1. もんざえもんの最近
  2. #39 なぜ「書く」のか/ゲスト..
2024-07-04 41:09

#39 なぜ「書く」のか/ゲスト:稲葉さん

シェアオフィス「シンマチ」の仲間、稲葉さんとの対話会。

稲葉さんがなぜ小説を書くのか。
言葉を大切しているのはなぜなのかを聞いてみました。

稲葉さんの作品が気になった方は、ぜひ以下のリンクをチェックしてみてください。

稲葉なおしさんのX
https://x.com/inaba_naoshi
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6652f982316143a771e7793f
00:05
はい、みなさんこんにちは、もんざえもんです。
今日はゲストに来ていただきました、稲葉さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
稲葉さんでよかったですか?
そうですね、僕は稲葉で、作家名があって、稲葉直しって言うんですけど、
もうその作家名があって、小説を書いているという、
一応自称小説家みたいな感じなんですけど。
うんうん、自称じゃないですよ。
自称じゃないですか、去年出しましたからね。
すごい立派な作品を出されていたということで。
僕たちは、沼津にある新町っていうシェアオフィスのシェアオフィス仲間で、
ちょっと稲葉さんとしゃべりたいなと思って、
今日は来ていただきましたが。
あれ、緊張感がなんか。
緊張はないですよ、大丈夫です。
大丈夫ですか?ごめんなさい。
ちゃんとしゃべらないといけないから。
だいたいこういうので溶けていくものなんで。
この間、たまたま久々にお会いしたときに、
結構話し込んだなっていうふうに思っていて、
そうなるとあまりおしゃべりができなかったので、
相談していただいたこととか、
書くことについてとかいろいろ話してたと思うんですけど、
その辺でいろいろザックバランにお話してきたらいいなと思ってるんですけど、
いかがですか?
いいですよ、全然そういう。
ザックバランな感じの書くことについてとか。
そうですね。
まずそもそもなんですけど、
相談してくれたっていうのが、
結構びっくりしたっていうのもあったんですけど。
そうですか。
なんで相談してくれたのかななんてちょっと思ってたんですけど。
一番は友達が小説を書いてて、
その人が、
俺が書く小説は書くからには絶対売れないと意味がないって言ってて、
でもどうやったら売れる小説を書いたらいいかわかんないし、
売れよう売れようとすればするほど苦しくてしょうがないとか言って、
全然もうやればやるほど苦しくて地獄みたいな感じになっちゃって、
一向に小説を書くスピードが上がらないみたいなこと言ってて、
だからそれをモンさんにそういう人がいるよって話、
それはなんでそんなに苦しんでるのかとか、
そもそも小説を書くのに対して、
そんなに苦しみながらやる意味があるのかみたいな、
そういうのを聞きたかったから、
モンさんにそういう友達がいるけどそういうのはどうなんですかねって話をしてたんですよね。
03:04
僕が多分一瞬でそれを思ったのは、
これは多分伝えてなかったんですけど、
それってそもそもその人が書かない理由になってるような気がするんですよね。
それが書きたいかどうかはちょっと別になってくるし、
その方自体が売れたいみたいなニーズになってるから、
その方法が小説かどうかもわかんないみたいな状態にもなってるかなっていう感じのことをざっくり伝えたとは思いつつ、
でもそもそも書くっていうこと自体が、
商売として考えてるのか作品として考えてるのかで全部変わりそうですよねみたいな話をしましたよね。
すごくそこは共感してくださってたんだなっていうのは何となく感じてたんですけど、
稲葉さんの中であの時すごい感じたのは、
書くっていうことのなりわいというか活動みたいなのに、
どういう思いみたいなのがあったりします?
なんですかね。
やっぱね、書くっていうことが自分の人生の優先順位が高いってことなんでしょ、一言で。
やりたいこと他にもありますよ。
例えば作曲もしたいし、もともと音楽専門学校行ってたから。
だけど作曲してると時間とかエネルギーも取られちゃうし、
そういう中で表現するのって結構労力かかるから、
じゃあその中で何を選ぶかってやっぱり全部選べないから、
どれか捨ててどれか選ばなきゃいけないと思うんですよね。
その中で自分の中ではその小説を書くっていうことが優先順位が高かったから、
だから書いてるっていうか、書きたいっていう動機になってるんでしょうね。
なんかこれ出てくるかわからないんですけど、その優先順位って、
なんで書くが一番上だったり残ったりしたと思います?
言い方、あえて仮置きするとすれば、作曲でもいいではなくて、
その小説だった理由みたいなところってどの辺にあるのかなっていう。
やっぱその、たぶん一番は表現の集団として言葉を使いたい。
それが、やっぱ僕の場合はそれが強いんでしょうね。
06:03
えー強いんですね。
強いでしょうね。だって僕も結構配信とかやってますけど、
フワッチ配信とかやってますけど、結局一回配信とかやり始めたらさ、
一日7時間くらいやってるわけですよ。
おーすっげー。すごいっすね。
7時間中、例えば4時間ぶっ続けてやって、アタミとかね、配信やって、
その後ちょっと1時間くらい休憩して、その後また3時間くらい配信やって、
ほとんど終電に近い感じで書いてますから。夜中12時くらいに書いてる。
それはあれですか、言葉を。
いろんな人と壁打ちしたいからみたいなイメージ。届けたいから。
そうですね、言葉届けたいし、リスナーさんとの会話ができるから。
そういう中で言葉同士で会話とか言葉での表現っていうか、コミュニケーションがしたいし、
言葉によって自分の伝えたいことが強いんでしょうね。
でも私もこのスタイフ、一応昨日お休みしてしまったところとかもあるんですよ。
基本的にまだ1ヶ月ではあるんですけど、続くかどうかわからないけど毎日やってみようと思ったんですね。
自分の中で休めた理由っていうのが、昨日唯一休んだのが頭痛がひどくて、言葉が出ないって思ったんですよ。
言い訳で言うと疲れたとかそういう言葉でも多分いけると思うんですけど、
今喋っちゃうと薄っぺらくなるというか、心とか腹とかじゃなくて、
頭でぱっぱりしゃべっちゃいそうな気がしたんでやらなかったんですね。
だから割と僕も難しい言葉を使うっていう意味ではなくて、
言葉をちゃんとこだわりたいというか、大事に届けたいなみたいな気持ちであったりとか、
実は最近毎日書いてるんですね。
手書きで思い出あったりとか、
短くてもいいから、その気持ちみたいなことを日記ではなくて、
湧き出てくるものを書くようにしてたりするんですよ。
今のお話はすごい言葉の持つ力みたいなのにはすごい共感しました。
そうですか。やっぱり人間って目は口ほどに物を言うみたいなことがあるじゃないですか。
そうなんですけど、人と話させたり喋らせたりすると、
やっぱりその人の人生観とかそういうものって隠せないんですよね。
隠せないし、全てを物語ってるっていうか、
09:06
その言葉の中にその人の生き様とか持ってる世界観とか、
そういうものってやっぱり滲み出てくるから、
やっぱり生きてるってことそのものが言葉に変換できるっていうか、
やっぱりそこの部分が気になってしょうがないですよね、自分の中で。
面白いのもあるし、気度愛楽なんですけど、
やっぱり生きてる以上は有言だから、いつ死ぬかわかりませんから。
面白いのもあるし、そういう中でこの人は一体何を考えているのかとか、
自分自身は一体何を考えているのかとか、そういうことですよね。
だから人生とか世界とかそのものが尊いものだと思うから、
軽視できないですよね、一人一人の命もそうだけどさ、
世界そのもの、日本もそうだし、日本以外の国もそうだし、
そこはさ、どこで繋げていくか、
そういう考えた時に言葉って一番架け橋としては、一番わかりやすいし、
自分の中では心に響くものなんです。
どうやったらそれは音楽だったりとか、スポーツとかさ、違うと思うんですけど、
自分の中ではやっぱり言葉って、
例えばさ、うちの親父なんてパチンコとか好きだから、
パチンコ屋によく行くんだけど、何でさパチンコをやるんだっていう話になって、
親父が言ってたのはさ、
いや、あれなんだよ、パチンコ屋っていうのは世界の祝辞なんだよみたいなことを言ってる。
へー、面白い。祝辞。
祝辞。凝縮したもの。世界の死んだ万象だみたいなことを言ってるわけよ。
なんだろうなって思ったら、やっぱそのお金かかってる場面で、
もう結構かなりのエネルギーとか費やしてさ、目が血まなくなってるわけじゃん。
危なくないですか?
やばいわけじゃん。競馬もそうかもしれないけど。
その状況ではさ、人間っていうのはさ、出るんだみたいなこと言ってる。
人間性とかが。はっきりとそこに出る。
それはさ、単純にギャンブルが好きだから高揚感ってもあるんだけど、
見てて、もうこれはね、もう本当に面白いんだよとか言ってる。
へー。
その人の人間性とかがさ出るしさ、
もう本当にこのパチンコ屋そのものがな、世界の縮図を表せるみたいなこと言ってるのよ。
12:03
それ聞いた時に結構びっくりして、だからさ、お前もパチンコをやれとか言ってる。
そんな人いる?
とんでもりの。
そんな親います?
だからお前もパチンコをやれとか言ってるんだよ。
そんなさ、これびっくりしたもん。
びっくりしますよね。
そこにギャンブルすすめる親なんているんかい。
僕らは怒りますけどね。
怒りますよね。
でも、なんか世界の縮図を知ってほしいっていうニーズだったら、
なんか共感できる部分はあるような気はしますけどね。
めっちゃ拡大解釈してますけど、
ええんかそれでっていう話ですかね。
だから、分かんないけど、親父も結構不器用な人間だから、
親父にとってみたら、もう何かを息子に伝えたいって思った時に、
もうそれでしか伝えられないんだよね。
不器用な人間だからさ。
なるほどね。
伝えたいのは、だからギャンブルというよりかは、
そういう人間の欲みたいなのに触れろみたいなことが。
欲に触れることによって。
俺も結構その時22、23歳ぐらいで、
ちょっと笑い芸人とかやってたけど、
結局笑いとかもさ、全然動きがいかなくて、
もう田舎に帰ってね、沼津の田舎に帰って、
引きこもってましたから、その時。
そうやったんですか。
そうですよ。
1年ぐらい結構引きこもってましたから。
その時やっぱり親父も心配じゃないですか。
その時に引きこもってても死にそうだったからさ、
親父も結構不器用な人間だしさ、
自分では何を伝えたいかわからないじゃないですか、
どうしていいのか。
だから、お前ちょっと顔かせっていうことで、
今から来いって言って。
一緒にパチンコ屋に行くぞって。
って言って、パチンコ屋に連れてってもらって、
ひたすらパチンコを1日打ち続けて。
そうなんですよね。
結構そうですよね。
結構その、親父も結構友達とか言ってさ、
パチンコ仲間とか言ってさ、
これ俺の息子なんだよとか言って。
じゃあもうお父さんの世界なんですね。
そうですね。
だからその、
だからそうなんだよ。
だから親父にとってみたらパチンコが優先順位高いんだろうね。
人生の中で。
パチンコによっての自己表現っていうか、
まあ自己表現なんだろうけど。
そこの。
そっか。
だから自分にとっては文章とか言葉とかさ、
お笑いやつらも多分言葉で何か表現したいからとか言ったら強かったんだろうけど。
で、その後ね、職業としてシナリオライター、
ゲームのシナリオライターとかやってたけど、
結局まあそういう自分の自己表現としては言葉を使った表現。
元みたいなのがあるってことですね。
優先順位がちょっと高いんでしょうね。
なるほど。
でもさっきのお父さんの話、あれなんでしょうね。
なんかその不器用かどうかはちょっと、
まあどっちでもいいとしても、
おそらく激を飛ばしたかったんでしょうね、稲葉さんの。
15:01
あれそうでしょうね。
表現はいろいろ考えさせられることはあるんですけど、
でもさっきちらっとおっしゃってたパチンコ仲間がいたりとか、
そういう世界観みたいなところもお父さんの居場所だったりするから、
それを見せたかったのかもしれないですね。
見せたかったしさ、
なんか意外と結構仕事人間でもないんだろうなと思ってたよね。
結構あんだけ昭和のサラリーマンでさ、
もうクソみたいな働かされてて、
もう本当にさ、
スタッフもないのに最初三島の工場とかで働いててさ、
で結局サラリーマンだからさ、
年輪工場列で出席した時に、
じゃあお前転勤しろとか言われて、
で仕方なく東京本社の日本橋とかにさ、
転勤金属になってさ、
働いてたけど、もう気がおかしくなるぐらいやってたんだけどあの人。
だけどそれで結局は、
別に仕事っていうか、
どうでもいいと思ってたかもしれないよね、仕事とか。
パチンコでいいやみたいな。
でも言ってしまえば、
お父さんの逃げ場でもあり、居場所であったっていうのが、
一つパチンコだったかもしれないですよね、そういう意味では。
そうですね。
だって言ってしまえば、分かんないですよ。
全然予想でしかないですけど、
おそらくそれ以外の趣味がなく、
言ってしまえば東京にいた時も、
パチンコいつから始められてるか分かんないですけど、
そういう環境に身を留めることが、
自分の居場所だったのかなっていうのが、
多分お父さんの中での世界観がきっとあるんだろうなって思いましたね。
結局はどうだったんですか?
パチンコ屋に行って、
変わりつつあった瞬間でもあったってことですか?
芸人さんの疲れた時もあって、
引きこもった時期から、
そこから変わっていったって感じですか?
いや、だから何だろう、
俺は変われなかったですね、正直。
パチンコでは。
ではなかった?
ではなかった。
別に親父にとっては、
これがかけがえのないものなんだろうなっていうのは、
その時分かったけど、
まさかそこまで重要視してるとは思わなかった。
そうですよね。
パチンコ屋に行って、
こんなに?みたいな。
ここまでパチンコに命懸けたの?みたいなさ、
結構びっくりしたし。
でもそこでさ、
自分がパチンコいいなとかってさ、
パチンコをきっかけてさ、
人生がいい方向に進むとは思わなかったから、
もう以来僕はあんまりパチンコやってないんですけど。
逆に行かなくなったんですね。
逆に行かなくなった。
それはそれで良かったっすよね。
まあそうっすね、興味なかった。
ギャンブルとかあんま興味ないんで。
言ってしまえばその流れからあれですか、
お父さんだけではないかもしれないですけど、
18:01
書くっていうことが、
やっぱりそれは繋がってきたってことっすよね。
そうですね。
だから自分にとってやっぱり
親父のパチンコ屋の件についても分かったけど、
自分が興味あることってさ、
自分自身もそうじゃなくて人々もそうなんだけど、
いろんなことを体験することによって、
リアリティを知りたいんですね。
なるほど、なるほど。
どういうことがリアルなのかっていうのが、
それを知りたいし、
何がリアルなことなのか知りたいし、
それを知って、さらにそれを言葉として表現したい。
っていう欲求が強いから、
パチンコ屋とか行った半年後くらいに
年齢的には23歳くらいだったんですけど、
そのときにちょうど、
昔懐かしのゲームって、
ドリームキャストっていうゲームがあったんですよ。
SEGAかなっていう。
それで結構有名なゲームで、
鈴木優さんっていうバーチャルファイターを作った人が作った
シェンムーっていうゲームが、
横須賀を舞台にした、横須賀から香港か、
舞台にしたシェンムーっていうゲームがあるんですけど。
おそらくですけど、めちゃくちゃ金かけて作ったやつですよね。
そうです、そうです。
タイトルだけはやったことはないですけど、知ってはいます。
確かシェンムー1を作った時点で、
70億円くらいかかったんですよ。
そうですよね。
それ知ってる。
めちゃくちゃ金だけかかって、
なんだろう。
あんまりタイトルして売れなかったから。
で、シェンムー3が出るまで18年かかったっていうね。
そういう伝説の、
よくも悪くも伝説のゲーム。
ちょうど23の時に鈴木優さんが作ったシェンムー2っていうゲームが出て、
もともとシェンムー好きだったんですよ。
シェンムー2って香港編、シェンムー1が横須賀編。
シェンムー2が香港編なんですけど。
香港編が2がメインっていうか、
ストーリーとしては何だろうな、
河境に入ってくるっていうか、
話で、
で、そのゲームやった時に、
香港っていう街もよくシミュレーションできてるんですけど、
街並みとかそのものが。
初めてゲームやって、
ゲームのキャラクター、
に話しかけてた時に、
何だろうな、現実と一体化できたんですよね。
なるほど。
フィクションとかじゃなくて、
ゲームの仮想空間とかじゃなくてみたいなイメージ。
仮想空間じゃなくて、
これはこのゲームに生きてるキャラクター、
21:01
ゲームのキャラクターとか世界そのままが、
これは生きてるって感じたんですよ。
初めてですよ。
ファイナルファンタジーやってもさ、
ドラゴンクエストやっても、
そんなこと感じたことないんですけど、
初めてゲームを越えた、
シナリオとかストーリーにしてもそうですけど、
その創作物に対してリアリティを感じたんですよ。
シェンムー1、シェンムー2でも出てきましたよ。
それを見た時に、
あ、シナリオだな、自分は。
なるほど。
もうそれを、
描くこと、
しかもそのテーマはリアリティだと。
そこをいったことにしたもんね。
だからもう、そこしかないんだなっていうか、
お笑いだけだと、
お笑いもやりたいから、
いまなりそうにバラエティ的な配信とかやってるけど、
それだけだとさ、ちょっと物足りないわけなんですよ。
リアリティを表現するには。
お笑いとかバラエティ系はそのうちの、
カテゴリーとしては一つだから、
そのうちのリアリティっていう大きなくくりの中の、
一つのカテゴリーというジャンルでしかないから。
なるほど。
僕の場合はそういう社会の神羅万象みたいなやつを、
リアリティを言葉や文章やストーリーで、
やっぱり表現したいんでしょうね。
なるほど。
でもなんか面白いなってすごい思ったのが、
書くことっていうのって方法じゃないですか。
言ってしまえば。
でも稲葉さんが求めてるのはリアリティだったんですね。
そうですね。
作品も見させてもらったことがあるので、
僕多分そういうフィードバックさせていただいたこともあると思うんですけど、
そうなんですよ。
それすっごい感じて。
そうですか。
感じた。
言ったら、
フレーバーって言ったら変なんですけど、
情報型になってもダメじゃないですか。
いろんなことを言葉にして伝えれば、
そのリアリティが伝わるかったら多分そうじゃなくて、
程よいバランスみたいなのがきっとあると思っているんですね。
それは多分一言でわかりやすく言って、
量とかではなくて質みたいなところを選び抜く行為って多分あると思うんですけど、
僕はそれをすごい感じたんですよね。
そうですか。
でもなんか、
いろんな小説とかいろんな本とか読んでいるときのリアリティのなさって、
具体性とか中層度とかではなくて、
先ほど言ってくださったストーリーとかっていうのも
大きく関わってくる表現の方法としてあると思うんですよ。
それで多分その一貫性とか、
その物語の世界観みたいなところにつながるというか、
一貫性とかその物語の世界観みたいなところにつながるような気がしていて、
24:03
今川さんのそのこだわりは何となくですけど、
すごい伝わってくるものがあるなあなんてことは思いましたけどね。
ああそうですか、あの作品から。
でもリアリティは言ってはったと思うんですよね。
言ってしまえばその主人公の背景とか、
そういうのもひっくるめて出てくる、
登場人物の、
ストーリーだけの話じゃなくてその背景とかその重み。
バックグラウンドの表現とかね。
そうそうそうそう。
その話は多分させていただいたような記憶はあって、
でもその表現方法として、
そこのリアリティを伝えたい一つの手法なんだろうなっていうのは、
今感じましたけどね。
ちょうど1年前に、
Amazon、Kindleが失敗した、
失敗した僕の、
みんなこの新町とかにして言われちゃったけど、
観音小説を出して欲しくて、
あの小説をモンさんに読んでもらう、
初めてのね、
だから僕小説書いたの実際にちゃんと書いたの初めてでしょうから。
おっしゃってましたもんね、小女作だって。
その小女作で、
初めて結構読んでもらったモンさんなんですよね。
生まれて初めて書いた小説をさ、
最初の読者ですよね。
最初の読者がモンさんだったんですけど、
ちょっといろいろ恥ずかしかったりとかさ、
いろいろしたんですけど、
そのあの作品、
観音小説なんで、
タイトル自体は、
売れない漫才家が、
ハメドリ動画投稿を副業にする理由っていうね、
とてもその、なんだろうな、
タイトル的に見たら、
観音小説なのか、みたいなわからない、
そういうタイトルだけど、
あの観音小説を読んだ感想っていうのは、
やっぱりどういう感じだったんですか?
そのリアリティっていうかさ、
自分が、
どう感じられたのかなって。
なんか僕、たぶん、
ちょっとはっきり全部覚えてはないんですけど、
たぶん返した内容の、
そのエロさとかって、
その表現方法として、
さっきも言った通りにはなっちゃうんですけど、
そのリアリティは感じたっていうか、
その人物像が思い浮かべれるようなことを、
たぶんされたかったんだろうなってことは、
たぶん伝えたと思ってて、
で、しかも、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
たぶんですよ、
しかも、たぶんですよ、
しかも、たぶんですよ、
たぶん、
たぶん、
僕が観音小説が詳しいわけではないんですけど、
おそらくですけど、
本当は物語、
観音小説は観音だけ伝えたければ、
27:00
特にそこだけ、
をピックアップして出すこともできたと思うんですけど、
さっきも言った通り、
いろんな背景であったり
どっちかっていうと苦労人の主人公だと思うんですよね
その背景が
稲葉さんから話を聞いてた
もともと芸人さんだったかっていうのもあったと思うんですけど
そこだけではないとは思うんですけど
苦労さみたいなところも感じながら
芸人さんが
主人公が
ある種別のって言ったらおかしいんですけど
成功体験をしていくみたいなストーリーが
めっちゃ感じられたんですよね
そこがめっちゃ面白いなと思いました
そこはなるほど
さっきのパチンコの話じゃないんですけど
何にビビッときたというか震えたって言われたら
結構人間の欲みたいな話で
その性欲だけじゃない話がたくさん出てくると思ってたんです
それは言ってしまえば金持ちになりたいとか
そういう話なのかもしれないですけど
その罪悪感に苛まれながらも
そこに自分自身が別の観点で成長していくみたいな
描写が何個かあったような記憶があるんですよ
それってすげえなと思ったんですよ
シンプルに
そういうことをこの小説なのに感じられるって
なんかおもろいなと思ったんですよ
ただ単にエッチなことをしてるって話ではなくて
あの話も本当に結構
今書いてる小説もね
感動小説の主人公の早間良介くんが
主人公の小説の続きじゃないけど
早間良介の8年前の話ですけど
書いてますけど
彼は本当に
芸人を好きでやってるんだけど
結局なかなか上手くいかないわけなんですよね
だけど
人間の宿図っていうか
好きなことが好きなこと
イコール必ずしも成功するわけじゃないじゃないですか
その現実感がすごく伝わってくる
だけど人間ってわがままだから
好きなことってやめたくないじゃないですか
結局早間良介って
芸人として才能があるかって言われたら
あんまないと思うのね
主人公ですよね
だって10年芸人やってるのに全然売れてないんだからさ
だけどそこでもやりたい
好きなことやりたいし
だけどさ
30:00
かといって
なんだろうな
それだけじゃ生きていけない
その現実があるときに
じゃあどうするんだっていうところでの
自分の葛藤と
何だろうな
妥協ってみたいなやつがあるんですけど
そこで個人でハメ撮り動画を作って
それをネットで販売することによって
それで何とか収入を得ようとする
しかも良介は結局女にはもてないから
売れてないから
そういう気持ちのコンプレックスとか
そうなんですよ
その謎の緊張感みたいなのがめっちゃあったなと思ってて
そうですか
でもそういう表現はありましたよね
ありますね
結局あれはコンプレックスとか
うまくいかなかったときの人間の
ネガティブなマインドって必ずあると思うんですけど
そこで人間って必ず生きてるやつは
そういうこと多いと思うんですけど
そこでじゃあどうするかみたいなの分からないけど
どういう選択肢を選ぶかとか
どう生きる道を選ぶ
生きる術を見出すかとか
お笑いがダメだったらAV男優だみたいなの分からないけど
そういうところで
新たな自分が活躍できるジャンルを
見出しながら生きていくっていうのは
俺は結構
芸人としては正しいと思ってて
芸人の生きざまとしては
典型的な芸人だと思うんだよね
ほとんどの人は結構売れないんだからね
適性がないから
なぜかと言ったら
お笑い芸人として適性がない人が多いから
好きだけど
向いてない人が多いから
だからさ結局
鬼声トマホークとかも
ああいう人たちに対して売れないとか
そういう人たちで飲食店経営したりとか
違うことやって
しのぎを削ってるわけですね
そこで何らかしの経営やったりとか
YouTubeやったりとか
そこで収入を得て成り割を得て
昔で言うと僧侶みたいなものですよね
それだけでお坊さんだけじゃ食えないからさ
薬剤師みたいなことをやって
成り割としては
薬を売ることが成り割だけど
やりたいことは僧侶だから
そういう人結構多かったんですよね
エロ時代とかがあったんですよ
そういう人と一緒で
芸人なんて食える人って
本当適性があって才能があって
そんな人もあんまりいないですよ
だけど
だからどう自分を活かしながら
楽しく生きていくかみたいなところの
ネガティブとポジティブの境界線とか
攻め際みたいな
表裏一体のところ
それはやっぱり観音小説ってジャンルだけど
33:02
そういうのを表現したかったんですよね
僕は稲葉さんと出会って1年ちょっとだと思うんですよ
この間お話聞いた時も
ここでそういう小説を発表して
僕が絶対一番に読みたいですって言ったのも
理由として何かっていうと
シンプルに真剣だったからっていうのが
すごい伝わってきたんですよ
稲葉さんが
例えばすごい言い方悪いですけど
観音小説書いて
そこに何のこだわりもないとするじゃないですか
なんとなくですとかファッションですって言われたら
多分絶対読まなかったと思います
なんとなくその
稲葉さんとお話ししていく中で
マジなんだなっていう一言で言っちゃうと
それはもっと言うと
言ってしまえばすごい言い方悪いんですけど
チャレンジをこれからしていく中で
何が自分の表現がいいかっていうのは
分からないわけじゃないですか
書くという中でもいろんな書き方が
書き方っていうのは選択肢はいろいろあるじゃないですか
小説でも小説以外でもある中で
それを選択されたっていうのは
相当の覚悟と真剣さを感じたからこそ
読みたいですって言ったんですよね
そこまでの結構深い理由っていうか分かんないですけど
そういう動機があったんですね
それはそうですよ
だってじゃないと読まないですよ
ほとんどそんなことない
当たり前ですけど内に
内に等しいわけで
ほとんど大多数の人はそうですよね
だと思いますね
だからこそどう表現されるのかなっていうのは
興味ありましたし
お話ししていく中で
言葉への断りみたいなところも
すごい感じるというか
でもう一個が
僕もともとライターやってたっていうのもあるんですけど
そもそも文章を書くって相当大変なことじゃないですか
どんなものであったとしても
それは何かっていうと
例えば誤字脱字から始まって
整合性みたいなところとか
違和感みたいなところって多分あると思うんですけど
僕やっぱりよくその細部に宿るみたいなと言いますけど
やっぱり僕稲葉さんのやつは
すっごい完成度は高いなと思いました
小説として考えるときに
小説としての完成度
書き切るっていうことすら書けない人が
たくさんいるわけですよ
そもそも
次にそれがちゃんと
よくだけで書きたいから書きました
あとはもうなんか読んだ人に任せますどうなんなくて
ちゃんと丁寧に全部構成されて
あそこまで作り上げるって
相当な鍛錬だと思うんですよ
36:02
それもすっごい感じました
そうですか
それは何でかというと
多分なんですけど
構成っていう仕事も一時期
フリーランスでちょっとだけやってた時期があって
小説とか本の構成をやってた時期があったんですよ
同人系のね
やっぱりすっごい甘いやつが多いわけですよ
それは五字達字から始まって
これは何が言いたいんだろうみたいなところとかも
割と結構丁寧に書く方だったので
例えばそれって言葉を扱う
もっと言うと小説を扱ってらっしゃる方にとって
めちゃくちゃ致命的だと思うんですよ
それができないって
読んでてん?ってなるっていう疑問がすごく多かったり
こうやって読みづらいなみたいな
読みづらい小説があるのはたくさんもちろんあるんですけど
意図的なのかどうなのかって超大事じゃないですか
要するに必要な情報が抜け落ちてる小説ってダメじゃないですか
そういう意味でもやっぱり僕は
稲葉さんの作品に対しての真剣さ真摯さ
それ感じました
そうですか
それ結構いつも言っていただけるのが嬉しくて
何て言うんだろうな
あの作品自体がどういうコンセプトっていうか
最終形態がどうしたのかっていうと
例えばR15指定とかの方画とかなんですよね
なるほど
自分が想定してる中で
やっぱシナリオライターなんだ
そうですね
そこまで見据えてたんですね
必ず僕が書く小説っていうのは
例えばR15指定の方がなるし
例えばNetflixで配信するドラマとかあるじゃないですか
ネトフリ専用の限定っていうか
そういうドラマとか結構あるじゃないですか
そういうものがやっぱり最終形態だから
そのために自分の小説はどう表現するべきかとか
映像化された時に
アニメ化とかコミカライズとか実際はあまり考えてないんですけど
実写の映像にした時に
だからやっぱりリアルなんだ
そうですね
リアルな映像を映画とかにした時に
撮影した時に果たして成功性が取れてるのかとか
作品としてちゃんとできるのかとかね
作品として撮影できるのかとか
実際に撮影できるのかとか
39:05
物語に破綻はないかとか
主人公の10年後はどうかとか
あるいは過去がどうだったかとか
そういうところまで結構煮詰めて書いてますよね
だからそこの
そこを見てほしいです
だから僕多分フィードバックの時に
ちょっとお伝えしたかもしれないですけど
僕さっき観音小説ほとんど読んだことないの
ほとんどってもう1冊だけなんですけど
それ観音小説って言っていいか分かんないけど
映像化もされた松坂通り主演の青年っていう
青年かな少年かな
タイトル間違ってたら申し訳ないんですけど
は読んだことあるんですよ
それも同じようなことを感じました
そうですか
当時のパートナーに
結構勧められて読んだんですけど
それはすごかったです
やっぱり小説の方が
松坂通りが出てる方が
ちょっと一部の演技で話題になったんですけど
それを思い出しましたね今の話は
だからなんかそれって
だから僕は観音小説がどうかとかっていう
言う偏見も全くなくてやっぱり
やっぱりその言葉を扱うっていう
多分真剣さを今こうやって確認できたことは
やっぱり稲葉さんの好きなとこだなって思いましたね
そうですねだから
だからそれ表現したいし
なんだろうななんか
なんだろうな
でもやっぱりそこへのこだわりですよね
こだわりでしょ気になってしょうがないでしょうね
やっぱりそこに対する
僕のコーチングもそうですからね
そうですか
41:09

コメント

スクロール