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2022-08-20 24:28

#月次レポート研究所 のポッドキャスト 2022年8月 第1回 スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力) の月次レポートを読む 前編

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月次レポート研究所のポッドキャストです。

今回から実際のアクティブファンドの月次レポートを読みながら、研究所メンバーでお話ししてみます。

最初に選んだファンドは

スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド(愛称:対話の力)

です。


2022年7月末基準のレポート

2022年6月末基準のレポート


もご覧になって一緒にお聞きくださると、より楽しめると思います。


後編は来週、公開します。



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はい、鉄字レポート研究所のポッドキャスト8月版です。
今回も研究所のメンバーの吉田さんと私レニーでお話をしていきたいと思います。
吉田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回どういうテーマにしようかというふうに考えていたんですけれども、
この鉄字レポート研究所のポッドキャストと言いながらですね、
過去あまり固有のというか、スペシフィックな鉄字レポートのことを全く話していなかったということで、
今回個別のというか、実際にある鉄字レポートをですね、
特にアクティブファンの鉄字レポートを取り上げてお話をしたいと思うんですけれども、
その際にですね、ちょっとこの形通りに話はできないと思うんですけれども、
なんとなくのフレームワークとしてですね、
5W1Hというかですね、
FY、FU、FARE、WEN、WHAT、HOWみたいなところをですね、
織り混ぜながら話していきたいと思いますけれども、
そもそもですね、この鉄字レポートって、
FYというか、なぜ必要なのかなというようなことがあると思うんですけれども、
吉田さんからご覧になっててですね、
鉄字レポート、なんで必要かなというのは、どんなふうにお考えになってますか。
まあ、投資なので、普通に個別で企業の株を買ってたら、
市販機の決算報告とかあるように、
ファンドもお金を出してくれる投資家に対して定期的に報告しなきゃいけないよね、
というのはまずありますね。
はい。
まあ、なんて言うんでしょう、そもそも中身が見えないというか、
それこそその中身が明らかにされなかったら、
一体その値段は毎日出るのかもしれないですけれども、
いくらで買えるとか、売ったらいくらかというのは毎日出るかもしれないですけれども、
そこに何が入っているのかというのが、
そういうことを報告してもらわなかったら、
まず一体このお金はどうなっているんだろうというのはそもそもわからないですもんね。
そうですね。前もちょっと話したんですけど、
投資信託って文字通り訳すと信じて託す投資なんで、
何をもって信じるのかという情報が必要だから、
こういう劣質リポーターになきゃダメですよね。
そうですよね。だから、その辺で結構その、何て言うんですかね、
投資信託買いましたとかっていうような、
SNSとかそういうので発信されている方は非常に多いんですけれども、
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その価格がどうしたこうした、
儲かった損したとかっていうようなことを、
それこそ日時で発信されているような人は見受けるんですけれども、
なかなかその投資対象というか、自分は何を持っていて、
どういう会社と関わりを持っているのかということに対して、
いまいち監視が盛り上がっていないなというのを常々感じているので、
そういう意味でやっぱり、何ですかね、
もちろんその月次レポートの方の発信内容が、
もうちょっと頑張ってよというのは、
そもそもこういう研究所を始めたきっかけではあるんですけれども、
やっぱりどう言ったらいいですかね、
そういうふうになぜ存在しているのかというのは、
投資家の方も分かってないというか、
よく腹に落ちていないというような人も多いのかなと思ったりはしますね。
うーん、そうかもしれないですね。
もうちょっとね、楽しいと言ったら変ですけれども、
読みたくなるようなものを発信してもらうということは大事だと思うんですけれども、
そもそも投資家側が月次レポートがどうして必要なのかとかというのを
考えてもらいたいなと思いますよね。
でですね、先ほど冒頭にお話ししました通り、
今回は個別のファンドのレポートを取り上げてみようということで、
取り上げてみるファンドはどれでしょうかと思っていたらですね、
スパークス日本株式スチュワードシップファンド「愛称対話の力」というファンドがありましてですね、
こちらのレポートを取り上げてみたいと思っています。
取り上げた理由なんですけれども、
このポドキャストでですね、6月に2回にわたってですね、
株主総会をテーマにですね、吉田さんとお話ししてたんですけれども、
その際に、投資インタグの投資会社さんって株主総会に実際のところどういう風に関わっているんだろうね、
みたいな話をちょろっとした記憶があるんですけれども、
その時はどうなっているんでしょうね、みたいな感じで、
さらっと流してたんですよね。
そしたらですね、このファンド「対話の力」のですね、
7月末基準のレポートですね、
レポートでですね、結構その実態がどうなのかっていうようなことをですね、
説明されているというようなことで、
こちらのファンドをですね、取り上げてみたいと思っております。
月次レポート、こちらのファンドの月次レポート1ページ目を見るとですね、
最初に機内庫の運用実績、
過去1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、過去3年、設定ライト、
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これが参考指数でトピックスの配当込みと比較してですね、
どうだったかっていうようなことでですね、
まずはパフォーマンスがどうだったかっていうようなことを説明しています。
そのすぐ下にですね、ノートのURLっていうか、
あとQRコードが貼り付けてあってですね、
こちらでも発信していますというようなことで、
これはちょっとさっきの5W1Hでいくとですね、
フェアにあたるような話だと思うんですけれども、
普通のその当信会社さんの月次レポートっていうのは、
その会社のウェブサイトであるとか、
取り扱っている販売会社の所見会社ですね、
の商品のページのところに毎月の月次レポートが貼り付けてあると。
それが普通なんですけど、スパークスさんは去年ぐらいからですかね、
こういうふうに別のプラットフォームでも発信されているというようなことをやっていらっしゃいます。
吉田さんここらへんに関してはどんなふうに思われますか?
やっぱりいきなり運用会社のホームページに見に行く人って、
多分いないと思うんですよね。
なので裾野を広げる意味では、ノートとかで書いて、
タグとかからで繋がって、
稀に見てくれる人がいてっていう可能性はあるので、
裾野を広げるために自社のウェブサイト以外にも載せるっていうのはいいんじゃないかなと思います。
そうですね、タダでさえリーチするところが少ないと思いますし、
さっきの話じゃないですけれども、
増えた減ったとかっていうところしか見てない人は月次レポートを見ることも、
もちろんこういうアクティブファンドの場合、
流石に投資されている方の多数の方であってほしいとは願うんですけれども、
その月次レポート、毎月毎月、僕みたいに必死で見るような人ばかりではないと思うんですけれども、
ご来年になる人は多いと思うんですけれども、
とはいえ何かの機会に目に触れるとかっていうことを期待するんだったら、
違うところに場所を作るっていうのもありなのかなというふうに思ったりしますね。
そうですね。
で、月次レポートをこういくとですね、
1ページ目の後半は設定された2014年の12月からですね、
現在に至る値動きが上に下にというのがグラフで載っています。
ここらへんというのはほとんどどこのファンドも同じようなことを発信しているかなと思います。
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2ページ目に入りますと、産別の構成という、
いわゆるポートフォリオ、どんな投資をしているかというようなことを説明しています。
上の段は株式の比率がどれぐらいであるとかですね、
中ほどには投資先の会社がどういう市場、
このファンドの場合日本の会社に投資するファンドなので、
当初のプライム市場なのかスタンダード市場なのかグロス市場なのか、
市場でそれぞれどういうふうな割合になっているのかと。
右端に業種別の構成というのがあってですね、
このファンドの今の投資先を業種別でウェイトを見てみたらこんなふうになっています。
というようなことが書かれています。
ここらへんって吉田さん、こういうのをご覧になって、
何かこの辺って気になるなとかって思ったりするようなことってあります?
あんまり興味ないかなというのが正直なところですね。
武器なんかはですね、結構その業種別の構成とかを見ててですね、
あともう一つはこのスナップショット、
これ7月末時点のものを出しているんですけれども、
これが例えば3ヶ月前とか半年前、1年前、3年前とかって比べてみて、
どれくらい変わっているのかなとかっていうようなことがあると、
結構割にそこの入れ替えって少ないのねとかって思ったりするようなこともあるんですけど、
これ一つ捉えると、なかなか昔のやつを漁らないとですね、
わからないのかなと思うんですけれども、一方で、
例えばこのファンドの場合参考資数をトピックスにしてますけれども、
トピックスの上位の業種と比べてどうなのかというのを見ると、
多分だいぶ違うと思うんですよね。
トピックスだったら今、電気機器は一番上なのか、ちょっとあんまりパッと思えてないんですけど、
ただ、ガラス土石製品がこんな上に来るってことは多分ないと思うんですよね。
あとその他製品もこんな上に来ないと思うんですよね、おそらくなんですけれども。
だからそこら辺の違いで、どれくらい特徴あるポートフォリオにしているのかというのが、
わかるんじゃないかなと思ってます。
この2ページ目の後半部分には、組入れ上位5名柄ということで、
普通のファンドだと10社ぐらいとか、多いところはもうちょっと載せているところもあるんですけど、
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そのすぐ下の表に書いてあるように、このファンドの場合、名柄素数が14名柄ということですね。
14社のうち5社なんで、これで3分の1以上、
どういうところに投資してますというか、具体的な会社が書いてありますんで、
このもんなのかなと思うんですけれども、ここら辺もやっぱり過去どうだったのかっていうのを並べてみると、
都会一回入れ替わり立ち替わり変えてるのか、変えてないのかみたいなことがですね、
見て取れるんじゃないかなというふうに思ってます。
ここ空白があるので、14名柄全部載せられるじゃんっていうのはちょっとつかみたいですけど。
まあそうですね、確かに全部の会社を載せているファンドなんかもありますし、
空白のところ載せたっていいんじゃないのっていうのはおっしゃる通りかなと思います。
そのとき、例えば、ただ、このファンドの場合ここに書いてある会社ってほとんどがですね、
いわゆる中小型の会社が多くてですね、やっぱりその、なんていうんですかね、
ここが投資してるとかっていうような、このファンドがどうも投資してるらしいとかっていうようなことが、
投資アイデアを探している個人投資家の人に真似されちゃうとか、そういうようなことでですね、
影響があったりするっていうようなことを、気にされている向きはあるんじゃないかなと思います。
その辺ってどう思われてます?
それは気にしすぎじゃないかなって。
なんか14個全部見たいなって思ったのは、だいぶ前になんか帝国繊維とやり取りしていて、
その後どうなったのかな、今持っているのかなって。
そうですよね。
そうなんですよね。
これがね、例えばその業種別のところで繊維製品とかって、帝国繊維の業種がどんと上にあったりすると、
まだ持っているのかなとかって思ったりもするんですけど、
確かに過去、このファンドが関わりがあった会社が今も保有しているのかどうかっていうのが気になるところかと思いますね。
ちょっと進みまして、3ページ目に行くとですね、株式市場の状況ということで、
こちらでトピックスがいくら上昇になりましたとかっていうようなことでですね、
株式市場全体のお話を説明されていて、その次にファンドの運用状況ということを報告されていますと。
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パフォーマンスに寄与した企業は丸和商営などでしたと。
それぞれの会社について株価が上がった理由はこうだろうというようなことを推測というか、
こういうことで株価が上がったんだろうとかっていうようなことを説明されています。
ただ以前にファンドマネージャーの方に直接この種のお話を聞いた時に、
どうして株価が上がったのかよくわからないというようなこともあって、
こういうの書くの困るんだっていうことをおっしゃっていたのがあって、
株価だけはなかなか、行積のところは当然数字が出てくるからわかるんだけれども、
株価がどこにいたなんてわからないよねみたいなことを言われていましたね。
その通りですよね。後付解釈にしかならないんで。
その次にマイナスに影響した会社で、フード&ライフカンパニーズ、森永製菓という会社を開いていました。
フード&ライフカンパニーズはこのスシローの件で、
最近いろいろネガティブな事実というかそういうようなのが報道されていたので、
これは差もありなんという話で、一応事細かに説明されていて、
これで落ちたんだろうなぁとは思います。
ただ、それに対してこのファンドとしては、
説明を求めるレターを社長さんにお送りしました。
今後は対応によって都市判断を慎重に見極める方針ですというようなことが書いてあって、
売るんじゃなくて対話するんだというような、
どういうことを取ったのかということを報告されているというのはいいことなんだろうなぁと思っています。
さっきの話なんですけれども、
森永製菓は特に会社からのニュースはありませんでしたが、
前月に株価が大きく上昇した反動で下落しているものと思われますということで、
よくわからないということをはっきり書かれています。
最後、すごくシンプルに書かれているんですけれども、
当月の投資活動として全売却及び新規投資はありませんでしたというようなことを書かれていまして、
これすごくシンプルなんですけれども、
こちらのファンドの6月の同じ投資行動に関してですけれども、
6月に関しては当月の投資行動として、
真北全国保証を全売却し、四海療養機器メーカーの中西を新たに組み入れましたというふうな報告をされています。
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結構ですね、具体的にこの会社に投資しましたというふうなことを書いている当選会社って、
少数派かなというふうに感じています。
例えばですね、某大手の非常に日本で一番大きい、
運用山中で言ったら、預かり山中で言ったら一番大きいところのアルファンドなんかのレポートなんか見ると、
主な売買では輸送用機器株を買い付けし、半導体製造装置株を売却しました。
また電子部品株の入れ替えも行いましたみたいなのが書いてあってですね、
何のことやらわからないというようなことになっていますね。
ここら辺は改善の余地はあると思うんですよね。
その比較からいくと、このスパークスさんの対応の力というのは、
非常に具体的な報告をされているんじゃないかなと思うんですけれども、
この辺はどうですかと吉田さんがお聞きしたら、その通りとしか答えられないようなことだと思うんです。
そうですね。なんかそんな業種名だけ言われても、つまらなくて読む気がしなくなっちゃいますよね。
そうですよね。会社によってはですね、もうちょっとその業種名の横にもう少し枕言葉をつけてですね、
何々をやっている精密機器株とかって書いていて、探せっていうヒントを色々与えてくれるようなレポートもあるんですけれども、
とはいえちょっとねっていうのはありますね。
だから、あとは、やっぱり買いましたとかって、新たに買いましたって言うんだったんですけど、
例えばさっきの話なんですけど、全ての投資先が開示されていればそれでもいいのかもしれないんですけど、
開示されていないときに買いましたって言われても、例えば上位のところに入っていなかったら、
要は量を増やしたのか、本当に新しく買ったのかがわからないとか、売りましたっていうのも量を減らしたのか、
全部売っちゃったのかがわからないとかっていうのはすごくその、何て言うんですかね、
わかりにくいし、逆に言うとそこにこそ、お金預けてるっていうところがあると思うんで、
それはぜひとも改善してもらいたいなというのは粘り強く訴えていきたいなと思ってます。
そうですね、それがないと、自分で企業を選ぶ方がいいじゃんみたいな話になっちゃうんで。
そうですよね、だからその辺が改善というか、ちゃんとやるべきことなんじゃないかなというふうには思ってます。
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この後が実は今回取り上げた理由なんですけれども、株主総会について詳しく説明されてます。
さっき吉田さんが帝国戦意のお話をされてたと思うんですけれども、
このファンド数年前に帝国戦意に株主提案を突きつけて、結局それは通ることはなかったんですけれども、
その時もこのレポートで何回かその経緯とか、いろいろ説明されてた時期があったと思うんですが、
じゃあ株主総会に出てどうだったのかという話は実はなかったように記憶してるんですよね。
出席できていたのかなとかっていうようなことは当時から疑問に思ってたんですけれども、
それは正すというか明らかにする機会がなかったんですけれども、
今回このレポートでですね、投信会社の皆さんが株主総会に出席されているかできるのかというようなことに関して、
今の現状と実際にどういうふうなことがこの6月の株主総会シーズンに起きていたのかというか、
どういう行動をされたのかというのが報告されています。
そこら辺をですね、このレポートで説明されているんですけれども、
一番驚いたのはですね、
要は投信会社の皆さんというのが実質的な株主だということではあるんですけれども、
会社法的には株主総会に出席して自決権を行使できるのは、
名義株主であり、名義株主ということは結局実際に株権を預かっている新宅銀行ということになるんだと思うんですけれども、
そこが行使できるってことで法律上はなっていてですね、
その辺について様々な解釈があり、法的には明確にされていませんというようなことを述べられているんですけれども、
吉田さんご存知でした?
いや、これ知らなかったですね。
そのことについてこのテーマは長年にわたり議論されてきましたが、
未だ明確な決着を見ないままの状況ですというふうになっていて、
24:00
長年にわたって議論されていたことも僕は知らなかった。
ちょっと驚いたなというようなことでですね、
ここらでちょっとブレイクを入れたいと思うんですけれども、
後半ですね、続いての回でですね、ここら辺についてお話をしていきたいと思います。
吉田さんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
24:28

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