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オスオス、おはようございます。
こんにちは、こんばんは。
地球元気食堂、開店でございます。
僕の名前は、もおちゃりと申します。
薬前史をしたり、森林インストラクターをしております。
今日もよろしくお願いいたします。
今、僕は大阪におります。
昨日、夜、一日のお仕事がすべて終わった後ですね、
大阪で一度行ってみたいなと思っていた場所、
ここに行くことができました。
その場所は、西成区と言われている場所です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
西成区は、日本で一番日雇い労働者の多い町、
そのように呼ばれています。
一時、日雇い労働者の数は2万人を超えていたと言われています。
その歴史は江戸時代にまで遡ります。
当時、大阪は天下の台所と言われていました。
日本中からありとあらゆる物資が運ばれ、
この日本の中心地、大阪に集まってきていたんですね。
日雇い労働者の形は当時からあったのだと言われています。
お米をつく人だったりとか、運送をする人だったりだとか、
とにかく大勢の方々がその日、その日を日雇いで生きておりました。
体一つあれば、いつでも仕事ができる。
誰でも受け入れられる。
そういうフードがここから出来上がってきたんですね。
西成区と呼ばれている場所は、
テレビではちょっとアンダーグラウンドな怖い場所だと、
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そのようにイメージ付けられて放送されることがあると思います。
それは暴動が起こったりね、治安が悪かったりね、
それからホームレスの方々がいっぱいいたりね、
そんなことでちょっと近寄りがたい街という印象が、
僕たちには新しいのではないでしょうか。
一時2万人に膨れ上がったその日雇い労働者たちは、
やがて散り散りに散らばっていくこととなりました。
ある者は生活保護を受けられるということで、
その日暮らしが終わり、
どこか別の場所で生活を営むことができるようになりました。
また、ある者は東日本大震災で福島が大きな被災を受けたときに、
福島県へ流れていって、そこでお仕事を作ったり始めたり、
また日雇いをしたり、そのようになっていったんですね。
また、高齢化がどんどん進んでいっております。
日雇い労働の中には建設業、土建屋さんですね。
解体業など、そういった体を使うものが非常に多いです。
また職人とか、事務仕事だとか、そのようなこともあるそうなんですが、
ホテルのベッドメイキングだとかもあるそうなんですがね、
体を使うっていうことはなかなか大変なものです。
そういうことで日雇いで働いていくことが難しくなっていった。
そのようにして人はどんどん離れていきまして、
今、西成区にいる日雇い労働者の数は700人程度と言われているそうです。
しかし、まだ未だにこの日雇い労働をしている方々が、
この西成区には非常に多くおりまして、
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僕たちはそれを、夕べ目の当たりにしたわけです。
スラム街という言葉がありますが、
本当に不法投擬をされた電化製品、ゴミ、そういったものの中で暮らす方々もおりました。
また、無料で泊まれるバス、車がね、
そういった方々を助けようということで置かれているバスがありまして、
その中で眠っている方もいらっしゃいます。
今、西成区は誰でも、誰でも、どんなバックグラウンドがあっても、
どんな人でも受け入れてきたという、そういった度量の深さを生かして、
インバウンド、つまり海外からのお客さんが誰でも泊まれるような場所になっています。
海外のお客さんも訪れやすい、そんな安宿もたくさんあるということです。
土屋街と言われるんですが、宿のひっくり返したものです。
宿というにはなかなか大変な代物で、1部屋2畳とか3畳とか、
しかし安いところでは1泊500円、500円から1000円、1500円くらいで1泊が泊まれる、
そういうですね、場所があるんだそうですよ。
僕はこの西成区にいつか、いつかね、行くんだろうなと予感をしていました。
それがまさか昨日の夜になるとは思いませんでしたが、いつか行くんだろうなと思っていました。
僕は以前ハワイに行ったことがあるんです。
後にも先にもハワイに行ったのはその1回限りなんですが、結婚式に招待をいただきまして、
結婚式に呼ばれたということは、ハワイのキラキラした部分をたくさんたくさん見せていただくっていう、
そういう旅になるはずでした。
でも僕はハワイに行ったとき知ってしまったのです。
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それはハワイから、ハワイのホノルルという場所から少し離れた場所に、
スラムとは言わないまでも、
格差に苦しむ方々が住んでいたり、またちょっと治安が良くない、そんな場所があることを知っておりました。
僕はわざわざそこに出かけて行ったんですね。
ハワイのキラキラゴージャスな面、そこはまあ置いといて、
なんだかそのスラムの方には真実があるような気がしまして、僕は行きました。
なぜ僕はそういった部分に惹かれるのか、自分を振り返っておりました。
ハワイの時といい、京都いい、また僕はいつも旅をするときは東南アジアだとか、アジア圏内を旅をするんですけれども、
非常に物価が安い、発展途上国と言われるような場所を旅をすることが多いんですね。
なぜ僕がそんなところを旅をするのか、それはそこに生きている人たち、一人一人の思いとか、声にならない言葉だとか、
そんな感覚がどっと押し寄せてくるから、そういったものが僕に語りかけてくるんですよね。
真実を知ってほしい、本当のことを紐解いてほしい、それは自分の人生を呪う人たちの声でもありましたし、
こんな生活だけど何一つ不自由がない、すごくすごく満たされた生活を営んでいるんだよって、それを知ってほしい。
決して私たちは、かわいそう、憐れみの目を向けられるような存在ではない、むしろ逆なんだよ。
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資本主義経済の勝負の世界、競争の世界で生きている人たち、あなたたちは本当にそれでいいんですか?
生き方はそれだけじゃないんだよ、そんなことを僕に語りかけてくれているような気がしたんですね。
夕べ出会った西成区の方々、身軽だった、身軽でした。その日一日生きられればそれでいい、守るものはない。
今日自分が働けて着る服があって、雨をしのぐ屋根があって、風をしのぐ壁があって、温かいご飯を食べることができて、
それを仕事終わりに喜びを分かち合う仲間がいて、その他にそれ以上に何を望むんだ、望むものはないじゃないか、それだけでも幸せなことだよ、ありがとう、ありがとう、そんな声が聞こえてくるようでした。
とにかく身軽でした。僕たちは手放したくないものがあります。守りたいものがあります。誰かのために生きる。
これが僕たちの幸せでもあるし、僕たちの生きる道なんだと僕は思うんですね。自分のために生きる。自分のものを増やしたい。それは人の欲望、超自然的なことなのかもしれません。
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でも昨日見た人たちの中には、人情があった、お金がない、人生うまくいかないこともたくさんある。でも人と人が助け合っていこうって思っているんですよね。
僕は大阪という場所をちょっときつそうだなとか苦手だなって正直思っていました。でも昨日ね、自転車の上にカメラを置いて写真を撮ろうとしていたカップルがいたんです。
バッグには綺麗なクリスマスツリーのイルミネーション。でもその自転車の持ち主が帰ってきたんです。
あ、その自転車乗って今からすぐ帰るんですけど。カップル気まずいですよね。イチャイチャしてこれから写真を撮ろうとしてた。だけどそんな現場を私の自転車ですよって持ち主が帰ってきたわけですから。
でもその自転車の持ち主が言うんですよ。もしよかったら写真撮りましょうかってすごくほっこりしますよね。また、昨日西成区では酔っぱらってしまって道のど真ん中に座り込んでしまっていたそんなお父ちゃんがいたんですよ。
そのお父ちゃんに周りの人が大丈夫?立てる?そうやって話をしてくれたんですね。
そして何より昨日西成区に6年間、6年間ですよ。日雇いで暮らしてるそんな若者に出会いまして、町を案内してもらったんです。これが本当に嬉しかった。無償でさ。
ただこの時間を楽しんでほしいな。ただ自分の住んでいるこの西成っていう場所を知ってほしいなって。きっとそんな思いだったのでしょう。
とてもにこやかに身軽に僕を案内してくれたのです。それはとてもとてもありがたいことでした。
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そんな彼らを見ていると、僕はどうも彼らが不幸だとか、彼らがかわいそうだとか、そのようには思えなかったんですね。むしろその逆でした。
ただ身軽であること、身軽に生きられること、その日その日を精一杯生きること、それができている彼ら一人一人がどこか輝いて見えた。
そして誰でもどんなバックグラウンドがあっても、ここにあなたの居場所を作りますよ。いつまでも居て大丈夫ですよ。いろんな厄介なことは聞きません。
あなたが好きなだけおったらええ。そんな風に誰も排除せず受け入れることができるその街の文化、そんなのないですよ。
僕は移住をしてきたんですよ。高知県に。移住という文化を僕は知ったんですね。
その移住の文化を経験したときに、入ってくるときに、いやあなたはやめといた方がいいよ。うちの街には合わないよとか、あなたみたいな人にいてもらっては困るとか、そういう移住の場面に出会ったことは何度もありました。
僕自身はありがたいことに受け入れていただけましたけど、移住というのは反対に受け入れるの、反対に排除するということもあるんです。
あなたの家に誰かが遊びに来たときに、いいよって、いつでもいいよって、入ってくつろいでって、いつまでも好きなだけいていいよって、それを言うことができますか?
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僕にはそれは今はまだ難しい。自分に余裕があればそれができるのかな。実はそうでもないんですよね。余裕って何でしょう。
今日西成区、昨夜西成区を見てきた僕には、その余裕っていうのは何を持っているか、お金があるかとか、広い土地を持っているからとか、そういうことじゃないんだろうなって思いました。
だって、昨日の出会った人たちは、その日生きていくお金を稼ぐ、それだけに一日を使う人たちですよ。
だけど、急にやってきた僕を迎え入れてくれたんですよ。余裕があるからじゃないんですよね。
今すぐに僕たちは、誰かを迎え入れることができるんですよね。
どんな境遇であっても、いいよ、OKだよって言うことができるんですよね。
それは人であっても、厄介事であっても、天気であっても、自然であっても、何でもです。
そうやって、自分のところに、どんなに人が厄介なことだと思っても、受け止めることができるかどうか。
これが僕たちの、僕が昨日学んだことを思い出させることなんですよ。
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今日は自然のお話から、自然のお話を聞いたいと思います。
真実がそこにあった気がしました
いかがだったでしょうか
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今日は自然のお話から
少し外れたようにも思えますが
実はこれ
自然の話にすごく結びつくことだとも思っています
環境はどんなに厳しくても
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どんなに大変でも
そこに住みたいと思う人を
受け入れる度量があるんですね
森に入りたいと思ったら
誰でもOKなんですよ
でもそこで僕たちが
顔を出してしまって
多く持とうとすると
誰かを排除し始めるんですよね
だから僕たちはやはり
自然と共に生きる
そうすればどんな人でも
どんな状況でも
バッチリOKだよ
ここにおいでよと
導くことができますよね
お時間が来てしまいましたので
今日はこの辺で
お相手は役前師であり
森林インストラクターである
ももちゃりがお送りいたしました
またお会いできることを楽しみにしております
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ