやつでコンクールに挑戦するのはちょっと厳しいだろうなみたいなやつもあったりするんですよ。
もちろん楽譜としてはちゃんとしてるんですけども、ちょっとやっぱその楽譜の出来としてどうなのかなーっていうのがあったりします。やっぱり原点版みたいなのに近いのがやっぱりいいというふうにされています。ではこれがポピュラーの楽譜になった場合どうなのかと言いますとね、ポピュラーの場合はね、もっとざっくりしてるんですよね。楽器屋さんの店頭に行きますと、うちの店頭でもそうですけども、
ピアノの楽譜、ギターの楽譜、バンドの楽譜、いろんなポピュラーの楽譜売っています。今流行りの曲とかも売られています。あれね、何でもいいんですけども、ミセスグリーンアップルの楽譜が売られていたりします。
そしたら、あれは本人がこの楽譜をどうぞって提供していて、出版されているというふうに思われている方も多いかもしれないんですけども、実はね、あれもうほとんどは出版社がね財布しているんですよ。
財布って取る楽譜って書くんですけど、まあ要は耳コピしてるんですね誰かがね。耳コピして作っているので、同じ曲を3つ4つ並べるとね、ちょっとね楽譜が違うかったりするんですよね。最近特にリズムが難しい曲が多いっていうのもあるんですけども、リズムが違かったりコード進行が違かったり、メロディーの取り方が若干違かったりします。
まあ全然違う曲ではないんですけども、そこはあの書いている耳コピしている人の感覚によってやっぱり違うんですよね。で、ごく稀にこのアーティスト監修の楽譜っていうのも売られたりするんです。公式スコアみたいなやつが売ってたりするんですけども、そんなのはね結構例外であんまり売られてないですね。だから実際はあれ結構勝手に、勝手にではないけど勝手に作っとる楽譜なんですよ。
で、先ほど言いました財布。財布って何だと言いますと、採集する、3歳の採集するね、底辺にこういう字。よくわかるわ。歳っていう字ね。歳楽譜書いて音源を聴いて楽譜にしていく作業です。いわゆる耳コピの作業ですね。これが財布です。
その財布をした楽譜をですね、今度は編曲をします。編曲っていうのは目的に合わせてその楽譜の中身を変えていく、構成とかを変えていく作業のことを編曲と言います。
例えばバンドでやっているアーティストの曲をピアノのソロに編曲しようと思うと、その楽譜は元々バンドで作られているのでピアノの楽譜ではないですよね。なので耳コピをした後にピアノのソロ用にメロディーを右手に、左手に伴奏なりコードなりを置くっていう風なピアノ用のアレンジをします。
ギターの弾き方にも同じですよね。バンド用に作られた曲なんだけども、ギター用に編曲をしていきます。他にも簡単アレンジとかね、楽譜結構今いろいろ売っているんですけども、ハチョウチョウで弾けるとかね。指一本はないか。
大人用の簡単アレンジとかいろいろあるんですけども、そういうのは全部これです。編曲をしているんですね。当然なんですけど、アーティストが演奏しているようなバンド演奏みたいな楽譜とか、ソロのアーティストでもいっぱいいますけども、そういうのの簡単アレンジの楽譜なんかはそれを勝手にアレンジしているだけなんですよね。
楽譜と洋楽
なので楽譜っていうのは結構これが正解だと思っている方が多いんですけども、これは実際正解ではなくて答えでもなくてですね、まあ選択肢の一つかなと思っていただいたらいいかなと思います。
ちょっと話は違うんですけども、ギターの弦切れるじゃないですか。弦交換持ってきはるんですよね。うち弦交換の技術料をいただくんですけども、僕たちの中でギターの弦交換っていうのはもうご自身でやっていただくもんやと思ってるんですよ。
自分の楽器なんでね。自分の楽器のメンテは自分でしていただきますっていうのが僕らの考え方なので、その技術料としては若干お高めにいただくようにしています。
それはなぜかというと、自分でできるまでは事業料として勉強代として払っておいてくださいねみたいなイメージで持っているんですよね。
だから多分楽譜っていうのも本来は自分で耳コピするのが正解なのかなと思うんですよ。それができないんであれば最初から誰かが耳コピした楽譜を使ってくださいねっていう選択肢の一つだと思ってもらったらいいかなと思います。
そんないちいち好きな曲全部耳コピしていただく時間がかかってしゃーないんで、今は楽譜という誰かが耳コピしたものを使っているっていう文化になってるんでしょうね。
なんとかっていう曲を弾きたいってなったら楽譜を買いに行くわけですけども、これでいいやって買っちゃうんですけども、プロほど複数の楽譜を見比べて自分で選んだりします。
やっぱりその何が正解っていうのはほんまないんですけども、やっぱり自分の中での判断基準みたいなのがあって、じゃあ今回はこれで行こうと、そういう風になったりするんだと思います。
やっぱりそのしっくり自分が思っているような演奏になっているかどうかっていうのはすごく大事なものなので、やっぱりその合う楽譜を選んでやると自分の思った通りの演奏ができると。
あくまでも設計図、楽譜は設計図で、家やったら家を建てるのは自分自身の演奏になるので、その設計図、一番理想の家に近い設計図を使っていただいて演奏してもらうのがいいかなと思います。
なので楽譜、楽器屋さんの店頭で楽譜がいっぱい並んでいると思うんですけども、一度例えばお目当ての楽譜があればその楽譜をいっぱい調べてみてください。
たぶん3つずつあると思います。その違いを見てみるっていうのも面白いと思います。
なので今日まとめると、楽譜っていうのは正解じゃないですよ。
相談と日常
編曲と財布、耳コピの背景を知ってもらうと、きっと楽譜であったりとか音楽の見え方がグッと広がるんじゃないかなというふうに思います。
売ってるのを買って演奏するっていうだけではちょっともったいないので、その楽譜自体もちょっと注目していただくといいんじゃないかなと思ったりします。
はい、というわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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楽譜に関する相談とかも僕らあんまり得意ではないんですけども、お答えできる範囲内でお答えさせていただくようにしますので、お気軽に投げてください。
はい、今日さっきね、いきなりドカーン雨降りましたね。10分ほどで止めましたけども、最近そんな多いですね。
しとしとずっと降ってくれる分にはいいんですけどね、ああいうゲリラ豪雨本当に嫌なんでね、傘を忘れないように。
今日はうちね、夕方からポスティングに行く予定になってるんですよ。
その時にあんなゲリラ豪雨来たら大変やなと思いながら、ちょっとビビっています。
何もなく終わればいいなと思うんですけどね。
また明日の朝もどうやったかなって話をできればなと思っております。
はい、というわけでまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
皆さん、雨に降られることなくご機嫌で一日お過ごしいただければと思います。
ではでは、今日も一日頑張りましょう。
いってらっしゃいませ。
12:02

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