1. もりちゃんおざきのThink too much
  2. Ep.97 テクノロジーが進歩した..
2025-03-26 55:59

Ep.97 テクノロジーが進歩したのになぜ生活が楽にならないのか

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ITやAIの進歩により短い時間で色んなことができるようになったのに、自分たちの生活が楽になってる実感がないのはなぜ?という話をしています

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Summary

テクノロジーの進歩にもかかわらず、生活が楽にならない理由について議論します。過剰な競争やリソースの無駄遣いが、物質的な豊かさを生まない状況が指摘されます。このエピソードでは、テクノロジーの進化にもかかわらず、なぜ生活が楽にならないのかを探ります。消費者のニーズや価値観の形成、競争がもたらす影響についても議論されています。また、生活が楽にならない理由として、相対的な競争と教育の重要性が挙げられます。リカレント教育や社会の期待が、個人の満足感に与える影響が特に強調されています。

テクノロジーと生活の関係
もりちゃん
もりちゃん、おざきのThink too muchです。
もりちゃんです。
おざき
おざきです。
もりちゃん
この番組は、10年来の友人、もりとおざきが最近考えすぎてしまうテーマについて話すトーク番組です。
何事も自分には関係ないのに、それで腹が満たされるわけでもないのに考えすぎてしまう私たち。
テーマは自分、社会、過去、現在、未来と何でもThink too muchの話を一緒に考えすぎたり、考えすぎを笑ったりしてお楽しみいただければ幸いです。
おざき
幸いです。
もりちゃん
いや、どうも。
おざき
どうもどうも。
もりちゃん
考えてなかったオープニングトーク。
おざき
いやいや、いつもね、おまかせしてしまってすいませんけどね、ほんとに。
もりちゃん
いやいや、もうね、年度末ですね。
おざき
年度末とかっていうスパイにあります?
私の会社の1月がですね、年度の変わり目でして。
おざき
あ、私もです。
もりちゃん
あ、ほんとですか。
年度多くなりましたね。
おざき
あ、1月刻みの人たち。
そうなんだ。
みたいですよ。多分、欧米に合わせてるのかな。
あ、なるほど。
もりちゃん
ま、いっか、それは。
なんか話したいことありますか?
おざき
あります。
お、ある。
もりちゃん
なかったらやってないよな。
おざき
そうだね。ひねり出してきたけどもね。
もりちゃん
ありがとう。はい、なんですか?
おざき
あの、テクノロジーが進歩したのに、
なんで僕たちの生活って楽になってないんですかっていう話なんですけど。
もりちゃん
そう?
おざき
ま、これ僕の主張というよりかは、
もりちゃん
ちょっとあの、YouTubeの動画なんですけど、
おざき
このさ、テクノロジーが進歩したのに生活が楽になってないっていう文章を聞いてさ、
競争の過剰と影響
おざき
そうだなって思うかさ、
そうか?って思う?どっちですか?
もりちゃん
えー、いやー、そうだなー。
そうか?って思うけどな。
おざき
楽になってないか?っていう。
もりちゃん
楽になってんじゃないのか?
おざき
あー。
もりちゃん
楽になっている部分は確実にあるのではないのか?
おざき
うーん。
もりちゃん
こんな感じ?
おざき
すべての人間が楽になってないとは言わなくないか?とは思いますけど。
あー。
まあ、そうだな。
うん。
事実、そうと思うんですよね。
はい。
もりちゃん
なんか、
楽になっている部分はあるのでは?
おざき
楽になっている部分はある。
もりちゃん
楽っていうか、効率化はされてると思うんですよね。
なるほど。
おざき
効率化はされてるけど、楽になっているっていう実感があんまないなーっていうのは、なんか。
もりちゃん
あー、楽。
そうね、その分暇になったとは言えないと思うわ、確かに。
おざき
いや、もりちゃん。
はい。
そこですよ。
もりちゃん
たどり着いちゃった?早すぎかー。
そこ。
はいはいはい。
おざき
今まで他のことに使ってた時間がなくなって、その代わりに何やってるんですかみたいな話だと思うんですけど。
もりちゃん
そんな藤子F藤男みたいな話じゃん。
うそーな。
おざき
急に。
違う?
違うけど。
違うかな?
まあ、先にこの動画の概要みたいなところを話すと。
もりちゃん
はいはい。
おざき
まあ、25分くらいの動画なんですけど。
誰の動画なんですか?
これね、そんな有名じゃないと思うけど、ベーシックインカムチャンネルっていうチャンネルです。
もりちゃん
ベーシックインカムって何でしたっけ?
聞いたことはあるのだが、意味の知らないカタカナだ。
おざき
なんか国民全員に10万くらい配って。
もりちゃん
はい、あー。はいはい。
おざき
そうそう。その代わり社会保障とかなくすみたいな。
もりちゃん
あー、なるほど。
おざき
うん。
もりちゃん
はい、なんかどっかのラジオ会でも話していたような気がするわ。
おざき
話したかな?話したかもしれない。
ね。
このチャンネルはね、結構思想に基づいてて、ちゃんと。
もりちゃん
あー、なるほど。
おざき
なんか本当にちゃんとベーシックインカムを実現したそうな主が思想というかベーシックインカムの考えを広めることを目的にやってるチャンネルっぽいんだけど。
もりちゃん
頭に斧が刺さってるアイコンが出てる。
おざき
あー、そうそうそう。
もりちゃん
これか。
おざき
なんか全部のチャンネルを俺見てるわけじゃないけど、2、3本流しにしてたら、まあ面白いっていうか、なるほどって、
まあ分かったり分かんなかったりしながらラジオっぽく聞いてるチャンネルなんですけど、
その中の一つにさっきのテーマが論じられてると。
結論から言うとね、この人のね、この人の結論で言うと、
えっとね、今競争が過剰な社会になりすぎてて、テクノロジーが進歩してても生活が楽になってないんだってことを主張してるんですよ。
もりちゃん
競争が過剰になっているというのがメインの課題なんですか?
おざき
そうそうそうそう。
もりちゃん
ほう。
おざき
なんか、例として。
もりちゃん
より早く。
おざき
そうなんだ、そう。
企業で言うと、競争に勝つ、他社の競争に勝つための活動にリソースをすごく使ってるから、
社会全体で見た価値みたいなのは増えてはないんだけど、社員の生活はリソースは使ってるみたいな。
競争っていうのが、この人は競争を否定したいわけじゃなくて、競争ってこういう側面がありますよみたいな、そういうことを言ってるんですけど、
典型的な、ちょっと極端な例をあげると、スポーツ。
もりちゃん
はい。
スポーツって競争ですけど、スポーツをめちゃくちゃ頑張っても、例えば食べ物が増えたりとかさ、家が建ったりするわけではないじゃん。
おざき
これに近いことが社会とか企業の間で振り広げられてるみたいな。
もりちゃん
はぁ。ちょっとついていけてない。
おざき
なんか、俺は結構なんかね、肌感覚としてなんか、分かるなって思ってて。
競争しても。
物質的な豊かさを生まない競争に、すごくリソースが割かれてるみたいな。社会全体で。
もりちゃん
物質的な豊かさを生まない競争?ちょっと具体でもらっていいですか?
市場の価値と消費者のニーズ
おざき
例えば、ちょっとこれ僕の身近な例になりすぎちゃうけど、
食品メーカーだったら、今こう、健康っていうのがすごくトレンドなわけですよ。
もりちゃん
はい。
おざき
で、この、例えば日々食べる米とか、パンとかに、普段こう、掘りづらい栄養価を添加させるみたいな商品があるとして。
もりちゃん
完全パンみたいなことね。
おざき
完全パンとか、うん。
うん、分かんないけど。
もりちゃん
ベースプレッドとかか。
おざき
うん。成功してるので言うとそうで。
それはまあ、成功してるものはなんかこう価値を生んでるから、社会全体で見ると、なんかこう、価値は増えてるというか、物質的な豊かさは増えてると思うんですけど。
はい。
そうじゃない、これ誰が買うんだみたいな。
誰が買うんだとか、もう他社はやってるんだけど、ちょっとでもそこのパイに自社が入り込むためにやる商品とか、結構あるんですよ。
もりちゃん
へー、そうなんですか。
おざき
うん。
例えば、R-1とかあるじゃん。
はいはいはい。
ヨーグルト、飲むヨーグルト。
うんうん。
あの業界ってもう、R-1が圧倒的なポジションを築いてるんですけど。
もりちゃん
うん。
おざき
その画像を崩すために、もううぞうむぞうの食品メーカーが、ジェネリックR-1みたいなものをめちゃくちゃ作っては消えていってるんですね。
へー。
ミニペットボトルみたいな。
もりちゃん
はい、ちっちゃいやつ。
おざき
そうそうそう。で、飲んだら健康機能が添加されるというか、例えばなんちゃらの吸収を抑えるとかね、腸のなんたら菌が増えるとかね。
もりちゃん
それはもうその、R-1というでかすぎる山があるところに参入しないと、何が起こるんですか?参入しなきゃいけないんですか?
おざき
参入しなきゃいけない、マーケティング部門みたいなところで行われてることとしては、例えば飲むヨーグルト市場みたいなもので見て、市場規模が例えば100億円とか200億円とか算出して、
このうちR-1のシェアが例えば80%だとすると、じゃあR-1って80億円の売り上げだねと。本当はもっとあると思うよ。そのぐらいだねと。
ここのシェアを例えば20%取ったら、うちらが20億円稼げるよねと。それだけじゃなくてR-1は20億減るよねと。
そういうので相対的に自社のポジションを強化していくというか、R-1一挙の世界からナンバー2にとりあえず出て、
そこから例えば5年10年で見たらR-1とトントンか自社がシェア1のブランドになれるみたいな。この100億の市場をどう取るかみたいなことをしてると。
もりちゃん
それは、算入していくことの意味はわかった。それは価値のある競争なんではないんですか?
おざき
価値のある競争もあると思うんですよ。価値のある競争もあると思うんですけど、市場規模が広がらない競争って、例えば100億だったら100億のパイを何人で分けるかっていう競争なわけじゃん。
もりちゃん
なるほど。
おざき
本当にすべきは、今まで飲むヨーグルトを飲んでいなかった人が飲む。100億が200とか300億になる商品だったら、全体で見たらやる価値はあると思うんだけど、
100億を何人で分けるかっていう競争は、全体で見たらやらない方がいいと思うんですね。
もりちゃん
そうですね。
おざき
多分、本人というか、食品メーカーたちは、もちろん全く同じことをやってるわけじゃないから、微妙に違うことをやってるわけですよ。
R1は例えば免疫力を強化する機能を持ってるけど、うちはそうじゃないと。
お通じをよくするんです。
睡眠の質をとか。
そうそう、睡眠の質をとか。微妙に違うと。
もりちゃん
はいはいはい。何個か商品が浮かんできました。
おざき
浮かんできました。
もりちゃん
はいはい。
おざき
そういうロジックで見たら、確かに広げようとしてる感はあると思うし、結果として広がることもあると思うんですけど、ほとんどの商品ってそうはならないんですよ。
ならないんですか?そうなんですか?
1000個あったら3つと言われてます。
もりちゃん
へー。買わないやつは一生買わない。
おざき
そう、もう5年10年持つ新商品なんてもう1000個あったら3つです。
もりちゃん
はー。
おざき
99.7はもうね、意味ないとは言わないけど、無駄な競争なわけ。全体で見たら。
消費者としては楽しいと思うんですよ。
いっぱいあるからね。
そうそう、コンビニに違う商品が並んで、イオンのサイジコーナーとか行ったら季節ごとに違うパッケージとかがあって、選ぶのが楽しいと思うんですけど、
それが全体のこの豊かさにつながってるからちょっとね、ちょっとこう、競争が過剰になってる。
もりちゃん
うーん、まあ確かに。
おざき
実感とした、俺の。
もりちゃん
あー、今起きているその新商品が出るスピードほど、誰も求めてないかもってこと?
おざき
うん。今の。
もりちゃん
それは。
おざき
食品メーカーのレベルで言うとそう。
もりちゃん
うん、確かに。こんなにいっぱい出なくても楽しいよ、日々。
おざき
うん、そうそう。
もりちゃん
確かに。
おざき
そうか。
もりちゃん
そうすると、じゃあ誰のためにやってんの?これっていうことか。
おざき
そうそう。
ただ、他者に勝つっていうためにやってて、誰かのためにやってる、ではなくなっていると言うの?
もりちゃん
それで言うと、一応消費者のためにはやってて、すげえニーズ調査とかするわけよ。
おざき
ちゃんとした調査会社とか使って、サラリーマン1000人とかにアンケート取って、
あなたは体調でどこを治したいですかとか、どこに課題を感じてますかとか、
それは、例えば、なんていうの?知らんよ、そのアンケートの内容は。
あなたの食生活はどうですかとか、一日何分食事に使ってますかとか、
いろんなデータを見て、じゃあこの商品で、このスペックで、この価格帯だったら、
こういう人たちに届いて、こういう人たちが課題として感じてる、
例えば手軽に、栄養補給、知らんよ、おにぎりとプラスアルファで買ってくれる、
ビタミンを効率よく補給してくれる商品があったら、めっちゃ消費者喜ぶだろうみたいな。
そういう逆算というか、消費者の課題を解決するために、
それを商品に落とし込むみたいなことは、どこの会社もすげえやってるんですけど、
その当たり具合っていうか、さっき言った1000個に3個とかね、
その頑張りに対して、本当に価値が生まれるものってすげえ少ないから、
でもその競争した結果、1000個に3個めちゃくちゃ価値があるものが生まれるっていうのもわかる。
消費者ニーズと価値
おざき
でももうR-1あるんだな、だからR-1でいいだろうみたいなところもあるじゃん。
もりちゃん
消費者の肌感としては、はい。
おざき
iPhoneができる前、人々はiPhoneを欲しがらなかったみたいな話なわけよ。
もりちゃん
iPhoneができる前、人々はiPhoneを欲しがらなかった。
ニーズというか、価値をね、ニーズを作らされてるみたいな感じだよ。
おざき
やばいな、これ。話すのが下手すぎるか。
もりちゃん
いや、たぶんちょっと、君と私で立場が乖離しすぎてるから。
そうか、そうか、そうか。
ニーズを作らされてるんだ。
おざき
例えばその、馬車の時代に、あなたは何が欲しいですかって聞いたら、
もっと速い馬が欲しいって言うんですよ、人々は。
もりちゃん
あー、車が欲しいじゃないから。
おざき
そうそう、車がないから。
もりちゃん
ないからね。
おざき
車ができたら、もっと速い車が欲しい。
俺たちって今、もう車あるから。
たぶん100年後の人から見たら、俺たち馬車乗ってるじゃん。
でももう別に、車あるから、別にこれ以上の移動手段あると思うけど、
俺たち自身は別にそこまで欲しいと思ってないわけよ。
的なことが、車とかiPhoneとかパソコンとかで、
全ての業界でこれが起こってるって考えると、
ちょっとこう、もう良くないかっていう。
競争の影響
もりちゃん
あー、そうか。
で、そのテクノロジーの進化は、
直線的というよりかは、急速にどんどん速くなってるから、
馬車の時代の人は、車を死ぬまでに車を見なかったかもしれないけど、
我々は車の次の次の次ぐらいまで生むことができちゃうかもしれないから、
おざき
破滅しまくってるっていうこと?
走ろうと思えば走れちゃいそうみたいな。
開発の効率もめっちゃ良くなって、スピードが上がっててっていう、
競争しやすい環境にはなってると思うんですけど、
冷静に考えて、例えば江戸時代に20日間くらいかけて移動してた東京・大阪間が、
もりちゃん
2時間20分で行けるじゃないですか。
おざき
的なこととか、
例えば江戸時代の人口は3000万人で、農民が80%とかだから、
2400万人くらいで、国民全員の食料を保管していた時代から、
今、1億2000万人のうち、農業に従事してる人とかって、1%とからしいんですけど、
日本ちょっと食料自給率低いから、ちょっと必ずしもじゃないけど、
40%は自給してるから、1億2000万人の1%だから、
100万人くらいで、4000万人くらいの食料は作れてたりするわけじゃないですか。
もりちゃん
すごいな。
おざき
こう考えると、江戸時代の2400万人とかって、仕事しなくていいわけじゃん。
俺たちも本当は、ガチで生きるためだったら、
1%が働いたら、40%は何もしなくていいわけ。
でも、残りの39%の人たちって、何してるかっていうと、競争してるわけ。
より良い大根とか知らんけど。
すごい面白い映画とか、超謎の動きするグラフィック3Dとか作ってるわけ。
確かに。
もりちゃん
これは確かに豊かにはしてると思う。
おざき
豊かにしてるし、見たことないものとか、すごい刺激とかは、
例えば、月980円とか払ったら、ネットフリックスで無限に映画見れたりする世界があるわけですけど、
この競争の結果ね。
この競争をしなかったら、本当はうちら、
もちろんネットフリックスとかはない世界かもしれないけど、
何もせんくても3食飯食える世界はあると思う。
なるほど。ニーズを作らされているというのが、腑に落ちてきました。
もりちゃん
落ちてきました。
おざき
確かに。
もりちゃん
こう考えると、ベーシックインカムってものがすごく腑に落ちるというか、
おざき
これってつまり、ベーシックインカムだと思うんですね。
1%が働いて、働かなくてもいいけど、
全体の、例えば、100日あったら1日働く日がありますみたいなのが、
もりちゃん
全国民に与えられたら、国民全員がご飯が困りませんみたいな世界。
テクノロジーの進化と未来
おざき
で、理論上成り立つと思う。
そうだね。
この世界と、超大変って言うかな。
超大変で常に競争させられるけど、
毎年iPhoneが新しくなる世界とか、
毎年自弁紙くらい面白いドラマがバンバン出る世界。
もりちゃん
どっちがいいですかみたいな。
うわー。
おざき
はい、わかりました。
はい、やっとあなたと同じ立場に立った感じがします。
俺はちょっとね、定期的にやってくるけどね、
俺はね、競争に疲れてますっていう。
もりちゃん
そうね。
おざき
なんか、私って公務員だったじゃないですか、
もりちゃん
だから、社会に出てみて、こんなに競争してるんだって、毎度びっくりしてる。
おざき
うん。
まじか。
もりちゃん
すっごい競争してるわ。
おざき
パッシャーと競合パッシャーと競争してるなみたいな。
もりちゃん
競合他者ともそうだし、隣の席の誰かともそうだし、
昨日の自分ともそうだし、成長していなければ、
おざき
昨日より何かを生み出していなければ、価値がないって本当にそうなんだって、
びっくりしながら生きてる。
もりちゃん
本当にそうなんですね。
なので、しみじみ、また公務員になった方が楽だと思う日があります。
あ、そう。
おざき
公務員ってむしろそんなに競争ではないんだ。
もりちゃん
競争ではないね。
いやーわかんない。私の生きてきたところが、特別支援という世界だから、
新学校とかだったら、どんどん競争テストという、入試という競争に勝てる人を排出するという競争があるかもしれないけど、
特別支援という世界では、昨日の自分より良くなっていることが必要というわけではない。
長い目で見て、何歳の時より何歳の時の方がよく生きれてるみたいな方向に、
尺取り虫みたいなペースで生きている。
たまには2歩下がったりもよし、みたいな世界でしたので。
おざき
なるほどね。
だから、そうだね。
もりちゃん
なので、何度か、私たちのラジオにベース音として鳴っている話題ではあるよね、これは。
おざき
そうですね。
もりちゃん
こんなに競争する、この公務員から会社員になって思うのは、競争に勝つということに、こんなに全てをかけているというか、それを良しとしている人がいるんだということにも驚く。
違う人類だなと思います。
おざき
そうね、だから、話一番最初に戻すけど、楽になっている人は、私は見たことはある。
もりちゃん
本当になんというか、体が自分の力では動かせない人が、テクノロジー、電動車椅子が進化したおかげで、自分のやりたいことができるようになっているっていう、
ミクロな効果を実感して、それに諸手挙げて万歳したことがあるから、そう思うのかな。
おざき
なるほどね、なるほど。
で、そうだね、いつも思うけど、私はミクロな話をするけど、おざきはマクロで見てるから、こう見えるんだねっていう時がやっぱりあるね。
もりちゃん
確かに。
おざき
そうですね、この、日々でいうとすごくこう、別に競争してるっていう実感って別に、俺自身もないんですけど、
でもなんかこう、自分の仕事とかの最終形態とか、あれなんで俺こんなことしてるんだとか、
この資料今日とか言って、明日の朝までに仕上げなきゃみたいな、そういう、根本みたいなものを追っかけると、
逆に競争してるからやん、みたいな。
そうね。
去年とか他社とか、自社が掲げてる目標、株主に提示してる今期の見通しとかの数字に乗っかるためには、
第三四半期までに何千何百億円達成してないと説明責任がつかない、みたいな。
もう競争でしかないから、これ。
もりちゃん
そうだね。
いや、そうだよね。
なんかこう、最近の、なんだ、ワンオンワンとかさ、人評価とかでよくあるんだと思うんだけど、
おざき
評価とともに、別軸だけどセットになるものとして、ライフプランの話を上司とする。よくあるじゃないですか、最近は。
もりちゃん
そういう話をするときに、しみじみとね、私も要はそうですよ。
何のためにこんなに働いているのか、何のために数字を出すことにこんなに時間を使っているのかと考えたら、
競争に勝つため、売り上げを出すため、だけど、一個人としたら年一海外旅行に行きたい、みたいな。
おざき
なんかそういうところに、で、別に満足なわけです。勝ちたいからやっているわけじゃなくて、楽しいなということを不自由なくやるためには、お金が必要な世界なので働いています、という感じ。
もりちゃん
なんか変なとこに着地しちゃった。
おざき
そうね。
もりちゃん
なんかやりたくて、こんなにやるっていうことはね、ただ年に一回海外に行きたいだけなのに、こんなにやるかなっていう。
おざき
そうね。
なんか、こういう話をすると、なんていうかな、これは動画にも入っているんですけど、
競争をやめればいい、自分一人レベルで見たら。
別にバイトしたりとか、フリーター的なことをするっていうのも、選択肢の一つには当然上がってくると思うんですけど、
この動画がもう一つ指摘している、競争を疑うこと自体が不利になるっていうのが競争の特徴だってことなんですよ。
もりちゃん
ほー、なんですか?競争を疑うことが競争の不利になる。
おざき
みんながバリバリ、フルタイムで超仕事して、超金稼いでます、みたいな世界で、
もりちゃん
自分一人が競争をやめる、バイトの仕事をする、収入は落ちる、
おざき
でも他の人、競争している人の基準で世の中が決まっていく。
ここから先は別に、動画の中で語られていることではないですけど、
例えば、よりいいサービスとか、いい製品は当然競争している人の水準で価格が決まったりとか、
って考えると、海外旅行もいいんですけど、これはまた違う話なのかな?
もりちゃん
いや、でもそうじゃない。競争だって、自分は競争しないぞ、と思って。
そのレースから降りると、もう途端に超不利になる。
おざき
そうよな。
もりちゃん
うん、なるわ。
おざき
なるよな。で、別に能力が上がるわけじゃないから、自分の。
もりちゃん
うん。だから、競争せざるを得ない。
していないと、何も得られない。
おざき
うん、そう。
この動画の中で、塾の例があげられてて、
自分自身は別に勉強すげえしたいわけじゃないけど、周りの子が全員塾行って、すげえ頭良くなってたら、
塾に行かないということが、自体が不利になるっていう。
もりちゃん
はいはいはい。とっても分かりやすいですね。
おざき
この能力とか競争みたいな世界で、
ちょっと俺の中で論点がごちゃごちゃついてきてるけど、
別に学力不利になるんだもんな、それで。
もりちゃん
なるんだよな。
そう、不利になるんだよな、それで。
おざき
お金とかが減るんだもんな。
もりちゃん
赤い首輪国に住んでみる?
いや、俺もそう思った、そう思った。
おざき
GPTとかに、社会主義ってめちゃくちゃ良くないですか?みたいな。
なんでダメなんですか?みたいな。
もりちゃん
1の1みたいな質問して、
おざき
社会主義は競争が起こらないので、
労働意欲とかが低下したりとか、
サービスが切磋琢磨しないので、
質の悪い製品とか、しょぼい食料とかが大量に発生して、
社会が結果としては悪くなっていったんです、みたいな。
AIはそう言ってました?
もりちゃん
言いそうだ。
そうだよな。
やっぱそれはさ、ソ連が倒れたというさ、
でかすぎる歴史の、歴史が物語っている。
おざき
証明されてるよな。
ということなのだが、どうなんですかね。
でも、ベーシックインカムみたいなことは、みんな夢に見ているわけじゃない?みんなして。
もりちゃん
そうだったら、みたいなことは、そういう論はあり続けていて。
おざき
ベーシックインカムはね、社会主義と資本主義のハイブリッドみたいな感じなのよな。
お金はもらってるんだもんね。
働きたかったら働いていいし、
競争したい人はガンガン競争してくださいと。
それじゃ否定しないけど、みんなに10万月配るから、
働かなくていい人はもうそれだけで生活してくださいと。できますと。
その代わり、たとえば国民会保険というか、3割負担とかもないし、
年金とかもないよ、みたいな。
もりちゃん
世界。
こういう話をするとき、いつも、
やっぱこう、植物的な考え方からは逃げられないので、
それって私が死ぬまでにできるんですかっていう、
テクノロジーと生活の競争
おざき
なんて言ったら、私のこの日々の、
もりちゃん
働いて、こんなに働いてっていう気持ちが影響されるんですか?
って思っちゃうから。
おざき
そうなんですかね。
もりちゃん
これについて丁寧に考えることは大切なんだと思うんだけど、
ついムクムクとさ、明日の私の仕事、
おざき
明日の私に優しい世界にはならないじゃんって思っちゃう。
もりちゃん
ムクムクとそういう気持ちが湧いてきちゃうけど。
おざき
そうですなぁ。
まあ、思考実験としてはね、面白いですけど、
まあ、どうせ何年だろうみたいなのはあるよね。
もりちゃん
そう。そうなんだよな。
おざき
そう、だから、こういうことは思うんですけど、
結局、相対的に不利にならないために仕事も続けるし、
何なら何かの資格も勉強しちゃったりするし、
俺は経営大学院も出るし、
もりちゃん
そうじゃん。
おざき
もうこんなのはね、本当にその通りなんだよ。
不利にならないためだけにやってるんだよ。
もりちゃん
しかしそれでいいのかと、やはり考えてしまうわけだよな。
おざき
リカレント教育とかもそうだしさ。
もりちゃん
何ですか、リカレント教育って。
おざき
なんか、
もりちゃん
ここに46分喋ってて、急に知らないカザカナ出てくるとびっくりしたんだけど。
おざき
リカレント教育は学び直しですね、大人の。
もりちゃん
あ、リカレント、なるほど、そうですか。
おざき
こんなのもさ、おかしいよ。
もりちゃん
なんかね、本当に許してほしいよな、もう。
こんだけやったじゃんって思うよね。
おざき
本当にあれですよ、会社とか経済産業省とかがめちゃくちゃ金出してさ、
工場にいる40歳とか50歳のベテランに統計学を教えたりとかさ、
プログラミング学ばせたりとかさ、
自分たちで濃厚度のプログラミングをかけるようにしたりしてるんだよ。
そうなんだ。
それがその豊かになってるんでしょうかっていう。
もりちゃん
悲しいなあ。
おざき
悲しいよ。
もりちゃん
いや、本当にさ、私昔本当にびっくりされたことがあるんですけど、あんまり共感されないかもしれませんが、
おざき
なんか本当に長生きする意味ってあんのかなってずっと思いやりを持ってて。
かっこいいね。
もりちゃん
いやその、だってさ、たぶん、目の前で必要かなと思われることに対してずっと学び続けているじゃない?
何かを見続けていって、ずっといって、
50、60になったときにまた知らない何かをずっと学び続けて、
おざき
足りない足りない、君には足りないから何か能力を身につけなさいという、
もりちゃん
自分が足りた、自分のこれまでの努力が満ちたというところにならないまま、
おざき
どこか欠陥だということになりそうじゃん。
わかるよ。
もりちゃん
やじゃん。
おざき
やーねー。
もりちゃん
だから、なんかこう、そうですね、別にいつ死んでも一緒かなっていう。
やーねー。
こうとは思いますよ。
これは結構、あっきらかんとそう思う。
おざき
わかるよ。
かつしか北斎がさ、85歳くらいでさ、なんかもう絵描きながらさ、なんか涙を流したらしくて。
もりちゃん
え?何?
おざき
こんなに、こんなに弟子もたくさんいて、こんなに一生絵を描いてきたのに、
猫一匹うまく描けないって言って、泣くんですよ。
絵描きながら。
もりちゃん
へー。
無理すぎるやろ、みたいな。
おざき
またなんかシビアになりすぎてるだけな気もするけど、うまいよ十分みたいな。
もう十分うまいよって。
うーん。
まあでも、なんか大きくはこういう話なのかなっていう。
もりちゃん
そうだねー、なんかこの、うーん、なんかそうね、この競争社会を楽しめる脳みそにならないと。
おざき
そうですね。
もりちゃん
いけないというか苦しいよな。楽しめる脳みその人羨ましいわ。
だからもうなんか会社の偉い人なんてさ、もう大体みんな似てんだよな、なんか性格が。
あー、そうねー。
おざき
それがなんか別に、あのー、リスペクトできないとかでもないんだよ。
あのー、めちゃくちゃすごいんだよ。
あのー、単純な脳筋バカみたいな感じではないよ。
あのもう、そうそう。
クレバーだなと思って。
クレバーで体力もあって、ちゃんと弱いとこもあるんだけど、
それをくるめて前を向くポジティブさみたいな。
何週も何週もして強くなってる深みのある明るい話の面白いおじさんおばさんみたいな。
そういう人なんよな、なんかこの社会に向いてるプレイヤーって。
もりちゃん
ほんとね。
えー、絶望。
おざき
明日地球が終わるときの一個。
絶望。
もりちゃん
絶望。
おざき
絶望。
絶望すぎるって話が。
もりちゃん
えー。
ほんとに、だからそうだよね。
そういうその、なんかこの競争社会に向いてる人たちはそういう風に何かを得て、
まあ有利な人たちはそうやって生きていくだろうし、
不利で競争に勝つっていうことに味見出せないというか、勝てない、なかなか勝てない人たちは、
教育と社会の期待
もりちゃん
そうね、うーん、その、なんだ、えー、こまめに電気を消すみたいな、
なんかそういう、それで先月より電気が消えたみたいなところに喜びを感じたり、
おざき
えー、そうな?
もりちゃん
あー、なんだ、あー、まあ、何ですか、満足、すごく嬉しいわけ、何の文句もないわけではないけど、
まあこの旦那と一緒になって、まあ悪くなかったかな、みたいな気持ちで生きて死ぬということですよね。
おざき
そうですね、そうだと思います。
もりちゃん
それで、それでもいいか。
おざき
そうね。
ほとんどの人の人生なんて大したものにはならないですから。
もりちゃん
ちょっと暗すぎるかも。
誰が聞くんだこんな話。
おざき
待ってますよ、皆さんの社会への怒りを。
もりちゃん
うん、そうですね、私とおざきくんはたまにこういう、その、世界に絶望するタイミングが、なんかそういうメンタルのタイミングが被っちゃうとこういうことになるよね。
おざき
不意のない。
はい。
どう思ったか、みんな教えてください。
教えてください。
もうそんな、そうね、フォームに書く言葉が出てこないかもしれないですが。
お待ちしてます。
もりちゃん
これも今の我々の姿ということで。
おざき
はい。
もりちゃん
ありがとうございました。
おざき
この番組では皆さんの感想・質問、私たちに話してほしいテーマを募集してます。
もりちゃん
はい。
おざき
Googleフォームからお届けなどで、皆さんのご意見をぜひ送ってみてください。
はい。
それではまた来週お会いしましょう。
もりちゃん
森ちゃんと、
おざき
おざきでした。
もりちゃん
生きようね、みんな。
おざき
ばい。
55:59

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