エピソードの導入
おはようございます。こんにちは、こんばんは。里山暮らしを案内しているもおちゃんです。
もおちゃんは、普段、山や森のガイドをさせていただいたり、
元気のない大地や木のお手入れをさせていただいたり、
そして、自然に優しい農法で育ったお野菜を使って薬膳を提供させていただいている人です。
さあ、今日はですね、そんなもおちゃんと一緒に樹木の、木のですね、
どうしてなんだろう、なんでなんだろうっていうね、そんな不思議を一緒に学んでいけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
お、きょうもそらにゃん、ありがとうございます。おはようございます。
12月6日土曜日、トッツーさん占います。
ぜひ、12月6日、そらにゃんとね、トッツーさんのコラボを聞きに行っていただけたらと思います。
朝のにゃんこ、お世話しながら聞かせていただきます。
ということで、承知いたしました。
はい、ということで、きょうもタイトルコールを言ってみたいと思います。
もーちゃんのなぜなに樹木図鑑、大人のための里山寺小屋
はい、よろしくお願いいたします。これを毎日やりたい。
はい、このですね、もーちゃんのなぜなに樹木図鑑では皆様からいただいたご質問などをですね、テーマにしながら
皆さんで膝を突き合わせて、ああじゃないか、こうじゃないかって話を進めていきたいと思っております。
今日僕はですね、この後、近くのですね、地質館というところに子どもと行く約束をしているので、朝の収録ライブ配信とさせていただいております。
朝のですね、ご多様な時間にもかかわらず参加していただいたあなた、本当にありがとうございます。
さて、今回ですね、いただいていたご質問は、今参加してくださっているソラニャンが寄せてくださったものです。
北欧に家具屋さんが多いのはなーぜ?というご質問でしたね。
木の種類と加工の難しさ
いやーこれ不思議ですよね。ちょっとおさらいをしてみると、昨日までですね、昨日は産地、木が取れた場所とかによって、強度、木の強さとか、あと価格ですね、値段は変わるのかっていう話でした。
そこでの結論は、変わるということでした。
特に寒い地域の方が木はですね、しっかりと、しっかりとこうしたものになっていきますので、強くなっていく。柱として優秀になっていく。
そして、育つのがすごく時間がかかる。手間暇かかる。だから値段も高くなっていくよねーなんていう、そんなお話でございましたね。
で、今日は、なのにも関わらずですよね。このね、堅い木っていうのは加工をするのが難しい。形を作り変えるのが難しい。にも関わらず、どうして北欧、めちゃくちゃ寒いイメージあるけど、そんなところの木たち、家具屋さんが多いんでしょうか?っていう話ですね。
僕、あまりブランドとかっていうことには詳しくなくてですね、北欧の家具屋さんと言われてパッと思いつくのが、あの池屋さんぐらいしか思いつかないんですけど、でも確かに北欧では、なんか家具がすごくおしゃれだなっていうイメージがあります。
もしね、そらにゃん、家具屋さんにお勤めだったという経験があるということなので、もしね、可能であればでいいのでね、どんな家具メーカーがあるのか教えていただけたら嬉しいです。どうなんですかね。
池屋さんと、あと僕もいくつかね、今日の放送にあたって調べたんですけども、移管船、木のこととかさ、そういうことは頭の中に残るのに、ブランドやメーカーの知識がどんどんスッと右から左へ受け流されていってしまうみたいな。
そんなところがあるのでね、そういうところはぜひぜひ皆さんのお知恵を借りながら進めていきたいと思っているんですけどね。
そらにゃん、アイコンが変わりましたね。葉っぱ隊ですって。
そう、それから、このですね、樹木図鑑、一緒に学んでくださる方をね、募集しています。別にお金も何もいらないんですけど、ぜひですね、これ葉っぱ隊って言いますけど、加入してですね、一緒に定期的とは言わないですけども、気が向いたときに来たいよっていう。
ちょっとそんなところに入ってるよなんていうふうに言うと、自分自身のモチベーションも上がってくるかな?楽しいかな?なんて思ったりもしているのでね、ぜひぜひお願いいたします。お声掛けください。
このですね、北欧に家具メーカーが多いということで、たぶん昨日そんな宿題を皆さんに投げたような気もするので、調べた人もいたでしょうか?どうでしょうか?調べましたか?
僕はね、これ調べていて、なるほどなぁと、がてんが言ったところがたくさんたくさんありました。ということで、ここから本題に入りますね。北欧に家具屋さんが多いのはなぜなのか。
まず結論から申し上げると、2つあるんですね。1つは木の種類。そしてもう1つが文化というね、この2つですね。北欧ならではの木の種類とそして文化があるからっていうことを結論としたいと思います。
そらにゃん、にゃかにゃか調べられずということで、OKですOKです。全然問題ないですよ。もしもですね、僕のこの放送を聞いていただいて、もともと家具屋さんをね、勤めていたそらにゃんが、これはどうなのかなとか不思議に思うことがあったら、ぜひぜひ寄せてくださいね。その感性がセンスがとても助かります。
まずですね、この木の種類っていうもの。日本でも家具を作るときには様々な木を使います。木の種類を使います。杉の木とか火の木と言われている葉っぱがトゲトゲしているですね。そういう木たちですよね。そういうのを使うこともありますよね。
それから葉っぱが丸い形をしているね。これは紅葉樹と言いますけど、こういう紅葉樹っていうものをね、使っていくときもあります。で、同じように北欧の方でもいろんな木を使って家具を作るんだそうなんですけれども。
まずですね、まず一番よく使われるというか、ポピュラーな木っていうのが2種類あるんですね。2種類。僕たちが杉と火の木を使うように、向こうでは何を使うのかっていうことです。
1つはパインという木ですね。そしてもう1つがトウヒという木ですね。トウヒ。この2つについてお話ししたいと思いますね。松とかパイン。パインっていうのはですね、英語で松っていう意味なんですよ。これパイナップルと関係あるのっていうふうに思うわかもしれません。
実はですね、関係は一切ありません。一切ないというか、もともと初めにパインというですね、そういう木をですね、見つけたときですね。パイナップルが木になってるぞっていうふうになったんですよ。
あの松ぼっくりが一番最初、本当にもうね、松ぼっくり開くようなその前の時ってパイナップルに結構似てるんですよね。だからあれ、パイナップルがなってる木があるぞって。パイナップルって本来は草なんですよ。
だから地面から生えてくるものなんですけれど、木になっているぞみたいなことになって、パインという名前がついたんだそうです。あ、そうそうそうそう松ぼっくりっていうのは今ソラニャンがね、あーぎゅーとなっている松ぼっくり確かに似てるっていうふうにおっしゃってくださいました。
松ぼっくりは湿度を持つと、あの湿気を吸う水分を吸うとですね、ぎゅーっとこの傘が閉じていくんですね。そして乾燥していくと開いていくなんていうふうになります。
お、松ワンおはようございます。ということでありがとうございます。松ワンお誘いですけども葉っぱ隊に入りませんか?別に何にもないんですけど。
ぜひぜひ一緒に学ぶメンバーとしてですね、ソラニャンがですね、葉っぱ隊一覧というかね、葉っぱ隊のメンバーのですね、このアイコンをですね、いっぱいこう並べて仲間たちのですね、なんかイラストというか、そんな教室みたいなのを作ってくれているので、ぜひよろしければあの葉っぱ隊画像で遊べますということなんで、松ワンさんここでですね、名前つらねていただけたら嬉しいです。
はい、まあ無理とは言わないのでね。はい、そうですね。でですね、入ります。ありがとうございます。お金とか全くいりません。
じゃあソラニャンぜひお願いします。おーということで一つお仕事が増えましたがよろしくお願いいたしますね。
この松ぼっくりっていうのがパイナップルに似てるっていうことでね、このパインという名前がついたんですよということですね。
そして先ほどもう一つ挙げた頭皮という、そういう木があります。頭皮って多分英語でですね、また別の名前があるので、もしかしたら家具メーカーに勤めてたソラニャンは別の名前で知っているっていうことの方が多いかもしれませんね。
なんて言うんだっけな。スクロースだったかな。スクロースっていう気がしますね。確かね。だからそんなような名前がありますか。
この頭皮っていうのはですね、もし漢字で書くとするならば、頭、中国の皮の木と書いて頭皮と読みます。中国の頭ですね。頭というね、剣刀師の頭にそれで皮の木と書いて頭皮というふうに読みます。
この頭皮っていうのはどういう木なのかっていうと、聞いたことないです。そうかそうかないかないか。頭皮という木はどういう木なのかっていうと、これももちろん信用樹なんです。
松は正解です。頭皮は頭の木の木と書いてその通りです。信用樹です。どちらかというと、なんか杉っぽい形をしてるなという感じなんですけど、松の仲間なんです。松の仲間です。パインの仲間なんですよね。
だから向こうの方では松に関するような松の仲間の記号をよく使われるということです。パインは松そのものだし、それから頭皮という木も松そのものですよねということです。
この松という木たちはトゲトゲしている木たちは寒い方で育つとすごく美しくなるんですよね。松はパインの愛好にしようかな。確かに松ですからね。松ですからね。なるほど。ぜひ作ったらそらにゃんにそれを渡してあげてください。いいですね。
面白いですね。仲間が増えて嬉しいです。
木目がですね、すごく緩やか広いんですよね。なんですけど、これが寒いところでギュッと育つとですね、絹の糸、もうシルクですね。あのシルクの細い細い糸のような繊維がですね、美しく美しく重なってくるっていうようなところがあって、このパインという木はですね、とてもいいわけですね。
なんですけど、この松っていう木はそらにゃんも家具屋さんでね、よくクレームが来たって言ってました。松を使った家具っていうのは傷つきやすい、へこみやすいっていうことがあります。これは松の木そのものがもともと柔らかいという性質を持っているんですね。そんなに硬くないよっていうことなんですよね。
このパインの木を使っているっていうこと、つまりその松の木がもともと柔らかいから寒いところで育ったとしても、まあそこそこだよっていうことでそれが好まれるんだそうです。
桃皮という木も、これ松と比べるとですね、ずいぶんとまっすぐ育つんですよね。松はクネクネしていくようなイメージがありますが、桃皮っていうのはね、そこに日の木っていう文字が使われているように、日の木はまっすぐ育ちますから、桃皮もまっすぐ育っていくんです。
しかしですね、この桃皮っていうのは日の木とは違いますからね。これ松の仲間であって、松と日の木っていうのはちょっと仲間が違います。家族関係が違ったりします。
ということで、まず一つ目、北欧の家具ではこういうですね、柔らかい素材のものを使っている。そしてそれが美しい模様になっていく。だからこの木が、この木材が好まれていくんだっていうことを一つ抑えておいてください。
文化的背景と樹木の特性
とはいえですね、ソラニャンもよく家具屋さんで見ていただいたと思うんですけど、例えばオーク、菓子の木ですね。そういう紅葉樹の木もあったよっていうことを言うと思うんですよ。
紅葉樹の木、特に菓子っていうのはどういう木かっていうと、あのどんぐりを身につける木なんですよね。どんぐりを身につける木っていうのはたくさんあります。たくさんあります。オークという木だけじゃなくってどんぐりというものを身につけるのはたくさんありますが、その中の一つは菓子の木なんですね。英語で言うとオークと言います。
そうです。オーク材は菓子だったかですね。この菓子の木っていうのはまあ硬いんですよ。本当に硬いんですよ。
モーちゃんが今案内をさせていただいているお山には赤菓子という赤い木目を出してくれるそういう菓子の木がおりまして、これもですね赤い柱、美しい柱を作るということでね、とってもいいんですよね。
まずは初めて知りましたということでよかったです。菓子の木は硬いんだっていうことをここで抑えておいていただけたら嬉しいです。昔から柱とかにやっぱりよく使われていくんですよ。柱になります。菓子の木は柱になります。
だからこのですね、オーク材っていうのはどういうところに使われるかというと、まず木の柱でしょ。それからあと床ですね。床。木の床というか、家の床ですね。床。あ、そうですそうです。菓子の木って硬い木って書く漢字にしてみて気がつくことがありますね。
素晴らしいです。優秀。これで結びつきましたね。床とかっていろんなものを置いたりもするし、よく衝撃を与えまくりますよね。毎日そこを歩くわけですから衝撃を与えまくります。だから傷がつきやすいんです。
もしもこの床材に柔らかいパインの木とかさ、あと日本で言うならば杉の木なんていうのを敷いたとしたらどうなるでしょうか。床は傷傷になってしまいます。けれど、けれど、けれどですね。これちょっと余談なんですけど、杉の木をあえて使うっていうこともあるんですね。やっぱり杉の木って柔らかいんですよ。
だから子供たちはその木の上を歩きたいんですよ。柏の木の硬い床よりも杉の木とか、もしかしたらパインの材の床とかを歩きたいっていう思いはあるんですね。
これね、僕ね話を聞いたときびっくりしたんですけど、ちゃんと写真を見せていただきました。床がフローリングとかね、この硬いですね。そういう木目だったりとか、あと何ですかね。コンクリートの床よりも子供たちの遊ぶ重心が低くなるんですって、この杉の木の方が。
やっぱり杉の木は、木で作られた方が暖かいということと、やっぱりこのふわっとしたこの踏み心地っていうのにすごく心地良さを感じて遊ぶ重心が低くなる。どういうことかって言うとですね。床に寝そべりながら遊ぶということなんです。床に寝そべりながらです。椅子に座って遊ぶとかじゃなくて、もう床に座って遊びたいっていう感じなんですよね。
この子供たちの重心が低くなると、子供たちが体を全部を使って遊ぶようになるっていうことでね。ソーソラニャン、ゴロンゴロンしたいって思いますよね。そういうのがですね、実はこのですね、柔らかい木の魅力でもあるんですね。
硬い木であるこのオークをはじめとする木たちはですね、加工するのがめちゃくちゃ大変です。高い技術力が必要だし、体力も必要だし、もうすごいんですって。だからこういう硬い木のですね、コップとかそういうものってあると思うんですけど。
あったらですね、それはもしこれ手作業で作りましたみたいなことになったら、かなりの値段をすると思ってくれて構わないですね。一つ一つ手作りですっていうそういうコップ職人の人がいて、そしてそれが硬い木だったとしたら相当な値段があります。
じゃあね、何でこのカシの木の方が硬いのか。あとはね、サクラなんかもね、結構硬いというふうに言われてます。こういう紅葉樹と言われている木は、新葉樹よりも例外はあります。例外はありながら、かなり硬いことが多いんですね。硬いことが多いんですね。それは一体なぜなのかっていう話をしますね。
柔らかい木の魅力
いいですか。新葉樹、これまでも学んできたようにですね、体の中の作りが紅葉樹のそれとは違うんです。新葉樹の体の中っていうのは、もう管の塊です。管の塊です。言うなればですね、細い細いホース、ストローですね。ストローをぎゅっと束ねたような構造をしています。
そらにゃん、そうだよね。新葉樹の方がトゲトゲして硬いっていう勝手なイメージがあると。確かにもうちゃんもそのように思ってました。そのように思ってました。しかしですね、ここはですね、実は体全体で水を吸い上げるっていう管がその中にあります。可動管と言われているものでしたね。
仮の道管、道の管、仮の道の管、可動管というものがあるよって。これがものすごく昔から昔からあるね。本当に太古の昔からあるこの植物のたちの体の仕組みなんだよっていう話をしてきました。
管だらけなので、管だらけなので柔らかいんですよ。はい。なので、昨日ちょっとまな板の話になりましたけど、こういう新葉樹を使ったそういったまな板たちっていうのは柔らかいです。切り心地が柔らかいです。そうです。そらにゃん、スポンジっていう話をしてましたね。中がスカスカなんです。
そして中はですね、空気が絶えず通ってるっていうことなんですよね。確かにそらにゃん、荒野豆腐なんかもそうですよね。あれね、顕微鏡で見たりとかするとスカスカだよなんていうことよく言われますけども、まさにそうです。
あの中って水分をよく吸うじゃないですか。水分吸ってない時っていうのは空気も通してるっていうことですよ。なので、あの木たちはですね、実は切られてもなお生き続けてるんですよ。空気を通したり水を通したり排出したりとかしながらずっとずっと生き続けてるっていうことなんですね。
もしその家具ですね、家具の中で木造の家とかそういった木に囲まれた空間に住んでいたとしたら、勝手に湿度を調節してくれるらしいんですね。
大体、人間が心地よいなって思うような湿度、日本人がいいなと思う湿度が、湿度50%から60%ぐらいなんていうふうに言われます。適度に湿ってるくらいがちょうどいいっていうくらいなんですね。木たちはですね、それを自動的に作ってくれるっていうことなので、やっぱり木の家具っていうのはとても素晴らしいんですよね。
そして、昨日僕竹のまな板を使って切ってみたんですけど、硬いんだよね。これって例えがわかったんですけど、すごく硬いまな板って切りにくいです。
これってね、印鑑を押すときに下にゴム板を敷くじゃないですか。そしてその上に絆鉱を打つじゃないですか。そうするとくっきりとした印が押すことができる。でも下が硬い面だとくっきり押せないみたいなところとすごく似てるのかなーなんていうことを思いました。
はい、そらにありがとうございます。霧ダンス、着物が湿気から守ってくれるって言われてる。そうなんです。霧ダンスっていう霧という注目は紅葉樹にあたりますよね。
だから新葉樹とは中身は違うんですけれども、この霧というのは例外中の例外なんですね。紅葉樹の中でも柔らかいというか軽いというものです。これどうしてかというと中が結構スカスカなんですよね。
そのスカスカなところにたくさんの空気を含んでくれてます。たくさんの空気が含まれてるんです。霧ダンスっていうのはですね、今先ほどまで話していたような、紅葉樹はめちゃくちゃ硬いみたいなそういうイメージとはまた少し変わってくるようなものです。
軽いんです。軽いというのは柔らかいっていうことと同じ意味です。なぜならばそこに物体があるのにも関わらず中が詰まってないからなんですね。詰まってないっていうのは脆そうだなって思うかもしれないけど、
タンスとかそういう着物とか衣類を入れておくっていうのはそんなに重いものじゃないじゃないですか。そしてその屋根を支えるみたいな柱として使うものとは全く違う意味があるので、これはタンスにうってつけのものになるんですよね。
じゃあどういうことがあるのかっていう霧ダンスの話に行きましょうか。霧ダンスっていうのは中がスカスカです。スカスカであるとですね、そこに空気が入り込みます。スカスカだからこそ水分とか湿気も吸ってくれることができるし、湿気を吐き出すこともできるというこの完璧なですね、湿度調整の機能を兼ね備えているということなんですね。
さらにですね、火事が起こった時とかですね、火事が起こっても霧ダンスの中身は大丈夫なんていうね、そういうこともあるんですよね。なんでなのかっていうと、この霧ダンスっていうのはですね。お、久しぶりだ。猫ちゃんがやってきました。待ってたよ。最近会ってなかったね。
はい、あのですね。霧ダンスっていうのは中が空気がいっぱい入ってます。そうするとですね、外が高温になって暑くなったとしてもですね。あ、おはにゃんって言われてくれてるよ。
ねえ、あの高温になったとしても空気ってですね、これ熱を通しにくいっていうことってあの感覚としてありますか?空気は熱されにくいんです。ない、ないですかね。やっぱないですよね。
あのこれどういう、何を考えれば分かりやすいかっていうと、僕たちってフリースを着た上になんかこうジャンパーみたいなナイロン素材のものというかウィンドブレーカーみたいなものを着たりとかしません?ねえ、なんでこのモコモコのものを着たりするんでしょうか。肝っていうんでしょうかね。毛が立っているモコモコの素材のものを着たりするんでしょうか。あれって中に空気の層をまとうからなんですよね。
あのモコモコはモコモコが暖かいのではなく、モコモコがあることによってあそこは表面積が増えて空気の層が1枚できるから暖かいんです。
この空気の層を逃がさないようにするためにフリースの上にウィンドブレーカーを着る。そうするとその空気の層が蓋をされるじゃないですか。そうするとね、そこの中が暖かくなるんですよ。
こんなのって実感ありますかね。僕ですね、忘れもしないのが家庭科のテストがあったときにですね、冬はどんな服装をすればよいでしょうかっていう問題があって選択肢があってね、フリースの上にウィンドブレーカーを着る。
そしてウィンドブレーカーの上にフリースを着るとかね、いろんな選択肢があってウィンドブレーカーの上にフリースを着てしまうと、これ空気の層が逃げてしまいますから意味がないんですよね。一見すると暖かそうに外から見えるんですけどね。
なので、中に着込むっていうことが大切です。空には確かにそうです。羽毛布団なんか確かにそうですね。寒い土地の鳥の羽毛布団は暖かくてお値段高い。これです。これです。まさにそうです。お値段以上の価値を発揮しますよね。
そう、毛が細かくて温度を保ちやすいんだってこれです。細かい毛がいっぱいあるっていうことは、それだけ空気の層を作ることができます。表面積っていうのが非常に多くなってて、だからこの空気っていうのは温まってしまったら一回冷えにくい冷めにくいという効果があるんですよね。
なので、熱を通しにくいんですよ。一回温まってしまえばこっちのもの冷めにくいよっていうそういう意味があります。これがですね、この霧ダンスの中でも起こっているとしたらどうでしょうか。中は結構スカスカなんですよ。
通気性がいいんですよ。いいから熱を通しそうだなって思いきや、でも中に空気が入っているということは、空気は温まりにくいので、中の着物とか服は焦げにくいということなんですね。
そうなんです。そしてさらにですね、そういうところで火がガーっていくと霧ダンス燃えなくはないですけど、どちらかというと炭化していく炭化っていうのは黒く炭になっていくんですね。黒く炭になってくると、そうすると炭っていうのは温度を通しにくいという性質をさらに持つんですよ。
さらに持つんですということがあって、外が火事であっても霧ダンスの中に入っていた衣類とかっていうのは大丈夫なんていうことが結構あったりします。
もちろんこの空気が普段は出入りもしてくれているので、この霧ダンスに入っていれば膨中の効果にもなると、あとカビとかもあまり入ってこないよなんていうこともあります。風通しが良いので。さあどうだったでしょうか。霧ダンスのトリビアでしたけれどもね。
なのでね昔からこの霧ダンス嫁入り道具みたいなことを言っております。ここまでのことをまとめてくださってありがとうございます。信用樹、それから霧は例外ですけれども、そういうものがあると。
あとそういうのはスポンジ状の木であり、高級毛布団に近くって、熱に強くって、湿度を調整する。ありがとうございます。素晴らしいまとめですね。ここまでで30分も話してきておりますけれども。
この後の紅葉樹の話はOKですね。やっぱり硬いんですよ。硬いのはなぜかというと、この可動管というものがないからなんですね。動管はあります。水を吸い上げる専門の管はあるし、それから栄養を体中に行き渡らせるための子管という管はあります。
この管とかっていうのは体の中心にあるのではなく、体の外側の部分にあるんですよ。だからそのあたりは柔らかいです。
よく鹿さんとかが木の皮をペロってめくって、そこをガジガジって食べて、そしてその木の皮のすぐ中側っていうのは栄養がさ、木が作った栄養がいっぱい入っているわけだから、そこをかじると甘い樹液が出てきたりするわけですよ。
木を傷つけたら樹液が出てくるっていうのはそういうことなんですが、それは木の中では起こってないんですね。木の外側に近い部分で起こっているものなんです。
中側の部分は前も話をしましたが、細胞分裂はもうしてなくて、もうそこは言ってしまえば生命活動をやめてしまった細胞、死んでしまっている細胞だと。
その死んでしまっている細胞は必要ないのかというと、そうではなく固く固く固くなって、自分の体を支えるというものになってきます。
なので、そこはクダではないんです。クダはもう塞がってしまって、ほとんど塞がってしまうという感じかな。
それで、ずっと詰まって詰まって詰まって、自分の体を支えていくような、そういうものになっていくんですよね。
なので硬いんです。紅葉樹は硬いんですということです。
さあ、ここまでで木の中の性質によって、木の種類によって、やっぱりこの北欧の方ではちょうどいい感じ。
寒いんだけども、寒いからこそ模様も綺麗だし、それから強度とかっていうのもそこそこいいんだよっていうことでやっております。
かなり作りが違うんだね。そうです。新葉樹と紅葉樹ではかなり違いますので、上手に使い分けるねということで。
まさにそうなんですよね。やっぱり紅葉樹の方が柱としてはいいような気がしますよね。
もしもこの新葉樹を柱として使うのであるならば、歪みがない、目じれてない、まっすぐに育てる木っていうのが必要になってきます。
これまでのことが繋がってきましたか?きましたね。
もう一つですね、これを話さないと今日終われないんですよね。
北欧の気候と文化
なぜ北欧で家具メーカーが多いのかっていう話です。
これは北欧の独特の文化があるからなんですね。
僕はここに感動した。本当に感動しました。
北欧は寒いです。イメージ通り寒いんです。
寒いから何が起こるかっていうと、寒いというのはどういうことなのかっていうと、昼間が短いってことなんです。
夜の時間が長いってことなんです。
だから必然的に家の中にいる時間が長くなるんです。
家の中で楽しむ時間が長くなるんです。
日本人が外でいっぱいいろんな活動をしているようだけども、北欧の人たちは家の中で活動する時間が長いんです。
そんな家の中にいる時間が長いっていうことは、家の中を整えたいんです。
家族との時間が長いんです。
それが北欧の文化なんです。
DIY文化の影響
デンマークではヒュッゲという、そういう独特の時間があります。
これは何かっていうと、もうインターネットとかを見ない。
ただ家の中にいて、電気とかも消して、例えばロウソクに火をつけたりとかして、そういう時間を楽しむ。
あとは、ただいろんなものから遮断して、料理そのものだけを楽しむ。
テレビを見ながら料理なんて食べません。
いただきません。
もう本当にその時間だけをゆったりと味わう。
お茶を飲むとか、そういうこともヒュッゲでしょうね。
そういうのがすごく大切にされている文化があるんだそうですね。
この文化の中で行くと、やっぱり自分のいっぱいいる。
せっかくなんだから、自分が一番身を置いている場所っていうのを整えていこうよっていう文化が発展していくわけですね。
そらにゃん、いいなーって。
でも寒いのは嫌だなって。
そうだよね、そうだよね。
そうだよね、寒いのは嫌だよね。
でもいいよね、こういう考え方ね。
本当にまったりしてるわけですよ。
なので、この北欧のほうでは家具屋さんが増えているということです。
むしろDIY、自分自身でやる。
Do it yourselfですね。
DIYも自分たちでやっていくっていう文化がすごく多くて、
日曜日とか休みになれば何かしら自分の家の壁をペンキで塗ってるとか、
日曜大工をしているとか、そういうようなのが本当に日常的な文化なんだそうですね。
さらにですね、やっぱりこう人生っていうのはまっすぐじゃないんだっていうこと、
こういう寄り道をしているんだっていうことがですね、この北欧の人の木の好みにも表れているように思います。
僕これね、聞いたときにびっくりしたことがありました。
これはね、本当に製材所で聞いたことがあるんですけど、
日本人は整った木を育てようとする。
まっすぐした木、木目がまっすぐな木を美しいと思う心があるんだということです。
なのでそこには節があったり、黒い点があったりしてはいけないんだっていうね、
そしたら価値が一気に下がってしまう。
そらにはもうクレームをいっぱいもらったっていう話をしてたって思うんですけど、
ヨーロッパの方、北欧の方では特にはですね、
こういうまったりとした時間が嬉しい楽しいものなので、
木の木目もですね、波打っていたりとか節があったりとか、
そういうのをしている木の方が好まれるんですね。
これはその木が生きてきた証だよね。
その時間を過ごしてきたっていう証だよねっていうことで、
その木が育ってきた、その時間経過がわかるものの方が好きなんだそうです。
そういった木目を生かした家具を作るっていうのも、
北欧ならではの文化なのかなと思いますね。
松原、ありがとうございます。
DIYの正式名称も初めて知りました。
Do It Yourselfです。
自分自身でやるってことですね。
そらにゃん、うねうねの木目じっと見て遊んでた。
そうでしょ、そうでしょ。
そういうのに心打たれる人もいると思うんですよ。
妄想好きだから、どうやって育ってきたんだろうって思いますよね。
だからそういうのも受け入れられるっていうことなんです。
そういうことです。
さらにやっぱり北欧寒いのが嫌だなってそらにゃんさっき言ってたでしょ。
だからこその木なんですよ。
だからこその木なんだと僕は思ってます。
木と温かさの関係
木製のものに囲まれた空間っていうのは、
金属製で囲まれたものよりも温かく感じませんか。
ぬくもりを感じませんか。
これって心の問題なんでしょうか。
なんとなく癒されるなと思うのは心の問題なんでしょうか。
いやそうではなくですね。
そのなんか気のせいだと思ってたようなものっていうのは実は本当にそうなんですね。
っていうのはさっき言った霧ダンスの話。
思い出してください。
中に空気がいっぱい含まれているっていうのが木なんですよ。
針葉樹であればもっと含まれます。
紅葉樹もそれなりに含まれています。
そういうところにある空気が中に含まれている木材が
たくさんそこかしこにあるっていうことなんですよ。
っていうことは一度温まったそんな部屋は
これ冷めにくいんですよね。
もしも薪ストーブとかを焚いたりとかしてですよ。
ストーブ何でもいい焚いたとしてですよ。
温まったら金属の部屋よりも
木の部屋の方が断然冷えにくいです。
冷えにくいです。
これはどうしてなのかっていうと
木の中にある空気が温まっていくからですね。
そうすると全体が温かいんですよ。
サウナってそうじゃない?
サウナはサウナでちょっと違った意味があるんですけれども。
そうでしょ。
熱っていうのはどういうものなのかっていうと
エネルギーなんですよ。
僕たちって金属の板を触るのと木の板を触るので
どちらが冷たく感じますか?
もし気温が20度だとした時に
金属の板と木の板どちらの方が冷たく感じますか?
これ多分
みんな金属の板の方が冷たいっていう風に感じると思うんですよ。
じゃあ本当にこれ測りましたか?
金属と木の板って温度計ピタッとくっつけて測りましたか?
僕ね、これびっくりしましたよこの実験やってみて。
分かったことがありました。
もし室温が20度だったら
この金属の板の表面の温度は20度なんです。
そして木の板の表面も同じように20度なんです。
気温が20度であれならば
そこに置いてある木の板や鉄の板の表面は
空気に触れている部分は20度なんです。
全く変わらないんです。
全く同じなんです。
でも僕たちは木を触ると温かいって感じる。
鉄を触ると冷たいと感じる。
これは一体なぜなんでしょうか?
松腕、あら!
これ結構え?って感じですよね。
なんでなんでしょうか?
それはですね、僕たちが温かいか冷たいかって感じるかっていうのは
自分の体温がまず基準になってますね。
自分の体温よりも低いものっていうものは
冷たく感じるはずなんですね。
冷たい中でも鉄の方が冷たいと思うし
木の方が温かいと思うし
自分の体温よりも高いもの
例えばお風呂ですよね。
それは温かいなと感じますよね。
自分の体温よりも低いものは
なんか冷たくてプールみたいな感じがしますよね。
これ一体何が起こっているのかっていうと
熱はエネルギーなんです。
熱はエネルギーなんです。
ストーブを焚いた時に火を焚くでしょ?
そうすると空気が温められて
そしてそれが僕たちのところに
伝わってくるっていうことがあるでしょ?
これは冷たい空気が
空気の中に温かい空気のエネルギーが
注ぎ込まれているってことなんです。
熱エネルギーって聞いたことありませんか?
熱はエネルギーなんです。
そうなんです。
ただ温かく感じるっていうのは
熱がそこに伝わってるっていうことだけなんです。
だから僕たちはですね
暖かいなってクーラーとかエアコンとかつけて
暖かいなっていう風になった
クーラーじゃない、エアコンですね。
エアコン、暖房つけて暖かいなって思ったってことは
そこの暖房器具、ストーブとかエアコンが
吐き出してくれたその暖かいエネルギーが
自分の体温よりも暖かいものだから
そこからエネルギーを受け取ってるっていうことなんですよ。
ここまで大丈夫でしょうかね。
中にですね、空気が詰まっているっていうことは
これ温度を一定に保つという効果が持っているわけです。
冷やされにくいし熱されにくいっていう効果を持ってます。
しかし金属っていうのは中に隙間がもうほとんどありません。
だからそれは温度変化をしやすいものになってるわけですね。
金属は温度変化しやすいでしょ。
そうすると僕たちが温度20度の鉄の板を触ると
木の板を触るとどうなるか。
木の板は僕たちの体温36度とか7度とか
そういった温度から20度の方へ触っていきますね。
そうすると僕たちから木の板の方にエネルギーが行きます。
僕たちの熱エネルギーが木の板に奪われていくんです。
でも空気の層があるので奪われるスピードがゆっくりです。
でも鉄の方はどうなのかというと一気に持ってかれます。
鉄は温度を伝える力が強いので中に空気がほとんどないので
金属はポンと触ると僕たちの体温熱エネルギーが
一気にそっちに奪われていくんですね。
その奪われていく高低差、スピード感が早ければ
僕たちは冷たって感じます。
ゆっくりであればそんなに冷たくないなって感じます。
こういうことが起こっているんです。
逆に僕たちの体温よりも高いものを触るとどうなるかというと
例えばカチカチに熱せられた釘とかを持つと
90度に熱せられた釘を持つとやけどするじゃないですか。
それは僕たちの体の中に熱のパンチを一気にボーンと
なんか衝撃を食らわせられたみたいな
そういうような感じになっているわけですね。
それで大やけどしてしまうんです。
熱エネルギーをギュッともらっちゃうからなんですよね。
サウナなんていうのはそういうわけですよ。
だから木材でサウナを作っているのはそういうことなんです。
あんな熱々の空間だけども木っていうのは
熱をなかなか通しにくいものなんですよね。
だからあの上に座ってても大丈夫ってことです。
でも長時間座っていると熱いなというふうにはなりますけれどもね。
徐々に僕たちの中に熱エネルギーが入ってくるので
ちょっと話が長くなってしまいましたね。
だからですね、北欧の方では木材、木製
スウェーデンハウスっていう家具じゃない
そのメーカーを知った時にすごく驚いた。
本当に木造の木の柔らかさっていうものもすごく大事にして作っている
ハウスメーカーだったんですけど
そこっていうのはやっぱり冬でも暖かいんですよ。
木のぬくもりっていうことを言ってましたけれど
まさにそういうことが起こっているということなんですよね。
その木の暖かさぬくもりがあるからこそ
寒いところでも大丈夫という
昔ながらの知恵であり自然の力なんでしょう。
恵みなんでしょうかね。
ソラニャンありがとうございます。
そういえばイチョウが道に並んで植えてあるのは
火事の燃え広がりを防ぐからとか何とか聞くのも
スポンジが活かされてるってことか。
いいですねソラニャン。ありがとうございます。
この街路樹とか公園の話っていうところにも
また広がっていきそうですよね。
こういう話はですね。
ぜひぜひまた話をしていきましょう。
今日はもう47分も話をしたので
ソラニャンから受け取った話
それからソラニャンからダイレクトメッセージで
受け取った質問もありました。
この冬の時期に剪定してしまうのはどうでなのかって
枝とかをどんどん払ってしまうのは何でなのかっていうことで
この街路樹とか公園の木とか
そういうところの話にも今度行ってみようかなと思いますね。
明日あたりはそんな話をしていきたいと思いますけれども
いいですかそれでテーマ。
ということでいかがだったでしょうか。
お願いしますということでありがとうございます。
ということでいかがだったでしょうか。
北欧の家具屋の特徴
今日はですね北欧に家具メーカーが多いのはなぜなのか
というお話をさせていただきました。
今日ご参加くださったのはソラニャンとマツワンでございました。
ありがとうございました。
今日も本当に最後までありがとうございました。
長くなってしまいましたね。
超大作になっちゃったので失礼しましたね。
ノートを書かせていただきました。
こういった1回1回の話をみんなと作った学びの場を
ノートの記事にまとめていこうかなと思ったので
それもぜひぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
僕のプロフィール欄からご覧いただくことができるようになっておりますので
よろしくお願いいたします。
お時間が来たので今日はこの辺にしたいと思います。
お相手は里山暮らしの案内人のモーちゃんでございました。
またお会いできることを楽しみにしております。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。
それにありがとうございました。こちらこそです。
マツワンありがとうございます。こちらこそです。
あなたとあなたの大切な人に森のおせいれんのご加護が訪れますように。