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おすおす、おはようございます。
こんにちは、こんばんは。
地球元気食堂、開店でございます。
僕の名前は、もおちゃりと申します。
薬膳師をしたり、森林活動ガイドをしております。
本日もよろしくお願いいたします。
今日はですね、僕は川にちょっと休みに来ております。
散歩の途中で、川沿いを歩いておりまして、
その川を眺めながらね、お話をしてみたいと思います。
そうですね、ちょうど今ラジオのですね、このサムネイル写真、
こういった景色を見ながらね、歩いているわけなんですけれども、
今ですね、僕は取り組んでいることがありまして、
空き家の整理というものをさせていただいております。
空き家の整理っていうのはですね、
住まなくなって何年も経った、そんな場所がですね、
日本全国各地つつ裏裏に存在しているんですね。
その空き家はですね、何もしなければ取り壊されてしまう。
ともすればですね、持ち主がわからない。
持ち主がわからないと、それどうすることもできなくって、
ずっとずっとその場所にあり続けてしまう。
でも人が住まなくなった建築物っていうのは、老朽化が一気に進むんです。
すると、やがて屋根は崩れ、壁は落ち、
そして倒壊してしまう可能性が出てきます。
すると危ないですよね。怪我人が出るかもしれない。
その前になんとか空き家を有効活用しよう。
それどころかですね、この空き家というのは、
今はもうなかなか作ることが難しい、
そういった建築物であることが多いです。
昔々の技術で作られているので、
その技術はもう現代には語り継がれていなかったり、
また現代のですね、大変合理的で、
そして効率的な建築の仕方、デザイン、
そういったものになりますと、
昔ながらのデザインというものにはですね、
やはり程遠いものになっていきます。
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僕は1年半前、東京から高知県に移住をしてきました。
東京を歩いていた時にですね、
高知県に来てから東京にまた帰ったりとかする機会がありまして、
散歩をしているとですね、
なんとも家の形が違うことに気がつくんですね。
最近立ったかっこいいスタイリッシュなデザインと言われるようなですね、
一般的なお家は直線で構成がなされています。
壁はまっすぐ、屋根もまっすぐ、
凹凸が非常に少なくて、
高知の建築家の方々に聞いても、
資材をただ運んで、そこで組み立て上げるだけで出来上がってしまう、
そういったような工法になっているんだそうです。
しかしながら、昔の技術を使うとですね、
なかなか前もってそれらを準備することは難しいんですね。
土地を今は平らにならして、基礎コンクリートを打つ、
そしてその上に、真っ平らな上に家を建てる、
というのがオーソドックスな方法として使われている現在。
昔のようにですね、コンクリートがなかった時代、
コンクリートがなかったから、地面に石を立てて、
その上に立てるしかないんですよね。
すると、地盤がですね、だんだん沈んできたりだとか、
石が沈んできたりだとか、また劣化もありますよね。
そういったことでですね、その場に応じたですね、
方法を持って工事を進めていかなくてはならない。
だから昔の職人さんは、現地にいろんな資材を持っていって、
その場で工夫を凝らしながら工事を進めていったのだそうです。
こんな大きな違いがあり、昔になればなるほど、
自然に寄り添った、自然に適応させようと、
家の方を適応させようというふうな建築方法になっていきます。
一方でね、現代の方法では、
この自然を全て人工的なものを土台にして作り変えてしまうというような、
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そんな思想すらも見えてくるわけです。
そんな今、空き家をですね、大切にしていきたいなと。
もう古いものというものは二度と作ることができないのでね、
その古さを出すこととかはできないので、大切にしていきたいという思いもあって、
僕はですね、今その古民家と言われている場所にですね、住もうとしているんですね。
古民家再生プロジェクトでしょうかね。
ただ、その古民家をですね、掃除をする必要がありました。
なぜ掃除をする必要があるのかというとですね、
多くの場合、空き家というのは、いずれまたここで住もうと思って、
そのまま荷物とか、例えばソファーだとかですね、
机だとか、あと食器だとか、布団だとか、
そういったものが置き去りにされているパターンがあるんですね。
しかし、そこを離れてしまってですね、生活が変わって、
もう戻ってくるということがなくなってくるんですね。
すると、その空き家だけが置き去りにされた状態になってしまいます。
なので、多くの場合、空き家に住もう、古民家に住もうとすると、
中の掃除から始めていく必要があるのです。
中には掘り出し物があったりとかしてね、
僕がね、うわーすげーなーってちょっとテンションが上がったのはですね、
江戸時代のお金が出てきた官営通報というんですが、
お金がじゃらじゃら出てきたみたいなことがあって、
その家はですね、明治の一桁の時代に建った家でした。
増築、改築を繰り返してきているので、
当時の明治時代に建てられたものっていうものが、
どこに残っているのかっていうことは定かではありませんが、
しかし江戸時代が終わって間もない頃の時代から、
ずっとそこにあるわけですね。
そんなですね、家を見ていると、
いやーすっげーんですよ。
いろんなものが出てくるんですよ。
ただですね、明治時代だけじゃなくて、
大正も昭和の時代も平成の時代も、
ずっとずっと生き続けてきた人がこの家にはおりました。
だからいろんなものがあります。
材質としてはですね、プラスチックのものもあるし、金属のものもあるし、
もちろん本当に大昔に作ったんだろうなという木製のものもあるしね。
そんな感じでですね、非常にたくさんのものにあふれております。
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これを片付けをしながらですね、思ったことなんですね。
でね、触った途端にガシャーンとパラパラと崩れ落ちてしまう品物があるんですよ。
触った途端にですよ。ちょっと手を触れた途端にパラパラと崩れ落ちてしまう。
朽ちてしまう。そういったものがあるんですよ。
まるでですね、中身はすっからかんになって、外側の本当に表層の一部だけがそこに残っていて、
かろうじて形、原型を留めていただけなのかもしれません。
少し触っただけで、それが中がスカスカなためなのか、パラパラと壊れてしまう。
そういう品物が非常に多くありました。
例えばですね、ゴザだったりとか、あとカゴだったりとかですね。
今どんなゴザだとかカゴを思い浮かべたでしょうか。
これですね、大事なところだと僕はすごく思うんですけども、
崩れ落ちてしまったもののすべてがですね、プラスチックなんですよ。
プラスチックで作られていた部分、またプラスチック製の紐、プラスチックが混ざっている紐とかありますよね。
ゴザもそうでした。プラスチックが混ぜられた紐で縛られていたそのゴザ。
これがプラスチックの部分が劣化をして、そしてゴザすべてが崩れ落ちてしまう。
カゴもそうなんですね。
昔よくあったと思いますが、プラスチック製のカゴってありましたよね。
ちょっと触っただけで、ベリベリベリ、バリバリバリって言って崩れ落ちてしまうんですね。
一方で、完全に自然のものだけを使って作ったゴザだとか、カゴ。
竹で編んだカゴとか、木で編んだカゴというものはですね、これね、今でも使えるんですよ。
しっかりしてますよ、本当に。
全然古さは感じるんですけども、使えないなっていう感じはなくて、むしろ今木質化っていうものが進んでいますけれども、
いろんなところに木の製品というものが溢れている。
もしくは木のデザインというものが溢れている状態になってますよね。
だからすっごく映えるんですよね。木で作られたカゴが、木で作られた桶が、木で作られたトレイが。
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そういったものはですね、まだ朽ちずに残っているんですよ。
壊れてないんですよ。
これを僕たちはどう見るかっていうことがですね、大事で、これはね、今の時代だからこそ答え合わせができることだと僕は思うんですね。
大量生産、大量消費の時代がありました。
あの時は作れば作っただけ売れる。
そして人工的に作り上げた、そういった量産されたプラスチック製品というのは、つるつるテカテカしていて、カラフルで、すごくこう、何というか新しさを感じた。
いつでも新しい感じがする。
そんなような感じがあったと思うんですよね。
そして木の製品というものはどんどんなくなっていきました。
あれからやっぱり50年経過をしたぐらいでしょうかね。
あの当時作られていた製品たちが今どのような状態になっているのか、劣化をするとどうなるのかっていう答え合わせが、今令和のこの5年にようやくできるようになってきたんじゃないかなと思うわけでございます。
もちろんプラスチックが環境に良くないだとか、そういう話は本当に昔からあったんですけれども、2000年ぐらいからね、あったんですけれども、でもそれでもプラスチック製品というものがなくならなかった、終わらなかった。
で、今になってずっと使い続けているそのプラスチック製品はどうなっていたかっていうと、もう脆く崩れ落ちてしまうっていうことになるんですよね。
その次が金属ですかね。金属製のものっていうのも錆が出たりとかしてですね、汚れが目立ってきたりとかしますね。
そして石製のものとかね、それから木製のものっていうのは今でも使えますよ。十分使うことができます。もしかしたらプラスチックよりもちょっと重いなとか、そういうふうに思われるかもしれないけれども、それでも十分使うことができますよ。
今日この教訓から何を学びたいか、学んだか、僕はですね、こう思った。何かと自然を掛け合わせて自然の力を借りていくっていうことがとても大切なんじゃないかなって、そう思うようになりました。
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人が作り上げたものっていうのは、せいぜい自分の生きている間ぐらいしか持たないわけです。
でもそこに自然が関わってくると、例えば自然の素材を使うとか、自然の流れに任せるだとか、そういうことがあると、それは100年も200年もずっと使い続けることができるような品物になってきます。サービスになってきます。
あの法隆寺の五重塔ですかね、世界最古の木造建築と言われているものがありますよね。あれは奈良時代ですから700年代に作られたとするならば、1300年前でしょうかね。
なぜ1300年も前に作られたものが今もなお残り続けているのか。そして時玉ですね、発掘される木材で作った製品ですよね。そういったものがなぜ原型をとどめて、今僕たちにその姿を見せてくれているのか。
それはね、すべて自然のもので作られてきていたからなんですよね。それに他なりません。僕たちがこの一代で世界を終わらすのではなくて、どんどん次の世代にもつないでいきたいと思ったら、やはり自然のものを使った、それを自然のものをですね、活用した商品やサービス、そういったものを作っていくってことですね。
それが大切なのかなって。だから〇〇×自然という考え方は大いに大事なんじゃないかなって思った次第でございます。いかがだったでしょうか。
僕は決してですね、自然の営みだけがすごくて、人為的な人が作ったこと、人の所業はダメだって言っているわけではありません。しかし、自然の力を借りなければ、それは早く廃れてしまうものの可能性がありますよということですね。
いかに学問が進んで、人がどんなに賢くなっていったとしてもですね、自然の英知というものを自分の中に取り入れなければ、それはなかなか先に続いてはいかないものなのかもしれません。いかがだったでしょうか。最後まで聞いてくださったあなた、ぜひ、いいねやフォローで足跡を残していってくださいね。
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今日はですね、まるまるかける自然、自然のパワーを借りる、そんなテーマでね、お話をさせていただいたんですけれども、なんでこんな話をしようかと思ったかというと、僕が今自分の体を動かして空き家の整理をしているからこそいただけた、そんなメッセージなんですよね。
僕たちは、もっとこの自然の形、自然がどのようにしてこの目の前に現れているのかっていうことをね、もっともっとね、知っていく必要があるよなーって思いました。
自然についてリスペクトを忘れないことが大切ですよね。自然への感謝というものが大事ですよね。そんなふうに思った次第でございます。それではお時間が来てしまいましたので、今日はこの辺で、お相手は薬膳師であり森林活動ガイドであるももちゃりがお送りいたしました。またお会いできることを楽しみにしております。今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
ぜひご自身がやっている活動に自然を掛け合わせてみてくださいね。